250 / 548
第250話 ホニャ毛
しおりを挟む
タマねえとプリンお姉ちゃんの冒険者登録をするため、冒険者ギルドまでやって来たクーヤちゃん一行。
ハゲヅラと鼻メガネを着用し、あわよくば自分も登録出来ないものかと奮闘したものの、不意に出た77歳という年齢ですら年齢制限に引っ掛かり登録を断念。
することが無くなったので、変装を解除してギルド内をフラフラしていると、おそらく依頼を達成して帰還した4人組の女性チームに捕まってしまいました。
そしてぺろぺろされること10分、ようやく異変に気付いたレオナねえが、ショタを助けに来てくれました!
「おいコラ、それはアタシんだぞ!クーヤを返せ!!」
突然ショタの持ち主だという女が現れ、女性4人組が振り返った。
「何だレオナかよ。これはオレが拾ったんだ!」
「いやいやいや!普通にギルド内を見学してたのを捕まえただけだろ!」
「仮にレオナが先に見つけたのだとしても、勝手にフラフラ歩いてたってことは手放したってことよね?」
「じゃあ所有権が移動してもしょうがないよ!」
「諦めて家に帰りなさいな」
普通にボーっと立ってたら捕まっただけなのに、拾ったとか言ってるし!
「ふざけんな!クーヤはアタシの弟だ。勝手に拾うな!!」
「「な、なんだってーーーーーーーーーー!?」」
女性4人組が、レオナねえとクーやちゃんを交互に見比べている。
「確かにどっちも金髪だし、似てなくはないな・・・」
「こんな可愛い弟がいるなんて初めて聞いたし!!」
「嘘!?レオナの弟なの!?」
「ずるい!私もこの可愛いのが欲しい!!」
ピンク色の髪をした小柄な女性にギュッと抱き寄せられる。
その拍子に可愛らしいアホ毛が揺れた。
「いや、『ホニャ毛』の可愛い枠は、もうすでにロコで埋まってるだろ!」
・・・ホニャ毛?
「レオナねえに質問!『ホニャ毛』って何?」
「ん?ああ、その4人組のチーム名だ」
はあ??チーム名が『ホニャ毛』なの?
そんなアホっぽい名前で、みんな納得しているのだろうか?
「コレを見ろ!」
アマゾネスみたいな女性が指差したのは、ピンク頭に生えているアホ毛だった。
「リーダーの頭に、ホニャ毛があるだろ?」
「それでチーム名が『ホニャ毛』になったらしいぞ!」
「にゃはははは!何それーーーーーーーーーー!!」
この世界では『アホ毛』のことを『ホニャ毛』と呼ぶのか!
すげーウケる!!めっちゃエエやん!!
「え?ピンクのお姉ちゃんがリーダーなの?」
「こう見えてロコは、凄腕の『精霊使い』なんだぜ?他の3人もAランクの手練れ揃いだ」
「へーーーーーーーーーー!レオナねえ達のライバル的な!?」
それを聞き、長い紫色の髪をした綺麗で切れ味鋭い感じの女性が口を開いた。
「ライバルとは少し違うわね。『もふもふ隊』もウチと同じ女性だけのチームだから、男性チームに負けないよう、お互い切磋琢磨している関係かしら?」
「もふもふ隊じゃなくて『突撃もふもふ隊』だ!」
「長いのよ!!」
「何それ!?もしかしてレオナねえ達のチーム名?」
「言ってなかったか?」
「初めて聞いたよ?でもとても良い名前です!『ホニャ毛』に全然負けてません!」
レオナねえ達も、なかないいセンスしてますね!変に格好つけすぎると黒歴史になり兼ねないから、チーム名は先の先までよく考えて付けなきゃダメなのです。
ただどっちの名前も、めっちゃ弱そうではあるけど!
「申請してきた」
「30分ほどかかるようなので、もう少しだけ待っていて下さい」
タマねえとプリンお姉ちゃんの登録申請が終わったみたいだ。
「ん?初めて見る顔だな?」
「ああ、黒い方はウチの隣の家に住んでる子で、今年小学校を卒業したばかりだ。んでこっちの銀髪はセルパト連邦のAランク冒険者で、最近この街にやって来たんだ」
「タマです」
「プリンアラートです」
「へーーーーー!セルパト連邦のAランク冒険者なのか!」
「そんな強い人がこの街に来たんだ!?わたしはロコ!よろしくね」
「ああ、オレはリズリアスト。仲間からはリズと呼ばれている」
「シーラです」
「ミルクルーナです。よろしく!」
うおぉ~、いきなり4人分の名前が!!
えーと、ピンクのホニャ毛が『ロコ姉ちゃん』、茶髪で筋骨隆々のアマゾネスみたいな人が『リズお姉ちゃん』、紫の髪をした美人が『シーラお姉ちゃん』、ローブを着た黄緑色の髪の女性が『ミルクお姉ちゃん』ね。
ホニャ毛の4人がボクを見た。
あ、そういやボクだけ自己紹介してなかった!
「最近、この街で一番の紳士と噂されている、クーヤです!」
「そういえばレオナが、クーヤと呼んでいたな」
「なんで紳士を強調したんだろ?」
「背伸びしてて可愛いじゃない!」
「やっぱりアレ欲しいんですけど~」
「だから、やらねえって言ってるだろ!ところでカウンターに行かなくていいんかよ?ギルドが混んでからじゃ時間が掛かるぞ?」
「忘れてた!」
「そうだった!急げーーーーー!!」
ワーワー大騒ぎしながら、ホニャ毛の4人組はカウンターの方へ走って行った。
レオナねえ達もだけど、彼女達もギルドのムードメーカー的存在っぽいな。
そしてタマねえとプリンお姉ちゃんの名前が呼ばれ、タマねえの年齢も13歳と判明したようで、二人の冒険者登録が無事に終わった。
意気揚々とギルドに乗り込んで来たボクだけ冒険者になれなかったけど、こればっかりはしょうがありませんね~。
この街で目立ちたくはないので、いつかミミリア王国の他の街にでも行って、そこで大物の魔物を手土産に冒険者を目指すとしますか~。
ハゲヅラと鼻メガネを着用し、あわよくば自分も登録出来ないものかと奮闘したものの、不意に出た77歳という年齢ですら年齢制限に引っ掛かり登録を断念。
することが無くなったので、変装を解除してギルド内をフラフラしていると、おそらく依頼を達成して帰還した4人組の女性チームに捕まってしまいました。
そしてぺろぺろされること10分、ようやく異変に気付いたレオナねえが、ショタを助けに来てくれました!
「おいコラ、それはアタシんだぞ!クーヤを返せ!!」
突然ショタの持ち主だという女が現れ、女性4人組が振り返った。
「何だレオナかよ。これはオレが拾ったんだ!」
「いやいやいや!普通にギルド内を見学してたのを捕まえただけだろ!」
「仮にレオナが先に見つけたのだとしても、勝手にフラフラ歩いてたってことは手放したってことよね?」
「じゃあ所有権が移動してもしょうがないよ!」
「諦めて家に帰りなさいな」
普通にボーっと立ってたら捕まっただけなのに、拾ったとか言ってるし!
「ふざけんな!クーヤはアタシの弟だ。勝手に拾うな!!」
「「な、なんだってーーーーーーーーーー!?」」
女性4人組が、レオナねえとクーやちゃんを交互に見比べている。
「確かにどっちも金髪だし、似てなくはないな・・・」
「こんな可愛い弟がいるなんて初めて聞いたし!!」
「嘘!?レオナの弟なの!?」
「ずるい!私もこの可愛いのが欲しい!!」
ピンク色の髪をした小柄な女性にギュッと抱き寄せられる。
その拍子に可愛らしいアホ毛が揺れた。
「いや、『ホニャ毛』の可愛い枠は、もうすでにロコで埋まってるだろ!」
・・・ホニャ毛?
「レオナねえに質問!『ホニャ毛』って何?」
「ん?ああ、その4人組のチーム名だ」
はあ??チーム名が『ホニャ毛』なの?
そんなアホっぽい名前で、みんな納得しているのだろうか?
「コレを見ろ!」
アマゾネスみたいな女性が指差したのは、ピンク頭に生えているアホ毛だった。
「リーダーの頭に、ホニャ毛があるだろ?」
「それでチーム名が『ホニャ毛』になったらしいぞ!」
「にゃはははは!何それーーーーーーーーーー!!」
この世界では『アホ毛』のことを『ホニャ毛』と呼ぶのか!
すげーウケる!!めっちゃエエやん!!
「え?ピンクのお姉ちゃんがリーダーなの?」
「こう見えてロコは、凄腕の『精霊使い』なんだぜ?他の3人もAランクの手練れ揃いだ」
「へーーーーーーーーーー!レオナねえ達のライバル的な!?」
それを聞き、長い紫色の髪をした綺麗で切れ味鋭い感じの女性が口を開いた。
「ライバルとは少し違うわね。『もふもふ隊』もウチと同じ女性だけのチームだから、男性チームに負けないよう、お互い切磋琢磨している関係かしら?」
「もふもふ隊じゃなくて『突撃もふもふ隊』だ!」
「長いのよ!!」
「何それ!?もしかしてレオナねえ達のチーム名?」
「言ってなかったか?」
「初めて聞いたよ?でもとても良い名前です!『ホニャ毛』に全然負けてません!」
レオナねえ達も、なかないいセンスしてますね!変に格好つけすぎると黒歴史になり兼ねないから、チーム名は先の先までよく考えて付けなきゃダメなのです。
ただどっちの名前も、めっちゃ弱そうではあるけど!
「申請してきた」
「30分ほどかかるようなので、もう少しだけ待っていて下さい」
タマねえとプリンお姉ちゃんの登録申請が終わったみたいだ。
「ん?初めて見る顔だな?」
「ああ、黒い方はウチの隣の家に住んでる子で、今年小学校を卒業したばかりだ。んでこっちの銀髪はセルパト連邦のAランク冒険者で、最近この街にやって来たんだ」
「タマです」
「プリンアラートです」
「へーーーーー!セルパト連邦のAランク冒険者なのか!」
「そんな強い人がこの街に来たんだ!?わたしはロコ!よろしくね」
「ああ、オレはリズリアスト。仲間からはリズと呼ばれている」
「シーラです」
「ミルクルーナです。よろしく!」
うおぉ~、いきなり4人分の名前が!!
えーと、ピンクのホニャ毛が『ロコ姉ちゃん』、茶髪で筋骨隆々のアマゾネスみたいな人が『リズお姉ちゃん』、紫の髪をした美人が『シーラお姉ちゃん』、ローブを着た黄緑色の髪の女性が『ミルクお姉ちゃん』ね。
ホニャ毛の4人がボクを見た。
あ、そういやボクだけ自己紹介してなかった!
「最近、この街で一番の紳士と噂されている、クーヤです!」
「そういえばレオナが、クーヤと呼んでいたな」
「なんで紳士を強調したんだろ?」
「背伸びしてて可愛いじゃない!」
「やっぱりアレ欲しいんですけど~」
「だから、やらねえって言ってるだろ!ところでカウンターに行かなくていいんかよ?ギルドが混んでからじゃ時間が掛かるぞ?」
「忘れてた!」
「そうだった!急げーーーーー!!」
ワーワー大騒ぎしながら、ホニャ毛の4人組はカウンターの方へ走って行った。
レオナねえ達もだけど、彼女達もギルドのムードメーカー的存在っぽいな。
そしてタマねえとプリンお姉ちゃんの名前が呼ばれ、タマねえの年齢も13歳と判明したようで、二人の冒険者登録が無事に終わった。
意気揚々とギルドに乗り込んで来たボクだけ冒険者になれなかったけど、こればっかりはしょうがありませんね~。
この街で目立ちたくはないので、いつかミミリア王国の他の街にでも行って、そこで大物の魔物を手土産に冒険者を目指すとしますか~。
22
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ありふれた聖女のざまぁ
雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。
異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが…
「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」
「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」
※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる