聖女に異世界へ飛ばされた 【完結】

もち米

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よんじゅうきゅう

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「さあ、ルゥとアークの絆が深まったところで、聖女をぶっ倒しにいくぞー!」

「おーっっ!」



元気な魔王と元気に腕を上げる魔物。
そして、我ら人間。


なんとも言えない組み合わせのチームだが、これ以上ないくらい安全で最強のチームだと言える。

私はアークを見て一つ気になることを聞いてみた。


「私の事を王都には言わなくてもいいのか?」

その質問にアークはああと言ったあと、ルシファーをじっと見つめ、「魔王が、伝えとくって言ってたけどおそらく伝えてない」と言う。

「あいつが何を考えてるか分からないが、私の方でも通信しようと何回か試みたがおそらくあの魔王のせいで転移魔法も展開できない。だから、まだ殿下にはお伝えできていない。すぐ知らせたいのだが、」

「いい。今あの人に会っても、堂々としていられる自信がない。その内展開できたら私が生きていると伝えて欲しい。」

「…わかった。なるべく早急に知らせる。」

別に、そんなに急がなくてもと思いつつ、まあでも騎士ならば当然のこと。

私は私のわがままでエドワードさまに会いたくないと思ってるだけ。
本当はお姿を見たいし声を聴きたいのに、いざ会えると思うと会いたくないと思ってしまうのは、アークが以前話した金髪の美しい女性がチラつくからだろうか。

やはり、女心というものは美しいという言葉に常に敏感である。

そんな軟弱な精神を鍛えたく、旅に出ようとした時にこの聖女マリアを倒す旅が始まった。

まだそんなに月日は経っていないのに、なんだが何年もたったような、そんな濃い日々を過ごしていることに気づく。

私は今度こそ強く覚悟を決めて、アーク、ヘレス、ルシファーを順見る。


「聖女マリアを捕らえに…いや、ぶっ飛ばしにいくぞ!!!!」

「「「おーっっっ!!!」」」

気合を入れていかなければならない。
なんせ、聖女マリアは見た目を変化させることができる魔術を使うのだから。

それを見破ることができるのは、ルシファーとヘレスのみ。
もしかしたら、アークも見破ることが可能かもしれないが。とにかく、一番私が見破ることが出来ないから、みんなからはぐれないようにしないといけない。


私たちはこれから街へと向かう。
今度こそ聖女マリアを捕らえに行くために。南の街へと急ぐために。
服装は私は男装をし、ヘレスは私の妹という設定。ルシファーは私達の雇主で、その護衛がアーク。

完璧な変装に、私は1人満足していた。
あとは、はぐれなければいいだけだ。





そう、絶対はぐれないようにと意識しながらみんなのそばを歩いていた。







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