破壊のオデット

真義あさひ

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鮭でも人でも捌けます ※ざまぁ回

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「ああ、そういうこと。そんなことするぐらいなら死んだほうがマシってこと? なら仕方がない。ひとりずつ端から手脚を削いでいきましょう。知ってた? 私、なかなか刃物の扱いが上手いのよ」

 レイピアの他に、これまたダイヤモンドの魚切り包丁を創り出して、手始めに水をかけてきた女生徒にゆっくりと歩み寄る。

「どうして貴族の令嬢なのに刃物が使えるのかって? うちの領地はねえ、鮭の名産地なの。旬の季節になると一族が皆、総出で川に集まって漁獲してその場で捌いて加工するのね?」

 彼女、オデットのリースト伯爵家の領地で獲れる鮭は高級品で、良いものだと一本あたり大金貨1枚(約20万円)以上する。
 そして最高に美味い。ここ数代の国王はスモークサーモンが大のお気に入りだ。よって王家の御用達でもあった。

「ンフフ。まず、頭を叩いて息の根を止める。次にお腹を割いて腐りやすい内臓を取り出して……」

 魚切り包丁の柄で女生徒の腹を、制服の上から軽くなぞった。

 ちなみにオデットが言っているのは、鮭の話である。

「いや……いや、やめてッ」
「どうして? 私に水をかけるだなんて。その瞬間にあなた、細切れにされても文句言えなかったのよ? 『やめて』じゃあないでしょう、こうされたかったから私に水をかけたのでしょ? 被虐趣味があるのでしょ? いいわよ、あなたの趣味を尊重して乗ってあげる」
「ち、違うわ! あ、謝る! 謝るから許して! お願いッ!」

 女生徒が恐怖で失禁し、グレーのチェック柄のスカートに染みが広がっていく。彼女が磔にされている噴水の下の水に、褐色がかった黄色い液体が拡散していった。

「まあ、粗相だなんてはしたない」

 せっかくだから水の中に落として洗ってやろうかとオデットなりの親切心で考えていると、鋭く彼女を呼ぶ声があった。



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世の中にはズバリ、鮭切り包丁なるものがあるそうですよ(・∀・)
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