モィバリーブィ～サイリスタ帝国に抗う者たち～

ЕСБの革命

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第13章イタリア5つ星戦線。

第157話聖職者の手駒の警備員。

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俺はようやくローマ市国に突入する為、これからグラッテさんと共に警備国境を通過しようとしていた。
だが、俺やザギトワの名前を知ると奴らは途端に暴れ始めた。
何で奴らがこんなに危険な遊び方をするのか俺は非常に不可解だった。

だが、俺はあの警備員には生気を感じなかった。
俺はそれを読んで連中がこういう手駒を用いて俺達を攻撃する行動を知り、奴らはこれから攻撃してくると予測していた。
警備員さえも洗脳して俺達を攻撃する習性を持っているとはさすがは最強の外道野郎だ。
だから俺は連中がどれだけ酷い行為を行って相手を駒として扱う事は既に予測済みだった。
故に、奴らがこういう行為をしているからこそ倒さねばならない使命が俺の体にあふれていると少しずつ感じてきた。
だから俺はグラッテさんにある事を聞こうとした。

「なぁ、グラッテさん。」

「どうしたんだ?信雄殿。」

「連中は警備員を洗脳させて俺達を攻撃している可能性が有り得る。だが、まさかローマ市国の奴らの中にもサイリスタ帝国聖職者と裏で繋がっている可能性があるか?」

俺はグラッテさんに聖職者との繋がりについて質問した。
もし、繋がっているなら、ここに要る警備員が俺達を攻撃する理由は当然ながら連中が洗脳か金などで雇って攻撃している可能性があると感じた俺はその2つの内のどちらかに関係あると感じた。
そう考えれば奴らが何故、俺達を攻撃するのか非常にわかりやすく見える。

故に俺はグラッテさんに奴らが警備員に何かしているか聞こうとした。
彼ならイタリアやローマ市国の裏事情を知っているから尚更だ。

「あぁ、間違いなく奴らは私達を攻撃している。つまり連中が金で雇った可能性は大いにあり得るな。」

「そうだな。金で雇って偽の警備員を利用しているなら、間違いなく奴らは偽造パスポートすらも簡単に作れるだろう。」

「その通りだ。奴らは悪魔崇拝のあまり人間としての箍が外れた状況になっている奴らが非常に多い。そして女人禁制の風土も相まって酷い行為が非常に目立つからな。」

俺は金で人殺しする人はどんなに本当に良い人でも悪事をしている以上、殺して救わねばならないと理解している。
だから俺は敵だったらどんな人間でも容赦しない方向に示さねばならないと俺は感じた。

「だからグラッテさん。」

「どうした?信雄殿。」

「俺に良い方策があるけど、話して良いか。」

「あるって、どういう方策か知りたいな。」

「勿論だ。連中は金で俺達を殺そうとしている。」

「つまり、金で転ぶ奴らは悪という認識で戦えばよいな。」

「その通り。彼らも元は良い人でも金で転んで悪事を働いている。それは殺して救う事が最良の手段だと思わないか。」

殺して救うのは悪に染まった人を救済する最終手段だ。
つまり、悪に染まっているあまり、死なせるしか救済する手段がない人を表す。

「そうだな。だから、信雄殿。君とザギトワ君に笑いを取らせれば間違いなく俺が連中を倒す方法を出すから大丈夫だ。」

「あぁ、その気で言ってもらいたいな。」

「勿論だ。」

「せやな。私もその笑いで何とかなると思うねん。やからそういう笑いで強くなっていれば非常に強い活力が与えられるねん。ほな、信っち。私も協力するで。」

ザギトワ。
お前の強さを俺は感じた。
だから俺はお前に感謝したい。

「あぁ、ザギトワは非常に強くて頼れる奴だ。だから俺はあんたがいたからこうして強くなれると俺は感じるんだ。」

「せやで。やからグラッテさん。私にも良い笑いを提供させてくれへんかい。」

「勿論だ。俺はその為にザギトワも笑えるネタをいくつか用意した。だから俺のネタで笑えたら俺は嬉しいな。」

「毎度。おおきに。」

俺達奴らに対して非常に強くいられる状況を確立させ、彼が笑いを取らせる事位、能力発動の為だと感じている。
故に、その方法を用いて相手を追い込ませる手法を上手く利用すれば、連中がどれだけ悪魔に手を借りても俺達は倒せる方法がいくらでもあると感じていた。
だから私は皆がこうして嬉しくなれるなら、俺はグラッテさんの笑いに託そうと思った。

「では、私の笑いを取らせるから待ってくれよな。」

「おぉ。」

俺は連中がこんなに強くなれる様子を見て非常に楽しみになっていたネタがいくらでもあると感じた影響でこれからグラッテさんの笑いを試してみた。

「今夜がサイリスタ。本屋がサイリスタ。ローマがサ・イ・リ・ス・タ。」

「ぷぷっ。本当にこれは笑える。ローマがサ・イ・リ・ス・タはマジで笑いの神様として残せる状況が上手く形成されているからな。」

「ホンマや。私もその笑いが非常に強くなっとるから非常に嬉しいっちゅうねん。」

ザギトワ。お前もこの笑いが凄く面白いネタになっていると思いながらこのネタはある種のマニアックな笑いになると俺は感じた。
マニアックな笑いは裏ネタを知っている事でそれが非常に楽しめる状況が形成される他、この笑いで本当に強くなれる状況に俺は本当に楽しくなれると感じていた。

だから連中がこういう笑いで楽しめる状況なら間違いなく連中を倒せると思いながらこの笑いが本物に笑いである事は間違いないと実感した。
故にこのネタで笑ってくれるグラッテさんが能力を発揮する上、俺とザギトワが共に笑っていた傾向からか本当に笑いが強化されると感じた。

本当にグラッテさんは笑いが強くとれる事が非常に強くなれる要因だし、これが本当の笑いだと感じるなら敵だと認識した人間をどれだけ追い詰める笑いを強化するかで凄く発揮できると感じた。

「あぁ、これで君達は終わるから大丈夫だよ。」

グラッテさんが本当に能力を発動する事を解っている以上、俺は目を閉じた。
そしてグラッテさんが光の能力を発動してから警備員の姿は一瞬でいなくなった。

奴らは本当に消えたのだろうかと思い目を開いた。

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