モィ バリーブィ～サイリスタ帝国に抗う者たち～

第10章 惑星創成法の謎。

第132話 ソルカの帰還。

俺とクリアーナ、オズの3人は聖職者や惑星創成法などについて議論し合っていた。
オズと2人だけではさすがに詰まらなかったが、クリアーナがその話の議論に加わると非常に場の雰囲気が和やかになって、そして議論したい雰囲気が強く表れたのは当然だと感じた。
だから俺は、これから連中が何故、それに固執しているのか、気になったのでクリアーナ達にその話を参加しようと思った。

故に、彼らが何故、そういう技術に手を出すのか非常に疑問視しながら考える事にした。
すると、オズが俺に何か話しかけ…、

「そうだ、信雄殿。君に見せたい資料がある。ほれ。この資料はどうだ。」

「これは…、まさか…、惑星創成法についての内容何だろうな。」

「あぁ、そのまさかの惑星創成法についての記述だ。ひょっとしたら彼らが何故、この創成法に拘るのかわかる内容なら俺は非常に助かると思うが。」

「あぁ、そうだな。助かった。」

どうやらオズは俺に連中が惑星創成法について拘る理由について惑星創成の資料が沢山あったのでそれを読んでおくと良いと感じたようだ。
なら、俺はそれに甘んじて読んでみることにしよう。

俺はオズから渡された惑星創成法について調べ上げると非常にわかりやすい情報が沢山表れてそれらを1つずつ読み上げると確かにこの方法なら惑星創成法が容易に開発できるなと感じた。
だから、彼らはこの技術を手を出したのだと思う。

つまり隕石と惑星を磁力でまとめ、それから隕石をぶつかり合いしながら、1つの星に纏ませ、結合が完成したら磁力を失わせ、人口惑星を開発する事が出来ると感じた。
勿論、それを開発するには莫大や資金が必要だ。
しかし、連中はそれだけの資金がある事は明白だから俺は特に驚く必要がなかった。
寧ろ、それだけの資金があったからこそ、惑星創成なんかに手を出した位だと俺は思う。
そう、宇宙人と対抗するために、そういう技術を開発したと…、

それ故に彼らがこの惑星創成法が手を出す理由。
そして、どれだけ危険な代物で非常に危ないものなのか考えさせられ始める内容でこの資料を改めて読んでおく必要があった。

「で、オズ。これがもし事実なら彼らは既に新しい惑星創成を行っているようだな。」

「勿論だ。彼らは次の惑星を創成して次の逃げ場を確保しようとしているから余計にだ。」

「そういう事か。で、奴らは宇宙人と対話できるかいな?」

「さぁ、そこまでは解らない。けど、惑星創成法がここまで進んでいるなら彼らは逃げる方法を既に確立しているのは間違いないな。」

つまり、連中はそれだけの財産と技術を持っているから宇宙人と対話する技術や翻訳機まである事は間違いなく連中がそれを利用して発展させていると俺は感じた。
そして、彼らは自らの安全のためにも別の惑星を用意していると俺は少し感じた。
そして俺は…、

「その通りかもしれない。だから連中はいつでも逃げられるようにするためにそういう惑星創成して新しい星に逃げて自分たちの理想の社会を掲げようとしているかもしれないんだな。」

「その通りだ。連中が逃げられる別の惑星を開発して新たな惑星を創成したのは確かだと僕は思う。」

「そうか。それがわかれば話が早いな。」

これで謎がわかったが、少し怖くなった。
俺は少し彼らの行動に不気味さを感じたのはなぜ、連中がそこまで惑星創成に金をかけたがるのか非常に謎が多かったからだ。

恐らく、彼らの技術なら地球侵略はとっくにできておかしくないのになぜか、できなかった。
それは当時の人類の知能が高かったから非常に有効な状態で過ごせたのだと思っているのではないか。
俺はそう思いながら連中がどうしてそこまで地球侵略にこだわるのかさえ、わからないままで悩んでいた。
すると、オズが誰か来ていると感じ始めたせいか…。

「悪い。クリアーナ。どうやらソルカが帰ってきているようだ。だから、君が言ってくれ。」

「うん。オズさん。ありがとう。」

クリアーナはソルカを向かいに行かせてこれから俺とオズは重要な資料の読み合いを始める事にした。

「惑星を創成する事で新しい惑星を既存の惑星として隕石を下ろすのは大いにあり得るだろうな。」

「あぁ、その通りだ。なぜなら、彼らはそうする事で世界侵略を続けていたから余計にな。」

「解る。でも彼らが何故、そこまで地球侵略に拘るのか俺にはわからない。」

「それは俺にも分からないな。」

俺は凄く悩みながらも彼らが何故、そういう事を進めようとしているのか非常に疑問だらけだった。
しかし、彼らの闇が明らかになった以上、その闇を追い払うのが俺の役目なら間違いなく俺が彼らをこの世界から消し去る事が非常に大事だと感じた。

それから連中はどうしてそこまでこの地球の侵略に拘るのか、わからなかった。
すると、クリアーナとソルカが戻ってきて…。

「ソルカ。無事に戻れたな。」

「あぁ、私は無事に聖職者を倒す事が出来て非常に嬉しかった。だから感謝したいな。」

ソルカが無事で何よりだ。
だから俺は彼女に敬意をもって感謝した。