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第二章 異世界ど田舎村を救え!
俺、まさかの再会 ※画像あり
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戦闘の終わったもなか山に突如、見覚えのない男が現れた。
この暑い中、黒のライダージャケットとズボンに黒革ブーツ。ロックな印象の真っ黒ファッションだが嫌味なく似合っている。
手にはプラスチック製の棒状ライトを持っていた。武器には見えないが……
しかも俺とよく似た黒髪黒目で端正な顔立ちの男前だ。年も俺と同じ頃か?
だけど顔つきが全然違う。見るからに人の良さが滲み出たこの雰囲気は……
向こうも俺を見て何か気づいたようだ。
「あれ? ゲンキ伯父ちゃん?」
ゲンキは俺の親父の名前だ。元気に勇気。単純なネーミングなのだ。
「な、なんだ? お前はいったい……」
「あ、そうか。戻らないとわからないよね」
男は持っていた棒ライトをピカッと白く光らせて自分の目の前で振った。
すると俺と同年代の男は身体が縮んだ。いや若返った。この背格好ならやや小柄だが中学生ぐらいだ。
服も変わっている。黒づくめから上は白いTシャツに下は紺色のジャージとメーカーもののスニーカーへと。
顔にはちょっと度の強めの黒縁の眼鏡。
この姿なら見覚えがある。仏壇前に飾られた遺影で見た顔だ。
「………………っ」
「アキちゃん……?」
俺もばあちゃんも思わず息を飲んだ。
「ゲンキ伯父ちゃん、カズアキです。伯父ちゃんも異世界に来てたの?」
なん……だと……?
カズアキって、カズアキって、とっくにおっ死んじまった従兄弟の!?
「違うよ、カズ君。俺だよ、ユウキだ」
「ユウ君……? え、なんでオジサンになってるの?」
オジサン、望むところだべ!
俺は世間様一般みたいに若さにこだわりはねえからな。早くオッサンになってもなか村に帰って、ばあちゃんの飯食って自然に溶け込んでスローライフしたかった男だぞ。
男爵たちが敵の生き残りを捕縛してわーわー騒がしい中、話を聞いて驚いた。
カズアキは中学二年の夏休みにもなか村のばあちゃんちに来て、山でヤマモモやキイチゴを集めてる途中に異世界転移してしまったという。
こいつめ、食い意地張って山の奥まで入り込んだんだな。間違いない。
「時間軸が違うってことか……?」
何なんだ。何が起こってる?
だがじっくり考えている暇はなかった。国境向こうから第二弾がやってきたのだ。
「二人とも、話は後にしろ!」
ユキりんの叫びにハッとなって見ると、国境の黒い森から次々に翼のある魔物――ドラゴンが押し寄せてきた。数は四体。
だが俺が大剣を出すまでもなく、ユキりんが次々仕留めていった。
あの長い魔法槍だけじゃない。キラキラと太陽の光を乱反射して輝く文字通りの魔法〝剣〟を宙に浮かせて自在に操り、あっという間にドラゴンをすべて地面に落としていた。
つ、強え……これ王様が惚れた竜殺しのべっぴんに匹敵するんじゃないか?
槍以外の宙に浮いた魔法剣の数は十二本。それよく武器の位置の空間認識を間違えないで味方巻き込まずにいられるもんだなや。
だがまだ油断はできない。ワイバーンがまだ数体と、狼系の魔物、ゴブリンぽい小型で人型の魔物も押し寄せてきたからだ。
「おい、ばあちゃんとピナレラちゃんは退避! ちょっと村長マジで頼むわ!」
「ユキちゃんや。もうそんな心配いらねって」
「はあ?」
いや村長の言う通りだった。
それいわゆる魔物の大侵攻じゃね? ってくらい次々やってきた魔物たちは魔法剣士ユキりんと、再び大人の姿になったカズアキの持つ光る電灯もどきでさくさく全部倒されたからだ。
「アキちゃん……っ!」
生きてる魔物がいなくなって、ばあちゃんが駆け出して大人カズアキに抱きついた。
「え、え、もしかしておばあちゃん!? どうしたの! 頭真っ白!」
「ばあちゃんもう八十過ぎだあ。白髪にもなる」
「ユウ君もオジサンになっちゃったし。どうなってるんだろ?」
「うん……うん、んだなあ……」
何度も何度もばあちゃんが頷いている。もう二度と会えないと思っていた孫だ、感無量で言葉にならないんだろう。
「とりあえず……帰るか」
朝飯の途中で奴隷商の傭兵たちがやってきたから、腹も減っている。
でも飯の前にしなきゃいけない話が多そうだなと、俺はユキりんや突如現れたカズアキを見て内心溜め息をついていた。
NEXT→御米田は今さらだがユキリーンを問い詰めた……
拙作キャラ随一の縁起良さげな幸運のウパルパ様、こういう指輪欲しいなあ……とChatGPTで遊んでたの図。装備したら幸運値2ぐらい上げてくれないだろうか……🍀
この暑い中、黒のライダージャケットとズボンに黒革ブーツ。ロックな印象の真っ黒ファッションだが嫌味なく似合っている。
手にはプラスチック製の棒状ライトを持っていた。武器には見えないが……
しかも俺とよく似た黒髪黒目で端正な顔立ちの男前だ。年も俺と同じ頃か?
だけど顔つきが全然違う。見るからに人の良さが滲み出たこの雰囲気は……
向こうも俺を見て何か気づいたようだ。
「あれ? ゲンキ伯父ちゃん?」
ゲンキは俺の親父の名前だ。元気に勇気。単純なネーミングなのだ。
「な、なんだ? お前はいったい……」
「あ、そうか。戻らないとわからないよね」
男は持っていた棒ライトをピカッと白く光らせて自分の目の前で振った。
すると俺と同年代の男は身体が縮んだ。いや若返った。この背格好ならやや小柄だが中学生ぐらいだ。
服も変わっている。黒づくめから上は白いTシャツに下は紺色のジャージとメーカーもののスニーカーへと。
顔にはちょっと度の強めの黒縁の眼鏡。
この姿なら見覚えがある。仏壇前に飾られた遺影で見た顔だ。
「………………っ」
「アキちゃん……?」
俺もばあちゃんも思わず息を飲んだ。
「ゲンキ伯父ちゃん、カズアキです。伯父ちゃんも異世界に来てたの?」
なん……だと……?
カズアキって、カズアキって、とっくにおっ死んじまった従兄弟の!?
「違うよ、カズ君。俺だよ、ユウキだ」
「ユウ君……? え、なんでオジサンになってるの?」
オジサン、望むところだべ!
俺は世間様一般みたいに若さにこだわりはねえからな。早くオッサンになってもなか村に帰って、ばあちゃんの飯食って自然に溶け込んでスローライフしたかった男だぞ。
男爵たちが敵の生き残りを捕縛してわーわー騒がしい中、話を聞いて驚いた。
カズアキは中学二年の夏休みにもなか村のばあちゃんちに来て、山でヤマモモやキイチゴを集めてる途中に異世界転移してしまったという。
こいつめ、食い意地張って山の奥まで入り込んだんだな。間違いない。
「時間軸が違うってことか……?」
何なんだ。何が起こってる?
だがじっくり考えている暇はなかった。国境向こうから第二弾がやってきたのだ。
「二人とも、話は後にしろ!」
ユキりんの叫びにハッとなって見ると、国境の黒い森から次々に翼のある魔物――ドラゴンが押し寄せてきた。数は四体。
だが俺が大剣を出すまでもなく、ユキりんが次々仕留めていった。
あの長い魔法槍だけじゃない。キラキラと太陽の光を乱反射して輝く文字通りの魔法〝剣〟を宙に浮かせて自在に操り、あっという間にドラゴンをすべて地面に落としていた。
つ、強え……これ王様が惚れた竜殺しのべっぴんに匹敵するんじゃないか?
槍以外の宙に浮いた魔法剣の数は十二本。それよく武器の位置の空間認識を間違えないで味方巻き込まずにいられるもんだなや。
だがまだ油断はできない。ワイバーンがまだ数体と、狼系の魔物、ゴブリンぽい小型で人型の魔物も押し寄せてきたからだ。
「おい、ばあちゃんとピナレラちゃんは退避! ちょっと村長マジで頼むわ!」
「ユキちゃんや。もうそんな心配いらねって」
「はあ?」
いや村長の言う通りだった。
それいわゆる魔物の大侵攻じゃね? ってくらい次々やってきた魔物たちは魔法剣士ユキりんと、再び大人の姿になったカズアキの持つ光る電灯もどきでさくさく全部倒されたからだ。
「アキちゃん……っ!」
生きてる魔物がいなくなって、ばあちゃんが駆け出して大人カズアキに抱きついた。
「え、え、もしかしておばあちゃん!? どうしたの! 頭真っ白!」
「ばあちゃんもう八十過ぎだあ。白髪にもなる」
「ユウ君もオジサンになっちゃったし。どうなってるんだろ?」
「うん……うん、んだなあ……」
何度も何度もばあちゃんが頷いている。もう二度と会えないと思っていた孫だ、感無量で言葉にならないんだろう。
「とりあえず……帰るか」
朝飯の途中で奴隷商の傭兵たちがやってきたから、腹も減っている。
でも飯の前にしなきゃいけない話が多そうだなと、俺はユキりんや突如現れたカズアキを見て内心溜め息をついていた。
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