モィ バリーブィ~サイリスタ帝国に抗う者たち~

ЕСБの革命

文字の大きさ
127 / 252
第9章 ロンドンの闇…、

第125話 惑星の創成法。

しおりを挟む
俺はオズから話を聞いて彼らが地球侵略する事が目的だとシダにわかって来た。
それ故に彼らの惑星創成などの行動を知ると俺はもの凄く恐怖を抱き、彼らの行動に非常に危険性が帯びている状況にぞっとした。
そして、その惑星の創成法を知るとその地球とその世界の転移技術を利用して世界征服しようとしている点に俺は鳥肌がたった。
だからこそ、俺はオズに詳しい話を聞いてみることにした。

「なぁ、オズ。」

「信雄殿。惑星の創成法について他に知りたい事あるか。」

「あぁ、他にも知りたい事がある。例えば、奴らが地球侵略を正当化する為に、向こうの世界でそういった技術の開発や悪魔崇拝を強化させ、こちらの世界でそれを本格的な侵略をやろうとする姿勢はあるか?」

「あぁ、その通りだ。信雄殿。彼らは既にこの世界を侵略する為に惑星の創成法を構想させ、その技術で向こうの世界を作り上げた。そして、彼らはオカマルクを大統領にして、僕たちを向こうの世界に転移させてきた。」

「つまり、連中はあらかじめ俺達を誘う行動に移したと…。」

オズの言う通り、彼らの転移魔法は非常に危険な魔法な上に、意図的に俺達を集めている様に思った。
なぜなら、その惑星転移魔法を悪用すれば彼らによって住む場所も決められて、自分達の都合の悪い奴を排除する事が大いに可能な凶悪犯罪そのものだと思うとぞっとするからだ。
故に、連中の危険性はそこにあるものだと俺は感じた。

だから俺はこの転移魔法や技術を知らない人は一瞬すると転生に思わせる錯覚を作らせることが可能なのでこちらの世界に戻るのは諦める事を選ぶのは戻る手段が存在しないためだと感じた。
そうすれば、連中の思惑通り大部分は彼らの世界で安住して過ごすからだろう。
だから、奴らは俺達を向こうの世界に連行させ、特別な世界を作り出した。
しかし、俺とオズだけはそれに違和感を持ち、この世界に戻る方法を考えたのは当然だった。
俺とオズはこの世界に戻って連中の世界征服を阻止しないと非常に危ないとつくづく感じたから尚更、そうだった。

「つまり、彼らは俺達を転生に思わせて実は転移を利用したと思わせるのはまさに思いつきで行動しているとは到底思えない。何かあるな。」

「その通りだ。信雄殿。彼らは思いつきで行動しているにしては非常に不自然すぎる。だから、本当に危険な悪魔崇拝故に長期のビジョンを用いて侵略させる方法を進めていた。」

「つまり、連中はこの方法を利用する事で侵略方法を熟議していた事になるんだな。」

「その通りだ。第一、惑星の創成を考えている時点で、思いつきで行動する事はあり得ない。だから長期のビジョンでこういう構想を練っていたのは当然だと僕は思うよ。」

つまり、連中は思いつきで行動するのでなく、予め行動する事で長期の計画を練っていたことが明らかになる。
要するに一気にではなく、じわじわと追い込ませて侵略する事が彼らの世界征服の目的とも呼んでくるでしょう。
だから俺は連中の行動は比較的、長期によって行われたものだと感じる。
それに惑星の創成は予め長期のビジョンを作らないと惑星が崩壊するからそういう構想を持っているのは間違いないと俺は感じた。

「成程。確かにその通りかもしれないな。彼らは思いつきで行動していたこんな侵略方法を考える訳などあるまい。それに思いつきだったら、俺達を意図的にパリに誘発する事などしないから尚更だ。」

「おぉ、さすが信雄。僕もそう思っている。つまり、オカマルクは彼らの傀儡且つ代理人だからそういう行動に移すのは至極当然といえよう。」

オカマルクは奴らの代理人で傀儡のトップだ。
つまり、それの代理人を利用して俺達をパリに誘った状況が生まれたのは事前にあり得ると俺は感じていた。
だから、奴らの代理人が事前に俺達を招待させてあの銃撃事件を起こし、俺達を向こうの世界に連行して、俺達をあたかも転生している様に見せかけた事は非常に巧妙だと感じた。
つまり、これらの錯覚を多用して、連中は見事な侵略計画をやっていたと俺は感じた。

けど、それは崩れた。
だから、俺はオズに素直に語った。

「あぁ、そうだな。だから俺達は奴らに嵌められて向こうの世界に連行されたんか。」

「その通りだ。しかもパリ銃に事件はオカマルクが仕掛けた自作自演テロでフランスに戒厳令を仕掛ける口実ができたから尚更たちが悪い。」

「あぁ、連中の行動自体が犯罪者だからな。」

俺は彼らが思いつきで行動する事自体があり得ないとしながら、意図的に俺やオズなど反国際権力的な人間を何人かパリに集めて意図的に自作自演テロをおこなったと…。
当然、パリ都心部にいる人間はほぼ全員があの世界に移行されるか死亡し、俺やオズは例外としても多くの反国際権力な人間はオリバーみたいに彼らに洗脳されてあぁいう行動に出ていると感じた。

そして、俺と共に行動していたサーシャは果たしてどこにいるのだろうか。
彼らに洗脳されているか、彼らに脳に爆薬を仕掛けられて自由を奪われる行動をされているかのどちらかしかないのが明白だった。
だから俺は連中が非人道で危険な行動をしている事を考えると決して油断してはならないと思った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

白き魔女と黄金の林檎

みみぞう
ファンタジー
【カクヨム・エブリスタで特集していただきました。カクヨムで先行完結】 https://kakuyomu.jp/works/16816927860645480806 「”火の魔女”を一週間以内に駆逐せよ」 それが審問官見習いアルヴィンに下された、最初の使命だった。 人の世に災いをもたらす魔女と、駆逐する使命を帯びた審問官。 連続殺焼事件を解決できなきれば、破門である。 先輩審問官達が、半年かかって解決できなかった事件を、果たして駆け出しの彼が解決できるのか―― 悪しき魔女との戦いの中で、彼はやがて教会に蠢く闇と対峙する……! 不死をめぐる、ダークファンタジー! ※カクヨム・エブリスタ・なろうにも投稿しております。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

処理中です...