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3 私を返して
「ルミナ」
その呼びかけに、ルミナの肩がまた大きく跳ねた。
私にそっくりの彼女の顔が、恐怖に歪む。真実が暴かれ、「元の自分」に戻ることへの恐怖に。
「私があなたに貸している聖魔法…傷を癒す能力と植物の成長を促進する能力を返して」
ルミナの胸元から、光が弾ける。私がレイヴンの呪いを解いたときと同じ、温かい光。
「嫌…っ!だめ…っ!嫌なのぉ…っ!!」
ルミナが悲鳴を上げて胸を抑えるけれど、金色の光は糸のように伸び、まっすぐに私の胸へと吸い込まれていく。
懐かしい。春の日差しみたいな、やさしいぬくもり。
空虚だった身体の中が満たされて、ひとつ、またひとつと灯りが戻ってくる感覚。
「おかえり」
すべてがあるべき場所に完璧に収まり、「どくん」と心臓が大きく鳴った次の瞬間。
私の足元から、白銀の光が一気に広がった。
床を、柱を、天井を、会場の隅々まで。そしてすべての窓から空の彼方へ。
「まるで漆黒の闇を照らす太陽…」
「すごい…!これが、本物の…!?」
「ルミナ様とは比べ物にならない…」
人々が思わず膝をつき、神官たちは祈るように頭を垂れる。
「脚が…腰が…痛くない!」
「傷が…消えた!」
「目が見える…!」
会場にいた誰もが祝福を授かり、奇跡と真実を目の当たりにする。
そしてルミナは…圧倒的な「本物」の力を知って、その場に崩れ落ちた。王太子殿下はルミナから一歩離れる。
「ルミナ」
呼びかけても、彼女は反応しない。けれど聞いておきたい。
「…最初は偶然だったとわかってる。でも二回目は故意だった。どうして…?」
彼女は唇を噛み、無言で私を睨む。
そして「記憶水晶の映像を、ここで晒してもいいんだぞ」とレイヴンに言われて初めて、「仕方なかったの」と低く答えを絞り出す。
その言葉に、ほんの少し残っていた「ルミナを擁護する声」も消える。
「みんなが私を褒めてくれるから…返したら私じゃなくて、あなたが褒められることになるから…称賛も愛も、何も失いたくなかった。全部自分のものにしたかったの」
あまりに幼い、けれど罪深い欲望。
「それで私を部屋に閉じ込めたのね。私を隔離して、誰も…私自身でさえも、私が本物の聖女だと気づかないように」
「…そうよ」
ルミナは崩れ落ちたまま、けれど周囲に助けを求めるように声を張り上げた。
「だけど私は聖女としてこの国に尽くしてきた!あなたから借りた能力だけど、部屋でただただぼーっと過ごしていたあなたと違って、戦場で兵士の傷を癒し、荒れた土地で小麦を育ててきたの!私は…私の功績は…揺るぎないもののはずよ!」
「私が部屋で過ごすことになったのは、ルミナのせいでしょう」
「…っ!」
「ノクシアであれば、お前以上に多くの人間と土地を救っていたろうな」というレイヴンの言葉で、ルミナの顔が真っ赤になる。
「ノクシアの力を見ただろう。借り物を何とか扱っているお前とは比べ物にならない。お前がノクシアを隠したせいで失われた命と、救われなかった土地がいくつあることか」
「違、違う…私…私は…っ、聖女として血反吐を吐く思いで一生懸命…っ」
ルミナは美しくセットされていたはずの髪を掻きむしって訴えるけれど、その声は誰にも届かない。
「なにが聖女として一生懸命、だ!偽物のくせに!」
「泥棒、泥棒!」
今の今までルミナから祝福を受けようと群がっていた人々が、彼女に言葉の礫を投げつけ始める。
彼女を庇い、私を「低俗な嫌がらせをする女」と呼んでいた、彼女の夫までも。
「ルミナ…離婚だ。聖女だから結婚したのに、偽物だったとは…」
「…あ、愛してるって言ったじゃない…っ!」
「それは聖女だからだよ」
「ああああ…っ、そんな…っ」
父は私にすり寄るように手を揉む。
「すまなかった、ノクシア…ルミナの嘘があまりに巧妙で…ルミナがあまりに嘘つきで気づかなかったんだ…父を許してくれ。許して…くれるな?」
正直言って、許すとも許さないともわからない。そんなことを…父のことを考えたくもない。ただ父が私を信じようともしなかったことは一生消えないし、忘れないだろう。
「考えたくもありません、お父様。もう私に話しかけないでください」
「そ、そんな…頼むノクシア…」
その横から王太子が私に「ノクシア、君は素晴らしい」と声をかけ、国王陛下が「新しい聖女に敬愛を」を叫んで会場に拍手が満ちる。
この茶番は、一体何なのだろう。
私はただ、「聖女が交代しようが、聖女がどんな思いをしていようが、この人たちには何も関係ないのだ」と悟る。
レイヴンがそっと手を差し伸べた。
…私に「本当の自分」を信じさせてくれた人。
「これ以上ここにいる必要はなさそうだな」
「…うん。もういたくない」
レイヴンが私を抱き上げて、テラスからふわりと空に舞い上がる。
ぐんぐん上昇して、今まで見上げるばかりだった夜空の星が、今はすぐそこにある。
「ノクシア、待ってくれ…!どこ行くっ!聖女がいなくなったら我が家は…私はどうなる…っ!?」
「どうか僕と結婚してともに王国を統べて…」
「ああ、偉大なる聖女よ」
父や王太子や国王の声が遠くなる。後ろ髪を引かれるような思いは、まったくない。
これまで聖女として生きてこなかったのだから、あの人たちに対する義務感も、まったくない。
「義務感に縛られない」という選択肢をくれた意味では、ルミナに感謝すべきなのかもしれない。そう思って、「聖女を騙った罪」で神殿騎士に引き立てられていくルミナにちらりと目をやる。
「行きたいところに連れて行ってやろう」というレイヴンの言葉に、私は首を振った。
六歳で部屋に閉じ込められてからほとんど外に出たことがないのだから、行きたいところはたくさんあるようでいて、実際には思いつかない。
それに…
「連れて行ってもらうんじゃなくて、自分で行きたい…かな」
彼の赤い目が細められる。
「いい答えだな」
その言葉に背中を押されるように、私はまっすぐ前を向いた。
窓から見ていた景色の、もっと先へ。
レイヴンの腕の力が、強くなる。
「…呪いを受けて死にかけたことだし、そろそろ魔塔の仕事を離れようかと思ってるんだ」
「…そうなんだ」
「それで…君の旅に同行するのは、許されるか?」
レイヴンが私を抱えてくれている手に、そっと自分の手を乗せる。
「もちろん。一緒に来てくれたら…すごく嬉しい」
距離が近づいて、ほんの少し唇が触れる。私は恥ずかしくなって、彼の肩越しに夜空に目をやる。
閉ざされた窓の向こうにあった世界は、こんなにも広く温かく…こんなにも煌めいていて美しかった。
その呼びかけに、ルミナの肩がまた大きく跳ねた。
私にそっくりの彼女の顔が、恐怖に歪む。真実が暴かれ、「元の自分」に戻ることへの恐怖に。
「私があなたに貸している聖魔法…傷を癒す能力と植物の成長を促進する能力を返して」
ルミナの胸元から、光が弾ける。私がレイヴンの呪いを解いたときと同じ、温かい光。
「嫌…っ!だめ…っ!嫌なのぉ…っ!!」
ルミナが悲鳴を上げて胸を抑えるけれど、金色の光は糸のように伸び、まっすぐに私の胸へと吸い込まれていく。
懐かしい。春の日差しみたいな、やさしいぬくもり。
空虚だった身体の中が満たされて、ひとつ、またひとつと灯りが戻ってくる感覚。
「おかえり」
すべてがあるべき場所に完璧に収まり、「どくん」と心臓が大きく鳴った次の瞬間。
私の足元から、白銀の光が一気に広がった。
床を、柱を、天井を、会場の隅々まで。そしてすべての窓から空の彼方へ。
「まるで漆黒の闇を照らす太陽…」
「すごい…!これが、本物の…!?」
「ルミナ様とは比べ物にならない…」
人々が思わず膝をつき、神官たちは祈るように頭を垂れる。
「脚が…腰が…痛くない!」
「傷が…消えた!」
「目が見える…!」
会場にいた誰もが祝福を授かり、奇跡と真実を目の当たりにする。
そしてルミナは…圧倒的な「本物」の力を知って、その場に崩れ落ちた。王太子殿下はルミナから一歩離れる。
「ルミナ」
呼びかけても、彼女は反応しない。けれど聞いておきたい。
「…最初は偶然だったとわかってる。でも二回目は故意だった。どうして…?」
彼女は唇を噛み、無言で私を睨む。
そして「記憶水晶の映像を、ここで晒してもいいんだぞ」とレイヴンに言われて初めて、「仕方なかったの」と低く答えを絞り出す。
その言葉に、ほんの少し残っていた「ルミナを擁護する声」も消える。
「みんなが私を褒めてくれるから…返したら私じゃなくて、あなたが褒められることになるから…称賛も愛も、何も失いたくなかった。全部自分のものにしたかったの」
あまりに幼い、けれど罪深い欲望。
「それで私を部屋に閉じ込めたのね。私を隔離して、誰も…私自身でさえも、私が本物の聖女だと気づかないように」
「…そうよ」
ルミナは崩れ落ちたまま、けれど周囲に助けを求めるように声を張り上げた。
「だけど私は聖女としてこの国に尽くしてきた!あなたから借りた能力だけど、部屋でただただぼーっと過ごしていたあなたと違って、戦場で兵士の傷を癒し、荒れた土地で小麦を育ててきたの!私は…私の功績は…揺るぎないもののはずよ!」
「私が部屋で過ごすことになったのは、ルミナのせいでしょう」
「…っ!」
「ノクシアであれば、お前以上に多くの人間と土地を救っていたろうな」というレイヴンの言葉で、ルミナの顔が真っ赤になる。
「ノクシアの力を見ただろう。借り物を何とか扱っているお前とは比べ物にならない。お前がノクシアを隠したせいで失われた命と、救われなかった土地がいくつあることか」
「違、違う…私…私は…っ、聖女として血反吐を吐く思いで一生懸命…っ」
ルミナは美しくセットされていたはずの髪を掻きむしって訴えるけれど、その声は誰にも届かない。
「なにが聖女として一生懸命、だ!偽物のくせに!」
「泥棒、泥棒!」
今の今までルミナから祝福を受けようと群がっていた人々が、彼女に言葉の礫を投げつけ始める。
彼女を庇い、私を「低俗な嫌がらせをする女」と呼んでいた、彼女の夫までも。
「ルミナ…離婚だ。聖女だから結婚したのに、偽物だったとは…」
「…あ、愛してるって言ったじゃない…っ!」
「それは聖女だからだよ」
「ああああ…っ、そんな…っ」
父は私にすり寄るように手を揉む。
「すまなかった、ノクシア…ルミナの嘘があまりに巧妙で…ルミナがあまりに嘘つきで気づかなかったんだ…父を許してくれ。許して…くれるな?」
正直言って、許すとも許さないともわからない。そんなことを…父のことを考えたくもない。ただ父が私を信じようともしなかったことは一生消えないし、忘れないだろう。
「考えたくもありません、お父様。もう私に話しかけないでください」
「そ、そんな…頼むノクシア…」
その横から王太子が私に「ノクシア、君は素晴らしい」と声をかけ、国王陛下が「新しい聖女に敬愛を」を叫んで会場に拍手が満ちる。
この茶番は、一体何なのだろう。
私はただ、「聖女が交代しようが、聖女がどんな思いをしていようが、この人たちには何も関係ないのだ」と悟る。
レイヴンがそっと手を差し伸べた。
…私に「本当の自分」を信じさせてくれた人。
「これ以上ここにいる必要はなさそうだな」
「…うん。もういたくない」
レイヴンが私を抱き上げて、テラスからふわりと空に舞い上がる。
ぐんぐん上昇して、今まで見上げるばかりだった夜空の星が、今はすぐそこにある。
「ノクシア、待ってくれ…!どこ行くっ!聖女がいなくなったら我が家は…私はどうなる…っ!?」
「どうか僕と結婚してともに王国を統べて…」
「ああ、偉大なる聖女よ」
父や王太子や国王の声が遠くなる。後ろ髪を引かれるような思いは、まったくない。
これまで聖女として生きてこなかったのだから、あの人たちに対する義務感も、まったくない。
「義務感に縛られない」という選択肢をくれた意味では、ルミナに感謝すべきなのかもしれない。そう思って、「聖女を騙った罪」で神殿騎士に引き立てられていくルミナにちらりと目をやる。
「行きたいところに連れて行ってやろう」というレイヴンの言葉に、私は首を振った。
六歳で部屋に閉じ込められてからほとんど外に出たことがないのだから、行きたいところはたくさんあるようでいて、実際には思いつかない。
それに…
「連れて行ってもらうんじゃなくて、自分で行きたい…かな」
彼の赤い目が細められる。
「いい答えだな」
その言葉に背中を押されるように、私はまっすぐ前を向いた。
窓から見ていた景色の、もっと先へ。
レイヴンの腕の力が、強くなる。
「…呪いを受けて死にかけたことだし、そろそろ魔塔の仕事を離れようかと思ってるんだ」
「…そうなんだ」
「それで…君の旅に同行するのは、許されるか?」
レイヴンが私を抱えてくれている手に、そっと自分の手を乗せる。
「もちろん。一緒に来てくれたら…すごく嬉しい」
距離が近づいて、ほんの少し唇が触れる。私は恥ずかしくなって、彼の肩越しに夜空に目をやる。
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