33 / 183
ダンジョン編
33 レバ刺し
しおりを挟む
「む!?なんだコテツか。いきなり気配感じたから何事かと思ったぜ。どこかに出掛けて行って転移して来たのか?」
「ゴブさん倒してガチャんとこに転移して戻って来た。長距離転移はMP100だったぞ!2回連続したからもうあと1回分しかMP無くなった」
「へー、見えないとこにも移動可能か。ならば俺の部屋にも一瞬で行けそうだな」
「あーどうだろ?試したいけど転移1回分しかないんだよな」
100消費ってわかってたのに無駄使いしてしまった。
「2人同時転移が出来るのかもわかんない。手を繋げば行けそうな気もするけど」
「なるほど。どっちみち魔石集めたいから歩きで全然問題ないか。今度試そうぜ」
MP無いときに実験することもないか。・・・それはそうと腹減ってきたな。
「そろそろ腹減ってきたからアニキの部屋行こうぜ」
「そうだな。どれくらいの時間鑑定してたかわからんが腹は減っている」
「んじゃちょっと用意する」
料理道具入れた箱をマジックバッグに入れてと。職人道具も全部箱にまとめてバッグに入れとくか。どこで使うかわからんからな。
「よし準備出来た」
「OK、行くか」
・・・・・
とりあえず剣9本確保してからアニキの部屋に到着。剣はこまめに集めなきゃだ。
「皮はもう完成だな!バッグに仕舞っとくぞ」
「まあそうだな。それで防具作れば防御力高そうだけど、もう防具はガチャで手に入れたから必要あるまい。お蔵入りだ」
ってことで皮はバッグに入れた。
女神の泉を見ると肉とレバーが完全に清められているもよう。(見た目は変わらず)
「アニキ、完膚無きまでに清められたから生レバーいけるぞ!」
「フム。見た目変わらんがまあ聖水だしな。腹は壊さんだろう」
「レバーもだけど肉のほうも、ドラ刺しやってみる?」
「馬刺しとかあったからアリっちゃアリだろうけど、ただの生肉だぞ?まあレバ刺しのついでだから1度それで食ってみるか」
料理道具箱からまな板と、前に作った包丁5個を取り出す。
「おお!?いつの間に作ったんだ?おたまとか、何か色々全部あるじゃねえか」
「フハハハハハ。アニキが修行してる間に作りまくったぞ」
「見事だコテツ!料理作るのは任せとけ。包丁捌きには多少自身あるから、こんだけ道具ありゃ捗るぜ」
「ラーメン食いたい」
「それは無理だ」
「ドラ刺しだけじゃ何か生々すぎてアレだからステーキも作るぞ?」
「ステーキ2枚、あとはドラ刺しで!」
「オーケイ。まあ足りなかったらまた切って焼くだけだ」
何だろう?このワクワク感は。昨日散々食いまくったんだけどな。
「レバ刺しは、ごま油と塩のタレで食うのがベターだが、調味料色々あるし何種類か作って楽しむとするか」
なるほど・・・じゃあそれを基本として酢、醤油、酒らへん混ぜたりしてみよう。
「俺は肉切ったり焼いたりすっからタレは任せる」
「おっしゃー5種類くらい作るぞ」
ステーキを焼くいい匂いがしてきた。よし、最後に胡椒入りのタレで5種類完成だ。
「「いただきます!」」
最初はやはりレバ刺しだ!まずはノーマルのタレで一口。
「「うめえええええええええええ!!!」」
「やっべえなこりゃ・・・最近ドラゴン肉しか食ってねえが、ここ出た後に他の肉ではもう満足出来ないかもしれんぞ」
「どこかの王様が食ってそうな感じの肉だからなー」
「残念なのは野菜が皆無なことだ」
「俺は肉だけでも楽勝だぞ」
「あーそういや子供の頃って野菜とかまったく眼中になかったな。体の成長に必要なのはとにかく肉なのだろう。親がよく好き嫌いはダメと言うが、俺はそうは思わない。嫌いってことは体が拒絶してるわけだ。無理に食うほうが体に悪い可能性がある」
おーーやっぱアニキはそのへんの奴とは違うな!考え方が柔らかい。牛乳飲めない子に居残りさせて無理矢理飲ます先生とか頭おかしいよな。
「ドラ刺しもうめーな!でもやっぱこれはただの生肉って感じ」
「悪くはねーがやっぱ焼いた方が普通に美味い。レバーは焼くと全然違う食感になるから、新鮮なうちはやっぱレバ刺しにして食うほうがベストだな」
「よし、ステーキの2枚目焼くぞ。次は特上ヒレステーキだ」
「おぉ、あのトロトロの奴か!」
美味いけどアレごはんが食いたくなるんだよなー。・・・ん?
「アニキ、大変なこと忘れてた・・・」
「あ?」
「ごはん作ってねえ!」
「!!? しまった!そうだ、米あったのスッカリ忘れてたわ・・・」
ここまで食ったあとに、ごはん炊いてまた食おうって気にはさすがにならん。
「もう今更すぎるから次回の楽しみにしとくべ」
「だな。今日はもう手遅れだ。ホルモンも次回だ」
〆のヒレステーキもやっぱスゲー美味かった。肉だけでも十分満足なんだよな。
「竜素材も回収したし、そろそろコテツの部屋戻るか」
ここにはベッドも何もないからなー。あ、思い出した。
「アニキの部屋にもドア付けて鍵しめようぜ」
「んー、別に何も置いてないからいらんっちゃいらん気もするが」
「解体するのにたぶん何度もココ使うよね。となると清める時置きっぱなしになるからやっぱりドアあったほうがいいと思うんだ」
「なるほど。たしかにそれもそうだ。んじゃ腹ごなしにサクッと仕事すっか」
ってことでとりあえず木と剣集めからだな。
「ゴブさん倒してガチャんとこに転移して戻って来た。長距離転移はMP100だったぞ!2回連続したからもうあと1回分しかMP無くなった」
「へー、見えないとこにも移動可能か。ならば俺の部屋にも一瞬で行けそうだな」
「あーどうだろ?試したいけど転移1回分しかないんだよな」
100消費ってわかってたのに無駄使いしてしまった。
「2人同時転移が出来るのかもわかんない。手を繋げば行けそうな気もするけど」
「なるほど。どっちみち魔石集めたいから歩きで全然問題ないか。今度試そうぜ」
MP無いときに実験することもないか。・・・それはそうと腹減ってきたな。
「そろそろ腹減ってきたからアニキの部屋行こうぜ」
「そうだな。どれくらいの時間鑑定してたかわからんが腹は減っている」
「んじゃちょっと用意する」
料理道具入れた箱をマジックバッグに入れてと。職人道具も全部箱にまとめてバッグに入れとくか。どこで使うかわからんからな。
「よし準備出来た」
「OK、行くか」
・・・・・
とりあえず剣9本確保してからアニキの部屋に到着。剣はこまめに集めなきゃだ。
「皮はもう完成だな!バッグに仕舞っとくぞ」
「まあそうだな。それで防具作れば防御力高そうだけど、もう防具はガチャで手に入れたから必要あるまい。お蔵入りだ」
ってことで皮はバッグに入れた。
女神の泉を見ると肉とレバーが完全に清められているもよう。(見た目は変わらず)
「アニキ、完膚無きまでに清められたから生レバーいけるぞ!」
「フム。見た目変わらんがまあ聖水だしな。腹は壊さんだろう」
「レバーもだけど肉のほうも、ドラ刺しやってみる?」
「馬刺しとかあったからアリっちゃアリだろうけど、ただの生肉だぞ?まあレバ刺しのついでだから1度それで食ってみるか」
料理道具箱からまな板と、前に作った包丁5個を取り出す。
「おお!?いつの間に作ったんだ?おたまとか、何か色々全部あるじゃねえか」
「フハハハハハ。アニキが修行してる間に作りまくったぞ」
「見事だコテツ!料理作るのは任せとけ。包丁捌きには多少自身あるから、こんだけ道具ありゃ捗るぜ」
「ラーメン食いたい」
「それは無理だ」
「ドラ刺しだけじゃ何か生々すぎてアレだからステーキも作るぞ?」
「ステーキ2枚、あとはドラ刺しで!」
「オーケイ。まあ足りなかったらまた切って焼くだけだ」
何だろう?このワクワク感は。昨日散々食いまくったんだけどな。
「レバ刺しは、ごま油と塩のタレで食うのがベターだが、調味料色々あるし何種類か作って楽しむとするか」
なるほど・・・じゃあそれを基本として酢、醤油、酒らへん混ぜたりしてみよう。
「俺は肉切ったり焼いたりすっからタレは任せる」
「おっしゃー5種類くらい作るぞ」
ステーキを焼くいい匂いがしてきた。よし、最後に胡椒入りのタレで5種類完成だ。
「「いただきます!」」
最初はやはりレバ刺しだ!まずはノーマルのタレで一口。
「「うめえええええええええええ!!!」」
「やっべえなこりゃ・・・最近ドラゴン肉しか食ってねえが、ここ出た後に他の肉ではもう満足出来ないかもしれんぞ」
「どこかの王様が食ってそうな感じの肉だからなー」
「残念なのは野菜が皆無なことだ」
「俺は肉だけでも楽勝だぞ」
「あーそういや子供の頃って野菜とかまったく眼中になかったな。体の成長に必要なのはとにかく肉なのだろう。親がよく好き嫌いはダメと言うが、俺はそうは思わない。嫌いってことは体が拒絶してるわけだ。無理に食うほうが体に悪い可能性がある」
おーーやっぱアニキはそのへんの奴とは違うな!考え方が柔らかい。牛乳飲めない子に居残りさせて無理矢理飲ます先生とか頭おかしいよな。
「ドラ刺しもうめーな!でもやっぱこれはただの生肉って感じ」
「悪くはねーがやっぱ焼いた方が普通に美味い。レバーは焼くと全然違う食感になるから、新鮮なうちはやっぱレバ刺しにして食うほうがベストだな」
「よし、ステーキの2枚目焼くぞ。次は特上ヒレステーキだ」
「おぉ、あのトロトロの奴か!」
美味いけどアレごはんが食いたくなるんだよなー。・・・ん?
「アニキ、大変なこと忘れてた・・・」
「あ?」
「ごはん作ってねえ!」
「!!? しまった!そうだ、米あったのスッカリ忘れてたわ・・・」
ここまで食ったあとに、ごはん炊いてまた食おうって気にはさすがにならん。
「もう今更すぎるから次回の楽しみにしとくべ」
「だな。今日はもう手遅れだ。ホルモンも次回だ」
〆のヒレステーキもやっぱスゲー美味かった。肉だけでも十分満足なんだよな。
「竜素材も回収したし、そろそろコテツの部屋戻るか」
ここにはベッドも何もないからなー。あ、思い出した。
「アニキの部屋にもドア付けて鍵しめようぜ」
「んー、別に何も置いてないからいらんっちゃいらん気もするが」
「解体するのにたぶん何度もココ使うよね。となると清める時置きっぱなしになるからやっぱりドアあったほうがいいと思うんだ」
「なるほど。たしかにそれもそうだ。んじゃ腹ごなしにサクッと仕事すっか」
ってことでとりあえず木と剣集めからだな。
13
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる