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ダンジョン編
101 決戦!10階ボス
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「死神が相手だから慎重に攻めよう・・・、などと腑抜けたことは言わん!俺らの方針はただ一つ。特攻あるのみ!」
「わはははは!当然だ!」
「もう話し合うことは何も無い。コテツ、結界だ」
「銀結界!アニキにも銀結界!」
「んじゃ行くぜ。特攻!」
速攻で倒す気持ちで猛ダッシュをかける。見えた!死神だ。
最初に逃げ出した圧倒的恐怖心は、根性試しを何度もしたおかげでもうかなり軽減されている。
死神がこちらを向き、大鎌を振りかざした。
キャンセルか?魔法か?
「・・・アニキ、魔法だ!」
少し屈んで身構えると黒い靄に包まれた。
靄が無くなり死神が見えたが何をされたのかまったくわからん。
「なんだったんだ?」
「わからん。まあいい、突っ込むぞ!」
何となくだが今のは即死系の魔法だったんじゃないか?だがオレの結界に隙など無い!即死耐性もカンストだし、そう簡単に倒せると思うなよ?
アニキの大剣がグリムリーパーを薙ぎ払う。
デスナイトを倒して手に入れたあの大剣だ。最近は魔剣グランディスよりもこっちのほうがお気に入りらしい。
大剣が死神の大鎌とぶつかり合って火花を散らす。
大鎌でアニキとあんだけ打ち合えるのか・・・、ゴブさん以上の使い手かもしれん。んじゃ二人同時相手ならどうかな?
コテツの黒槍が死神の側面から襲い掛かる。しかし一撃を大鎌で防御した後死神が消えた。
ぬ?どこ行った?
「あーーー!飛んでる!」
「クッソ、羽無いけどやっぱり飛ぶのか。今のって転移だよな?」
「死神って急に消えたり現れたりしそうなタイプだしな」
『zぐぉjqベ@lshdjアぐjsバrksz』
「来たぞ。いつもの召喚だ」
「あーもうこのパターンばっかりだ」
・・・なんか空間がモヤモヤしてねえか?
モヤモヤが次第にデカくなりそいつが現れる。
「ドラゴン・・・いや、なんか骨が見えてるぞ」
「アニキこれドラゴンゾンビじゃん!」
「あー、そういや前に言ってたことあったな」
『・・・・・・』
「いつもみたいにギャー!とか無いんだな」
「腐って骨出てるから声出ないんじゃね?」
棺桶を出してヒシャクで聖水をぶっかけてみた。
ジュワーッ・・・
「効いてるような無意味なような」
「まったく反応ねえな。しゃーない、普通に叩き斬るか」
ズチャッ!
「ぐえッ!!これはキツいぞ・・・腐った肉飛び散り放題じゃねえか」
「アニキ!上!!」
ドラゴンゾンビがやっとこちらを認識したようで、アニキに向かって口を開いた。
ヴヴァァーーーーーーーーーッ!
毒みたいな小汚いブレスが放たれた。
「ぐおおおお!」
アニキもすぐ退避したんだが射程範囲が広い!
「オラぁっ!」
黒槍でドラゴンゾンビを斬り裂く。腐った肉片が飛び散るがお構いなしに斬りまくる。
「前がほとんど見えねえ!悪ぃコテツ、このヘドロ拭いてくれ」
アニキを見ると結界が緑のズグズグで覆われていて、ジュワーッと煙も出ている。
いや、これなら拭くよりも・・・、ヒシャクで聖水をぶっかけた。
「お、見えた!もういっちょ頼む!」
2~3回ぶっかけたらズグズグもほとんど流れてアニキが復活した。
「ヤベえな・・・胃液か何か知らんが、アレをかぶったまま結界解けたら全身に浴びることになるぞ」
「あーそっか!結界に付いてた物がそのまま落ちて来るよな」
本来ならボス戦って会話してる余裕無いんだけど、ドラゴンゾンビは腐ってるせいか反応がイチイチ遅くてこっちに余裕がある感じ。死神は空中に浮かんだまま何もして来んし・・・ゲッ!!
「オレとアニキの結界キャンセル!金結界!アニキにも金結界!」
「は?何で金結界に」
「デカい魔法が来る!死神だ!」
死神の頭上で超巨大な黒い炎が燃え盛っていた。アレはヤバい!
「なッ!?」
そして黒い炎が放たれた。衝撃に備えて身構える。
ズズズズズズ・・・
ドガシャッ!
「ガアッ!」
「グオオおおおッ!!」
その巨大な黒炎が金結界に直撃し結界を破壊。二人とも激しく吹き飛ばされる。
「ぐぎぎ・・・」
やられたッ。だけどまだ生きてるぞ・・・。
棺桶3号を出して中に転がり込む。虚ろな意識の中アニキの横に棺桶4号を出す。
「ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ」
危なかったッ!金結界をああも簡単に壊されるとは・・・。
アニキを確認するとなんとか生きていたようで、棺桶に入ることが出来たみたいだ。
くそおおおお!やってくれたな!!
「銀結界!」
「転移!」
ガギン!!
死神の上空に転移し、ヤツの頭に黒槍を叩き込んだ。
「チビ結界!チビ結界!チビ結界!」
速攻で足場を作り死神との空中戦が始まる。
不意を突いた最初の一撃は綺麗に決まったが、そこからは一進一退の攻防。
転移も混ぜて着実にダメージを積み重ねていく。
すると下から何度も見たことがある壁が縦横無尽に出現した。
「クソヤロウがああああ!!!」
地上を見ると、首の無いドラゴンゾンビが横たわっていた。
ハハッ!遅いと思ったら下で暴れてたのか!さすがアニキだ!
「わはははは!当然だ!」
「もう話し合うことは何も無い。コテツ、結界だ」
「銀結界!アニキにも銀結界!」
「んじゃ行くぜ。特攻!」
速攻で倒す気持ちで猛ダッシュをかける。見えた!死神だ。
最初に逃げ出した圧倒的恐怖心は、根性試しを何度もしたおかげでもうかなり軽減されている。
死神がこちらを向き、大鎌を振りかざした。
キャンセルか?魔法か?
「・・・アニキ、魔法だ!」
少し屈んで身構えると黒い靄に包まれた。
靄が無くなり死神が見えたが何をされたのかまったくわからん。
「なんだったんだ?」
「わからん。まあいい、突っ込むぞ!」
何となくだが今のは即死系の魔法だったんじゃないか?だがオレの結界に隙など無い!即死耐性もカンストだし、そう簡単に倒せると思うなよ?
アニキの大剣がグリムリーパーを薙ぎ払う。
デスナイトを倒して手に入れたあの大剣だ。最近は魔剣グランディスよりもこっちのほうがお気に入りらしい。
大剣が死神の大鎌とぶつかり合って火花を散らす。
大鎌でアニキとあんだけ打ち合えるのか・・・、ゴブさん以上の使い手かもしれん。んじゃ二人同時相手ならどうかな?
コテツの黒槍が死神の側面から襲い掛かる。しかし一撃を大鎌で防御した後死神が消えた。
ぬ?どこ行った?
「あーーー!飛んでる!」
「クッソ、羽無いけどやっぱり飛ぶのか。今のって転移だよな?」
「死神って急に消えたり現れたりしそうなタイプだしな」
『zぐぉjqベ@lshdjアぐjsバrksz』
「来たぞ。いつもの召喚だ」
「あーもうこのパターンばっかりだ」
・・・なんか空間がモヤモヤしてねえか?
モヤモヤが次第にデカくなりそいつが現れる。
「ドラゴン・・・いや、なんか骨が見えてるぞ」
「アニキこれドラゴンゾンビじゃん!」
「あー、そういや前に言ってたことあったな」
『・・・・・・』
「いつもみたいにギャー!とか無いんだな」
「腐って骨出てるから声出ないんじゃね?」
棺桶を出してヒシャクで聖水をぶっかけてみた。
ジュワーッ・・・
「効いてるような無意味なような」
「まったく反応ねえな。しゃーない、普通に叩き斬るか」
ズチャッ!
「ぐえッ!!これはキツいぞ・・・腐った肉飛び散り放題じゃねえか」
「アニキ!上!!」
ドラゴンゾンビがやっとこちらを認識したようで、アニキに向かって口を開いた。
ヴヴァァーーーーーーーーーッ!
毒みたいな小汚いブレスが放たれた。
「ぐおおおお!」
アニキもすぐ退避したんだが射程範囲が広い!
「オラぁっ!」
黒槍でドラゴンゾンビを斬り裂く。腐った肉片が飛び散るがお構いなしに斬りまくる。
「前がほとんど見えねえ!悪ぃコテツ、このヘドロ拭いてくれ」
アニキを見ると結界が緑のズグズグで覆われていて、ジュワーッと煙も出ている。
いや、これなら拭くよりも・・・、ヒシャクで聖水をぶっかけた。
「お、見えた!もういっちょ頼む!」
2~3回ぶっかけたらズグズグもほとんど流れてアニキが復活した。
「ヤベえな・・・胃液か何か知らんが、アレをかぶったまま結界解けたら全身に浴びることになるぞ」
「あーそっか!結界に付いてた物がそのまま落ちて来るよな」
本来ならボス戦って会話してる余裕無いんだけど、ドラゴンゾンビは腐ってるせいか反応がイチイチ遅くてこっちに余裕がある感じ。死神は空中に浮かんだまま何もして来んし・・・ゲッ!!
「オレとアニキの結界キャンセル!金結界!アニキにも金結界!」
「は?何で金結界に」
「デカい魔法が来る!死神だ!」
死神の頭上で超巨大な黒い炎が燃え盛っていた。アレはヤバい!
「なッ!?」
そして黒い炎が放たれた。衝撃に備えて身構える。
ズズズズズズ・・・
ドガシャッ!
「ガアッ!」
「グオオおおおッ!!」
その巨大な黒炎が金結界に直撃し結界を破壊。二人とも激しく吹き飛ばされる。
「ぐぎぎ・・・」
やられたッ。だけどまだ生きてるぞ・・・。
棺桶3号を出して中に転がり込む。虚ろな意識の中アニキの横に棺桶4号を出す。
「ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ」
危なかったッ!金結界をああも簡単に壊されるとは・・・。
アニキを確認するとなんとか生きていたようで、棺桶に入ることが出来たみたいだ。
くそおおおお!やってくれたな!!
「銀結界!」
「転移!」
ガギン!!
死神の上空に転移し、ヤツの頭に黒槍を叩き込んだ。
「チビ結界!チビ結界!チビ結界!」
速攻で足場を作り死神との空中戦が始まる。
不意を突いた最初の一撃は綺麗に決まったが、そこからは一進一退の攻防。
転移も混ぜて着実にダメージを積み重ねていく。
すると下から何度も見たことがある壁が縦横無尽に出現した。
「クソヤロウがああああ!!!」
地上を見ると、首の無いドラゴンゾンビが横たわっていた。
ハハッ!遅いと思ったら下で暴れてたのか!さすがアニキだ!
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