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アリア編
149 仕事探し
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「さて、これからどうするかなんだが、まず聞きたい事が一つ。この子らの父親は?」
「・・・・・・事故で亡くなりました。その後は私が働いて生活していたのですが、病気になり床に臥せてしまいました。けど僅かな貯金も無くなって・・・」
「状況は把握した。その職場に復帰は出来るのか?」
「クビになってしまったのでもう無理です」
「ふむ・・・なかなかに詰んでるな」
「なあアニキ。一つ当てがあるぞ」
「ん?」
「店長のとこで店員を一人雇うって言ってたろ?」
「ああ!かき氷のヤツか」
「もう雇ってしまった可能性あるけど、ちょっと行って聞いてくる」
「頼む。あ、コテツちょっと待て。えーと・・・ルークの母ちゃんって呼び続けるのもアレだな。名前を教えてくれ」
「ナルティアと言います」
「じゃあナルティアさん、王都を離れて違う街で暮らす事は出来るか?」
「違う街・・・ですか」
さすがに悩むよな。いきなり他の街行くってなると。
「この家に住んでいるのは思い入れがあるからという理由では無く、暮らしが厳しくなったからですので家を出て行くことに問題はありません。ただ新しい環境で大丈夫なのかという不安はあります」
「ふむ。なら移住先が好待遇ならば問題は無いということでいいか?」
「はい」
「コテツ頼む。もしかき氷のポジションが埋まっていたとしても、他に何か無いか店長と交渉してくれ」
「了解だ。んじゃちっと行って来る!転移」
店長の店の近くに転移して来た。
「いらっしゃいませー、ってコテツくんじゃない」
「あのさ、かき氷の店員ってもう決まった?」
「えーと、たぶんまだだと思うけど・・・どうなんだろう?店長呼ぶね」
「たのんだ」
「お久しぶりですコテツくん。店員はまだ決まってませんが、何かあったのですか?」
店長に王都で起きたことを話し説明する。
「なるほど。そういうことでしたか」
「体調は良くなったからすぐにでもバリバリ働けると思うぞ。人柄も良かったし、子供を養わなきゃいけないから必死にやってくれると思う」
「ふむふむ。・・・わかりました。とりあえず直接話を伺いたいので連れて来てもらえますか?」
「わかった!子供達も連れて来る?」
「・・・そうですね。連れて来て下さい」
「了解だ!んじゃ転移」
ルークの家の前に戻って来た。
「店員まだ決まって無かったぞ!」
「お!?マジか!ナルティアさん、チャンス到来だ」
「んでさ、店長が話し聞きたいから連れて来てくれってさ」
「え!?今すぐにですか?服どうしましょう・・・」
ナース服を着たままのナルティアさんを見る。
これはイケるんでね?美人だからむしろ客増えまくる気がするぞ。
「なあアニキ、ナース服のままかき氷作る店員がいたらむっちゃ客来そうでね?」
「間違いねーな」
アニキがナルティアさんの頭にナースキャップを被せて完全体にする。
「もうこれが仕事着で確定だろ」
「完璧だな」
「え!?ちょっと、こ、この姿で仕事するんですか!?」
「いや、一つ足りて無かった」
アニキがマジックバッグから、オシャレな白いサンダルを取り出す。
「これを履いてくれ」
「そんなオシャレな靴いつの間に手に入れてたんだ!?」
ナルティアさんが白いサンダルを履いて正真正銘の完全体となった。
アイテムボックスから鏡を取り出してナルティアさんに自分の姿を確認させる。
「うわ~~~~~!」
「母ちゃんカッコイイ!!」
子供たちは大喜びだが、鏡を見たナルティアさんの顔がみるみる真っ赤になっていく。
「む、無理です!人前でこんな姿を見せるなんて」
「シャラーーーーップ!!子供たちを養っていくには相応の覚悟が必要だ。今は恥ずかしいだけかもしれんが、ナルティアさんが人気となって店に客を呼び込めれば給料も上がることだろう」
「むっちゃ似合ってるしイケるイケる!」
「う~~~~!!」
ここは強引に連れて行こう。店長も待ってるだろうしな。
「全員一気に行けるかな?・・・みんな手を繋いでー!アニキも全員」
全員の手が繋がったのを確認してからトーレス商会の横に転移した。
「てんちょー!みんな連れてきたぞ!」
「おっ?来ましたか。・・・えーとどこに?」
あれ?みんな何やってんだろ。
外に出ると、ナルティアさんがスーパーモジモジモードに入ってしまい、アニキが背中を押してる場面だった。
やっとこさ店内に連れて行くと、店長たちだけじゃなく店内にいたお客さんまで全員の視線がナルティアさんにブッスリと突き刺さった。
「店長、彼女がナルティアさんだ」
「・・・・・・ハッ!?す、すみません。見惚れてしまいました」
「は、はう~、よ、宜しくお願いします」
「と、とりあえずこちらの部屋にお入り下さい」
前にオレらが勉強に使ってた部屋に移動して面接するようだ。
みんなそっちへ移動し始めたのでついて行く。
「ねえコテツくん。彼女が着ている服って、コテツくん達が用意した服でしょう?私にも何か良い服無いかしら?」
どうやら斬新なデザインの服にメル姉が興味を持ったようだ。
「・・・・・・事故で亡くなりました。その後は私が働いて生活していたのですが、病気になり床に臥せてしまいました。けど僅かな貯金も無くなって・・・」
「状況は把握した。その職場に復帰は出来るのか?」
「クビになってしまったのでもう無理です」
「ふむ・・・なかなかに詰んでるな」
「なあアニキ。一つ当てがあるぞ」
「ん?」
「店長のとこで店員を一人雇うって言ってたろ?」
「ああ!かき氷のヤツか」
「もう雇ってしまった可能性あるけど、ちょっと行って聞いてくる」
「頼む。あ、コテツちょっと待て。えーと・・・ルークの母ちゃんって呼び続けるのもアレだな。名前を教えてくれ」
「ナルティアと言います」
「じゃあナルティアさん、王都を離れて違う街で暮らす事は出来るか?」
「違う街・・・ですか」
さすがに悩むよな。いきなり他の街行くってなると。
「この家に住んでいるのは思い入れがあるからという理由では無く、暮らしが厳しくなったからですので家を出て行くことに問題はありません。ただ新しい環境で大丈夫なのかという不安はあります」
「ふむ。なら移住先が好待遇ならば問題は無いということでいいか?」
「はい」
「コテツ頼む。もしかき氷のポジションが埋まっていたとしても、他に何か無いか店長と交渉してくれ」
「了解だ。んじゃちっと行って来る!転移」
店長の店の近くに転移して来た。
「いらっしゃいませー、ってコテツくんじゃない」
「あのさ、かき氷の店員ってもう決まった?」
「えーと、たぶんまだだと思うけど・・・どうなんだろう?店長呼ぶね」
「たのんだ」
「お久しぶりですコテツくん。店員はまだ決まってませんが、何かあったのですか?」
店長に王都で起きたことを話し説明する。
「なるほど。そういうことでしたか」
「体調は良くなったからすぐにでもバリバリ働けると思うぞ。人柄も良かったし、子供を養わなきゃいけないから必死にやってくれると思う」
「ふむふむ。・・・わかりました。とりあえず直接話を伺いたいので連れて来てもらえますか?」
「わかった!子供達も連れて来る?」
「・・・そうですね。連れて来て下さい」
「了解だ!んじゃ転移」
ルークの家の前に戻って来た。
「店員まだ決まって無かったぞ!」
「お!?マジか!ナルティアさん、チャンス到来だ」
「んでさ、店長が話し聞きたいから連れて来てくれってさ」
「え!?今すぐにですか?服どうしましょう・・・」
ナース服を着たままのナルティアさんを見る。
これはイケるんでね?美人だからむしろ客増えまくる気がするぞ。
「なあアニキ、ナース服のままかき氷作る店員がいたらむっちゃ客来そうでね?」
「間違いねーな」
アニキがナルティアさんの頭にナースキャップを被せて完全体にする。
「もうこれが仕事着で確定だろ」
「完璧だな」
「え!?ちょっと、こ、この姿で仕事するんですか!?」
「いや、一つ足りて無かった」
アニキがマジックバッグから、オシャレな白いサンダルを取り出す。
「これを履いてくれ」
「そんなオシャレな靴いつの間に手に入れてたんだ!?」
ナルティアさんが白いサンダルを履いて正真正銘の完全体となった。
アイテムボックスから鏡を取り出してナルティアさんに自分の姿を確認させる。
「うわ~~~~~!」
「母ちゃんカッコイイ!!」
子供たちは大喜びだが、鏡を見たナルティアさんの顔がみるみる真っ赤になっていく。
「む、無理です!人前でこんな姿を見せるなんて」
「シャラーーーーップ!!子供たちを養っていくには相応の覚悟が必要だ。今は恥ずかしいだけかもしれんが、ナルティアさんが人気となって店に客を呼び込めれば給料も上がることだろう」
「むっちゃ似合ってるしイケるイケる!」
「う~~~~!!」
ここは強引に連れて行こう。店長も待ってるだろうしな。
「全員一気に行けるかな?・・・みんな手を繋いでー!アニキも全員」
全員の手が繋がったのを確認してからトーレス商会の横に転移した。
「てんちょー!みんな連れてきたぞ!」
「おっ?来ましたか。・・・えーとどこに?」
あれ?みんな何やってんだろ。
外に出ると、ナルティアさんがスーパーモジモジモードに入ってしまい、アニキが背中を押してる場面だった。
やっとこさ店内に連れて行くと、店長たちだけじゃなく店内にいたお客さんまで全員の視線がナルティアさんにブッスリと突き刺さった。
「店長、彼女がナルティアさんだ」
「・・・・・・ハッ!?す、すみません。見惚れてしまいました」
「は、はう~、よ、宜しくお願いします」
「と、とりあえずこちらの部屋にお入り下さい」
前にオレらが勉強に使ってた部屋に移動して面接するようだ。
みんなそっちへ移動し始めたのでついて行く。
「ねえコテツくん。彼女が着ている服って、コテツくん達が用意した服でしょう?私にも何か良い服無いかしら?」
どうやら斬新なデザインの服にメル姉が興味を持ったようだ。
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