【完結】【R18】 二人の主人と三人の家族

mimimi456/都古

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本編'24

7月17日

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「うわ。」

マズイ。
どうしよう。
体重が6キロ落ちてる。

大体、67くらい有った筈。
それが今、60.8キロを指してる。

マズイ。あと200グラム。速攻で増やさないと。

「良悟ー?どうかした?」

「なんでもないっ、!」

夏は汗かくし、暑いってだけで体力使うし、その分栄養摂ってないと…と思ってはいたし、ちゃんと対策もしてた筈。
何がいけなかったんだ。

そう言えば…ここ最近、そうめんだったな。
しかもキンキンの奴で、胃が悪くなってあんま食べなかった。
いやでも一応っ、栄養ブロック齧ってたし...いや、そんなこと言ってもそれじゃ足りなかったからこうなってる訳で。

特に具合悪いとかなかった。
相変わらず夜中に起きたりはするけど、そこまで寝れないことはなくてむしろスッキリしてた。
代わりにどっぷり昼寝をする様になったけど。
熱も無いし、吐き気も無い、只、妙に足元がふらつくなと思った。
自動ドアの鍵を開ける時とか、重めのラックを動かしたりとか。
身体の使い方が下手くそだからかと思ってたけど。

元々、この身体は貧弱でいつも俺を困らせて来た。

でもついさっき、家の玄関を開けるのにも足元がふらついて。
流石におかしい、と思った。

熱も無い、吐き気も無い、動悸もしない、どこも悪く無いなら。
もうとりあえず体重計るくらいしか思いつかなかった。

そしたら、この有様。
そう言えばベルト緩いな、裾が邪魔くさい、とか思ってたけど。
まさか6キロとは。
ちゃんと食べてたし。和己も居たのに。

「りょーごー、お昼ご飯何にするー?」

「ち…ちょっと、待って!俺もやる、!」

慌てて体重計を消してバスルームを出た。
そうめんはダメ、絶対にダメだ。
そうは言っても、パントリーに有ったのはこれだけ。

「カレー。」

「この暑い中カレー?凄いねぇ良悟。」

「うん ... いや、無理かも」

「カレーうどんにする?俺も貰おっかなぁ。ルー半分こしよっか。」

「いや、それだと意味が無い...」

ラッキーな事にカルシウム入りのコーンスープが有る。
冷たくても飲める美味しい奴が、最近大量にスーパーに積まれて売られてたから、つい買ってしまった。

粉の奴より美味しい。俺は好き。温めても美味しいっ。

それに、カレーは栄養バランスが良い。唯一足りないカルシウムもコーンスープのお陰で揃ってる。でも、これを半分こしたら半人前になってしまう。

200グラム食べたからって、代謝されたら200グラム以下だし。

どうしても、61キロだって言い張りたい。
だって絶対に60キロと61キロは違う。
60キロになってた、なんて言ったらすぐ59キロになって、そうなったら50キロ代じゃないかって陸也が言う。絶対言う。

「りょーご。」

「ぇっ、なに和己。」

「どうかした。」

「いや、別に、何もない」

「そ?陸也に電話する?」

「だ…っ、ダメだっ、!」

「ダメなんだ。何で?」

「ぁー…ぅ、っ、くっ」

俺は今、墓穴を掘った。
まんまと嵌められた。

陸也に電話されて困る事なんて無い、そう言い切れば良かったのに馬鹿正直にダメだ、なんて言う。
ぐうの音も出ない。

「白状する?」

「する。します。怒らないで。」

「それは物によるかなぁ。」

渋々、体重が気付かない内に6キロも減ってた事を白状する。
足元がふらつく割に、具合悪くない事も言っておく。

「結構減ってたね」

「うん、」

「最悪58キロだよね。」

「うん、でも服着てた。陸也がおまけしてくれて58だった。」

「ってことは?」

「多分57.6とか。」

でもそれは、どん底まで病んでた時で。
ご飯も要らない、おやつも食べない、プリンなんて嫌い。
寝ないのに泣きじゃくって、無い体力をどんどん消費してた時の話だ。

今なら、泣いてないしおやつ食べるし、プリンも好き。
ちゃんとお昼寝もするっ、!

「とりあえずお昼ご飯はどうしたい良悟?」

頑張ってカレーうどん食べた。
お湯足して醤油とウスターとバター、目玉焼きも乗せた。

「重い。」

「美味しいっ、このレトルトなんか何時もと違うの何?」

「え…ダメ押しのバター。美味しい?」

「美味しい…これまた食べさせてくれる?」

「良いよ?」

そう言えば、和己が元気なのって夜中だろうが猛暑だろうがご飯が食べれて何時でも寝れるから…とか?

あり得る。
ーー絶対そうだ。

胃が悪くなったとことか見たことない。
内臓が強いのか。
確かに、アッチも強い。
俺は全然出ないのに。

「あ、でも醤油何滴垂らしたか覚えてない。」

「大丈夫だよ。良悟のご飯何時でも美味しいじゃん。」

「ん、まぁ。」

大さじとか擦り切れ1杯とか、測った事無くて。
いや、流石に二人暮らしの時は初めちゃんと計ったけど。
めんどくさくなって、途中から醤油はボトルキャップをテキトーに2杯、とか。

焼肉のタレは3秒数えたら止めるとか。
箸の半分くらい上から垂らし入れたら良っか、とか。
そんな事してたら和己が、魔法みたいだねって言うから面白くて余計に計らなくなった。

ダメ押しのバターでカロリー増やそうとしただけなのに。
和己が美味しいって言うなら嬉しい。

「あ、でも陸也に言った方が良いんじゃない?俺から言ってあげよっか。」

「う...、ん。ちょっと考える、」

「2、3キロならザラだったけどね。流石に6キロはちょっと心配。」

「う、ん。でも今言ったら仕事でミスさせるかも。」

意外とあんなデカい身体で陸也は心配性が過ぎる。
俺の体重が6キロも減って気付かなかった、なんて多分ショックを受けると思う。

「ああー…俺のせいだよね、それ。」

「和己。」

「うん?」

「違う。」

「なにが?」

「和己のせいで陸也が俺の体重が減った事に気付かなかった、訳じゃない。」

こんな事、絶対に和己のせいなんかじゃない。
和己はきっと猪狩誠の件を、陸也の仕事が片付くまで気にする。
そんな事気にしなくて良い。

「陸也の覚悟が足りないだけだ。あと、俺の自己管理。」

「でもさ」

「駄目。アイツは関係ない。俺達の問題。」

思わず冷めた声が出た。

「俺の身体の事であんな奴を数に入れないで欲しい。俺の身体は陸也と和己だけの物だ。アイツは俺の物じゃない。要らない。欲しいの和己。」

「い、らない」

「だよね。俺も。だから"減った事に気付かなかった"より、増やす事を考えてくれると俺の為になるし陸也が出来なかった事をカバーするのは和己しか居ない。」

だから余所見なんかしないで欲しい。
アイツの事を悩むなら、俺の幸せを考えて欲しい。
別に体重なんかどうで良いけど、俺がへろへろになると和己は困るだろうし。

和己らしくない。

和己はへろへろの俺が好きなんじゃなくて、元気になろうと踠く俺が好きなんだ。
だから、そんな事で悩んでるなんて全然似合わない。


「俺のお世話、しない?

和己はそんな事で俺を放ったりしない。
間違えないで欲しい。
和己が一番気に掛けないといけないのは、俺でしょ。


「するよ。するよ良悟、させてー…♡」


ーーーーー

どうしたって俺の帰りを待つと、晩御飯が遅くなる。
それでも暑い台所に立つよりマシだと言われれば、弁当屋に走るくらいなんて事は無い。

只、ラインナップが気になった。

ステーキ重、牛ハラミ弁当、のり弁特盛。

まるで部活だな。

二人してどれを食うんだ。


「あれ、千田っ!」

「水楢、と椎木さんっ、」

「珍しいな。」

思い掛け無い偶然が有るもんだな。
さっき退社した筈の面子が、弁当屋に集まるなんて。

「千田は何にした?」

「ステーキ重だろうな。」

「代永さんって弁当とか食うんだな、野菜しか食わなそうなイメージだったわ。」

「意外と何でも食べるな。放っておくとすぐ栄養ブロックを食べてる。」

「あぁ、ぽいっ。」

「水楢は?」

「俺?俺は旨辛スンドゥブ弁当。美味そうじゃね?」


椎木さんがすごい顔してるぞ。
俺でも分かる。
弁当屋で鍋物なんか食うか、みたいな事を考えてそうだ。

「シギさんは?何にするんですか?」

「のり弁」

「ダメです、あんたそればっかだな。お姉さん、チキン南蛮と野菜とスンドゥブ弁当くださいっ。」

愛想の良いくちで頼んで、指を1個ずつと立てている。
その手には椎木さんの車の鍵を握り込んでる。

「帰って良いぞ千田、嫁さん腹減らしてるだろ。」

律儀に待ってようかと思ったが、バレてたな。
いや、早々に立ち去るべきだったか。

すみません、と頭を下げた。

「お疲れ。」

「また明日なー。」

弟子が元気に返事してるな。
あれで今からスンドゥブ弁当を食うのか。
車に乗り込みながらふと、思った。

「のり弁頼んで無かったな。」

椎木さんチキン南蛮食べるのか。
何でも食べるイメージだったが、弟子の言う通りの物も食える人だったのか。

どこまでもルーティンが硬い人だと思っていたが。
日替わり定食を食べるような。
曜日で決まった物を食べる様な人だと思っていた。

俺は、二人が食わせてくれるなら何だって食べたいが。
あの人もそうなんだろうか。

「ふっ、良かったな。」

家に着くなり良悟が肌着とパンツ1枚で立っていた。

「ど、うした」

「抱っこ。」

「ああ、ただいー…、」

「ぁ。気付いた。」

「なんだコレ。」


薄い。
良悟の横腹が薄い。減ってる。

「うわっ、」

抱き上げると分かる。
確実に軽い。

この前、重くなった筈だ。

「ぁ、なっ、くすぐったいっ、」

尻は問題無い。
足は少し細いな。とにかく腹と腰だ。
肉は有るが脂肪が減ってる。

すぐそこに骨があるのが分かる。

「減りすぎだ良悟っ、」

「うん、ごめん。反省してる」

「カード作るか。」

「また?要らないってば。」

「せめて、写真送ってくれないか1週間。」

体重計の写真か、昼ご飯の写真でも良い。
どっちか見せてくれ。
俺は水楢より性質が悪い。
良悟曰く、困ったさんだ。

それで構わないから減らないでくれ。

「良悟が減ると荒む。」

「ん。ちょっとそうめんは控えてみる。」

「いや。そうめんは悪くない。食べ方を工夫してくれ。」

「それだと和己が食べるか分かんないから。」

そうだったな。
テーブルに弁当を並べて開けている和己を捕まえて抱き締めた。

「なにっ、!?」

「減って無い、な、」

「同じ物食べてる筈なのにねぇー不思議。」

「凄いな和己。健康だ、」

「悪い?」

「いいや、褒めてる。健やかで嬉しい。」

「照れてる。可愛いね和己。」


だから、高校生の部活飯みたいなラインナップだったのか。

「良悟。」

「ん?」

「和己は健康でも、栄養は摂らせた方が良い。嫌がっても良悟のご飯なら食べるだろ。」

「まぁ、多分。」

「良悟も食べてくれ。」

「ん。分かってる。」

ーーーーー

「まだ引っ付いてるの、それ。」

「んーうん。全然取れない。」

陸也が俺を膝に乗せて離れない。
眠いからベッド行きたいのに、ここで寝れば良いって横抱きにして腕に収めたがる。

別に寝れなくは無いんだけど。
どうせ運んでくれるから、身体痛くなったりしないし。

「薄い、減ってる、ってずーっとぼやいてる。」

「うざ。」

「可愛い。」

「ゴリラは可愛く無いよ良悟。」

「可愛い。」

良かったな、なんて和己が言う。

「ぁ。そう言えば陸也ぁ、」

「どうした?」

「あのー…ミズナラさん、の紹介で客が来た。お礼言っといて。」

「水楢が?なんでだろうな。」

「さぁ。でも他にミズナラさん、って苗字知らないからあの人だと思うけど。」

「どんな人だ?」

「孫の5歳の誕生日と、序でに遺影つって撮らせてくれた。名前は言えないけど。それで分かんなかったら後で名前教えるわ。」

「あぁ、伝えておく。」

俺はまだミズナラさんに会った事ないけど、その人が弟子で、師匠とお付き合い始めたのは知ってる。
同棲して、指輪の代わりに車の鍵を持たされてるのも知ってる。

面白いよね。
そんな人と知り合うなんて、俺ひとりの人生じゃあり得なかった。

「俺も…がんばってふとらないー…と、」


二人が話してるのを聞きながら眠る。
今日は目が覚めないと良いな。
良い気分なんだ。

ゆらゆら意識が沈む中で、二人の声が聞こえる。

おやすみって言ってくれる。

俺も言いたいのにくちが動かない。

でも伝わってる筈だ。

おやすみ陸也
おやすみ和己

ーーーーー

「シギさん、冷たいの苦手ですか」

「なんでそう思う。」

「この前、冷奴食べたいって俺が言ったら自分の分くれましたよね。冷製スープも変な顔してたし。知覚過敏っすか?」

「違ぇ。」

「野菜炒めは食うのに、サラダ苦手ですよね。枝豆もあったかい奴だと普通に食ってたし。」


頭が悪い訳じゃねぇが、鈍い所が有る。
流石に半月以上一緒に居れば、分かるか。

「食えるなら問題無ぇだろ。」

「まぁ。でも、美味い方が良くないっすか?嫌いじゃないんでしょ?」


バツイチの男が冷えた飯を嫌がる理由なんざ、ひとつしか無ぇと俺は思うが。
そんな話、こいつに聞かせてどうする。

「放っとけ。」

どうせ今からは、冷えた飯なんか食わないだろ。
何せ俺の車の鍵は、こいつが持ってるんだ。

自分でもおかしな変化だ。
歳下の好きな奴を捕まえて、柄にもねぇことを考えてる。

「美味いな」

「え、チキン南蛮?そんな美味いの?俺も1個欲しいっ」

「ん。」

欲しいっつーから、序でに勝手に頼んでたサラダもくれてやった。

何もしてやれねぇが、俺はこいつのためにひとつだけ決めた事が有る。
こんな野郎でも、こいつが鍵を持ってる限りは守ってやれそうだ。


言った事は無えが。

俺が決めた。



家でお前と一緒に飯を食う。

そしたら今だけだろ。
冷たい飯が食いづらいなんて事はよ。

「でも、辛いのは結構食えるっすよね?スンドゥブ要ります?」

「美味いか」

「全然辛くねぇけど、美味いっすよ。」

「それより、ハンカチまたポケットに入ってたぞ光輝。」

「あ、ぅす、ごめん」


まだ慣れねぇな。
仕事が終われば名前で呼ぶだろ。

「シギさん、」

「ーー。」

「ハジメさんっ、」

「なんだ」

「クローゼットやっと出来そうっすよ。」

「ああ、良かったな。」

「シ…は、じめさんのお陰っす。」


また噛みやがったな。
どんくせぇ。

「お前のだろ。好きにしろ。」

「うっす。」
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