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金のエルフ、銀のダークエルフ
しおりを挟む「お主が池に落としたのは、聖なる豊穣と繁殖の神に仕える淫乱エルフシスターのトシアキか? それとも、悪なる背徳と淫欲の邪神に仕える淫乱ダークエルフシスターのトシアキか?」
近所の公園にあるごく普通の池から、後光輝く神々しい女神様が現れたということだけで俺は呆然としていた。その上、このセリフ。そして見目麗しい2人の美女である。完全に言葉を失い、バカのようにポカンとした顔を3人をしばらく眺めていた。
「どうしましたか? 鳩が催涙弾水平射ちを食らったような顔をして」
「いや、え~っと女神様? お、私が落とした……というか、私の友達のトシアキは悪ふざけをして自分から池に落ちました。しかも、トシアキは現生する唯一のオークと噂されるハゲデブブサイク男です。その、美しいエルフの2人とは比べものになりません」
もう完全に、『金の斧銀の斧』(作:イソップ)だか、『金と銀』(作:福本伸行)だかが、脳裏に浮かんでいたが、俺はとにかく事実を答えるしかなかった。
「お主はなんという正直者なのでしょう。そんな立派なお主には、淫乱エルフシスターのトシアキと淫乱ダークエルフシスターのトシアキの両方を差し上げましょう」
「いやいやいや! ちょっと待ってください、女神様。さすがに元のトシアキを返していただかないと困ります!」
さすがに親友を池に置いて、美女2人と帰るわけにはいかない。
「ええーー、そうなの? あれ? 元ネタは金銀の斧と一緒に、鉄の斧もあげるんだっけ?」
「はあ、確かそうだったと思いますけど?」
メタ発言をしつつ、女神様は少し小首を傾げて、俺に問いかけてくる。あ、この女神様、ちょっとポンコツそうだけど、スゲェかわいいんだよなぁ。ぜんぶ許しちゃおう。
「今、私のことをかわいいとか美しいとか思ったでしょ、フフフ。もう! 褒め上手なんだからぁ」
さすがは女神様、人の考えを勝手に読んで、勝手に喜んでくれている。もう完璧にポンコツ女神様確定なのだが、やっぱりかわいいからすべてを許してしまう。
「じゃあ、特別サービス! 元のハゲデブブサイクデブのトシアキ君もお付けして、3点セットで御提供いたしましょう」
「おおお、すご~い!」
「おっと、まだ驚くのは早いですよ。今なら、元のハゲデブブサイクデブハゲのトシアキ君に、水を被ると「お兄ちゃん大好き❤️」とあなたに告白してくる妹系ブラコン美少女になっちゃう、素敵なオプションを付け、送料手数料を女神が負担してお届けします」
「買います! ぜひ買わせてください!!」
どこかの通販番組のような怒涛の特典ラッシュに負けた俺は、完全に欲望に正直になることを決め、親友トシアキを売り渡し、3人の美女&美少女をゲットすることを選んでしまった。
…………
………
……
…
「もっとギュッと抱きしめて! イイコトして、あなたとの愛の結晶をたくさん孕ませてぇ!!」
「フフフ。さあ、お姉さんがイケナイことを教えてあげる❤️ だから、もっと堕落しなさい」
「お兄ちゃん、いっぱいチュキ! トシアキの初めてをもらってぇ!」
こうして、俺は3人の美女&美少女トシアキに囲まれて、いろいろと絞り取られながら幸せに暮らしましたとさ。
(あッ! 一応、妹系のトシアキにお湯をかけたら、ちゃんと元のブサイクなトシアキに戻りました。ご安心を!)
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