この度、馬になりました。馬場でございます。スキル持ちの馬から始める異世界辺境ライフ

Ananclus

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第2話 すれ違いでした。女神。お前許さないからな

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「かっ、火事ダァああ! 逃げろぉぉ!」

 火事だって?逃げよう!みんな!


 なんて事にならないぐらいに目の前のパソコンと格闘をしていた俺たち。火事などどうせ、予行演習か何かだろう。と言うかそんなのも気にならないぐらいに、疲れていた。

 有給休暇とか言う神のような癒しはない。無条件労働と、体調は自己管理。そんな、業務委託に耐えれる訳もなく、俺らはもう死にそうだった。いいや、全員の心は死んでいた。そんな時に起きた火事。逃げる間も無く、煙が溢れて、一瞬で目の前は火に包まれた。

「やべぇ死ぬ。どうか、生まれ変わったら、スローライフで生きていきたいな……」

 そんな事を考えながら、俺は命が尽きた。
__________________




「ここは、一体?」
『お気づきですか?」

体が、あれ?なんか俺、今光の玉みたいにすごいふわふわしてる。

「ここはどこで、俺はなんですか?」
『はい。私は最高神である、女神です。馬場 篤さん。は不慮の事故に巻き込まれてお亡くなりになりました。それで、現在はその魂がこうやって私の前にあるのです』

 そうか、俺は死んだのか。

『それで、あなたに次の世界で生きるための権利を与えましょう。私は女神です。あなたのご要望にお答えできるでしょう。なんでも、おっしゃって下さい』

「んーとりあえず、スローライフを楽しみたいです。なんか牧場とか、農家とかいいですね! 農家! 前世では一度やって見たかったんです! れ変わったら、ゆっくりと生きていきたいなぁ」

『そうですか。へ変わりたいのですね。それと、あなた様にこのスキルをお与えしましょう』

「スキル?」

『はい。そうです。[天眼]と言うスキルになります。言うなれば、全てを見通せるような神の目のようなスキルです』

 それは、ありがたい!いずれは自分だけの国とか作って、うん。ゆっくり暮らしながら、たくさんの人に囲まれて死にたいなぁ
 
「ありがとうございます! じゃあそれで!」

『かしこまりました。では、異次元の扉をお開きいたします。それではあなたの第二のれ代わりの人生を!』

 そのまま、眩しい光に包まれて俺は転生した。
________________




 次に目が覚めたら、どこかのベッド。ではなかった。ここは、一体?藁?目の前にはたくさんの藁、そして、少し臭いと言うか、昔行った競馬のあの時の匂いがするような。俺は農夫か何かになったのか?にしては、体が、なんか。さっきから、足元もおぼつかないなぁ。体が黒い。まぁ別に人種は問題ない。差別とか気にしないし。

「おお。お目覚めかな。アレキサンドース」

 アレキサンドース?俺の名前か?

「ヒヒッ、ヒヒッ(ここはどこだい?)」

「なんだ、お前は餌はさっきやったばかりだろう。そんなに声を上げて? なんだ、ニンジンか?」

 はぁ?ニンジンなんて大嫌いだよ俺は。

「今度はそんなに首を左右に動かして、どうしたんだ一体。おーーい。チャンバス! チャンバス! お前のの様子が可笑しいわい」

 馬?はっ?今、なんつったこのじいさん。俺はどっから、どう見ても、



 なんだこれ?あれ?そういえばさっきから、正面以外にも360度ほぼ全ての情報が俺の目を通して頭に入ってくる。これは一体。まさか、このごつい脚と、首、体毛、それに蹄。まさか、嘘だろ。





 馬だ。

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