悪役転生者が100キャラを正しいルートに導きたい

猫ハム助

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プレイ開始

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さすがにそんな事を言われて黙って聞いているほど馬鹿じゃない。
ゲームをプレイするだけなら怪しいから断るかもしれない。
ゲームが苦手なら、隣でヒントを出す事ぐらい出来る。

なのに、無理矢理やらすためにそんな脅しのような事を言って…正直そういうの苦手なんだよ。

店主の肩を掴んで「ふざけるな!」と押そうとした。

表情は変わらず、びくともしないから顔だけ近付く格好になった。

目を見てはっきりと「君は世界に不必要な悪役の魂を持っている、この世界がシナリオ通りなら…悪役はどうなると思う?」と問いかけた。

悪役は物語では仲間になったり倒されたりする…仲間になるほどのキャラも立ってないし弱い俺は、倒される…殺されるって事か?

でもこのゲームの世界は人が死ぬような話ではないはずだ。

必ず死ぬわけじゃないんだ、目の前の男のただの脅しでしかない。

「本当に?」

「…へ?」

「本当に悪い男はいなかった?いたんじゃない?逮捕されたり殴られたりした男」

「……っ」

「その後がゲームで語られなくても、何処で死んだか分からないよ…撲殺か死刑か」

「ゲーム…詳しいんですね」

「そう?この場所にあるものだけね」

残酷な事を言いながら笑みを浮かべた店主は俺にそのゲームを手渡した。
生まれ変わってから、この世界には俺がやっていたゲームの一つもなかった。
この世界がゲームの世界だからなのかもしれない…だからここにゲームが並んでいるのを見て、特別なのかなと思った。

店主に言われて思い出した、そういえばヒロインの少女に絡んでいた男がいたな。
連れて行かれそうな時に大声を出して、警察に連れて行かれた。

顔もよく分からない不良の男だけど、まさかアレって俺?

あまりにも呆気ないエピソードだったから忘れていた。
俺、ナンパしただけで警察に捕まって死刑になるのか!?
そんな馬鹿な事はないと思いつつ、実際に捕まって確かめる勇気はない。

とりあえずゲームをするだけでいいならやってやる。
全てではないが、ある程度ゲームの内容は覚えている。

カウンターの向こう側の扉に連れて行かれて、そこは部屋になっていた。
店主が住んでいる部屋だが、壁一面に本がぎっしり飾られていた。

机にはゲーム機が置いてあり、店主もゲームをするのか。

「ゲームするんですね」

「あーこれ?僕もゲームを救ってあげようとしたけど、僕では起動も出来なかったんだよ」

「そうだったんですか、じゃあ壊れてるんじゃ」

「君とゲームは繋がっているから大丈夫」

彼は不思議な雰囲気があるが、適当に言っていないか?

正直言って、ゲームをプレイして救うってどういう事だ。

やれば分かるのかと、手に持ったパッケージを開いてゲーム機を手にした。

「お借りします」と一言言って、セットしてゲームを起動した。

見覚えがあるオープニングが始まり、壊れていると思ったらちゃんと起動した。
店主は満足そうな顔をしていて、俺は店主がゲームを出来なかったところを見ていないから不思議な気持ちでゲームを進めていく。

王子に助けられて、ヒロインはメイドとしての毎日を頑張っている。

その時、城にやって来た暗殺者の男は王子の命を狙っていた。
物置部屋に入った男はヒロインと遭遇して一目惚れをしていた。

一見、攻略キャラクターみたいに見えるが一目惚れした男はデブで強い奴の後ろにいる男だ。

「この暗殺者、君に似てるね」

「俺、太ってないんですけど」

「でも、魂は繋がっているよ」

不穏な事を言われて、馬鹿にされている気がしながらも視線をゲーム画面に戻す。
さっきまで正常に動いていたのに、ゲーム画面は真っ白に変わっていた。

いろんなボタンを押すが、全く反応はない…まさか本当に壊れているのか?

後ろから店主の「始まるよ、物語が」という言葉を聞いて、意識が引っ張られるように消えた。

部屋に残ったのは、壁に寄りかかって本を読む店主だけだった。








※※※

意識がふわふわする、俺…何していたんだっけ…俺は…

そうだ、乙女ゲームの世界…店主がゲームメインキャラクターで変な事を言っていたんだ。
ゲームをクリアしろとか何とか…生前やっていたゲームの世界に生まれ変わる事すらあり得ないんだ、今更なにが起きても不思議ではない。

だんだんと意識がはっきりとしてきて、視界にガラスの天井が見える。

薔薇と茨が絡みついていて、幻想的な雰囲気を感じた。

ボーッと見ていると、視界が大きくぶれて涙を流した。

「あっ、あぁぁっ!!!」

なにが起きたか全く分からず、下半身ががくがくと震える。
なんだこれ、何も考えられないほど全身に感じる電流のようなもの。

服をギュッと掴み、自分になにが起きたのか把握するために下を見た。

古書店に入った時は、コートにセーターを着ていて温かい格好をしていた。
今の俺は、黒いローブを着ている…この赤いラインの線…見覚えがある。

いや、違う…今はそんな事よりもっと大事な事がある。

なんで俺、下に何も穿いていないんだ?俺のジーンズは?

俺のから精液が溢れていて、俺の足の間に誰かがいる。

「なに惚けているんだ」

「あぐっ!」

「早くイけよ」

目の前の男は俺の腰を掴んで、激しく揺さぶってくる。

中が抉られるように擦られて、俺の体は俺の意思を無視して中にあるものを締め付けた。
目の前の男は眉を潜めていて、動きがだんだんと早くなる。

腰を打ち付ける音と俺の声と男の息遣いがこの場に響く。

それ以上されたら頭が可笑しくなりそうで、腰を掴む手を掴んだ。

首を横に振り「ダメ、やめて…ください」と必死にお願いした。
涙が溢れてどんな感情でいればいいのか分からずにぐちゃぐちゃになる。

それでももう止めてほしくて小さく頭を下げると、男の動きは止まった。

刺激がなくなり、中がヒクヒクと疼いているように感じたが俺はそれを見ないフリをした。

腰を引かれて、散々擦られた中はその刺激だけでもイってしまいそうだが我慢する。
コレでも怖いくらいの刺激がなくなるなら何でもいい。

半分ぐらい抜いて、男は俺の顎を掴んで上に向かせた。
意地の悪い顔を向けられて、ゲームの顔と同じだとぼんやり考える。

「止めるわけねぇだろ、バーカ」

「むぐっ!!」

唇を塞がれて、それ以上声を出す事が出来なくなってしまった。
思いっきり奥に突き上げられて、結腸まで入ってきた。

体を大きく震わせて、今までで一番強い刺激に絶頂した。

すがるものがない手をぶらぶらと動かしていると、男は俺の手を握った。
しっかりと握られて、ほんの少しだけ安心出来た…ただの気休めだとしても…

結腸を刺激されて、突かれる度に透明に近い精液を出した。
イきたくないのに、体が思うようにいかずに中も痙攣していた。

男は辛そうに軽く体を震わせていて、神秘的な角が現れた。

龍神、その言葉が俺の頭の中にピッタリと当てはまった。

「あっ、あんっ、んっ、あぁっ!」

「…っ、はぁ…ぁ…」

「ダメダメッ、もっ…もうイきたくないっ」

「俺のがほしくて吸い付いてる、くせによく言うな」

「あぁぁぁっ!!!!」

「そんなにここが好きなら…っ、出してやるよ」

男は奥に向かって、擦り付けて奥の奥に熱いものが出された。
その強すぎる刺激でまた体をビクつかせてイってしまった。

ローブを首元まで上げられて、乳首を舐められてもう片方は指で摘まれた。
その刺激でまたイってしまい、俺の体は本当にバカになってしまったようだ。

指で弾かれると中を締め付けて、イったはずなのにお互い元気を取り戻していた。

「もう一度、だな」と言った男は、龍神より邪神が似合うなと思った。
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