クーヤちゃん ~Legend of Shota~ このかわいい召喚士は、地球からアイテムを召喚してしまったみたいです

ほむらさん

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第546話 クーヤちゃん薬局も完成!

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 ようやく『魔剣アルギオン』が完成し、レオナねえの鍛冶屋の助手生活が終わりました。

 でも続けてアイリスお姉ちゃんの黄金の槍を作り始めるみたいなので、最強武器を手に入れて気分の良いレオナねえと魔剣仲間が増えて気分が良いリズお姉ちゃんも空飛ぶ島について行きました。

 もちろん魔法使い達とレミお姉ちゃんは店の改築に出発し、それ以外のメンバーは街で買い物です。


「それにしても格好良い魔剣でしたね♪」
「真っ赤な剣を所持してる人なんて、ウチの三人しかいないんじゃない?」
「ラララ工房の魔高炉が無いと、ヒヒイロカネやオリハルコンやアダマンタイトを溶かすことが出来ないみたいだから、この大陸にはいないかもだね~」
「ベレッタお姉ちゃん達が住んでた東の大陸って、今どんな感じなのかしらね」
「知らないけど、千年経ってるしこっちと変わらないんじゃ?」

 魔高炉って千年前の技術だろうから、正直なんとも言えませんな。
 知りたければ実際に行ってみるしかないと思う。

「剣に付けた名前も格好良かったです!私も自分の剣に名前を付けたくなってきました!でも名付けのセンスが無いんですよね・・・」

 剣の名前か~。
 プリンお姉ちゃんの剣って真っ赤じゃないから、魔剣ではないですな。

「その白く輝く剣は、魔剣じゃなくて聖剣なのです!」
「せいけん?」
「神聖なる剣で『聖剣』です!」

「「カッコイイ!!」」

「ボクほどになるとクエクエ以外のゲームまで嗜んでたから、有名な聖剣をいくつか知ってるのですが、『レーヴァテイン』とかどうでしょう?」
「聖剣レーヴァテイン・・・。すごく格好良いです!それに決めました!」
「素晴らしい名前じゃない!」

 ワー パチパチパチパチパチ!

 というわけで、プリンお姉ちゃんの聖剣は『レーヴァテイン』と命名されました。

 もちろん『他の人達は?』ってなったけど、自分で考えてみるみたいです。
 伝説のメイスなんて一つも知らないから、名付けを頼まれなくてよかった~。


 クーヤちゃん薬局の完成まで時間に余裕があったので、家具屋さんだけじゃなく目についた店に突入しまくって、必要じゃない物まで色々買いました。

 大奥に帰って目薬を作りまくってる虚無お姉さんを応援し、頃合いをみて建築の様子を見に行き、とうとうその時がやって来ました。


「よし、クーヤちゃん薬局が完成したよ!」

「「キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」


 ワー パチパチパチパチパチパチパチパチ!

 少し前までは寂れた裏通りに相応しい古臭い建物でしたが、クーヤちゃんの抜群なセンスを忠実に再現した最強魔法使い達の力により、パステルカラーの可愛らしい建物に生まれ変わりました!

 店内もすごく良い感じで、建物の所有者であるふわっとお姉さんの目がキラキラ輝いてます。

 もう夕方になろうとしてるから今日はここまでにしますが、レミお姉ちゃん監修のトイレだけは完全に仕上がっており、早速みんなで使ってみました。

 店の隅っこにお客様用のトイレの個室が二つあって、薬局の奥の居住スペースにもトイレが一つあり、ふわっとお姉さんが感動しています。

 それだけトイレを作ったってことは、すなわちまたクーヤちゃんが散財したってことなんですけどね!

 便器屋さんの専務の店でもあるから特別価格ですが、色々お願いしてばかりのレミお姉ちゃんをタダでこき使う気なんか無いから、ちゃんと買いますとも。

 薬の値段を三つとも10000ピリンに設定してるから、これくらいの出費ならぶっちゃけ余裕で回収できるのです。

 ハイドリムドの王妃様のこともあるし、聖なる水の貴重さを考慮してこの値段にしたわけですが、ガチで効く薬なんだし高すぎるってことはないと思ってます。

 でもこの金額だと貧民街スラムの住人達には手が出ないのが問題で、そこは悪そうなお兄さんを上手く使って、安く売ってあげたいですね~。

 まあ何にしても、クーヤちゃん薬局の経営が上手くいってからの話です。

 悪そうなお兄さんにしても、すべてはハンバーガー屋さんの経営が上手くいってからなのだ。貧民街スラムの未来はあの店にかかってるのです!


「内装は明日やるのです!こっちはボク達に任せて、ふわっとお姉さんは居住スペースを優先していいですよ」
「そうね~、聞いたことない店じゃ口を出すことすら出来ないし」
「安心していい。店なら何件も仕上げたことある」
「お客さんが一人も来ない店だけどね♪」

「「あーっはっはっはっはっはっはっは!」」

「さてと、もうすぐ夕食の時間だし、そろそろ帰ろっか!」
「だね!」


 とりあえず今日はこれで十分ってことで、大奥に帰って女神の湯に入りに来たマダム達に自慢しました。

 虚無お姉さんがメチャメチャ頑張ってたから、目薬を渡すのは明日かな?

 クーヤちゃん薬局で売る薬を作り始めるのは、ボクの依頼品が完成してからになるから、オープンまでは何日か掛かると思います。

 薬だけじゃなく、お姉ちゃん達が売りたい物もいっぱい並べて完璧な状態でオープンしたいから、まあ焦らずゆっくりいきましょう!





 ************************************************************





 今日はクーヤちゃん薬局の内装をオシャレで可愛く仕上げるということで、みんなで朝から薬局にやって来ました。

 ベレッタお姉ちゃんとチャムねえにはクーラー作りをお願いしたから、鍛冶はお休みです。

 そういえば昨日、ニポポ家具店で商品棚が無いか聞いてみたのですが、なんと大量にありました!

 家具を買った倉庫じゃない倉庫に連れていかれて、『こんな倉庫もあったのか!』ってなったわけですが、そこにたくさん置かれてたのだ。

 やっぱあの揉み手店長、恐ろしいほどのやり手ですね!

 当たり障りのない感じで『店を始めるのですかな?』って聞かれたから、素直にクーヤちゃん薬局の場所を教えてあげました。

 オープンしたら店員達を引き連れてやって来ることでしょう!
 何だかんだでお世話になってるから、仲良くやっていきたいと思ってます。

 というわけでお姉ちゃん達と一緒に内装を仕上げていったのですが、木で作られた可愛い商品棚も欲しくなって、この前のハゲ山採掘ツアーで手に入れた大木で作ってもらうことになりました。


「あはははは!なんだかすごく可愛らしい内装ね!」
「あ、ふわっとお姉さんだ。居住スペースの方は終わったのですか?」
「とりあえずはね!ハムちゃんがいるから楽勝よ」
「虚無お姉さんは?」
「目薬作りというか、目薬を簡単に量産するための道具作りを頑張ってたわ」
「なるほど~。そっちの方が結果的に早く終わるかもですね」
「頼まれてた分だけじゃなく、これからずっと使うモノだから、むしろ道具作りの方が大事なのよ」

 そっか、クーヤちゃん薬局で薬を作り続けることになるわけだし、ちゃんと先を見据えて動くべきですよね~。

「そうだ!店の前に看板を立てなきゃなのです!」
「でもオープンはもう少し先でしょ?看板を立てちゃったら、通行人に色々聞かれまくると思うわよ?」
「あ、そっか!それはちょっと面倒臭いですね~」

 看板はオープンの目処が立ってからにしよう。

「でもオープンに向けて店の宣伝はしときたいんだよな~」
「お客さんが来なかったら寂しいってのはよく分かってるけど、この可愛らしい店なら大丈夫よ!」
「そうだ、アレを置けば目立つのです!」


 ふわっとお姉さんと一緒に店の外に出ると、店の外で商品棚を作ってたお姉ちゃん達がこっちを見た。

 もう大木を切った後でスペースが空いていたので、そこに光るカロリーゼロを呼び出した。


「「ぶはッ!!」」

「ミスリルカロリーゼロだ!」
「いやいやいやいや、なんでそいつを出した!?」
「クーヤちゃん薬局の宣伝みたいな?」
「それはそれで質問攻めされるわよ!」
「ボクは店の中に戻るから問題ありません!」

 そう言って、店の中に戻っていった。

「「アタシらが質問攻めされるじゃろがい!!」」


 光るカロリーゼロを置くことで、この辺一帯の話題となるのだ!
 きっと大通りを歩いてる通行人も見に来ますぞ~。
 
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