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本編
#8 仮面舞踏会〜前編〜
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ザワザワとにぎやかで、きらびやかな会場に足を踏み入れる。
早めに着いたはずなのに、もう随分と多くの人がフロアに居て、仮面舞踏会を楽しんでいた。白の仮面と黒の仮面、好きに選べる仮面の色は見た感じ白が多そうだ。
思わず、近くにいる人のカラフルなドレスに目移りしてしまう。でも、いつまでも入口付近にいる訳にはいかないわよね。話しかけられやすいし。それにローズマリー? らしき人なんてもうとっくに真ん中の方へ行って、殿方とお話しているのよ。ほんと凄いわね、がっつきが。
もたもたしていちゃ駄目、早く壁の花になりにいかないと。いつものように目立たない私の居場所、人の少ない壁側に向かっていく。ゆっくりと端の方へ姿勢良く歩き出す。ひっそりと誰の目にも止まらず、声を掛けられないように。毎度恒例のことだ、慣れている。
私はいつもパーティーでは壁の花になる。人見知りで、殿方と話すのは苦手でどうしたらいいのか分からないし。ダンスも苦手で、なかなかステップが相手と合わないから。ちゃんと踊れるの、お父様と先生ぐらい。それに壁は会場全体が見渡せてドレス観察にはこれ以上のないもってこいの最高の場所なのだ。はやく目に入る数え切れないほどのドレスを堪能したいわ!
お淑やかで上品に、ひっそりと気配を消しながら人の波を軽やかに抜けて壁の方に近づいていく。
「そこの白い仮面をつけた lis blancのご令嬢、少し待って下さいな」
っ!そんな矢先に 後ろから声をかけられる。私の仮面は白。それにこのトゥルール語の発音のいい声は......
「ジュリー! 」
「アナ少しだけ話しましょう? 」
バッチリウィンクしたジュリーが可愛い。うまく壁の方に移動した私達は話し出す。勿論小声で。聞かれない方がいい話が多くあるもの。あんまり身バレしたくないしね。仮にも侯爵家令嬢と、公爵家令嬢だもの。
「よく私って気付いたわね」
「私を誰だと思っているのよ、親友じゃない。見た瞬間に分かったわよ。それにしても言っていたドレス素敵じゃない! 手作りなんて知らないとわかんないわ」
「ありがとう。ねぇそのジュリーのドレス良いわね、ステキ! とっても似合っているわ。少しだけ触ってもいい? 触るわね。なるほどねぇー・・・・・・このこっくりと深い藍色といい、これまでに見てきた中で1、2を争うドレスだわ。緩やかに奏でられる上品なマーメードラインで、見る人が見れば分かる最高級のどこまでも丁寧に作られたドレス。非の打ち所がない。・・・・・・・・・・・・・・・あぁ~もうっ、このデザイナーに会いたいっ! いやこのドレスに関わった全ての人に会いたい。 たっくさん質問したいわ。ジュリーのブロンドの髪色とこんなに相性の良いドレス。どうやったら思い付くのかしら。私も考えたことあるけどここまでいいの思いつかなかったもの。流行を織りまぜながら革新的な視点で作られてるし。あっそうだ! ちょっとだけジュリー後ろ向いてくれる? あぁぁぁ・・・・・・すごい、計算されつくしてる。後ろからでも分かる気品さと優雅さ。この光沢があって柔らかな生地とふわふわした金の刺繍チュールリボン。どの角度から見ても完璧ね。また振り向く時には流れるような大胆さがあって最高。あぁシビれるっ悔しい! 」
興奮が止まらない。見れば見るほどドレス魂に突き刺さるものがある。
今日のジュリーのドレスは深い藍色。ただの藍色じゃない。留紺、鉄紺色、インディゴ、マリン・ブルーなどといくつもの色を使って作られているのだ。全体を見るとグラデーションみたいに調和がとれる結果になっている。
それにリボンの使い方が凄い。長い1本のリボンがまるでツタのようにスカート部分に絡みついていてとても大胆でオシャレ。ところどころにアクセントとして金の星の形を模した刺繍のチュールリボンがある。これらの工夫により上品で流行を取り入れつつ、新しい形のドレスになっている。
歩いたりターンをするとまるで波のようなダイナミックさもあるの。ダンスをすると素敵でしょうね。充分輝きまくってるジュリーがより一層光り輝くのが見に浮かぶわ。素晴らしい。そして何よりジュリーのはちみつブロンドの髪と美しく調和している。ここまで見事なものはないわ。相乗効果でいっそう魅力的になっている。よくジュリーを観察したのでしょう。
「ふふっ、さすがアナ。ドレス愛が止まらないわね。でも少し長いし、声も大きくなってきてるわ。気持ちを抑えて。ほら深呼吸」
「ふぅっー・・・ごめんね。あまりにも素敵すぎちゃって。それにしても、これどこで作ったの? このようなブランド今のところ思いつかないのだけど」
「いいのよ落ち着いた? これはね、ルーナシャインのドレスよ」
「ルーナシャイン・・・・・・かぁ」
「もしかしてだけど知らない? アナのことだからもう知っているかなって思ってたわ。最近密かに流行っている知る人ぞ知るブランドよ」
「そうねぇ......あぁ、ローズマリーが言っていたわ。でもよく知らないの。最近はドレス作りでいっぱいいっぱいだったから。追いかけられなくて」
「なるほどね、じゃあ今度詳しく話すわ」
「お願い!ありがとう 」
もう悔しい。こんな見た事ない素敵なドレスを作るブランドだったとは......。ドレス好きとして知らなかったなんて失格だ。帰ったらすぐ調べよう。心にメモをしておく〝ルーナシャイン 〟っと。どんなブランドなんだろう。気になるなぁ。
そこから少し話すと私達は別れた。5時間もある仮面舞踏会だが、ここでの一分一秒は価値が違うのだ。まぁあくまでも普通の、出会いを求める令嬢ならね。
でも私にとってもドレスを見れる貴重な時間。価値は高いわ。さぁ後は心ゆくまでドレス見学よー!きゃーっ!
早めに着いたはずなのに、もう随分と多くの人がフロアに居て、仮面舞踏会を楽しんでいた。白の仮面と黒の仮面、好きに選べる仮面の色は見た感じ白が多そうだ。
思わず、近くにいる人のカラフルなドレスに目移りしてしまう。でも、いつまでも入口付近にいる訳にはいかないわよね。話しかけられやすいし。それにローズマリー? らしき人なんてもうとっくに真ん中の方へ行って、殿方とお話しているのよ。ほんと凄いわね、がっつきが。
もたもたしていちゃ駄目、早く壁の花になりにいかないと。いつものように目立たない私の居場所、人の少ない壁側に向かっていく。ゆっくりと端の方へ姿勢良く歩き出す。ひっそりと誰の目にも止まらず、声を掛けられないように。毎度恒例のことだ、慣れている。
私はいつもパーティーでは壁の花になる。人見知りで、殿方と話すのは苦手でどうしたらいいのか分からないし。ダンスも苦手で、なかなかステップが相手と合わないから。ちゃんと踊れるの、お父様と先生ぐらい。それに壁は会場全体が見渡せてドレス観察にはこれ以上のないもってこいの最高の場所なのだ。はやく目に入る数え切れないほどのドレスを堪能したいわ!
お淑やかで上品に、ひっそりと気配を消しながら人の波を軽やかに抜けて壁の方に近づいていく。
「そこの白い仮面をつけた lis blancのご令嬢、少し待って下さいな」
っ!そんな矢先に 後ろから声をかけられる。私の仮面は白。それにこのトゥルール語の発音のいい声は......
「ジュリー! 」
「アナ少しだけ話しましょう? 」
バッチリウィンクしたジュリーが可愛い。うまく壁の方に移動した私達は話し出す。勿論小声で。聞かれない方がいい話が多くあるもの。あんまり身バレしたくないしね。仮にも侯爵家令嬢と、公爵家令嬢だもの。
「よく私って気付いたわね」
「私を誰だと思っているのよ、親友じゃない。見た瞬間に分かったわよ。それにしても言っていたドレス素敵じゃない! 手作りなんて知らないとわかんないわ」
「ありがとう。ねぇそのジュリーのドレス良いわね、ステキ! とっても似合っているわ。少しだけ触ってもいい? 触るわね。なるほどねぇー・・・・・・このこっくりと深い藍色といい、これまでに見てきた中で1、2を争うドレスだわ。緩やかに奏でられる上品なマーメードラインで、見る人が見れば分かる最高級のどこまでも丁寧に作られたドレス。非の打ち所がない。・・・・・・・・・・・・・・・あぁ~もうっ、このデザイナーに会いたいっ! いやこのドレスに関わった全ての人に会いたい。 たっくさん質問したいわ。ジュリーのブロンドの髪色とこんなに相性の良いドレス。どうやったら思い付くのかしら。私も考えたことあるけどここまでいいの思いつかなかったもの。流行を織りまぜながら革新的な視点で作られてるし。あっそうだ! ちょっとだけジュリー後ろ向いてくれる? あぁぁぁ・・・・・・すごい、計算されつくしてる。後ろからでも分かる気品さと優雅さ。この光沢があって柔らかな生地とふわふわした金の刺繍チュールリボン。どの角度から見ても完璧ね。また振り向く時には流れるような大胆さがあって最高。あぁシビれるっ悔しい! 」
興奮が止まらない。見れば見るほどドレス魂に突き刺さるものがある。
今日のジュリーのドレスは深い藍色。ただの藍色じゃない。留紺、鉄紺色、インディゴ、マリン・ブルーなどといくつもの色を使って作られているのだ。全体を見るとグラデーションみたいに調和がとれる結果になっている。
それにリボンの使い方が凄い。長い1本のリボンがまるでツタのようにスカート部分に絡みついていてとても大胆でオシャレ。ところどころにアクセントとして金の星の形を模した刺繍のチュールリボンがある。これらの工夫により上品で流行を取り入れつつ、新しい形のドレスになっている。
歩いたりターンをするとまるで波のようなダイナミックさもあるの。ダンスをすると素敵でしょうね。充分輝きまくってるジュリーがより一層光り輝くのが見に浮かぶわ。素晴らしい。そして何よりジュリーのはちみつブロンドの髪と美しく調和している。ここまで見事なものはないわ。相乗効果でいっそう魅力的になっている。よくジュリーを観察したのでしょう。
「ふふっ、さすがアナ。ドレス愛が止まらないわね。でも少し長いし、声も大きくなってきてるわ。気持ちを抑えて。ほら深呼吸」
「ふぅっー・・・ごめんね。あまりにも素敵すぎちゃって。それにしても、これどこで作ったの? このようなブランド今のところ思いつかないのだけど」
「いいのよ落ち着いた? これはね、ルーナシャインのドレスよ」
「ルーナシャイン・・・・・・かぁ」
「もしかしてだけど知らない? アナのことだからもう知っているかなって思ってたわ。最近密かに流行っている知る人ぞ知るブランドよ」
「そうねぇ......あぁ、ローズマリーが言っていたわ。でもよく知らないの。最近はドレス作りでいっぱいいっぱいだったから。追いかけられなくて」
「なるほどね、じゃあ今度詳しく話すわ」
「お願い!ありがとう 」
もう悔しい。こんな見た事ない素敵なドレスを作るブランドだったとは......。ドレス好きとして知らなかったなんて失格だ。帰ったらすぐ調べよう。心にメモをしておく〝ルーナシャイン 〟っと。どんなブランドなんだろう。気になるなぁ。
そこから少し話すと私達は別れた。5時間もある仮面舞踏会だが、ここでの一分一秒は価値が違うのだ。まぁあくまでも普通の、出会いを求める令嬢ならね。
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