クーヤちゃん ~Legend of Shota~ このかわいい召喚士は、地球からアイテムを召喚してしまったみたいです

ほむらさん

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第79話 召喚獣が増えすぎたかもしれない

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 あれから1週間後。
 タマねえの休日に合わせて、もう一度ゴーレム集めの冒険に出かけた。

 そして、へとへとになりながら10体目のゴーレムを倒す頃には、メルドアの森から岩場周辺にいた魔物の大半が姿を消していた。

 そう広い範囲じゃないので一部の土地から魔物が消えただけに過ぎないんだけど、ショタが保持する召喚獣の数がとんでもないことに・・・。

 とりあえず、本来の名前が並んでると召喚する時に困るだけなので、似ている動物の名前にどんどん変えていった。


 ・レンクル (2)
 ・ゴリラ  (3)
 ・サソリ  (6)
 ・キツネ  (9)
 ・ハイエナ (11)
 ・黒豹   (5)
 ・蜘蛛   (12)
 ・狼    (15)
 ・パンダ  (3)
 ・ゴーレム (10)
 ・馬    (4)
 ・ライオン (2)
 ・トカゲ  (8)
 ・トレント (10)
 ・スズメ
 ・ゾウ   (2)
 ・ヘビ   (8)
 ・ゴブリン (18)
 ・オーク


 いや~、増えたねえ・・・。

 所々に動物以外が混ざってるけど、知ってる一番近いモノがそれだったので、そういう名前を付けた。

 森に魔物が増えないようにゴリラを放し飼いにしたってのに、ショタ自らメルドアの代わりに魔物を狩りまくるとか、なんか意味不明なことになってますね!


 強そうだなーって思ったのはライオンとゾウかな?
 なんせ2体ずつしかいない。

 でも、何となく飛んでいたのを撃ち落としてゲットしたスズメちゃんが一番有能そうな気がする!

 レンクルよりかなり小さいから、相手に気付かれないように尾行したりとか出来ると思うんだ。


 オークは1体しかいないけど、たまたま岩場に少なかっただけで、おそらくそんなに強くないと思う。

 人型だったから最初は太ったおっさんかと思ったけど、明らかに顔が人間じゃないし、魔物と一緒になって襲い掛かって来たので普通に撃退した。

 ただ此処は異世界だから俺の常識は通用しない。

 人以外の別種族という可能性もあったんだけど、ストック出来たら魔物だろうってことで『こんなおっさんイラネーー!』とか言いながらストックしたら、やっぱり魔物で召喚獣になってしまったって感じ。

 正直ほっとしたけど、生ゴミを拾ったような気分になった。
 大決戦の時までは謎空間に封印しとこう。


「どう?」


 タマねえの声で我に返った。


「ちょっと意識が飛んでた。100体以上同時に召喚するのは厳しいね。家に何個もアイテムを出しっ放しにしてるからな~」


 おそらくだけど、強い魔物を召喚すると消費魔力も大きくなる。

 メルドアには最初ごっそり魔力を喰われたけど、パンダちゃんなんかはメルドアと比べて消費魔力が小さいのですよ。感覚的なモノだから数字では説明出来ないけど。

 蜘蛛とかゴブリンなら200体以上出しても平気かもしれないけど、烏合の衆よりゴーレム10体の方が絶対強いだろうし、やっぱ精鋭を揃えるべきでしょうね。

 ・・・しかしあれだけアイテム召喚とストックを繰り返してきたのに、100体が限界とは情けない限りです。

 普通に考えたら100体は凄いのかもしれないけど、肝心な本体の出力が弱いせいで、フルパワーが出せないってのが情けなく感じるのですよ。

 とにかく『Xデースタンピード』までに、もっともっとアイテムストックで魔力を増やさなきゃだな~。


 ―――岩場に整列させていた召喚獣を解散する。


 その直後に、ふらついたショタをタマねえが抱きかかえてくれた。
 メルドアも心配そうに見つめている。

「1時間くらい寝てもいい?」
「寝るなら9時間寝てスッキリするべき」
「いや、それだと夕食までに間に合わないから!」

 岩の上でタマねえが膝枕してくれた。

「大体1時間くらいでお願い。家に帰ればいくらでも寝れるから、今は少し魔力を回復するだけでいいの」
「わかった。おやすみ」
「おやすみ~」



 ◇



 目が覚めた。

「ん-ーーーーーーーーーっ!」

 手を伸ばすとモフッとした。

「うにゃ?」
「あ、勝手に起きた」

 そういえばタマねえの膝枕で寝てたんだった。

 けどタマねえとショタを守るようにメルドアも寝そべっており、モフッたのはメルドアのお腹だったみたい。

「メルドアも横にいてくれたんだね。ありがとー!」

『オン!』

 すくっと立ち上がると、もうふらつくことは無かった。
 ある程度魔力が回復したらしい。

「ボクどれくらい寝てたの?」
「たぶん1時間くらい。そろそろ起こそうと思ってた」
「お、予定通りじゃん。タマねえもありがとねー!」
「可愛かったから問題ない。膝枕9時間いけた」
「いや~、やったこと無いけどそれは地獄じゃないかい?」
「可愛ければ可能。メルドアもモフモフしてたし」
「おおーーー!9時間モフモフなら出来るかも」

 さーて、そろそろ帰るとしますか~。

「ボクはメルドアに乗ってくけど、タマねえはどれにする?」
「ん-ーーーー、木がいい」
「木?ああ、トレント?いや、遅すぎて家に辿り着くまで丸一日かかるよ!」
「じゃあゾウ」
「それはボクも乗ってみたいけど、大きいから森を抜けるのが無理じゃない?」
「じゃあヘビ」
「グニャグニャ動くから絶対酔うよ!?」
「しょうがない。ライオンにする」
「それなら大丈夫!しかしタマねえ、ボクが付けた名前なのにもう覚えたのか~」
「覚えるのは得意」

 実はタマねえってかなり頭が良いんだよね。
 クエクエで翻訳した言葉とか、もう結構覚えてるんだよ。

 地味にリリカちゃんも幼女にしては覚えが良くて、もうかなり英才教育が進んでたりします。日本語覚えてどうすんだ?って気持ちは当然ありますが。


 二人は召喚獣に乗って、我が家に向かって歩き出した。

 とりあえずゴーレム集めも終わったので、しばらく冒険はお休みしよう!
 
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