55 / 183
ダンジョン編
55 今度こそ3階のボス見学
しおりを挟む
「麻雀牌はめんどくさいということが判明した。数が多すぎてもうな、延々とノコギリだぞ!何か簡単に木を切断出来る物が無いとやってられんわ」
麻雀牌か。見たことはあるな。たしかに種類すごくいっぱいあった気がする。
「だが将棋の駒は作ったぜ!将棋盤もバッチリだ。ただ駒に文字掘ったはいいが俺絵の具持ってなくてよ、文字に色塗るのにコテツの絵の具少し使っていいか?」
「2セットあるからひとつ使っていいよ」
「サンキュ。流石に色が付いてないとわかりにくくて全然ダメだ。将棋盤にマス目も書かなきゃいかんしな。ただやっぱりニスが欲しいわ。木を削っただけのザラザラのままじゃ全然完成した気がしない。色も付いてないからそれ以前だけどな」
「ニスなかなか出ないな。出るかどうかもわからんけど、・・・作れないかな?」
「なるほど自作か・・・、それは考えてなかった。樹脂となんかを混ぜるんだっけかな・・・。シンナー臭かった気がする。シンナーってそもそもなんだ??トルエン・・・ガソリン?」
なんかアニキがむっちゃ思考の渦に飲まれてしまった。
「やっぱ自作は無理だな。そもそも作り方ちゃんとわかってないのに変な物混ぜるのは危険だ。確かトルエンって毒物だし」
「そっかー、危険ならしゃーないな」
「んで、コテツは何作ったんだ?」
「んとねー、ミスリルソードの持つとこにドラゴンの皮貼ったぞ。んであとはグール用アイテム作ろうとしたんだけど、注射器が上手く作れなくて結局ヒシャクになった」
「なんで注射器かは知らんが、柄杓はナイスアイデアだな。存在忘れてたわ」
「注射器で水をピューってやろうと思ったんだ。だけど下から水が漏れてイマイチだった」
「あーそういうことか。本物は確か中にゴムとか入ってたから、漏れにくい設計なのだろう」
「ゴムか!なるほど・・・、でもまあもういいや。結局ヒシャクのほうが楽そうだし」
「ならアレだな。聖水を入れるバケツみたいなのもあったほうがいいな」
「おーなるほど。バケツ持ちながらバシャバシャかけたほうがいいもんな」
「木工のレベル上げにもなるだろうから、後で俺が作るわ」
「わかった。あとクマいっぱい作ったけど一個いる?」
「いや、それは嵩張るからいらん」
前作ったのよりさらに出来いいんだけどな。まあ色塗ってニスで仕上げれば欲しくなるだろう。
************************************************************
「よーし!たっぷり寝て完全回復だ。アニキ、今日こそ3階ボス見に行くぞ!」
「そうするか。あ、そーそー、打ち水用の桶っぽいの作っといたぞ」
「おーーこれ見たことある。近所のばーちゃんが水撒いてた」
「それが打ち水って奴だ。水を撒いて気温下げたり、埃を抑えるみたいな感じだ」
「へー、なるほど」
「よし、んじゃ行くぞ。今回はグール楽勝だろうからボスの顔拝めるハズ」
「聖水も汲んだし忘れ物はないな?よし、転移!」
メタボおっさんズをサクッと倒しグールの所に到着。
「よし、柄杓アタック開始!」
5Mくらいまで近寄って2人でグールに聖水をかけまくった。
「オッケイ!弱点さえわかってりゃ楽勝だな」
「昨日はあんなに苦労したのに・・・。でもまだ先に居るかもだから桶持ったまま進もう」
「だな。違う魔物ならすぐ片付けて剣に持ち替えるぞ」
先に進むと、次はグールじゃなくて、居たのは下半身がヘビの女だった。
名前 :ラミア
「ラミアっていうモンスターらしい」
「・・・人型の魔物ばっかでやりにくいなココは」
オレが戦ってみたが、ラミアは武器とか持ってなかったので強くなかった。
そして次は、いつものパターンで3体いたからそれも倒す。
名前 :リザードマン
「また人型だ。トカゲみたいな爬虫類系か。コイツは剣持ってるな」
「リザードマンだってさ」
「次は俺の番だな。鱗硬そうだから魔剣で行くか」
リザードマンはなかなか剣を使うのが上手く、普通にいい戦いだった。
「ふー、いい相手だった。こういう魔物は歓迎するぜ」
「次はたぶん3体だぞ。アニキ一人で行けそう?」
「フム。まあ大丈夫だとは思う。もし危なそうだったらコテツも参加してくれ」
「わかった」
先に進むと、思った通りリザードマンが3体いて、アニキが特攻をかけた。
リザードマンのコンビネーションは多彩で、少し苦戦してたけどアニキの勝利。
「よおおおし!リザードマン良いわー!剣術の訓練するのに最適の相手だぞ」
「かなり手強そうだったな!アイツらすげえコンビネーションだった」
「あの戦い方は参考になる。たまにここ来て特訓しよう」
話しながら歩いてると、ボス横らしい部屋に到着した。
「やっと着いたぞ。部屋の大きさ的にもボス手前部屋だろ」
「泉は無いけど2階と一緒だな。またここに棺桶運ばないと」
今すぐ戦うわけじゃないけどね。
「よし、んじゃボスチェックだ!」
一応ボスに気付かれないように慎重に覗く。
名前 :バフォメット
麻雀牌か。見たことはあるな。たしかに種類すごくいっぱいあった気がする。
「だが将棋の駒は作ったぜ!将棋盤もバッチリだ。ただ駒に文字掘ったはいいが俺絵の具持ってなくてよ、文字に色塗るのにコテツの絵の具少し使っていいか?」
「2セットあるからひとつ使っていいよ」
「サンキュ。流石に色が付いてないとわかりにくくて全然ダメだ。将棋盤にマス目も書かなきゃいかんしな。ただやっぱりニスが欲しいわ。木を削っただけのザラザラのままじゃ全然完成した気がしない。色も付いてないからそれ以前だけどな」
「ニスなかなか出ないな。出るかどうかもわからんけど、・・・作れないかな?」
「なるほど自作か・・・、それは考えてなかった。樹脂となんかを混ぜるんだっけかな・・・。シンナー臭かった気がする。シンナーってそもそもなんだ??トルエン・・・ガソリン?」
なんかアニキがむっちゃ思考の渦に飲まれてしまった。
「やっぱ自作は無理だな。そもそも作り方ちゃんとわかってないのに変な物混ぜるのは危険だ。確かトルエンって毒物だし」
「そっかー、危険ならしゃーないな」
「んで、コテツは何作ったんだ?」
「んとねー、ミスリルソードの持つとこにドラゴンの皮貼ったぞ。んであとはグール用アイテム作ろうとしたんだけど、注射器が上手く作れなくて結局ヒシャクになった」
「なんで注射器かは知らんが、柄杓はナイスアイデアだな。存在忘れてたわ」
「注射器で水をピューってやろうと思ったんだ。だけど下から水が漏れてイマイチだった」
「あーそういうことか。本物は確か中にゴムとか入ってたから、漏れにくい設計なのだろう」
「ゴムか!なるほど・・・、でもまあもういいや。結局ヒシャクのほうが楽そうだし」
「ならアレだな。聖水を入れるバケツみたいなのもあったほうがいいな」
「おーなるほど。バケツ持ちながらバシャバシャかけたほうがいいもんな」
「木工のレベル上げにもなるだろうから、後で俺が作るわ」
「わかった。あとクマいっぱい作ったけど一個いる?」
「いや、それは嵩張るからいらん」
前作ったのよりさらに出来いいんだけどな。まあ色塗ってニスで仕上げれば欲しくなるだろう。
************************************************************
「よーし!たっぷり寝て完全回復だ。アニキ、今日こそ3階ボス見に行くぞ!」
「そうするか。あ、そーそー、打ち水用の桶っぽいの作っといたぞ」
「おーーこれ見たことある。近所のばーちゃんが水撒いてた」
「それが打ち水って奴だ。水を撒いて気温下げたり、埃を抑えるみたいな感じだ」
「へー、なるほど」
「よし、んじゃ行くぞ。今回はグール楽勝だろうからボスの顔拝めるハズ」
「聖水も汲んだし忘れ物はないな?よし、転移!」
メタボおっさんズをサクッと倒しグールの所に到着。
「よし、柄杓アタック開始!」
5Mくらいまで近寄って2人でグールに聖水をかけまくった。
「オッケイ!弱点さえわかってりゃ楽勝だな」
「昨日はあんなに苦労したのに・・・。でもまだ先に居るかもだから桶持ったまま進もう」
「だな。違う魔物ならすぐ片付けて剣に持ち替えるぞ」
先に進むと、次はグールじゃなくて、居たのは下半身がヘビの女だった。
名前 :ラミア
「ラミアっていうモンスターらしい」
「・・・人型の魔物ばっかでやりにくいなココは」
オレが戦ってみたが、ラミアは武器とか持ってなかったので強くなかった。
そして次は、いつものパターンで3体いたからそれも倒す。
名前 :リザードマン
「また人型だ。トカゲみたいな爬虫類系か。コイツは剣持ってるな」
「リザードマンだってさ」
「次は俺の番だな。鱗硬そうだから魔剣で行くか」
リザードマンはなかなか剣を使うのが上手く、普通にいい戦いだった。
「ふー、いい相手だった。こういう魔物は歓迎するぜ」
「次はたぶん3体だぞ。アニキ一人で行けそう?」
「フム。まあ大丈夫だとは思う。もし危なそうだったらコテツも参加してくれ」
「わかった」
先に進むと、思った通りリザードマンが3体いて、アニキが特攻をかけた。
リザードマンのコンビネーションは多彩で、少し苦戦してたけどアニキの勝利。
「よおおおし!リザードマン良いわー!剣術の訓練するのに最適の相手だぞ」
「かなり手強そうだったな!アイツらすげえコンビネーションだった」
「あの戦い方は参考になる。たまにここ来て特訓しよう」
話しながら歩いてると、ボス横らしい部屋に到着した。
「やっと着いたぞ。部屋の大きさ的にもボス手前部屋だろ」
「泉は無いけど2階と一緒だな。またここに棺桶運ばないと」
今すぐ戦うわけじゃないけどね。
「よし、んじゃボスチェックだ!」
一応ボスに気付かれないように慎重に覗く。
名前 :バフォメット
13
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる