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アリア編
160 から揚げ大会
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おっちゃんがランクを上げる権限を持ってたのは、おっちゃんがギルドの副長だからだった。ギルドカードを更新してもらい依頼の報酬を受け取る。スーサン鳥の報酬は微々たる物だったが、盗賊は懸賞金がかかっていたので報酬は全部で300万ギランちょいだった。
報酬を受け取りギルドの外に出ると、助けたおっちゃんが待っていた。
「キミ達にお礼がしたいので、ウチの店まで付いて来てもらえないだろうか?」
「ああ、気にすんな。中で盗賊の報酬がっぽり貰って来たとこだから」
「いや、それじゃあ俺の気がすまん。助けてもらった礼をさせてくれ」
「だとよコテツ。断るのもアレだからおっちゃんの店まで行こうか」
「了解だ」
というわけでそのまま馬車に乗り、おっちゃんの店まで行くことになった。
・・・・・
「ここが俺の店だ」
どうやらおっちゃんの店は食品を扱ってる店のようだ。
肉・野菜・果物・穀物と色々並べられていた。
「そういや自己紹介がまだだったな。俺の名はアレックスだ」
「キヨミツだ」
「コテツだぞ」
「中で用意してくるんでテキトーに見ててくれ」
「ちょっと待った!おっちゃん。礼って何を持ってくるつもりだったのかわからんけど、どうせならこの店の商品が欲しい」
「ん?ここに売ってる物か?」
「肉は大量にあるから必要ないんだけど、野菜、果物、穀物に非常に興味がある。俺らずっと肉だけの生活をして来たんで、野菜に飢えてるとこあるんだよ」
「ほ~、肉以外の物がいいのか。普通は肉のほうが喜ばれるもんなんだがな」
オレらの肉だけ生活は筋金入りだからな!さすがのオレですら今は野菜を求めるほどになったのだ。ダンジョン突破してからは野菜もそこそこ食べてるけど、今のオレなら野菜をいくらでも食えるぞ。
「そうだ!片栗粉ってあるか?ああ、えーと、でんぷん粉だ」
「でんぷん粉?」
「えーとな、芋なんかをすり降ろして水の中で揉むと、下に白い塊が出来るんだよ。その白い塊を乾燥させて粉にしたのがでんぷん粉だ。白い塊を使うと料理にとろみを付けれるんだ」
「へーーーっ、そんな物があるのか。あんちゃん料理出来るんだな」
「ということは無いってことだよな。芋から自作するしかねーか」
「なあアニキ、なんで片栗粉なんか欲しいんだ?」
「スーサン鳥のから揚げ作るって言ったろ。から揚げ作るにゃ必須だぞ。小麦粉でもいいんだが、片栗粉使った方がカリッと揚がるんだ」
「あーーー!そっか。ただ油で揚げるだけじゃダメなのか!」
「から揚げって何だ?」
「この流れはもう、ここでから揚げ大会が始まるって事だよな」
「から揚げ大会キターーーーーーーーー!」
「なんかよくわからんが、そのから揚げってのには非常に興味がある」
どこで作るかは決めてなかったけど、話の流れで突然から揚げ大会が始まったのだった。
************************************************************
まずスーサン鳥をみんなで捌いた後、片栗粉の乾燥はコテツの魔法でやって、味付けに使う生姜やニンニクは非常に近い野菜があったのでそれを代用した。小麦粉は店に普通に置いてあったので、それも使って2種類のから揚げを作ることになった。
ジュワーーーーッ
「そろそろいい色になって来たぞ!」
「よし、んじゃ第一陣はみんなで試食だ」
皿にから揚げを山積みし、第二陣のから揚げを作りながらみんなで試食タイムだ。
「うんめええええええええええええええ!!!」
「なんという美味さだ!これが、から揚げという物なのか・・・」
「スーサン鳥最高じゃねえか!」
ヤバイ!本当に美味すぎる!!!
第一陣のから揚げは一瞬でみんなの胃の中へ消え去った。
「第二陣は小麦粉のから揚げだ。食感の違いを感じ取れ!」
「うめえええええええええええええええ!!!」
「こっちも非常に美味い。でも確かに衣の硬さが少し違うか?」
「小麦粉の方も普通に美味えな。でもやっぱ俺は片栗粉派だ」
そして第三陣のから揚げも平らげ腹が少し膨れた頃、フライドポテトが登場。
「これは芋を細長く切ってあった奴か?」
「その通り。それを油で揚げて塩を振っただけの物だ」
「〆にフライドポテトとか完璧すぎるだろ!」
そして三人共フライドポテトを口に入れる。
「うめえええええええええええええええ!!!」
「なんと!ただの芋がこれほどの美味さになった、だと!?」
「作ったのは久々だったが完璧な出来だな。うめえなオイ!」
全てを平らげた三人はもはや大満足の一言だった。
「え?こんなに大量に貰っていいのか!?」
「そこにある物全て持って行ってくれ。助けてもらった事もそうだが、あんなに美味い料理を食べたのは生まれて初めてだ。そのお礼も含めてだ」
「そいつはマジでありがたい。やったなコテツ!これでしばらくは美味い料理作り放題だぞ」
「よっしゃー!明日はアンナちゃん先生んとこにも、から揚げ振舞おうぜ」
「お、それもいいな」
野菜・果物・穀物と大量ゲットだ!そして明日は店長んとこでも大会決定だ!
報酬を受け取りギルドの外に出ると、助けたおっちゃんが待っていた。
「キミ達にお礼がしたいので、ウチの店まで付いて来てもらえないだろうか?」
「ああ、気にすんな。中で盗賊の報酬がっぽり貰って来たとこだから」
「いや、それじゃあ俺の気がすまん。助けてもらった礼をさせてくれ」
「だとよコテツ。断るのもアレだからおっちゃんの店まで行こうか」
「了解だ」
というわけでそのまま馬車に乗り、おっちゃんの店まで行くことになった。
・・・・・
「ここが俺の店だ」
どうやらおっちゃんの店は食品を扱ってる店のようだ。
肉・野菜・果物・穀物と色々並べられていた。
「そういや自己紹介がまだだったな。俺の名はアレックスだ」
「キヨミツだ」
「コテツだぞ」
「中で用意してくるんでテキトーに見ててくれ」
「ちょっと待った!おっちゃん。礼って何を持ってくるつもりだったのかわからんけど、どうせならこの店の商品が欲しい」
「ん?ここに売ってる物か?」
「肉は大量にあるから必要ないんだけど、野菜、果物、穀物に非常に興味がある。俺らずっと肉だけの生活をして来たんで、野菜に飢えてるとこあるんだよ」
「ほ~、肉以外の物がいいのか。普通は肉のほうが喜ばれるもんなんだがな」
オレらの肉だけ生活は筋金入りだからな!さすがのオレですら今は野菜を求めるほどになったのだ。ダンジョン突破してからは野菜もそこそこ食べてるけど、今のオレなら野菜をいくらでも食えるぞ。
「そうだ!片栗粉ってあるか?ああ、えーと、でんぷん粉だ」
「でんぷん粉?」
「えーとな、芋なんかをすり降ろして水の中で揉むと、下に白い塊が出来るんだよ。その白い塊を乾燥させて粉にしたのがでんぷん粉だ。白い塊を使うと料理にとろみを付けれるんだ」
「へーーーっ、そんな物があるのか。あんちゃん料理出来るんだな」
「ということは無いってことだよな。芋から自作するしかねーか」
「なあアニキ、なんで片栗粉なんか欲しいんだ?」
「スーサン鳥のから揚げ作るって言ったろ。から揚げ作るにゃ必須だぞ。小麦粉でもいいんだが、片栗粉使った方がカリッと揚がるんだ」
「あーーー!そっか。ただ油で揚げるだけじゃダメなのか!」
「から揚げって何だ?」
「この流れはもう、ここでから揚げ大会が始まるって事だよな」
「から揚げ大会キターーーーーーーーー!」
「なんかよくわからんが、そのから揚げってのには非常に興味がある」
どこで作るかは決めてなかったけど、話の流れで突然から揚げ大会が始まったのだった。
************************************************************
まずスーサン鳥をみんなで捌いた後、片栗粉の乾燥はコテツの魔法でやって、味付けに使う生姜やニンニクは非常に近い野菜があったのでそれを代用した。小麦粉は店に普通に置いてあったので、それも使って2種類のから揚げを作ることになった。
ジュワーーーーッ
「そろそろいい色になって来たぞ!」
「よし、んじゃ第一陣はみんなで試食だ」
皿にから揚げを山積みし、第二陣のから揚げを作りながらみんなで試食タイムだ。
「うんめええええええええええええええ!!!」
「なんという美味さだ!これが、から揚げという物なのか・・・」
「スーサン鳥最高じゃねえか!」
ヤバイ!本当に美味すぎる!!!
第一陣のから揚げは一瞬でみんなの胃の中へ消え去った。
「第二陣は小麦粉のから揚げだ。食感の違いを感じ取れ!」
「うめえええええええええええええええ!!!」
「こっちも非常に美味い。でも確かに衣の硬さが少し違うか?」
「小麦粉の方も普通に美味えな。でもやっぱ俺は片栗粉派だ」
そして第三陣のから揚げも平らげ腹が少し膨れた頃、フライドポテトが登場。
「これは芋を細長く切ってあった奴か?」
「その通り。それを油で揚げて塩を振っただけの物だ」
「〆にフライドポテトとか完璧すぎるだろ!」
そして三人共フライドポテトを口に入れる。
「うめえええええええええええええええ!!!」
「なんと!ただの芋がこれほどの美味さになった、だと!?」
「作ったのは久々だったが完璧な出来だな。うめえなオイ!」
全てを平らげた三人はもはや大満足の一言だった。
「え?こんなに大量に貰っていいのか!?」
「そこにある物全て持って行ってくれ。助けてもらった事もそうだが、あんなに美味い料理を食べたのは生まれて初めてだ。そのお礼も含めてだ」
「そいつはマジでありがたい。やったなコテツ!これでしばらくは美味い料理作り放題だぞ」
「よっしゃー!明日はアンナちゃん先生んとこにも、から揚げ振舞おうぜ」
「お、それもいいな」
野菜・果物・穀物と大量ゲットだ!そして明日は店長んとこでも大会決定だ!
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