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ダンジョン編
2 煉獄の迷宮
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「ハッ!?なんだここは」
気付くとそこは20畳ほどの部屋だった。目の前には噴水があり[女神の泉]と書いてある。
右を見ると通路があり、左にも通路、後ろにも通路がある。
「アイツどこ行ったんだろ?」
さっきまで全力で戦ってた袋の奴がどこにもおらん。気配もない。
「んーーーーまあいいっか。のど渇いた!水~~~」
女神の泉とか、なんかよくわからんけど美味そうだ。
ゴクゴクゴク
「うめーーーーーーーーーー!!水うんめーーーーーーーーーー!」
超生き返るわ~。戦いの後の一杯は最高だぜ。
「ふ~」
周りを見渡してみる。ほんと何もねーなこの部屋。
左の通路を覗いてみる。
「なんかこの奥洞窟っぽい感じだけど普通に明るいな」
よし、ちょっと探検してみよう。
一本道なのでそのままテクテクと歩いて行く。
「ん?なんだアレ?」
遠くで何か動いてるのが見える。近づいてみよう。
・・・・・緑色のモンスターだし!なんかデカいし!
落ち着け。オレ落ち着け。よし、一旦戻ろう。
見つからずに部屋まで戻ってこれた。セーフ。
「アレってもしやアレか?クエクエに出てきたゴブリン」
:クエクエとは大ブームを巻き起こした国民的RPGゲームである。彼も盛大にハマったのだ。
ゴブリンってたしか一番弱い敵だったし、、行けるか?・・・でも2Mくらいあったんだよな~アイツ。
うーむ、とりあえず右と後ろの通路も確認してからにしよう。まずは右だ。
こそっと通路を覗いてみる。左の通路と一緒だな。慎重に進む。
おおう・・・骸骨だ。そうだアレだ、スケルトンだ。
剣とか持ってるし何かすげえ怖いんだけど!よし、まずは引き返そう。
「ふ~」
よし、OK。後ろも見てこようじゃないか。
まずはこっそり確認。おや?奥の方は道がすげえ広いな。幅も天井も10M以上あるんじゃない?
・・・・・・・・・・・・
見えるし。もう見えるし!ドラゴンっしょ!絶対ヤバイやつっしょ!
「ふ~、無理無理!あんなとこ進んだら絶対死ぬってばよ」
後ろにドラゴンとか何かすげー嫌だな。そっかアッチは正面にしよう。てことは、右にゴブリンで左にスケルトンか。
・・・何なん?ココ
この部屋は水しかねーし、どこか行こうにもモンスターいるし。
「まあいいや。とりあえず今日は疲れたしもう寝よう」
こうして彼の波瀾万丈な1日は終わった。
************************************************************
「いってー!体中バッキバキだあああああ」
石畳の上で寝たらそりゃもう全身バキバキですよ。あ、でも気温は快適だなココ。
とりあえず柔軟体操で体をほぐしてみる。
「よし、顔洗おう」
噴水の水でジャバジャバと顔を洗う。ガラガラと、うがいもする。
「うひょおおおおおおお!気持ちいいし、なんかすげー絶好調だ!」
拭く物がないので、しょうがないから着てる服で顔を拭く。
くそータオル欲しいなー、いやそれよりもまず布団欲しいな。
・・・さて、こんなとこでボーッとしててもしょうがない。ゴブか骨倒して出口探さんとな。
骨は剣とか持ってたし素手じゃ厳しい気がする。なんかすげえ怖かったし。
「よし、ゴブリン!キミに決めた!」
どこかで聞いたようなセリフを言いながら昨日の事を思い出してみる。
えーとたしか・・・右がゴブリンだったっけ?まあ行ってみよー!
右の通路をテクテク進んでゆく。
「お、いたいた。やっぱゴブリンでけえな。2Mくらいあるやん。やれるのか?オイ」
んー、でもゴブリンってクエクエで一番雑魚だしな。見た目より案外弱いとみた!
お?後ろ向いたぞ。チャンスだ!行くしかねえ!
タタタタタタタタタタッ
「くらいやがれゴブ!」
頭に跳び蹴り!から~のパンチ乱れ撃ちじゃあ!
よし、奇襲成功じゃい!的確に攻撃を当てていく。
・・・・アレ?なんかあんまし効いてなくね?
「グギャギャギャギャギャ!!!」
怒ったゴブリンが腕を振り回し、見事にクリーンヒット。
「どわあああああああああああ!」
ドゴーーーーーーーン!
壁に激突しながら10Mほど豪快に吹き飛ばされる。
「いってええええええ!!ゴブリン超つええええええええ退却退却ううううううう!」
全力で泉の部屋まで駆け抜ける。怒ったゴブが当然追いかけてくる。
なんとか部屋まで戻ったはいいが逃げ場がない!あっちはドラゴン、こっちはおっかない骨。
「グギャギャアアアアアアアアアアア!!」
アカーーーン!入ってくる!こうなったらもうドラゴンに押しつけるしか・・・・おや?
なぜか知らんがゴブリンはここに入って来れない模様。入り口のとこで透明な壁?みたいなのをガンガン叩いてらっしゃる。
10分ほどキレて暴れた後しぶしぶ帰って行った。
いやー、、死ぬかと思ったぜ・・・ゴブリンが雑魚とか言ったの誰だよ?ふざけんな!あれもうボスでしょ!・・・いやどう考えてもドラゴンのほうがボスだな。まあいい、とにかくだ。
「いてえええよおおお!!体中全部いてえよ!!!!うおあーーー頭から流血してるし!」
部屋の中をゴロゴロと転げ回る。転がりすぎて女神の泉に頭からダイブした。
「あばばばばばば!!ゴホッゲホッ!ウヴァアアアアアァァ」
たらふく水を飲んでしまった。気管に水は入るし酷い目にあったぜ・・・
あれ?・・・んー?
痛くない。血も止まってる。ジーっと泉を眺めてるとふと気付く。
「回復の泉なのか?女神スゲー!あ、そうだ!アレだろ?女神の泉っていうくらいだから聖水だろこれ」
クエクエでポーションより多く回復するからいっぱい持ってたもんな。
持ち運べればなぁ・・・うーむ、入れ物なんて何もねえ。
ゴブリンかスケルトン倒せば、先に何か落ちてるかもしれんけど無理だ。アレは無理だ。死ぬ。せめて武器でもないとゴブはどうしようもねえ。あー、スケルトンが持ってた剣欲しいなー。何とか奪えないだろか?
「・・・ん?スケルトン・・・」
泉をジーっと見る。
・・・アンデッドって聖水効くんでね?
希望が見えた。
気付くとそこは20畳ほどの部屋だった。目の前には噴水があり[女神の泉]と書いてある。
右を見ると通路があり、左にも通路、後ろにも通路がある。
「アイツどこ行ったんだろ?」
さっきまで全力で戦ってた袋の奴がどこにもおらん。気配もない。
「んーーーーまあいいっか。のど渇いた!水~~~」
女神の泉とか、なんかよくわからんけど美味そうだ。
ゴクゴクゴク
「うめーーーーーーーーーー!!水うんめーーーーーーーーーー!」
超生き返るわ~。戦いの後の一杯は最高だぜ。
「ふ~」
周りを見渡してみる。ほんと何もねーなこの部屋。
左の通路を覗いてみる。
「なんかこの奥洞窟っぽい感じだけど普通に明るいな」
よし、ちょっと探検してみよう。
一本道なのでそのままテクテクと歩いて行く。
「ん?なんだアレ?」
遠くで何か動いてるのが見える。近づいてみよう。
・・・・・緑色のモンスターだし!なんかデカいし!
落ち着け。オレ落ち着け。よし、一旦戻ろう。
見つからずに部屋まで戻ってこれた。セーフ。
「アレってもしやアレか?クエクエに出てきたゴブリン」
:クエクエとは大ブームを巻き起こした国民的RPGゲームである。彼も盛大にハマったのだ。
ゴブリンってたしか一番弱い敵だったし、、行けるか?・・・でも2Mくらいあったんだよな~アイツ。
うーむ、とりあえず右と後ろの通路も確認してからにしよう。まずは右だ。
こそっと通路を覗いてみる。左の通路と一緒だな。慎重に進む。
おおう・・・骸骨だ。そうだアレだ、スケルトンだ。
剣とか持ってるし何かすげえ怖いんだけど!よし、まずは引き返そう。
「ふ~」
よし、OK。後ろも見てこようじゃないか。
まずはこっそり確認。おや?奥の方は道がすげえ広いな。幅も天井も10M以上あるんじゃない?
・・・・・・・・・・・・
見えるし。もう見えるし!ドラゴンっしょ!絶対ヤバイやつっしょ!
「ふ~、無理無理!あんなとこ進んだら絶対死ぬってばよ」
後ろにドラゴンとか何かすげー嫌だな。そっかアッチは正面にしよう。てことは、右にゴブリンで左にスケルトンか。
・・・何なん?ココ
この部屋は水しかねーし、どこか行こうにもモンスターいるし。
「まあいいや。とりあえず今日は疲れたしもう寝よう」
こうして彼の波瀾万丈な1日は終わった。
************************************************************
「いってー!体中バッキバキだあああああ」
石畳の上で寝たらそりゃもう全身バキバキですよ。あ、でも気温は快適だなココ。
とりあえず柔軟体操で体をほぐしてみる。
「よし、顔洗おう」
噴水の水でジャバジャバと顔を洗う。ガラガラと、うがいもする。
「うひょおおおおおおお!気持ちいいし、なんかすげー絶好調だ!」
拭く物がないので、しょうがないから着てる服で顔を拭く。
くそータオル欲しいなー、いやそれよりもまず布団欲しいな。
・・・さて、こんなとこでボーッとしててもしょうがない。ゴブか骨倒して出口探さんとな。
骨は剣とか持ってたし素手じゃ厳しい気がする。なんかすげえ怖かったし。
「よし、ゴブリン!キミに決めた!」
どこかで聞いたようなセリフを言いながら昨日の事を思い出してみる。
えーとたしか・・・右がゴブリンだったっけ?まあ行ってみよー!
右の通路をテクテク進んでゆく。
「お、いたいた。やっぱゴブリンでけえな。2Mくらいあるやん。やれるのか?オイ」
んー、でもゴブリンってクエクエで一番雑魚だしな。見た目より案外弱いとみた!
お?後ろ向いたぞ。チャンスだ!行くしかねえ!
タタタタタタタタタタッ
「くらいやがれゴブ!」
頭に跳び蹴り!から~のパンチ乱れ撃ちじゃあ!
よし、奇襲成功じゃい!的確に攻撃を当てていく。
・・・・アレ?なんかあんまし効いてなくね?
「グギャギャギャギャギャ!!!」
怒ったゴブリンが腕を振り回し、見事にクリーンヒット。
「どわあああああああああああ!」
ドゴーーーーーーーン!
壁に激突しながら10Mほど豪快に吹き飛ばされる。
「いってええええええ!!ゴブリン超つええええええええ退却退却ううううううう!」
全力で泉の部屋まで駆け抜ける。怒ったゴブが当然追いかけてくる。
なんとか部屋まで戻ったはいいが逃げ場がない!あっちはドラゴン、こっちはおっかない骨。
「グギャギャアアアアアアアアアアア!!」
アカーーーン!入ってくる!こうなったらもうドラゴンに押しつけるしか・・・・おや?
なぜか知らんがゴブリンはここに入って来れない模様。入り口のとこで透明な壁?みたいなのをガンガン叩いてらっしゃる。
10分ほどキレて暴れた後しぶしぶ帰って行った。
いやー、、死ぬかと思ったぜ・・・ゴブリンが雑魚とか言ったの誰だよ?ふざけんな!あれもうボスでしょ!・・・いやどう考えてもドラゴンのほうがボスだな。まあいい、とにかくだ。
「いてえええよおおお!!体中全部いてえよ!!!!うおあーーー頭から流血してるし!」
部屋の中をゴロゴロと転げ回る。転がりすぎて女神の泉に頭からダイブした。
「あばばばばばば!!ゴホッゲホッ!ウヴァアアアアアァァ」
たらふく水を飲んでしまった。気管に水は入るし酷い目にあったぜ・・・
あれ?・・・んー?
痛くない。血も止まってる。ジーっと泉を眺めてるとふと気付く。
「回復の泉なのか?女神スゲー!あ、そうだ!アレだろ?女神の泉っていうくらいだから聖水だろこれ」
クエクエでポーションより多く回復するからいっぱい持ってたもんな。
持ち運べればなぁ・・・うーむ、入れ物なんて何もねえ。
ゴブリンかスケルトン倒せば、先に何か落ちてるかもしれんけど無理だ。アレは無理だ。死ぬ。せめて武器でもないとゴブはどうしようもねえ。あー、スケルトンが持ってた剣欲しいなー。何とか奪えないだろか?
「・・・ん?スケルトン・・・」
泉をジーっと見る。
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希望が見えた。
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