クーヤちゃん ~Legend of Shota~ このかわいい召喚士は、地球からアイテムを召喚してしまったみたいです

ほむらさん

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第448話 街の掃除屋さん、出動!

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 お母さんが作ってくれたクリームシチューは大絶賛で、寸胴鍋にたっぷり入っていたのに結局全部食べ尽くされてしまいました。まあ、14人いますからね。

 ちなみに我が家はソース作りも盛んなので、寸胴鍋がいくつもあるすごく変な家なのです。料理人が見たら『食堂か!』ってツッコミますねきっと。


「なるほど、クリームシチューか。気絶するほど美味かったな!」
「本当に美味しかったねーーーーー!」
「こんな料理があったとはな・・・」
「ねえねえ!これウチでも食べたいから作り方教えて!レオナの家にお母さんを派遣して、最強シチューの作り方をマスターしてもらう!」
「うぇええええ!?ロコ姉ちゃんのお母さんに教えるの!?」
「あっ、ウチのお母様にも修行させたいわね!」
「まあ別に秘蔵してるわけじゃねえけど、クーヤに許可をもらってくれ」
「クーヤちゃん、お願い!!」
「ん~、ボクはいいんだけど、お母さんが迷惑しないかな?」
「じゃあ宝石でも渡して機嫌を取ろう」
「帰ったら料理教室の開催日を決めなきゃですな~」
「なんだか楽しそうですね♪」


 お母さんの得意料理はクリームシチュー以外にもいっぱいあるので、当日はすごく盛り上がりそうなのです!一体何人集まるのかな?

 クリスお姉ちゃんと古代人コンビが自己紹介して打ち解けたところで、採寸するためにエロビデオ屋さんに移動した。

 なぜエロビデオ屋さん!?って感じですが、店の奥の部屋までピカピカに掃除してある場所ってそこだけなのだ。

 これに関しては、管理人達グッジョブとしか言えないですね。ボク達も落ち着いたことだし、魔法屋さんの奥の部屋も掃除した方がいいかもしれません。

 ガチャリ

 採寸が終わったようで、三人が管理人室から出て来た。


「色んなタイプの服を選んでレオナに渡しておくから、楽しみにしててね♪」
「ありがとうございます!」
「メッチャ楽しみっス!・・・ん?」

 三人がボク達の方を見て、何やってるんだろう?って顔をしている。

「武器をいっぱい床に並べたりして、どうしたんスか?」

 ボク達ですが、採寸が終わるのを待ってる間暇だったので、ミルラの塔で拾い集めた武器を並べて色合わせをしていたのだ。

「ああ、これらはミルラの塔で手に入れた武器なんだが、損傷が酷いからそのまま使用するには微妙でな。打ち直すしかねえヤツを色分けしてたんだ」
「ルーン武器って打ち直し可能なのかしらね~」
「錆びてるわけじゃないから出来そうな気はするけど・・・」
「でもルーン文字を掘らなければ、ルーン武器には戻らないでしょうね」
「そもそもオルガライドにはまともな武器職人がいない!」

「「それなーーーーーーーーーー!!」」

 ちなみにレオナねえと悪そうなお兄さんは、すべてのエロビデオをチェックする使命がありますので、ずっと個室に籠ってます。


「ほうほう。それならウチに任せるといいっス!鍛冶職人やってるんでルーン武器くらい作れるっスよ!」


 その言葉を聞いて、全員が驚愕した。


「「な、なんだってーーーーーーーーーーーーーーー!?」」


 探してた鍛冶屋さんがこんな所にいたーーーーーーーーーー!!


「ラララ工房はこの街一番の鍛冶屋だから、武器屋に売ってる武器の半分くらい、チャムのとこで作られた物なんだよ!」
「ほとんどお父さんの作品っス!ウチの実力なんてまだまだっスね~」
「そんなことないよ!オリハルコンの剣だって打てるじゃない」
「オリハルコンよりもヒヒイロカネの方が難しいっス。火力が強過ぎたら完成後にバキッといくっスからねえ」

 オリハルコンとかヒヒイロカネとか聞いたことある!
 超有名なファンタジー鉱石じゃないですか!

「まさか、こんな所に伝説の鍛冶職人がいたなんて!」
「ルーン武器が作れるなんて凄すぎだよ!」
「武器を集めまくった甲斐がありましたね!」
「すごく見直した」
「えーと、防具も作れるのかしら?」
「ウチは武器専門っス。ルーンを刻むくらいなら出来るっスけど」
「武器だけでも十分だよ!」

 剣を握ってミルラの塔を攻めてたのに本職じゃないとか言ってたけど、武器職人だったから剣を扱えたんだね~。

「でも鍛冶屋さんって、埃の海に沈んでなかった?」

「「・・・あ」」

 ボクの一言に全員が絶望した。

「ウチなんてあの海を泳いだっスよ!おかげで下半身が滅びたっス」
「そういえば二人の服を洗濯してきたよ~」

 ペカチョウを召喚し、服を出してもらって二人に手渡した。

「ありがとう!」
「感謝っス!っていうかもうずっと感謝しかしてないっスね」

 そう言いながら、二人が寝所に服を置いて戻って来た。
 今着替える必要は無いですからね~。お風呂に入ってからでいいのです。

「正直もう大掃除は終わりだと思ってたんだが、剣を打ち直してもらうには工房をピカピカにするしかねえよな・・・」
「街の掃除屋さん復活だよ!もう泣きそうだよ!」
「ところでラララ工房ってちょっと変な名前だね」
「あ~、本当の名前は『ラシュラフィンラルド工房』って言うんス。長いからみんなラララ工房って呼ぶようになったんスよ」
「なるほど~。上手いこと略したわね!」
「ラララ工房の方が可愛くていいかも♪」

 ボクもこの呼び方好きかも!

「あ、クリスお姉ちゃんは休みなんだし手伝わなくていいからね。そうだ!シーラお姉ちゃん、クリスお姉ちゃんに宝石を見せてあげて!掃除はボク達でやるから」
「宝石ですって!?」

 宝石と聞いて、クリスお姉ちゃんの目が光った。

「えーと、そっち手伝わなくていいの?」
「お客様をもてなすのは宝石屋さんのオーナーのお仕事なのです。あとベレッタお姉ちゃんとチャムねえも病人だから休んでてね」
「ウチは工房が気になるから一緒に行くっス」
「確かにチャムさんの工房なのですから気になりますよね。でも掃除は手伝わないで下さい。しっかり療養してもらわないと私達が困ります」
「うっ、じゃあお願いするっス!」
「ムムム、私も自分の部屋の掃除をしようと思ってたんだけど・・・」
「部屋って魔法屋の?」
「うん。ベレッタ魔法店の奥にある部屋だよ」
「却下!工房の大掃除が終わったら私達がやるから、宝石屋で遊んでて!」
「エエエエーーーーー!それならチャムと一緒に工房を見学する」
「ん~まあ、それならオッケー」


 というわけで、ゲストのクリスお姉ちゃんを接待するために、シーラお姉ちゃんには宝石屋さんのオーナーの仕事をやってもらうことにし、あとエロビデオ管理人のレオナねえと悪そうなお兄さんも放っておき、それ以外のメンバー全員でラララ工房に移動した。

 工房の中に入った街の掃除屋さんが再び絶句する。


「改めて見渡すと広いな・・・」
「なんてったって鍛冶屋さんだからね~」
「今までで一番地獄だよ!!」
「でもルーン武器の為です。頑張りましょう!」
「チャムねえ、指示だけよろしくなのです」
「任せるっス!」
「大変だけど、みんな頑張ってね~♪」


 街の掃除屋さんの仕事は永久に不滅なのです。

 でもルーン武器を作ることが出来る鍛冶屋さんゲットは、本当に大きいですぞ!
 病気が治ったらバリバリ働いてもらおう!



 ◇◇◇



 近況ボードにも書きましたが、登場人物紹介ページを更新しました。
 追加メンバーは、もちろんそこにいる二人です!
 
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