3 / 6
3
しおりを挟む
目を覚ますと、見知らぬ天蓋付きのベッドの上だった。
深い藍色のカーテン、銀糸で刺繍された王家の紋章。
そして、肌に触れるシーツは絹のように滑らか。
「ここは……?」
声を出すと、枯れかけた喉に痛みが走る。
その瞬間、ドアの向こうから軽い足音が近づき、若い侍女が顔を覗かせた。
「お目覚めになられましたか、ミレイユ様! 陛下をお呼びしてまいりますね!」
「へ、陛下……?」
混乱する私を置き去りにして、侍女はぱたぱたと出て行ってしまった。
しばらくすると、部屋の扉が重く開き、背の高い男が入ってくる。
金でも銀でもない、淡い氷のような髪。
深く澄んだ青の瞳は、まるで冬の空気をそのまま閉じ込めたようだった。
「気分はどうだ、ミレイユ嬢」
低く穏やかな声が、鼓膜を震わせた。
冷酷と噂される――隣国の王、レオン・ヴァルシュタイン陛下。
私は慌てて身を起こそうとしたが、足元がふらつく。
「無理をするな」
レオンがすぐに近づき、私の肩を支えた。
その掌が意外にもあたたかくて、心臓が跳ねる。
冷酷な王、という言葉が頭をよぎるが……彼の表情は驚くほど優しかった。
「私を、助けてくださったのですか……?」
「ああ。お前が馬車に追われ、倒れていたと聞いてな。
我が兵が見つけた時には、意識がなかった」
「……ありがとうございます」
自然と頭を下げると、彼は少しだけ苦笑した。
「礼を言うのは私のほうだ。お前を拾ったことで、ようやく退屈な毎日に光が差した」
その言葉の意味を理解する前に、彼の指がそっと私の頬を撫でた。
触れられた場所がじんわりと熱くなる。
――いけない。私は、王太子に婚約破棄されたばかりなのに。
誰かの温もりに、簡単に縋ってはいけないのに。
けれど、レオンのまなざしはあまりにまっすぐで、息が詰まりそうだった。
「……ミレイユ嬢。お前は、これからどうするつもりだ?」
「わかりません。ただ、王都にはもう戻れません。私の存在は……邪魔なので」
「ならば、我が国にいればいい」
「……え?」
思わず顔を上げる。彼は真っすぐ私を見つめたまま、淡々と続けた。
「ここにいる限り、誰もお前を傷つけられない。私の庇護のもとに置く」
「でも、それではご迷惑に……」
「迷惑どころか、願ってもないことだ」
冷たい声音なのに、なぜか心臓が跳ねた。
まるで告白のような響きで、私は何も言えなくなる。
その沈黙を破ったのは、レオンの軽い溜息だった。
「……まあ、急に言われても困るか。少し休め。話はそれからだ」
そう言って彼は立ち上がり、扉の方へ向かう。
けれど、部屋を出る直前、彼がふと振り返った。
「ミレイユ嬢。あの王太子――お前を捨てた男だな?」
その声色に、初めて冷酷な王の片鱗を見た気がした。
氷のように冷たい視線が、微かに鋭く光る。
「え、ええ……。ですが、もう過去のことです。忘れたいのです」
「そうか。だが、私は忘れない」
「え……?」
「お前を泣かせた男だ。――いつか、必ず後悔させてやる」
その瞬間、胸の奥に小さな炎がともった。
ざまぁ、という言葉が頭をかすめる。
あの男に、いつか見せつけてやりたい。私がどれほど幸せになったかを。
でも、それを支えるこの王の瞳は、あまりにも優しくて。
私の復讐心が、少しずつ溶かされていくのを感じた。
数日後。
体調が戻った私は、王宮の庭園で静かに紅茶を飲んでいた。
白い薔薇が咲き誇る中、侍女の一人が嬉しそうに駆け寄ってくる。
「ミレイユ様! 本日、王都から特使が参っております。どうやら、アルベルト王太子殿下が……!」
――その名を聞いた瞬間、胸が強く痛んだ。
どうして今さら。私を追い出したくせに。
「どうして……こちらに?」
「どうやら、ミレイユ様が“隣国の王に囲われた”という噂を聞いて、直接お確かめになりたいとか……」
唇を噛む。囲われた、だなんて。
私がどんな想いでここにいるかも知らず、そんな言葉を使うなんて。
けれど、怒りよりも先に、冷たい笑いがこみ上げてきた。
「ふふ……王太子殿下がお確かめになりたいのなら、喜んでお会いします」
「よ、よろしいのですか?」
「ええ。私も、直接お礼を言いたいですから。
――『婚約破棄してくださって、本当にありがとう』って」
その言葉を口にしたとき、胸の奥がすうっと軽くなった。
謁見の間。
レオン陛下の玉座の前に、アルベルト王太子が立っていた。
相変わらず整った顔立ちだが、どこか焦りが滲んでいる。
「レオン陛下、ミレイユは――その、我が国で少々誤解がありまして……。彼女は我が国の元婚約者であり……!」
「元、だな」
レオンの声が冷たく響いた。
たった一言で、空気が凍りつく。
王太子が思わず口を閉じるのが見えた。
「彼女はすでに我が国の客人だ。お前の所有物ではない」
「ですが、彼女は私の――」
「お前の何だ? “利用して捨てた玩具”か?」
レオンの瞳が鋭く光り、王太子が言葉を詰まらせる。
その光景を見て、私は少しだけ心がすく思いだった。
「ミレイユ」
名を呼ばれ、私は一歩前へ出た。
その瞬間、レオンが玉座から立ち上がり、私の肩に手を置く。
「彼女は今、我がもとにいる。私の客人であり――」
ほんの一拍の間。
彼は静かに私を抱き寄せ、続けた。
「……私の、大切な人だ」
その宣言に、王太子の顔が青ざめた。
私の胸も、激しく波打っていた。
レオンの腕の中で、心臓が痛いほど鳴っている。
「レオン陛下! それは一体どういう――!」
「言葉通りだ。彼女を奪ったのはお前だが、愛したのは私だ」
レオンの言葉が鋭く響き、王太子は沈黙した。
誰もが息を呑む中、私はそっとレオンを見上げた。
彼の表情は穏やかで、けれどどこか切ない。
――これは、復讐の始まりなのか。
それとも、本当の恋の始まりなのか。
答えはまだ、わからない。
深い藍色のカーテン、銀糸で刺繍された王家の紋章。
そして、肌に触れるシーツは絹のように滑らか。
「ここは……?」
声を出すと、枯れかけた喉に痛みが走る。
その瞬間、ドアの向こうから軽い足音が近づき、若い侍女が顔を覗かせた。
「お目覚めになられましたか、ミレイユ様! 陛下をお呼びしてまいりますね!」
「へ、陛下……?」
混乱する私を置き去りにして、侍女はぱたぱたと出て行ってしまった。
しばらくすると、部屋の扉が重く開き、背の高い男が入ってくる。
金でも銀でもない、淡い氷のような髪。
深く澄んだ青の瞳は、まるで冬の空気をそのまま閉じ込めたようだった。
「気分はどうだ、ミレイユ嬢」
低く穏やかな声が、鼓膜を震わせた。
冷酷と噂される――隣国の王、レオン・ヴァルシュタイン陛下。
私は慌てて身を起こそうとしたが、足元がふらつく。
「無理をするな」
レオンがすぐに近づき、私の肩を支えた。
その掌が意外にもあたたかくて、心臓が跳ねる。
冷酷な王、という言葉が頭をよぎるが……彼の表情は驚くほど優しかった。
「私を、助けてくださったのですか……?」
「ああ。お前が馬車に追われ、倒れていたと聞いてな。
我が兵が見つけた時には、意識がなかった」
「……ありがとうございます」
自然と頭を下げると、彼は少しだけ苦笑した。
「礼を言うのは私のほうだ。お前を拾ったことで、ようやく退屈な毎日に光が差した」
その言葉の意味を理解する前に、彼の指がそっと私の頬を撫でた。
触れられた場所がじんわりと熱くなる。
――いけない。私は、王太子に婚約破棄されたばかりなのに。
誰かの温もりに、簡単に縋ってはいけないのに。
けれど、レオンのまなざしはあまりにまっすぐで、息が詰まりそうだった。
「……ミレイユ嬢。お前は、これからどうするつもりだ?」
「わかりません。ただ、王都にはもう戻れません。私の存在は……邪魔なので」
「ならば、我が国にいればいい」
「……え?」
思わず顔を上げる。彼は真っすぐ私を見つめたまま、淡々と続けた。
「ここにいる限り、誰もお前を傷つけられない。私の庇護のもとに置く」
「でも、それではご迷惑に……」
「迷惑どころか、願ってもないことだ」
冷たい声音なのに、なぜか心臓が跳ねた。
まるで告白のような響きで、私は何も言えなくなる。
その沈黙を破ったのは、レオンの軽い溜息だった。
「……まあ、急に言われても困るか。少し休め。話はそれからだ」
そう言って彼は立ち上がり、扉の方へ向かう。
けれど、部屋を出る直前、彼がふと振り返った。
「ミレイユ嬢。あの王太子――お前を捨てた男だな?」
その声色に、初めて冷酷な王の片鱗を見た気がした。
氷のように冷たい視線が、微かに鋭く光る。
「え、ええ……。ですが、もう過去のことです。忘れたいのです」
「そうか。だが、私は忘れない」
「え……?」
「お前を泣かせた男だ。――いつか、必ず後悔させてやる」
その瞬間、胸の奥に小さな炎がともった。
ざまぁ、という言葉が頭をかすめる。
あの男に、いつか見せつけてやりたい。私がどれほど幸せになったかを。
でも、それを支えるこの王の瞳は、あまりにも優しくて。
私の復讐心が、少しずつ溶かされていくのを感じた。
数日後。
体調が戻った私は、王宮の庭園で静かに紅茶を飲んでいた。
白い薔薇が咲き誇る中、侍女の一人が嬉しそうに駆け寄ってくる。
「ミレイユ様! 本日、王都から特使が参っております。どうやら、アルベルト王太子殿下が……!」
――その名を聞いた瞬間、胸が強く痛んだ。
どうして今さら。私を追い出したくせに。
「どうして……こちらに?」
「どうやら、ミレイユ様が“隣国の王に囲われた”という噂を聞いて、直接お確かめになりたいとか……」
唇を噛む。囲われた、だなんて。
私がどんな想いでここにいるかも知らず、そんな言葉を使うなんて。
けれど、怒りよりも先に、冷たい笑いがこみ上げてきた。
「ふふ……王太子殿下がお確かめになりたいのなら、喜んでお会いします」
「よ、よろしいのですか?」
「ええ。私も、直接お礼を言いたいですから。
――『婚約破棄してくださって、本当にありがとう』って」
その言葉を口にしたとき、胸の奥がすうっと軽くなった。
謁見の間。
レオン陛下の玉座の前に、アルベルト王太子が立っていた。
相変わらず整った顔立ちだが、どこか焦りが滲んでいる。
「レオン陛下、ミレイユは――その、我が国で少々誤解がありまして……。彼女は我が国の元婚約者であり……!」
「元、だな」
レオンの声が冷たく響いた。
たった一言で、空気が凍りつく。
王太子が思わず口を閉じるのが見えた。
「彼女はすでに我が国の客人だ。お前の所有物ではない」
「ですが、彼女は私の――」
「お前の何だ? “利用して捨てた玩具”か?」
レオンの瞳が鋭く光り、王太子が言葉を詰まらせる。
その光景を見て、私は少しだけ心がすく思いだった。
「ミレイユ」
名を呼ばれ、私は一歩前へ出た。
その瞬間、レオンが玉座から立ち上がり、私の肩に手を置く。
「彼女は今、我がもとにいる。私の客人であり――」
ほんの一拍の間。
彼は静かに私を抱き寄せ、続けた。
「……私の、大切な人だ」
その宣言に、王太子の顔が青ざめた。
私の胸も、激しく波打っていた。
レオンの腕の中で、心臓が痛いほど鳴っている。
「レオン陛下! それは一体どういう――!」
「言葉通りだ。彼女を奪ったのはお前だが、愛したのは私だ」
レオンの言葉が鋭く響き、王太子は沈黙した。
誰もが息を呑む中、私はそっとレオンを見上げた。
彼の表情は穏やかで、けれどどこか切ない。
――これは、復讐の始まりなのか。
それとも、本当の恋の始まりなのか。
答えはまだ、わからない。
11
あなたにおすすめの小説
行き遅れ王女、重すぎる軍団長に肉で釣られる
春月もも
恋愛
25歳、独身、第四王女システィーナ。
夜会でも放置されがちな行き遅れ王女の前に、ある夜突然現れたのは、ローストビーフを差し出す重すぎる第三軍団長だった。
形のない愛は信じない。
でも、出来立ての肉は信じてしまう。
肉に釣られ、距離を詰められ、気づけば下賜され、そして初夜へ。
これは、行き遅れ王女が重たい愛で満たされるまでの、ちょっとおかしなお話。
『呪いのせいで愛妻家になった公爵様は、もう冷徹を名乗れない(天然妻は気づかない)』
星乃和花
恋愛
【完結済:全20話+番外3話+@】
「冷徹公爵」と呼ばれるレオンハルトが、ある日突然“愛妻家”に豹変――原因は、妻リリアにだけ発動する呪いだった。
手を離せない、目を逸らせない、褒めたくなる、守りたくなる……止まれない溺愛が暴走するのに、当のリリアは「熱(体調不良)」と心配または「治安ですね」と天然で受け流すばかり。
借金を理由に始まった契約結婚(恋愛なし)だったはずなのにーー??
そんなふたりの恋は愉快な王都を舞台に、屋敷でも社交界でも面白……ゆるふわ熱烈に見守られる流れに。
甘々・溺愛・コメディ全振り!
“呪いのせい”から始まった愛が、最後は“意思”になる、にやにや必至の夫婦ラブファンタジー。
婚約破棄されたので、隠していた聖女の力で聖樹を咲かせてみました
Megumi
恋愛
偽聖女と蔑まれ、婚約破棄されたイザベラ。
「お前は地味で、暗くて、何の取り柄もない」
元婚約者である王子はそう言い放った。
十年間、寡黙な令嬢を演じ続けた彼女。
その沈黙には、理由があった。
その夜、王都を照らす奇跡の光。
枯れた聖樹が満開に咲き誇り、人々は囁いた。
「真の聖女が目覚めた」と——
無能と婚約破棄された公爵令嬢ですが、冷徹皇帝は有能より“無害”を選ぶそうです
鷹 綾
恋愛
「君は普通だ。……いや、普通以下だ」
王太子にそう言われ、婚約を破棄された公爵令嬢フォウ。
王国でも屈指の有能一族に生まれながら、彼女だけは“平凡”。
兄は天才、妹は可憐で才色兼備、両親も社交界の頂点――
そんな家の中で「普通」は“無能”と同義だった。
王太子が選んだのは、有能で華やかな妹。
だがその裏で、兄は教会を敵に回し、父は未亡人の名誉を踏みにじり、母は国家機密を売り、妹は不貞を重ね、そして王太子は――王を越えようとした。
越えた者から崩れていく。
やがて王太子は廃嫡、公爵家は解体。
ただ一人、何も奪わず、何も越えなかったフォウだけが切り離される。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、隣国の若き冷徹皇帝。
「有能は制御が難しい。無害のほうが使える」
駒として選ばれたはずの“無能な令嬢”。
けれど――
越えなかった彼女こそ、最後まで壊れなかった。
幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。
灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。
曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。
婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。
前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。
『皇族を名乗った伯爵家は、帝国に処理されました』 ―天然メイドは、今日も失敗する―
ふわふわ
恋愛
婚約破棄を経て、静かに屋敷を去った令嬢。
その後に残された伯爵家は、焦燥と虚勢を抱えたまま立て直しを図ろうとする。
だが、思惑はことごとく空回りする。
社交界での小さな失態。
資金繰りの綻び。
信用の揺らぎ。
そして、屋敷の中で起こる“ちょっとした”騒動の数々。
決して大事件ではない。
けれど積み重なれば、笑えない。
一方、帝国では新たな時代が静かに始まろうとしている。
血筋とは何か。
名乗るとは何か。
国家が守るものとは何か。
これは、派手な復讐劇ではない。
怒号も陰謀もない。
ただ――
立場を取り違えた家が、ゆっくりと現実に追いつかれていく物語。
そして今日も、屋敷では誰かが小さな失敗をする。
世界は静かに、しかし確実に動いている。
平民とでも結婚すれば?と言われたので、隣国の王と結婚しました
ゆっこ
恋愛
「リリアーナ・ベルフォード、これまでの婚約は白紙に戻す」
その言葉を聞いた瞬間、私はようやく――心のどこかで予感していた結末に、静かに息を吐いた。
王太子アルベルト殿下。金糸の髪に、これ見よがしな笑み。彼の隣には、私が知っている顔がある。
――侯爵令嬢、ミレーユ・カスタニア。
学園で何かと殿下に寄り添い、私を「高慢な婚約者」と陰で嘲っていた令嬢だ。
「殿下、どういうことでしょう?」
私の声は驚くほど落ち着いていた。
「わたくしは、あなたの婚約者としてこれまで――」
婚約破棄されて追放寸前だったのに、なぜか冷徹なはずの氷の公爵様から世界で一番甘く愛されています。
黒崎隼人
ファンタジー
「リゼット・フォン・ヴァインベルク! 貴様との婚約を、今この時をもって破棄する!」
卒業パーティーの夜、公爵令嬢リゼットは婚約者の王太子から冤罪を突きつけられ、全てを失った。
絶望の淵に沈む彼女に手を差し伸べたのは、『氷の公爵』と噂される冷徹な美青年、キリアン・アシュフォード。
「ならば、俺が君を娶ろう」
彼の屋敷で始まったのは、戸惑うほどに甘い溺愛の日々。
不器用な優しさに触れるうち、凍てついた心は少しずつ溶かされていく。
一方、リゼットを陥れた偽りの聖女は王宮で増長し、国に災いを招き寄せていた。
やがて真実が暴かれる時、元婚約者は後悔の涙を流すけれど――もう、遅い。
これは、不遇の令嬢が本当の愛を見つけ、世界で一番幸せになるまでの物語。
痛快な逆転劇と、とろけるような溺愛があなたを待っています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる