▶︎【R18】天塚桃李〜四人の龍王様の嫁になりました〜

mimimi456/都古

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第十七話+ 極上の朱

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騰礼とうれい、」

「俺が分かるか?」

目を開けた瞬間飛び込んできた赤。
正確には長く束ね前に垂らした髪のひと束が揺れる。

「本物、?」

掠れて上手く声が出ないが、目の前に居るのは映像じゃない本物の騰礼らしい。
不機嫌そうに眉間に皺が寄っている。
映像には無かった顎髭も生えてるし、マジで本物か。

ひとを勝手に吸うな、なんて言えなかった。

「俺、見たんだ。皆を守る騰礼を。」

バカみたいだ。
こんな事で騰礼達の力になるなんて。

「俺がいればお前を守れるんだろ。もうあんな、ズタボロになるまで怪我しなくて済むんだろ。」


だったら守るよ。
俺が絶対にもうあんなのは見たくねぇ。

「目が覚めて始めに言う事が"俺を守る"なのか?」

「そうだ、よ...悪いか。」

「いいや、悪くない。」

無愛想に見えて優しい声が言う。
映像の方が若くて可愛げがあったけど。

ーーー不味い。
ふっ、と微かに笑ったツラが良過ぎる。

「悪くないが、桃李。」

「うん?」

「もう、動いていいか?」

「へ、ぁ、えっああっ、」

腹が、腹の中で何かが動いてる。
いや、何かじゃない。
ナニだ。こんのクソヤロウのナニだ。

「くそ...っ、ん、何すんだよ、」

ズルっ、と抜き出る時にゾクゾクとした感覚が這い上がって来る。

「ん、っふ、ふぅ、♡」

「俺が分かるか」

騰礼の必死な甘い掠れた声が鼓膜に吹かれ、身体を小刻みにとちゅとちゅ、揺さぶられる。

骨、皮膚、空気でさえも、炎の気配がすべからく染めていく。

「骨の髄まで、感じてるとこだよ...っ、く、そぅ♡」

頭がクラクラする。
正体が分からなくなりそうな不安で、手がのびた。

「騰礼、」

「あぁ」

「ふ、ふぅ、んぅ♡」

騰礼の熱は奥まで入って深く突いてはゆっくり抜けていく。
キスもそうで。
舌を長く吸われたかと思えば、出ていくときに先端を強めに刺激して唇を離していく。

「なぁ、それやめ、ろ」

「嘘だな。」

ーーー嘘じゃない。

上も下もおんなじ様にされて馬鹿になるに決まってるだろ。

「嗚呼、ふぅ、うあうぅう♡」

騰礼の首にしがみついて、声が勝手に出るのもどうしようもなく、それを隠したくてキスをするのにそれでも結局気持ちよくなって喘ぐだけになる。

もうやめて欲しい。おかしくなりそうだ。
それなのに、容赦無くズルりと熱を突き込まれるのが
堪らなく気持ちいい。

「こ、なの変だろ...きもちよすぎるっ、♡」

激しくなる律動の中やがて溢れた二人分の唾液を
桃李は、意図せずコクリと飲み込んだ。

「ぁ、あ...っ、ああ!」

ーーー思い出した。
なんで、仁嶺にキスされてぶっ倒れたのか。

龍の唾液は仙桃妃である桃李にとっては言わば媚薬。

その媚薬により熱くなった桃李の身体中を巡る熱は龍にとっては"極上の美酒"であり"蜜"。

四龍の力を無尽蔵に漲らせ、あらゆる限りの幸せに満ちた気分にさせる。

「桃李、」

滾った龍に更に抱き込まれ、桃李の身体は更に熱を上げる。

「お、くっ、奥はいやぁ、い、やっ、くるなア♡」
 
「無理だ。お前のナカに注ぐまで止められない。耐えろ。」

そういうと、更に腰の動きを激しくした。
代わりに奥じゃなく、手前まで熱が戻ってくれた。
でも、それはそれで短く早いガツガツとしたストロークが、イイ。

「ああ、ぅううーーーっイクッ、でる♡」

噴き出した白濁が騰礼の腹を汚した。

「ぁ、ごめっ、」

「良い。ただ、少し耐えろ。」

「な、ひ、ぃ!」
 
さっきはやめてくれたのに。
来るなと言ったのに。

「奥、いやだ、いや、いいっ、ぅう♡」

いやだ。
いやなんだ。変になる。
体が言うことを聞かなくて、駄目なんだ。
気持ち良い。

「い、く...またいく、イクっ、騰礼、」
 
「ぐ...っ、」

騰礼の男らしく抑えた声すらも桃李を感じさせ、最奥に濡れた感触がしてまたイッた。

「は、はぁ...っ、んく...抜い」

「駄目だ。暫く待て、俺の気を馴染ませてお前の封印を解く。」


そう言われても。

殆ど無意識で。
桃李は淫らになった腰を押し付けた。

「うぁ♡」
 
じわっと擦れた所が気持ち良い。
駄目だ。
つい止まらなくなってきた。
ズッ、ズッ、と桃李は自ら腰をゆらめかす。

「良い、きもちぃ、もっと、したい♡」


気が付いた頃にはうつ伏せで腰をがっしりと捕まえられ、
来るなと言った奥を喜んで突かれた。

「ああ、騰礼っ、騰礼イッくからぁあ、むりぃっ、♡」

「もっと見せてみろ。」

ガツガツと肌が合わさって、どろどろのキスをして。
また俺は気を失った。

◯◯◯◯◯◯◯


次に目を覚ました時、まだヒクつく身体とどろっと溢れてきた白濁で桃李は自分の変化に気付いていなかった。

ちゅ、と可愛らしい音を立てた唇が言う。

「俺の色だ。」

「へ?」

「お前の瞳が俺の色に染まってる。」

「口説き文句?」

違う、と騰礼が短く答える。

「お前の封印が解けた証拠だ。お前は取り込んだ俺たちの"気"に染まる特性が有る。」

「は、?」

「鏡は向こうだ。」

まだ快楽で頭がもたつく桃李には、言う事の半分も分からなかったが、視線の先で姿見を見つけてやはり意味が分からなかった。

「な、んだと!?」


そこに映った桃李の姿は肌襦袢も羽織らず、
裸のまま騰礼の胸に寄りかかっていた。
その瞳とその髪が明らかに見知った自分の色では無かった。

「赤い、オレンジ...?」

「朱色と言う。」

「綺麗だ。」

思ったままが口からでてふっ、と騰礼が笑う。
鏡の中で絡んだ視線が揺れて見える。

「嬉しいのか?」

「あぁ。お前がもうすぐ俺たちの元へ戻ると思うと、嬉しい。こうして、俺の色になったお前も見れた。」

低く甘くなった声が、甘くなった言葉を紡ぐ。
頭の後ろからそんな言葉が響いて、
桃李の鼓膜をさらりと溶かしていく。

「これ、黒に戻るの?」

「いや、薄桃色だ。」

「え。」

「お前は本来、髪も瞳も薄桃色だ。だが、隠さなければお前がただの人ではないとバレてしまう。
お前を人の手で守る為には、封印が最善の方法だった。」

その封印が、今回は何故か解けかけていた。
本来なら、天界 高天原にて四龍が皆で解く習わしだそうだが。

「今回は何かが違うのかも知れないな。」
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