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第181話 とうとう家族にドラゴンを見せます!
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アナログ時計も完成し、ドラゴンで旅をするのに万全の体制が整ったと言える状況にはなったんだけど、ボクとタマねえの休みが重なる日が少ないのもあり、結局ほとんどドラゴンに乗ることなく3月を迎え、タマねえが小学校を卒業した。
そして4月になり、ボクとリリカちゃんも学園を卒業しました!
ワーーー パチパチパチパチ!
1年間時間に拘束されなくなることをボクも喜んでたんだけど、しかし予想外というか予想通りというか、レミお姉ちゃんにガン泣きされてしまったんですよね。
ボクとしてもこれで彼女とお別れなんてのは寂しかったので、家の場所を教えて『いつでも遊びに来てね!』と言ったら途端に笑顔になり、彼女の家の場所も教えてもらいました。
モコティー先生の片割れがボクのお姉ちゃんだってことを教えたらすごく驚いてたけど、何やらそれを口実にウチに遊びに来ることを画策しているようだった。
いくら先生とはいえ、5歳児と遊ぶために家まで行くのはおかしいと本人も自覚しているらしい。実際、不審者と紙一重のショタコンエロ教師ですしね!
ただ間違いなく彼女は天才だと思ってるので、絶対にまた何か作ってもらったりするだろうから、ボクもレミお姉ちゃんとこれっきりにするつもりは無いですよ!
そして、タマねえが自由の身となり、ボクにも1年間の猶予が出来たということはすなわち、これからボク達の大冒険が始まるのです!
ただその前に一つ、一大イベントがあります。
―――――そう、リリカちゃんを空の旅へと招待するのだ!
とうとう家族のみんなにドラゴンのことを打ち明ける日が来たのです!
************************************************************
「ねえねえ!一泊二日の旅行だって言ってたのに、なんで街の北なんかにやって来たの?旅行先が未開の地だなんて聞いてないよ!」
「リリカまでこんな場所に連れて来るなんて・・・、本当に大丈夫なの!?」
「安心しろ!この辺の魔物はすべて討伐済みだ!」
「もし魔物が現れたとしても、私達が一瞬で倒すから安心して!」
「それにもう、これ以上は未開の地に入らないから大丈夫です!」
ここはドラゴンの旅のスタート地点でもある『ネジポイント』だ。
今日集まったのは、レオナねえ・アイリスお姉ちゃん・ナナおねえちゃん・タマねえ・クーヤちゃんといういつものメンバーの他に、お母さん・クリスお姉ちゃん・ティアナ姉ちゃん・リリカちゃんという顔ぶれだ。
すなわち社畜以外の家族全員が参加しております!
タマねえやボク達の卒業を祝う一泊二日の旅行をするという名目で、行き先も告げずに家族全員を強引に連れて来たのだ。
ティアナ姉ちゃん達がレオナねえに『こんな所に連れて来んな!』と文句を言ってるけど、もうすぐそれどころじゃなくなるでしょうね。
「ハイ!召喚獣のことで、みんなに隠してたことがあります!」
一歩前に出た突然のショタの発言に、その場にいた全員の注目が集まった。
「魔物のスタンピードのことはまだ記憶に新しいと思いますが、実はあの時ボクは、とんでもない召喚獣を手に入れてしまいました!」
「とんでもない召喚獣?なんか怖いんだけど!」
「クーヤくんのとんでも発言にはもう慣れてきたけど、まだあったのね・・・」
「それってメルドアちゃんより凄いのかしら~?」
「クーヤ!それってかわいい!?」
リリカちゃんは大体何を見てもかわいいって言うからな~。
でもアレを見てもかわいいって言うのか?ちょっと大きいからなあ・・・。
「たぶんリリカちゃんは滅茶苦茶喜んでくれると思うけど、他の人達は心臓が止まるかもしれません。今のうちに心臓を叩いていて下さい!」
「みんな心臓を叩いた方がいいよ!本当に心臓が止まるかもしれないから!」
そういやナナお姉ちゃんは心臓が止まりかけたんだっけか・・・。
みんなが何となくテキトーに心臓を叩き出したのを横目に、てくてくと前方に歩いて行った。近すぎると逆に見えないからね。
「こんなもんかな?よし、始めていいよ!」
順番は、レオナねえ→アイリスお姉ちゃん→ナナお姉ちゃん→タマねえだ。
「ああ・・・」
「この日をどんなに待ち続けていたことか!」
「さあ、祈りましょう!」
「今こそ目覚めの時!」
「不死鳥ラーニャン召喚!!」
その直後、ショタの目の前に『不死鳥ラーニャン』が出現した。
「ぶほッ!」
「はあ!?ちょ、えええーーーーーーーーーーーーーーー!?」
「まあ!!」
なぜわざわざこんな演出をしたのかというと、これにはリリカちゃんの口を封じる狙いがあります。
この時のために、ドラちゃんの名前を一時的に『不死鳥ラーニャン』に変更しました。今リリカちゃんが見ているのはドラゴンではなく、不死鳥ラーニャンなのです!
「うわああああああ~~~~~~~~!ラーニャンだーーーーーーーーーー!!」
リリカちゃんがドラちゃんの足元に駆け寄って行ったけど、慌てずドラちゃんに微動だにしないよう命令を出した。
「すごーーーーーーーい!ひんやりしてる!かわいーーーーーーーーーーー!!」
やっぱり大きさに関係なくかわいいのね・・・。
「ちょ、ちょっと待って!これってもしかしてドラ「ラーニャンだ!!」え?」
リリカちゃんがラーニャンに夢中になっている間に、レオナねえが家族達にドラゴンに関しての注意事項を説明した。
そう、ドラゴンの情報はトップシークレットなのだ。ハム水と同等レベルか、もしくはそれ以上のね。
「ハア・・・、流石はクーヤくんね。まさかこんなのまで召喚獣にするなんて!」
「全く意味が分からないよ!こんなのどうやったら倒せるの??」
「あとでクーヤが説明してくれるさ。とりあえずそろそろ出発するぞ!」
「お母さんね~、もう混乱して旅行のことなんかスッカリ忘れてたわよ~!」
今はただただ混乱してる状態だと思うけど、あの島にさえ行けば、帰って来る頃には最高の思い出になってるハズなんだ!
お願いだから、雨だけは降らないで下さいね!
そして4月になり、ボクとリリカちゃんも学園を卒業しました!
ワーーー パチパチパチパチ!
1年間時間に拘束されなくなることをボクも喜んでたんだけど、しかし予想外というか予想通りというか、レミお姉ちゃんにガン泣きされてしまったんですよね。
ボクとしてもこれで彼女とお別れなんてのは寂しかったので、家の場所を教えて『いつでも遊びに来てね!』と言ったら途端に笑顔になり、彼女の家の場所も教えてもらいました。
モコティー先生の片割れがボクのお姉ちゃんだってことを教えたらすごく驚いてたけど、何やらそれを口実にウチに遊びに来ることを画策しているようだった。
いくら先生とはいえ、5歳児と遊ぶために家まで行くのはおかしいと本人も自覚しているらしい。実際、不審者と紙一重のショタコンエロ教師ですしね!
ただ間違いなく彼女は天才だと思ってるので、絶対にまた何か作ってもらったりするだろうから、ボクもレミお姉ちゃんとこれっきりにするつもりは無いですよ!
そして、タマねえが自由の身となり、ボクにも1年間の猶予が出来たということはすなわち、これからボク達の大冒険が始まるのです!
ただその前に一つ、一大イベントがあります。
―――――そう、リリカちゃんを空の旅へと招待するのだ!
とうとう家族のみんなにドラゴンのことを打ち明ける日が来たのです!
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「ねえねえ!一泊二日の旅行だって言ってたのに、なんで街の北なんかにやって来たの?旅行先が未開の地だなんて聞いてないよ!」
「リリカまでこんな場所に連れて来るなんて・・・、本当に大丈夫なの!?」
「安心しろ!この辺の魔物はすべて討伐済みだ!」
「もし魔物が現れたとしても、私達が一瞬で倒すから安心して!」
「それにもう、これ以上は未開の地に入らないから大丈夫です!」
ここはドラゴンの旅のスタート地点でもある『ネジポイント』だ。
今日集まったのは、レオナねえ・アイリスお姉ちゃん・ナナおねえちゃん・タマねえ・クーヤちゃんといういつものメンバーの他に、お母さん・クリスお姉ちゃん・ティアナ姉ちゃん・リリカちゃんという顔ぶれだ。
すなわち社畜以外の家族全員が参加しております!
タマねえやボク達の卒業を祝う一泊二日の旅行をするという名目で、行き先も告げずに家族全員を強引に連れて来たのだ。
ティアナ姉ちゃん達がレオナねえに『こんな所に連れて来んな!』と文句を言ってるけど、もうすぐそれどころじゃなくなるでしょうね。
「ハイ!召喚獣のことで、みんなに隠してたことがあります!」
一歩前に出た突然のショタの発言に、その場にいた全員の注目が集まった。
「魔物のスタンピードのことはまだ記憶に新しいと思いますが、実はあの時ボクは、とんでもない召喚獣を手に入れてしまいました!」
「とんでもない召喚獣?なんか怖いんだけど!」
「クーヤくんのとんでも発言にはもう慣れてきたけど、まだあったのね・・・」
「それってメルドアちゃんより凄いのかしら~?」
「クーヤ!それってかわいい!?」
リリカちゃんは大体何を見てもかわいいって言うからな~。
でもアレを見てもかわいいって言うのか?ちょっと大きいからなあ・・・。
「たぶんリリカちゃんは滅茶苦茶喜んでくれると思うけど、他の人達は心臓が止まるかもしれません。今のうちに心臓を叩いていて下さい!」
「みんな心臓を叩いた方がいいよ!本当に心臓が止まるかもしれないから!」
そういやナナお姉ちゃんは心臓が止まりかけたんだっけか・・・。
みんなが何となくテキトーに心臓を叩き出したのを横目に、てくてくと前方に歩いて行った。近すぎると逆に見えないからね。
「こんなもんかな?よし、始めていいよ!」
順番は、レオナねえ→アイリスお姉ちゃん→ナナお姉ちゃん→タマねえだ。
「ああ・・・」
「この日をどんなに待ち続けていたことか!」
「さあ、祈りましょう!」
「今こそ目覚めの時!」
「不死鳥ラーニャン召喚!!」
その直後、ショタの目の前に『不死鳥ラーニャン』が出現した。
「ぶほッ!」
「はあ!?ちょ、えええーーーーーーーーーーーーーーー!?」
「まあ!!」
なぜわざわざこんな演出をしたのかというと、これにはリリカちゃんの口を封じる狙いがあります。
この時のために、ドラちゃんの名前を一時的に『不死鳥ラーニャン』に変更しました。今リリカちゃんが見ているのはドラゴンではなく、不死鳥ラーニャンなのです!
「うわああああああ~~~~~~~~!ラーニャンだーーーーーーーーーー!!」
リリカちゃんがドラちゃんの足元に駆け寄って行ったけど、慌てずドラちゃんに微動だにしないよう命令を出した。
「すごーーーーーーーい!ひんやりしてる!かわいーーーーーーーーーーー!!」
やっぱり大きさに関係なくかわいいのね・・・。
「ちょ、ちょっと待って!これってもしかしてドラ「ラーニャンだ!!」え?」
リリカちゃんがラーニャンに夢中になっている間に、レオナねえが家族達にドラゴンに関しての注意事項を説明した。
そう、ドラゴンの情報はトップシークレットなのだ。ハム水と同等レベルか、もしくはそれ以上のね。
「ハア・・・、流石はクーヤくんね。まさかこんなのまで召喚獣にするなんて!」
「全く意味が分からないよ!こんなのどうやったら倒せるの??」
「あとでクーヤが説明してくれるさ。とりあえずそろそろ出発するぞ!」
「お母さんね~、もう混乱して旅行のことなんかスッカリ忘れてたわよ~!」
今はただただ混乱してる状態だと思うけど、あの島にさえ行けば、帰って来る頃には最高の思い出になってるハズなんだ!
お願いだから、雨だけは降らないで下さいね!
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