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第四章 青海の檻
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「ケホッカハッ…、ゔゔゔ、何も見えないよぅ…。これで何処にどうやって行けっていうのよぅ…」
全身粉まみれで咳くしゃみも止まらず、涙目で美優。視界一メートル程しか見えない中、不意に人の気配を感じる。
「…!赤羽くん⁉︎」
「何やってる、こっちだ」
「えっ?ちょっと、だから全然見え…」
「いいから来い。こっちだ」
「こっちって、冷蔵室でしょ⁉︎この中入ったら逃げ場無くなっちゃうよ⁉︎」
「大丈夫だ。手は打ってある。栗林、さっき渡したやつは?」
「え?え、ええ。エプロンならちゃんと水に濡らしたけど…」
「よし、じゃあ行くぞ」
「えええ⁉︎」
がっしりと丈夫そうな冷蔵室の扉のロックを外し、扉を開ける。途端に冷蔵室からの白く冷えきった空気が流れ込んでくる。
様々な事が腑に落ちないまま、引き摺られるようにして冷蔵室に入れられる美優。最後に美優がどうしても気になったのは、隼が冷蔵室に入る前に何か細工していた、電子レンジのボタンを押していた事だった。
* * *
……
じっと考え込む片山。
隼たちを追っていった部下達との交信を終えてから数分しか経ってないが、どうにも落ち着かない。
何かが片山の中で引っかかる。背筋と頭の中がザラザラする感覚。そしてそういう感覚の時は大抵、ロクな事が起きないというのを今まで身をもって味わってきた。
……あの目…あの殺気…
片山の脳裏に浮かぶ隼の姿。
再び片山はヘッドセットに手をやり、部下達と交信開始する。
「A―1よりB―1へ。今からそちらに向かう。お前らは引き続きそいつらの確保に全力を尽くせ」
(続く)
全身粉まみれで咳くしゃみも止まらず、涙目で美優。視界一メートル程しか見えない中、不意に人の気配を感じる。
「…!赤羽くん⁉︎」
「何やってる、こっちだ」
「えっ?ちょっと、だから全然見え…」
「いいから来い。こっちだ」
「こっちって、冷蔵室でしょ⁉︎この中入ったら逃げ場無くなっちゃうよ⁉︎」
「大丈夫だ。手は打ってある。栗林、さっき渡したやつは?」
「え?え、ええ。エプロンならちゃんと水に濡らしたけど…」
「よし、じゃあ行くぞ」
「えええ⁉︎」
がっしりと丈夫そうな冷蔵室の扉のロックを外し、扉を開ける。途端に冷蔵室からの白く冷えきった空気が流れ込んでくる。
様々な事が腑に落ちないまま、引き摺られるようにして冷蔵室に入れられる美優。最後に美優がどうしても気になったのは、隼が冷蔵室に入る前に何か細工していた、電子レンジのボタンを押していた事だった。
* * *
……
じっと考え込む片山。
隼たちを追っていった部下達との交信を終えてから数分しか経ってないが、どうにも落ち着かない。
何かが片山の中で引っかかる。背筋と頭の中がザラザラする感覚。そしてそういう感覚の時は大抵、ロクな事が起きないというのを今まで身をもって味わってきた。
……あの目…あの殺気…
片山の脳裏に浮かぶ隼の姿。
再び片山はヘッドセットに手をやり、部下達と交信開始する。
「A―1よりB―1へ。今からそちらに向かう。お前らは引き続きそいつらの確保に全力を尽くせ」
(続く)
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