【完結】【R18】 二人の主人と三人の家族

mimimi456/都古

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続編'25

6月の花嫁(3*

「赤はね、大事なものに使う色なんだよ良悟。」

そう言いながら左の手首にスルスルと、赤いレースのリボンを巻いてキュッてリボン結びにした。

最近、レースリボンの虜になってるのは知ってたけど。どれだけ集めればこの主人は気が済むんだ。
赤と濃い赤と縁が金色のレースでリボン。

だからこれは、俺の大事なものって印ね。

「はい出来た。見せて。」

見せても何も、勝手に俺の腕を引いて勝手にリボンを結ぶのは和己なのに。

「良いね。綺麗。」

褒められると嬉しい。
和己の好きな角度、和己の好きな姿勢、和己の好きな俺…なら、もう良いよな。

綺麗に結んだリボンと綺麗なポーズで人形みたいに横たわる俺を見て和己が興奮した様にベッドに上がる。
ギシッと音がして、俺はチラッと陸也を見た。

「なぁに。どうしたの。」

「陸也がほしい。手、握って」

「ああ。良いぞ。」

こっちの主人はベッドの端に座るだけ。
俺の手を握ってくれて、それだけで安心した。
もういいんだ。いいや。いい。だいじょうぶ。

そう思えたらーーもう、キラキラを追い掛けるのはむりだった。

込み上げてくる不安と恐怖に蓋をしていられたのは、二人が俺を気遣ってくれるからだ。けど、もうだいじょうぶ。プレイが始まれば、俺を気遣う男は居ない。

俺を好きに犯してくれて良い

俺を俺より楽しんで味わって美味しく貪ってくれるのを、俺は知ってるから。
ストンーー、と顔から力が抜けた。

笑顔が消えて表情が死んだ
目から生気が失せてそれが本物の人形の様に映る。

この瞬間に興奮する頭のおかしい男を俺は知ってる。

「はぁ…っ。♡」

甘い少し上擦った声が、身を乗り出して俺の顔と目を見る。
じっくり、ねっとり見るんだ。
動かない視線と微笑まない顔を、まるで彫刻でも眺めるみたいに。

俺はその変態な男を主人にしてる。

「かぁわいぃ。」

嫌な事があると俺の神経はすぐに感覚を失うらしい。
和己が…カズが俺の腕をすぅ、と指先で撫でてもあまり感触がわからない。

風になでられてるみたいだ。

「ぁ。♡」

なに。

「指に神経は生きてるね、りょーご。♡」

ヒクリ、と頬の端が歪んだかも知れない。
もしそうなら俺は思ったよりも今日は健康なのかも知れない。
けどマズイ。

思ったより、早い…。

「さっき俺が指を触ってたの覚えてるの?偉いね。♡」

顎の下を支える様に指先まで伸ばして開いていた手の平に、主人の手が突っ込まれた。

熱い、俺以外の体温。

「今日は指から行こうね。♡」

ゾワッと鳩尾が騒ぐ。
いやだいやだいやだいやだ…ひ、

「ァ、」

ベロッと主人の舌が俺の手の平を舐めた

ひ、ゃ、やだ…

思わずもうひとりの主人の手を握る。
こっちの主人なら、手を握っても叱られない…っ、今日は俺を守ってくれる筈だ。

「だめだな、ボディソープの味しかしない。んーっ。良悟。早く汗出して。♡」

人間の手にはどれだけの末端神経が通ってるのか、知らなくてもこの主人は俺の人一倍過敏な神経をイジメ抜く事ができる…っ、
例え、俺が何も感じられないくらい感覚というツールをぶった斬って捨てたつもりでいても。こうやって、舌で手の平と指と、指の間と、爪と爪の間にまで下を這わせてゴシゴシ、舐め取られると…っ、ゾワゾワするんだっ、

無理矢理…っ、神経を犯されてるような気になるっ、

それがすごく気持ち悪いっ、ゾワゾワゾワゾワしてっ、鳥肌がするっ、!舐められた指がビクッと跳ねる。

「動いたね、いま。♡」

バレた
バレた…バレた、だめだっ、

「ひ、痛…ッ、た、ぃいっ。」


カリッと歯を立てられた。
小指の先を主人が噛んだんだ…和己が、カズが俺に痛いことをする…っ、

ん、は…ぁ、

気付かないうちに口が開いて、息を吐いてた
死んだ筈の生気の失せた目は、次に噛まれる瞬間を待ってた

はくり、と優しい主人の口が開く。
甘い声でいつも俺を褒めて抱き締めて、偉いねって言ってくれる大好きな主人が…ゴリッと音を立てて歯を立てた。

「ああ…っ。」

痛くは無いんだ、ほんとに痛く無い…っ。痛く無いのに、歯の硬い感触が俺の神経を噛みちぎった様な気がして、細い悲鳴みたいな声が出た

「良い声…っ。次は中指にしようかなぁ。」

ゴリッ、とまた歯を立てられる。
ゴリゴリ、次は薬指、人差し指…っ、親指まで食べられたっ。

もうやだ
ゆびがなくなっちゃう…おれのゆび、変にするなっ。

そう思うのに、くちではひとつも言葉に出さない。
いやだって、変なことされたくないって思うのにもっと腹の奥では変なことをされたいと思ってるんだっ、

和己になら…っ、カズになら、何をされて何処を犯されたって良いっ。

神経の中まで俺を<大好き>で犯してほしいっ。
俺は俺をだいっきらいだけど、こいつは俺のこと好き過ぎるから…ひっ、ああやだっ、それやだっ、

「ぃ、や」

肘に、キスされた
肘は皮膚は摘んでも痛みは感じない…っ、でも神経痛は有るっ、

噛まれても痛く無いって、分かってるのに。
ゴリッと歯の硬い感触が骨に伝わると、口から悲鳴が出た。

「うぅ…っ、」

痛く無いのに痛い気がして涙が出る
それをリクが指先で掬って拭う。

「俺も良いか。」

ハッ、とした。
思ったんだ、ふと。この前…俺はこいつに何をされかけたのか、

慌てて振り向いて繋いでた手と反対の腕まで伸ばして、胸を突き飛ばそうとした。
無理だった。ゴリラに勝てるわけが無い。

「ひうぅぅうっ、!」

小刻みに身体が震えた
まるでイッてるみたいに…カタカタ震えて、指が鉤爪みたいにリクの身体を引っ掻いた

「首好き過ぎだろ。」

カズの呆れた様な声がする
背中まで抱き起こされた身体じゃ、首に噛み付く男から逃げようも無い。ただ、無意識に本能に指を掻いてた。

「ひ、ぁあっ、」

ベロリ。
カズより大きくて分厚くて、力の強い舌が俺の首を舐めた。

「じゃあ俺は、腰と背中にしようかなぁー。♡」


動かないでいるーーその筈だった。
おかしいな、どこで間違ったんだ。
ガッチリとリクに捕まえられた身体は、カズにとっても好都合で俺はまだ悲鳴に似た声を上げながら神経を、一本一本舌と歯と、指先で、食い掛かる熱い吐息で食べられていった。


ーーーーー

「あーー…♡これこれ。かぁわいいねぇ良悟。1歩も動けない?♡」

動けるわけが無い
足の指まで神経を食べられた。そんな感じ。
ビクビク跳ねて力が入ったりした身体は、二人掛かりで襲われてもう自力では起き上がれない程消耗した。

ひどい。こんなの…っ、まだセックスもしてないのにっ、

性器にも性器になれる排泄器官にも触られず、へとへとにされて、胸にすら触って貰えてないっ、

そのせいで、身体は動かないのにモジモジウズウズするっ。

「おねがぃ、」

「ん?♡」

「おねがぃ…っ。」

「なんだ良悟。」

「さわって…っ。おねがぃ。」

頭の中は馬鹿みたいに、快感を得る事でいっぱいになる。
甘い声を出して子猫みたいにみやみや鳴いておねだりしてみせる。

かわいい俺を抱きたいに決まってるのにっ、なんで抱かないんだっ。

「可愛いな良悟。」

「んっ。♡」


リクは俺に甘い。
俺が可愛く言えばイチコロだっ。だから早くっ、はやくっ。♡

「何時から奉仕が出来ない子になったんだ、良悟。」

「ぁ、う」

「子猫の様にそうしてれば、俺達が構うと思ってるのか。カズ。」

「ん?」

「俺達は、黒柴を飼ってるんじゃなかったか。確か上手に奉仕が出来る子だった。だろう?」

「あー。♡甘えてるんじゃ無い?ほら、お前やさしーじゃん。可愛い俺達の黒柴くんは自分が可愛いって自覚あるもんねぇ、?」

「それとこれとは別だな。俺達にばかり尽くさせるのか良悟。主人は俺達の筈だ。」


さっきまで、ひとの首を散々ガブガブしたくせにっ。
そんな事言われたって、今の俺は身体が動かないんだっ。

ふい、と顔を逸らす。
俺は何も聞こえなかった。

「あ。聞こえないフリしたっ。」

「… … 。」

「おい。可愛いのは分かるけど、それで良いのかリク。」

「ああ、つい。なんであんなに可愛いんだろうな。」

「でも首は動くみたいだから、お前上?下?」

「下が良いな。どのくらいが良い?」

「それがよくわからないんだよねぇ。とりあえず泣くまでやろっか。ね、良悟。♡」


俺は今の二人の会話、何ひとつわからなかったけど。
とりあえず泣かされるのだけは分かった。
別に良いけど…俺は動けないんだからなっ。

ーーーーー

動けない筈の良悟を俺は下から、弄り倒す。
ガチガチに張り詰めた性器と、カズが入念に準備したアナルにローションを足しながらグチュグチュ音を立てて攻めていく。

泣くまでやろう、と言うから。
俺もそのつもりだ。
こうでもしないと泣かないのは、良悟が普段どれだけ自分にリミッターを付けているのか思い知らされる。

ただ、俺も嫌いじゃ無い。
何時もみたいに腕を伸ばしたりキスを強請ったりしない身体で、人形みたいに振る舞いながら、腹の中はこんなにヒクついて。

俺の指を美味そうに引き込んでいく。

さっき指で引っ掻かれたのも良かった。
少しピリピリしてる。
肩に良悟の足を担いで、性器を扱いてグチュグチュと孔を拡げる。

一生懸命、感じない様に無反応を装っているつもりだろうが。

「腰が揺れてるぞ、良悟。」

返事は無理だな。
口にカズのモノを突っ込まれて、頑張って飲み込んでる。
呼吸すら上手く出来ない良悟に、呼吸させる方法を覚えさせたのはこれだったな。

俺じゃない。
和己だ。
和己が息を吐くのが苦手な良悟の口に、指を突っ込み教え込んでいた。

他の誰が見たって、最低だと言うだろうが。
良悟は自分の為にする呼吸は下手くそでも、俺達の為にフェラを覚えるのは嬉々として頑張った。

歴史が覚えられない奴でも、ゲームの登場人物なら覚えられたりするだろう。あれと似たような物だ。

どぷっ、と良悟の性器が俺の口を汚す。

それを舌で舐め取って、敏感になってる先っぽに舌をグリグリ押し付けて中に残った性液まで吸い取ってやる。

鼻に掛かったような声が聞こえるが、口の中にはカズのを咥えてるからな。

泣くまで攻めるんだ。
前でイッてヒクつく孔にも、グリグリ指を押し上げてやる。
前立腺をナカから押せば、さっき吸い出した筈の性液がまた、じわっと溢れてくる。

はぁっ、

先っぽにも、根元にも袋にもキスをして舌を這わせてやる。
今夜は俺が、全部飲んでやるからな良悟。

そうしたら潮はカズに譲ってやっても良いな。

「もう出ないのか良悟。俺はまだ飲み足りない。」

「んうぅっ、!」

思わず笑ってしまう。
届く筈の無い腕を伸ばして、俺を振り払おうとする。
その無力さが俺を激らせるんだぞ、

可愛いな、良悟

どうしてそんなに、俺を煽るんだ。

程々にしろと言ったのは俺の方だぞ。
だがカズよりはマシか。

今日の和己は、なかなかに振り切ってるな。
あれ、喉の奥まで挿れてるだろ。
お陰で良悟の孔がよくヒク付いてる。

早く泣かないと、二人分のチンコをぶち込むことになるぞ良悟。
俺もカズも、次は何時やろうかと楽しみにしてるんだ。
良いのか。

意地を張っても良いこと無いって、言ってただろ?

ぐちゅっ。
ああ、三本目の指が入った。あと一本だぞ。
俺の指が四本入れば、ここに俺達の性器を二つ同時に入れる事になる。

「カズ…」

「あ?」

「あと一本だぞ。」

「まじ?」

「あぁっ。」

「あははっ、りょーご。♡早く俺をイかせた方が良いよ?ほら、頑張って舌絡めてっ。あぁ、ん…上手、気持ちいいよっ、」









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