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第9章 ロンドンの闇…、

第111話 この男は煙につき。

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私はザギトワが開発して聖職者を吸い込むバキュームカーの機会を見て唖然とした。
その聖職者を吸い込むバキュームカーによりザギトワの強さを改めて感じる要因になったからだ。
そして、その聖職者を取り込む掃除機のおかげで奴を1人討伐する事に成功したのは明らかで私はザギトワと実力の違いを改めて感じる状態になった。

それから聖職者を吸い込んだ機械によって彼らは見事に倒した私は、ある事に気がかりだった。
それは彼女が何故、聖職者を吸い込むバキュームカーを用意しできる時間がどこにあるのか非常にわからなかったからだ。
だから私は彼女に事情を聴こうと思った。

「ところでザギトワ。あんたはこのバキュームは何で聖職者を吸収して何か大きな効果をだせるのか聞きたい。」

「ソルカ。えぇ質問やな。悪魔崇拝している聖職者を吸い込ませることで洗脳を封じ、圧殺させる機械を開発しているのだ。」

「そうか。それでこの掃除機は普通の人は吸い込む危険性があるのか。」

ザギトワのバキュームカーは凄く画期的で大きな機械を吸い込ませる機械を開発したのが良いが私は何か疑問を抱いていた。
それは、私は普通の人間をこの掃除機によって吸い込まれる様子を見てぞっとし、もし一般人にもこれが普及したとすれば非常に恐怖を感じた傾向があった。
それ故に、これの機械で聖職者討伐は本当に大丈夫なのかと疑念を抱いた。

「大丈夫や。この掃除機は悪魔崇拝している人間以外は吸い込まん様にしとるから安心せいな。そしてこの掃除機は元居た世界でなく、第三地獄世界に連行させる掃除機で悪魔崇拝しとる人間が吸われて地獄に飲み込まれ第三地獄世界へ誘うんねん。」

「成程。この向こうの世界に誘う可能性がある人間はこの掃除機に誘う事はつまり、悪魔崇拝している人間だけが吸い込まれる機械だとすれば何で吸収できるのだ。」

「そうやな。黒い邪気をこの掃除機が感知して吸い込むか否かを感じ取るのだ。とりわけ、白い聖職者は簡単に吸い込めるように細工しとるで。」

「成程。それを聞いて私は安心した。それで、悪魔崇拝している人間だけを吸い込むなら非常に私は助かったよ。」

「そうやで。そして、この掃除機は悪魔崇拝してとる人間を吸い込むからこれでも欠点は大きいで。」

「成程。その欠点とは何だ。」

「それは悪魔崇拝しているエリザベス女王を吸い込む危険性もあるんや。つまり、悪魔崇拝しているのは例の聖職者だけでなく一部の支配者層を吸い込む掃除機やから非常に危険な代物でもあるで。」

「そうか。結構、面倒くさい掃除機なんだな。」

「そうやね。ソルカ。」

なる程。
悪魔崇拝している人なら何でも吸い込む状況が産まれるなら間違いなくエリザベス女王を吸い込ませる危険性がある事も多少なりともあると感じた。

私は凄く面白い話を聞いて、確かに考えさせられることが多いと感じた。
だが彼らが、吸い込むことができるのはまさに悪魔崇拝している人間だから、改心した人間でも吸い込ませる可能性があると感じる事も暫しあった。

「くそ~。私を煙だと知って良く吸い込んだな。」

「せやで。あんたは確か煙になってエリザベス女王を襲う習性があるから吸い込んだだけやからな。悪魔崇拝度も強いから吸い込ませるには非常に有益やからやっただけや。」

「何だと~。私をそういう扱いして追い込ますとどんな外道な人間なんだ。」

「あんたが外道って笑える~。」

私はザギトワの話を聞いて凄く問題があると思いながらも、彼女の強かさとつよさを感じる要因になった。
けど、これでこそ彼女の強さかもしれない。

「これでは私は本当に煙になってあんたら殺される可能性があるのか。」

「せやで。あんたはとりわけ煙になれる能力があるから吸込みしやすいねん。やから、この掃除機は悪魔崇拝しとる人間をプレーリードッグ吸い込むみたいな状態に使えるんや。だからあんたはこれで吸い込んどったからもう終わりやで。」

「ちっ。私の正体を知って降雨いう事に追い込ませるとはさすがは最悪だな。こんなことをしたらあんたの体の中に入って掃除して腸を大事にするから、公開しろよ。」

私はザギトワの体内を掃除する事を忠告した聖職者のはなしを聞いて本気でやりそうな状況だったので、これだけは絶対に阻止しなければならないと感じた。
ザギトワの体内を掃除して彼女の第二の脳みそである小腸を乗っ取る気満々だから…。

だから私はこの中にいる煙になった聖職者をどうやって掃除するか非常に考えこんだ。
どうすれば連中を吸い取れるのか非常に考え深い状態に私は凄く悩んだからだ。
だから連中をこれから上手く討伐して連中をどう殺すか考える以外になかった。

しかし、プレーリードックを吸い込む能力を応用すれば人間も吸い込めるのは何とも不思議な機械なんだな。
でも、そう思うと悪をさばくにはこういう掃除機でさばいた方が最高の価値観になるのは何となくわかった。

「で、ザギトワ。お前の腹の中をお墓にしてやるからな。」

「うるさいな。私の腸内は既にお墓になっているからやっても平気やねん。」

「くっそ~。」

私は彼女のようすを聞くと確かにこれなら聖職者と戦えて非常に嬉しいと思った。
故に私は彼女の顔を見てこれから私がやれる事をやろうとした。
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