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アリア編
174 ぽにょぽにょ
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学校を出て来たのはいいがまだ夕飯には少し早いので、アニキの要望で一旦ダンジョンに戻って来た。
「夕飯もうすぐだけどダンジョンに何の用事あるん?」
「そりゃトランプ作りよ。女の子達と仲良くなるにはやはりゲームだろ!」
「おお!なるほど・・・、そういう作戦だったのか。メシどうすんだ?」
「着色までやっときたいから俺はこっちで適当に食う。コテツは宿屋戻っていいぞ。適当に迎えに来てくれ」
「んーー、適当っつってもなあ。朝飯前とか?」
「それでいい。朝なら間違いなく完成してる頃だしな」
「わかった。んじゃオレは宿屋戻るぞ。転移!」
風呂入ったらいい時間になったので食堂に行ってみる。
おおう、今日も混んでて大きいテーブルしか座る場所がねえ。とはいえ一人で小さい方のテーブル使っても、どうせ相席になるから問題無いのか。
適当に座って料理を注文する。今日もオススメでいいや。
ぱふっ
「ダーリン見っけ!」
後ろから犬っ子が抱き着いて来た。
「ぬお!ルナか。風呂上りで暑いから離れなさい」
「あーっ!ホントだ。なんか凄くいい匂いがする!なにこれ?」
「ん?シャンプーの匂いか?」
「しゃんぷう?」
「あーそっか、ここにもシャンプーは無いのか。ルナは頭洗う時石鹸か?」
「そうだよ。石鹸以外に洗える物なんてあるの?」
「あるんだなーこれが!シャンプーとリンスっていう髪の毛だけを洗うヤツが。風呂まだなら貸してやろう。メシ食った後でいいよな?」
「へーーー!そんな良い物があったのね!使ってみたいから後で貸して」
オススメランチが来たのでとりあえず食う。
ルナも隣の席で食べ始めた。
「あれ?コテツくんだけ?」
サーシャ達が来たようだ。
「あれえ?キヨミツはどこ?」
「ああ、アニキはみんなで遊ぶためにおもちゃを作ってる最中だぞ。朝まで戻らない」
「おもちゃ?」
「んー、まあ詳しい説明はアニキが戻ったらしてくれるさ。むっちゃ遊べるおもちゃだから楽しみにしときな」
「へえ~、おもちゃねえ」
みんなテーブルに着いて料理を注文し始めた。
そうこうしてるうちにオレの料理が来たので食ってみる。
「うめえ!なんて言う魚か知らんが湖で釣った魚思い出すな」
「湖?この辺に湖なんて無いけどどこの湖なの?」
「ああ、連合国来る前は王国にいたんだよ。レイモンドの街の近くにある湖だ」
「へーー!私はこの国から出たことない。いい国だった?」
「貴族で一人うざいのがいたけど、結構いい国だと思うぞ」
「ウチはそんなにうざくないから安心してね」
「ん?ルナって貴族の娘なん?」
「ここにいる学生達はみんな貴族だよ。じゃないとこんな高級宿に住めないし」
「あーそっか!一泊16000ギランだもんな。庶民じゃ無理か」
なんも気にしてなかったけど、学校が高級宿から通うってのは金持ちじゃなきゃありえんよな。
「ダーリンもここに泊ってるってことはお金持ちなの?」
「まあな。ダンジョン成金だ」
「へーーー!ダンジョンって儲かるのね」
ぱふっ
「なんだ!?」
メシを食い終わって寛いでいると誰かが抱きついて来た。
「キヨミツいないしつまんないんですけどー」
「アニキは朝まで戻らんぞ」
「あ、そうそう!校長先生が二人を呼んでたわよ。明日学校に来て欲しいって」
「なぬっ!?オレは何もしてないぞ」
「お城のことだと思うわよ。今日はずっと大騒ぎだったから」
やっぱマズかったんだろかね?まあ消せと言われればすぐ消せると思うけど。
・・・それにしても後頭部にぽにょぽにょと柔らかいモノが当たってるのだが!
「ちょっと、ダーリンから離れなさい!」
「きゃあ」
ああっ!ぽにょぽにょが行ってしまった。ルナめ、余計な真似を・・・。
「じゃあワタシの番ね!」
と思ったら違うぽにょぽにょが来た。なんだ?これがモテ期とかいうヤツなのか?
「あーもう!貴女も離れて!」
「嫌よ。キヨミツも格好いいけどコテツも全然アリなのよねー!」
「うんうん。ここに泊ってるってことはお金もあるわけでしょう?」
「狙ってるのはルナだけじゃ無いのよ?チャンスはみんなに平等なのだから」
「ぐぬぬぬぬ」
どうやらオレの意思は関係なく争奪戦みたいになってるな。とはいえ一人を選べと言われてもそれはそれで困るんだが。
「そういえば自己紹介がまだだったわね。私はアグネス」
「ルーシーよ」「ナタリアです」「パトリシアよ」
「ぬお!いきなりいっぱい増えたし。ちょっと待って、覚える」
「よし!もう完璧だ。でもなんでオレなんだ?オレは貴族じゃない普通の冒険者だぞ」
「あら、そうなの?でも関係ないわね。貴方達ってすごく不思議な存在なのよ。若いのに凄い魔法を使えて、ダンジョンを攻略しててお金もあって。この先成功しない理由が無いじゃない」
「んー、どうだろうな?まあ強さには自信あるけど」
「ただあまりお嫁さんが多いのも困りモノですけどね」
「え!?嫁って普通一人じゃねえの?」
「国によってはそういう所もあるでしょうけど、貴族なんかは妻が二人以上いたりするのが普通よ。多い所だと五人も六人も妻がいたりするわ」
マジか!嫁をいっぱい貰えるとかなんて素晴らしい世界なんだ!
「夕飯もうすぐだけどダンジョンに何の用事あるん?」
「そりゃトランプ作りよ。女の子達と仲良くなるにはやはりゲームだろ!」
「おお!なるほど・・・、そういう作戦だったのか。メシどうすんだ?」
「着色までやっときたいから俺はこっちで適当に食う。コテツは宿屋戻っていいぞ。適当に迎えに来てくれ」
「んーー、適当っつってもなあ。朝飯前とか?」
「それでいい。朝なら間違いなく完成してる頃だしな」
「わかった。んじゃオレは宿屋戻るぞ。転移!」
風呂入ったらいい時間になったので食堂に行ってみる。
おおう、今日も混んでて大きいテーブルしか座る場所がねえ。とはいえ一人で小さい方のテーブル使っても、どうせ相席になるから問題無いのか。
適当に座って料理を注文する。今日もオススメでいいや。
ぱふっ
「ダーリン見っけ!」
後ろから犬っ子が抱き着いて来た。
「ぬお!ルナか。風呂上りで暑いから離れなさい」
「あーっ!ホントだ。なんか凄くいい匂いがする!なにこれ?」
「ん?シャンプーの匂いか?」
「しゃんぷう?」
「あーそっか、ここにもシャンプーは無いのか。ルナは頭洗う時石鹸か?」
「そうだよ。石鹸以外に洗える物なんてあるの?」
「あるんだなーこれが!シャンプーとリンスっていう髪の毛だけを洗うヤツが。風呂まだなら貸してやろう。メシ食った後でいいよな?」
「へーーー!そんな良い物があったのね!使ってみたいから後で貸して」
オススメランチが来たのでとりあえず食う。
ルナも隣の席で食べ始めた。
「あれ?コテツくんだけ?」
サーシャ達が来たようだ。
「あれえ?キヨミツはどこ?」
「ああ、アニキはみんなで遊ぶためにおもちゃを作ってる最中だぞ。朝まで戻らない」
「おもちゃ?」
「んー、まあ詳しい説明はアニキが戻ったらしてくれるさ。むっちゃ遊べるおもちゃだから楽しみにしときな」
「へえ~、おもちゃねえ」
みんなテーブルに着いて料理を注文し始めた。
そうこうしてるうちにオレの料理が来たので食ってみる。
「うめえ!なんて言う魚か知らんが湖で釣った魚思い出すな」
「湖?この辺に湖なんて無いけどどこの湖なの?」
「ああ、連合国来る前は王国にいたんだよ。レイモンドの街の近くにある湖だ」
「へーー!私はこの国から出たことない。いい国だった?」
「貴族で一人うざいのがいたけど、結構いい国だと思うぞ」
「ウチはそんなにうざくないから安心してね」
「ん?ルナって貴族の娘なん?」
「ここにいる学生達はみんな貴族だよ。じゃないとこんな高級宿に住めないし」
「あーそっか!一泊16000ギランだもんな。庶民じゃ無理か」
なんも気にしてなかったけど、学校が高級宿から通うってのは金持ちじゃなきゃありえんよな。
「ダーリンもここに泊ってるってことはお金持ちなの?」
「まあな。ダンジョン成金だ」
「へーーー!ダンジョンって儲かるのね」
ぱふっ
「なんだ!?」
メシを食い終わって寛いでいると誰かが抱きついて来た。
「キヨミツいないしつまんないんですけどー」
「アニキは朝まで戻らんぞ」
「あ、そうそう!校長先生が二人を呼んでたわよ。明日学校に来て欲しいって」
「なぬっ!?オレは何もしてないぞ」
「お城のことだと思うわよ。今日はずっと大騒ぎだったから」
やっぱマズかったんだろかね?まあ消せと言われればすぐ消せると思うけど。
・・・それにしても後頭部にぽにょぽにょと柔らかいモノが当たってるのだが!
「ちょっと、ダーリンから離れなさい!」
「きゃあ」
ああっ!ぽにょぽにょが行ってしまった。ルナめ、余計な真似を・・・。
「じゃあワタシの番ね!」
と思ったら違うぽにょぽにょが来た。なんだ?これがモテ期とかいうヤツなのか?
「あーもう!貴女も離れて!」
「嫌よ。キヨミツも格好いいけどコテツも全然アリなのよねー!」
「うんうん。ここに泊ってるってことはお金もあるわけでしょう?」
「狙ってるのはルナだけじゃ無いのよ?チャンスはみんなに平等なのだから」
「ぐぬぬぬぬ」
どうやらオレの意思は関係なく争奪戦みたいになってるな。とはいえ一人を選べと言われてもそれはそれで困るんだが。
「そういえば自己紹介がまだだったわね。私はアグネス」
「ルーシーよ」「ナタリアです」「パトリシアよ」
「ぬお!いきなりいっぱい増えたし。ちょっと待って、覚える」
「よし!もう完璧だ。でもなんでオレなんだ?オレは貴族じゃない普通の冒険者だぞ」
「あら、そうなの?でも関係ないわね。貴方達ってすごく不思議な存在なのよ。若いのに凄い魔法を使えて、ダンジョンを攻略しててお金もあって。この先成功しない理由が無いじゃない」
「んー、どうだろうな?まあ強さには自信あるけど」
「ただあまりお嫁さんが多いのも困りモノですけどね」
「え!?嫁って普通一人じゃねえの?」
「国によってはそういう所もあるでしょうけど、貴族なんかは妻が二人以上いたりするのが普通よ。多い所だと五人も六人も妻がいたりするわ」
マジか!嫁をいっぱい貰えるとかなんて素晴らしい世界なんだ!
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