☀️音速COMIC☀️

蒼鳥さん

文字の大きさ
上 下
24 / 42
ツギオ物語

03話✨千とツギオの神隠し

しおりを挟む
決勝戦

外木場高校VS吉永学園


とうとうツギオは試合時間になっても現れなかった。


蒼鳥「ツギオの野郎💢」


蒼鳥は不慣れな控え捕手とバッテリーを組むしかなく力を制御しながら投げた。


蒼鳥「フンっ💢俺一人の力で勝つ💢」


試合は蒼鳥が投打に渡り活躍するもシーソーゲームに。


9回裏3-3の同点。


外木場高校はノーアウト満塁でサヨナラのチャンスだ。


蒼鳥「ふぅ・・捕手がもう限界やな。よう9回までワイの豪速球受けてくれたわ。」


打者は一番上坂。


一番上坂「蒼鳥、俺嬉しいわ。」


蒼鳥「あっそ!」


蒼鳥は天を見上げて一息付いた。


蒼鳥「ふぅ~」


ビジュー⚾️💨


この日、自己最速の149キロが計測された。


ドコッ!!!


蒼鳥の豪速球は一番上坂の顔面直撃。



一番上坂「ぐふっ💦」


サヨナラの押し出しデットボール



捕手の限界を悟ってこうするしかなかった。


吉永学園は決勝戦で敗退。惜しくも甲子園初出場は叶わなかった。



蒼鳥「ツギオめっ!明日学校で奴の古田シャーペンとか隠したろ♪」


蒼鳥はただ全力で投げたかっただけだった。



翌日


ツギオは学校に来なかった。


蒼鳥「ちぃ」


一週間が過ぎてもツギオは来ない。



蒼鳥「ツギオ( ; ; )」



一カ月が過ぎてもツギオは現れない。



当日、高校生失踪事件として捜査されるも何の手掛かりもないまま迷宮入りした。



蒼鳥「千とツギオの神隠し・・・」



しおりを挟む

処理中です...