モィ バリーブィ~サイリスタ帝国に抗う者たち~

ЕСБの革命

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第9章 ロンドンの闇…、

第114話 聖職者が変身していた物。

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俺はオリバーの事務所にどうやって連中が変装して侵入したのか非常に気になっていた。
幾ら奴らが変装してもその為に細胞変化を起こさねばならないからだ。
故に変装する時に隙は出るし体力だって相当必要としている状況には変わりない。
故に、そういった隙を防ぐにはある程度の法則が必要なのは俺でもわかる。
変装以前に能力を発動する時は必ず、体力と精神力を使って防御力をあげるからだ。

それ故に俺はこの変装をどうやって行い、ばれない様に潜伏したのか非常に気がかりだった。
そして現在、どうやって何に変身して潜伏したのか非常に考えている最中だった。
こんなに資料が多く、食べ物だったら体内にしまわれる恐れがあるのでそんなリスクのある変装は絶対にしない。
加えて用紙も十分にあり得ない。
なぜなら、用紙だったらシュレッダーをかけて裁断されたらそれこそ奴らは死んでしまう事がはっきりとわかる為、リスクがあるからだ。
故に俺は聖職者がどうやって侵入したかを考えた。

最も、聖職者には悪魔崇拝している上、人間離れした能力を持っている輩が非常に多い。
例えば、体を鋼鉄にするメンタリティアンは鋼鉄を利用して物理的な攻撃と防御を誇る。
透明化するインビシリアンは姿を消して相手を襲撃する能力を持つ。
となると変身する能力を利用すればどうやって隠す事が出来るのか非常に謎だった。

そして聖職者は背が高い。
故に変装したものには何か高性能か大きいものに変身している可能性が高い。
しかし、侵入するまでは猫や犬などの小動物に変装している可能性も十分にある。
だから、オズにその事情を離した。

「なぁ、オズ。この事務所には犬や猫などの小動物はいなかったか。」

「いいや。この部屋にいると資料が糞尿で荒らされる恐れがあるから犬猫は買っていない。オリバーの実家なら飼っていたけど。」

「そうか。なら、わかった。」

そうだよな。
オリバーがこの事務所にわざわざ、犬猫を持ち出す理由があり得ないよな。
そんなことして糞尿で資料を汚されたらそれどころじゃないと俺だってわかる。
だから俺は他の返送方法をしていないか考えさせた。

「それで、オズワルド。他に連中は何に変装できると思っているんだ。」

「さぁ、僕にもわからない。けど、何か別の資料に紛れこんで変身していた可能性は十分にあるな。」

「つまり、冊子に化けて変身していた可能性は大いにありそうだ。」

冊子なら、本を開く状態を拒めばシュレッダーをかけられる心配がないし、お化け的な行動があれば動くこともできるからな。
つまり、そうやって侵入した可能性も大いにあるだろう。

「成程。確かに資料に紛れ込んでしまえば情報を奪う事は十分に可能だからな。ましては本なら空で動かせば簡単に逃げられる。」

「そういう事か。しかし、資料に紛れ込んでいたとは非常に嫌らしい連中だな。」

「確かに、連中は非常に嫌らしい奴らだと俺は思うよ。」

オズワルドの言う通り、もし冊子に変身していたらどういう状況に入ったのか非常にわかりやすい状況だと思った。
ましてや魔法書ならすぐに化けても逃げる手段を持ち込ませることが容易にだ。
だとすれば、聖職者はどの資料に変身していたのか俺は慎重に探る必要があった。

同時にオズワルドの目を隠して資料に潜んでいたとしたらばれない様に隠れていたと俺は思うと非常に要注意だなと感じた。

するとマリナが何かに気づいて俺達にそれを差し出した。

「ねぇ、オズ。信雄。こんな資料はこの事務所にあったかい?」

「さぁ、この資料は良くわからないな。でも、この資料を見ると何か怪しい内容で開けたくない状況が生まれるな。」

「そうか。この事務所にこんな資料があるのは怪しいからね。」

どうやら、マリナが何やら変な本を見つけたらしくこの資料に何か大きな謎が潜んでいる状況が生まれるとしたら何か隠していると俺は思った。
それ故はこの資料をどうやって開けるのか考えていた。

「さぁ、聖職者共。開けようではないか。」

「ひっ、ひぇ~。やめて。」

「あっ。今は喋ったよね。」

「気のせいじゃない。」

「そうだね。」

「でも気のせいじゃないと俺は思うぞ。」

俺はこの本を開けてどんな内容が書かれているのか非常に気になったので調べながら調査した。
すると、その本は恐怖のあまり、急に動き始め、本を開いて、俺にめがけて攻撃した。

「痛っ!!おい、お前は本を模した魔物なのか?」

いきなり俺の手をかみついた魔法書は突如、動き始めて急に変装を解いた。

「ほう。私の正体を見切ったとは驚きだった。しかし、どうやってこの書物に化けて私はあんた達から情報を奪ったかわかるか?」

「解らんな。でも、そうやって変装しながら化けると非常に怪しさが蔓延して誰でも疑う状況が生まれるんですけどね。」

「ほう。私を馬鹿にするとはどんな外道な輩なんだ。私を馬鹿にした罪でこれから君たちはここで死んでもらうよ。」

「なら、かかって来いよ。聖職者共が。」

成程、連中は魔法書に化けて動いていたとは驚きだ。
でも、これで連中の正体ははっきりとした。
だから、俺は資料を奪おうとして聖職者の正体をばらしてここから戦闘態勢を整えた。

こんな連中に絶対に勝たないといけないと。
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