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第89話 パフェパフェパフェ
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マイホームに帰って来たほんわか家族は、食卓に積み上げられた果物を見ながら唸っていた。どの果物を使うかが結構重要ですので。
しかしショタは果物屋さんにいた時からすでにアイデアが閃きまくっており、それをどこまで美味しそうに完成させるかって段階まで来ていた。
・・・ふむ。
やはりフルーツパフェの方はこの世界の果物を知り尽くしているお母さん達に任せ、自分は一つに特化したパフェを作るべきだろう。
目を付けたのは二つの果物だ。
昔アイテム召喚で出して喜んだくせに全く出番が無かった『鋼扇屋』の銘が刻まれた伝説の包丁を召喚し、目星を付けた果物を少し切り取って味見してみる。
へーーーーーーーー!思った通りの味じゃん!
異世界フルーツなのに、地球のとほぼ一緒の味とは逆に驚きだ。
これなら思った通りのパフェが作れるぞ!!
―――まず最初に作るのは『いちごパフェ』に決定だ!
まずはいちごを半分に切って行く。一個まんまだとちょっと大きいからね。
これはみんな食べたがると思ったので、3人前くらいを想定して切りまくった。
そして次はアイスクリーム部分だ。
パフェの場合固形じゃない方がいいと判断し、バニラアイスをフードプロセッサーにかけてグニャグニャにして行く。他の人も使うから大量に作った。
とにかくパフェってのは見た目が重要だ。
フードプロセッサーにバニラアイスといちごを投入し、ピンク色のアイスクリームを作っていく。これもみんな使いたがると思ったので多めに作った。
これで下拵えは完了。
さっき買って来たガラスの器を取り出し、[バニラアイス][いちごアイス][バニラアイス]という層を作って行き、層の間にもイチゴを挟んでいく。
そして生クリームを良い感じに使いつつ、上にいちごを豪快に盛り付ければ『いちごパフェ』の完成だ!
「できたよーーーーーーーーーーーー!これが『いちごパフェ』です!!」
まだ果物を選別したり切っている段階だったみんなが一斉に振り返った。
「えーーーーーーー!?クーヤちゃんもう作ったの~?すごく早いわね~!!」
「ボクは完成品を見たことあるから、すぐ作れるの!」
「にゃんか、めっちゃ美味そうにゃのが出来てるにゃーーーーーーーー!!」
「わああああああああああああああ~~~~~~~~~!!」
パフェを見るみんなの目がキラキラ輝いていて、なんかちょっと優越感。
「ちょっと早く作り過ぎちゃったみたいだから、一旦手を休めて、溶ける前にみんなで味見してみようよ!きっとみんなが作る時の参考になると思うよ!」
「そうね!じゃあ頂いちゃおうかしら~!」
「やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「こんにゃの絶対美味いに決まってるにゃ!!」
食卓の上を少し片付けてから、改めて完成品の鑑賞をする。
・・・うん。ヤバいほど完璧な出来です。
最後にいちごをまるごと1個中央に置いたのは英断だった。
写真に撮っときたい気持ちになったけど、残念ながらカメラが無いのよね。
まあ何度だって作れるんだから、ちゃっちゃと食べちゃいましょうか。
『ただいまー』
ん?
あっ、タマねえが帰って来たのか!ナイスタイミングじゃん!
ガチャッ
「タマねえ!すごくいい所で帰って来たね!」
「ふぇっ?」
その直後、食卓の真ん中に置かれた『いちごパフェ』を見たタマねえの目がキラキラと輝きだした。
「なにこれ!?すごく可愛い!!」
「『いちごパフェ』だよ!今日はみんなでパフェを作る日なの!」
「ねえねえ、はやくたべよーよ!」
「うん!じゃあ食べてみよう!」
これを作ったクーヤちゃんから味見する流れだったけど、みんなの喜ぶ顔が見たかったので、最初の一口目はリリカちゃんに譲ってあげた。
いちごパフェにスプーンを差し込み、口に入れたリリカちゃんの表情が蕩けた。
「おいしーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
ただ上の部分はいちごと生クリームだけなので、縦に攻めることをお勧めし、底に眠っているアイスクリーム部分まで食べてもらった。
「クーヤ!これがさいきょーになった!もうね、すっっっごいの!!」
「良かったー!じゃあ次はお母さんも食べてみて!」
「もう見てるだけで幸せな気分になったわ~!じゃあ食べてみるわね~」
当然ながらお母さんも、いちごパフェの美味しさに完全敗北。
その後続いたぺち子姉ちゃんとタマねえも、完全にパフェの虜となる。
自分も食べてみたけど、ヤバいほど美味しかった!
そうなるともう、全員の創作意欲も有頂天だ。
色とりどりのフルーツパフェがどんどん作られて行く。
ピンク色のアイスクリーム以外にもカラフルなアイスクリームがいくつも誕生し、パフェにしなくとも十分楽しめるほどのお祭り騒ぎに。
そして自分も二つ目の代表作となる『バナナパフェ』を完成させた。
バナナを混ぜ合わせたアイスクリームを作ってから、いちごパフェみたいに層を作って行き、上部をスライスしたバナナと生クリームで盛り付ける。
しかしそれだけじゃ終わらない。
バナナってのは、意外にもチョコレートと相性が良いんですよね!
チョコレートパフェを作っているチョコ大好きタマねえからチョコを少し分けてもらい、それをとろりとかければ『バナナパフェ』の完成です!
それぞれの代表作が食卓の上に並べられた。
「もう食べなくてもわかる。全部美味しい」
「タマししょーのヤツが、完成された『チョコレートパフェ』にゃか?」
「これが真のチョコレートパフェだよ!生クリームも入ってるから、最初食べたヤツよりもさらに美味しいの!」
「あたしのフルーツパフェにもチョコかけたほうがおいしい?」
「いや、それはそのままの方がいいんじゃないかな?チョコをかけると全部チョコ味って感じになっちゃうとこあるから」
「さあ、溶ける前に食べちゃいましょうか~!最初だから一人で食べ切らないで、それぞれが作ったパフェをみんなで味見していく感じにしましょうね~!」
「「いただきまーーーーーーーーーーーーーーーーーす!」」
当然ながらパフェの食べ比べは大いに盛り上がった。
もうね、全部美味しかったです!!
そもそもバニラアイスと果物を使って不味く作る方が無理ですよね。
この果物はちょっと合わないかなってのはあったけど、次回に生かすことが出来るので、それはそれでオッケーです!
でも個人的には最初に作った『いちごパフェ』が一番美味しかった。
よし、クリスお姉ちゃん達が帰宅したら御馳走してあげよう!
しかしショタは果物屋さんにいた時からすでにアイデアが閃きまくっており、それをどこまで美味しそうに完成させるかって段階まで来ていた。
・・・ふむ。
やはりフルーツパフェの方はこの世界の果物を知り尽くしているお母さん達に任せ、自分は一つに特化したパフェを作るべきだろう。
目を付けたのは二つの果物だ。
昔アイテム召喚で出して喜んだくせに全く出番が無かった『鋼扇屋』の銘が刻まれた伝説の包丁を召喚し、目星を付けた果物を少し切り取って味見してみる。
へーーーーーーーー!思った通りの味じゃん!
異世界フルーツなのに、地球のとほぼ一緒の味とは逆に驚きだ。
これなら思った通りのパフェが作れるぞ!!
―――まず最初に作るのは『いちごパフェ』に決定だ!
まずはいちごを半分に切って行く。一個まんまだとちょっと大きいからね。
これはみんな食べたがると思ったので、3人前くらいを想定して切りまくった。
そして次はアイスクリーム部分だ。
パフェの場合固形じゃない方がいいと判断し、バニラアイスをフードプロセッサーにかけてグニャグニャにして行く。他の人も使うから大量に作った。
とにかくパフェってのは見た目が重要だ。
フードプロセッサーにバニラアイスといちごを投入し、ピンク色のアイスクリームを作っていく。これもみんな使いたがると思ったので多めに作った。
これで下拵えは完了。
さっき買って来たガラスの器を取り出し、[バニラアイス][いちごアイス][バニラアイス]という層を作って行き、層の間にもイチゴを挟んでいく。
そして生クリームを良い感じに使いつつ、上にいちごを豪快に盛り付ければ『いちごパフェ』の完成だ!
「できたよーーーーーーーーーーーー!これが『いちごパフェ』です!!」
まだ果物を選別したり切っている段階だったみんなが一斉に振り返った。
「えーーーーーーー!?クーヤちゃんもう作ったの~?すごく早いわね~!!」
「ボクは完成品を見たことあるから、すぐ作れるの!」
「にゃんか、めっちゃ美味そうにゃのが出来てるにゃーーーーーーーー!!」
「わああああああああああああああ~~~~~~~~~!!」
パフェを見るみんなの目がキラキラ輝いていて、なんかちょっと優越感。
「ちょっと早く作り過ぎちゃったみたいだから、一旦手を休めて、溶ける前にみんなで味見してみようよ!きっとみんなが作る時の参考になると思うよ!」
「そうね!じゃあ頂いちゃおうかしら~!」
「やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「こんにゃの絶対美味いに決まってるにゃ!!」
食卓の上を少し片付けてから、改めて完成品の鑑賞をする。
・・・うん。ヤバいほど完璧な出来です。
最後にいちごをまるごと1個中央に置いたのは英断だった。
写真に撮っときたい気持ちになったけど、残念ながらカメラが無いのよね。
まあ何度だって作れるんだから、ちゃっちゃと食べちゃいましょうか。
『ただいまー』
ん?
あっ、タマねえが帰って来たのか!ナイスタイミングじゃん!
ガチャッ
「タマねえ!すごくいい所で帰って来たね!」
「ふぇっ?」
その直後、食卓の真ん中に置かれた『いちごパフェ』を見たタマねえの目がキラキラと輝きだした。
「なにこれ!?すごく可愛い!!」
「『いちごパフェ』だよ!今日はみんなでパフェを作る日なの!」
「ねえねえ、はやくたべよーよ!」
「うん!じゃあ食べてみよう!」
これを作ったクーヤちゃんから味見する流れだったけど、みんなの喜ぶ顔が見たかったので、最初の一口目はリリカちゃんに譲ってあげた。
いちごパフェにスプーンを差し込み、口に入れたリリカちゃんの表情が蕩けた。
「おいしーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
ただ上の部分はいちごと生クリームだけなので、縦に攻めることをお勧めし、底に眠っているアイスクリーム部分まで食べてもらった。
「クーヤ!これがさいきょーになった!もうね、すっっっごいの!!」
「良かったー!じゃあ次はお母さんも食べてみて!」
「もう見てるだけで幸せな気分になったわ~!じゃあ食べてみるわね~」
当然ながらお母さんも、いちごパフェの美味しさに完全敗北。
その後続いたぺち子姉ちゃんとタマねえも、完全にパフェの虜となる。
自分も食べてみたけど、ヤバいほど美味しかった!
そうなるともう、全員の創作意欲も有頂天だ。
色とりどりのフルーツパフェがどんどん作られて行く。
ピンク色のアイスクリーム以外にもカラフルなアイスクリームがいくつも誕生し、パフェにしなくとも十分楽しめるほどのお祭り騒ぎに。
そして自分も二つ目の代表作となる『バナナパフェ』を完成させた。
バナナを混ぜ合わせたアイスクリームを作ってから、いちごパフェみたいに層を作って行き、上部をスライスしたバナナと生クリームで盛り付ける。
しかしそれだけじゃ終わらない。
バナナってのは、意外にもチョコレートと相性が良いんですよね!
チョコレートパフェを作っているチョコ大好きタマねえからチョコを少し分けてもらい、それをとろりとかければ『バナナパフェ』の完成です!
それぞれの代表作が食卓の上に並べられた。
「もう食べなくてもわかる。全部美味しい」
「タマししょーのヤツが、完成された『チョコレートパフェ』にゃか?」
「これが真のチョコレートパフェだよ!生クリームも入ってるから、最初食べたヤツよりもさらに美味しいの!」
「あたしのフルーツパフェにもチョコかけたほうがおいしい?」
「いや、それはそのままの方がいいんじゃないかな?チョコをかけると全部チョコ味って感じになっちゃうとこあるから」
「さあ、溶ける前に食べちゃいましょうか~!最初だから一人で食べ切らないで、それぞれが作ったパフェをみんなで味見していく感じにしましょうね~!」
「「いただきまーーーーーーーーーーーーーーーーーす!」」
当然ながらパフェの食べ比べは大いに盛り上がった。
もうね、全部美味しかったです!!
そもそもバニラアイスと果物を使って不味く作る方が無理ですよね。
この果物はちょっと合わないかなってのはあったけど、次回に生かすことが出来るので、それはそれでオッケーです!
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よし、クリスお姉ちゃん達が帰宅したら御馳走してあげよう!
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