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記憶
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目の前には白衣を着た頭が少し薄くなったおっさんがいる、俺の主治医であり研究者だ。
おっさんから質問を受けている、最中だった。
俺は川田修一、普通の高校に行き普通の大学へ行って農家をやるそして平凡に生きていくのが俺の夢だ、
何故平凡に生きたいかって? 実は俺世界でも20人位しかいないハイパーサイメシア(超記憶症候群)って奴なんだ、サヴァン症候群での記憶能力は限定的なのに対して俺のは今まで見て聞いて来た事象を全て記憶してしまっているんだ。
そんな便利な能力有るなら役に立てよとかよく言われたんだが、一言で言うと、ウザ、これだよ、これって人が思うほど便利なモノじゃないんだ、その部分だけをを思い出そうとすると、関連する記憶が次々と出てきてしまい、結局思い出したい記憶と共にその時の感情まで再現してしまうんだよ、
例えば怒っているときに見聞きした物を思い出す場合、その時の感情まで一緒に再現されちまうんだ、急に怒りだして奇異の目で見られたりとかね、
だから俺はあまり感情的になる様な事はしなくなったんだ、その記憶を思い出す度び感情に揺り動かされるのは御免だからね、っで俺は考えた、平凡に生きて平凡な生活を送るにはどうしたらいいのかを、
なるべく他人と関わらない事、俺はそれを実行していった、結果ボッチにはなったがな、俺は時折奇声を発したり急に暴れたからだな、皆怖がっていじめに来る奴もいなかったんだ、
小学校からの知り合いはその事を知っていたから多分慣れていたんだと思う、5人ほど友人と呼べる奴もいる、まあ普通に生きて農家が目標の俺にはそれで十分だと思うんだよ。
中学の時は病気が発症しちまったんだ、その時に図書館の本殆ど見てきたんだよ、色んな無駄知識もみてきたんだ、未だにその記憶は封印したいと一途に願うんだが、それを許してくれないのが超記憶症候群って奴なんだよ。
考えても見てくれ、あんたが中二病を患って奇異な格好をしていたとしよう、
病気が治って過去の自分を恥じ入る、そんな時、必要な知識を欲した時、その時の【奇異な自分】をも観る事になる、
そしてそれを否定する【正常な自分】が見ているとしたら、悶死してしまうだろ? それがリアルに起こってしまうんだよ。
そんな厄介な病気を抱えた俺は学校に行こうと家を出て、道路を渡る時だった、従妹の涼子がダンプに跳ねられそうになった所、俺が突き飛ばして助けた、その夢のインパクトで俺は夢から覚めた、
「前世の頃の夢か...」俺はポツリと呟き項垂れる。
このカッパボディになってからは必要な事のみを思い出せる便利な物となっているんだが、今現在の俺って美味しいと評判のカッパ食材なんだよね、しかも食欲増進の香り付き美味しさ当社比500%アップ位の良い香りらしいんだよね、
俺はこの香りが収まるまでこの滝の裏から出歩けないでいたんだ、
「ちくしょうあの食材何処へ行ったんだ! 折角昨夜3人で調理法が決まって活け造りにする事になったのに」ドラケンが言う
「早く捕まえて調理しようよ、うう~んたまりませんわ~」
「ぼく、高級食材って初めてなんですよ、早く食べたいです」
3人はカワタの部屋にいた、強烈な食材の香りが彼らを狂わせている様だ、
「こうなったら即追跡だ!のらちゃん、臭いは当然解るわよね」
「はい!もちろん!」
3人はカワタの逃げて行った先を目指す、やがて川に着く、
「ダメだここで匂いが途切れてる、」
「上流と下流どっちに行ったかしらね」
「テンシンに向かって行くことを考えたら下流ね」
「よし!下流に行ってみるぞ」
「はい!」
全員下流に向かって走っていった、
なんとかカワタの思惑通りにいったようだ、
そして一週間後、
「俺達何でカワタさん食べようしてたんだろ、」
「そうですよね」
「何だか操られるように行動してしまいましたね」
「きっとテンシンに行けば会えるでしょ、家が有るんだから、」
「じゃあ、テンシンにいきますか、」
なんだかすっかり憑き物が落ちたように普通に戻っていきましたよ、
その頃カワタは、
今日で10日目、ちょっと出てみようか、
森を散策する、小動物が逃げる音、タヌキがこちらを見て逃げる、熊がいたのでパコ~ンと音を出すと逃げていく、
どうやら臭いは消えたらしい、って事でテンシンに向かいますか、
取り敢えず街道に出たた俺はテンシンに向かって歩く、出で立ちは深緑色のローブに防塵眼鏡、マスクがわりのバンダナ手には藁で編んだ手甲、さすがに草鞋は身体強化した走行に耐えられないので、冒険者が良く履いているブーツだ、いつもの背負子にはすぐに使う鍋とか食器類が収まっている、
そして俺の傍らには今獣人の冒険者がいる、このパーティと一緒に旅をしているんだ、カッパ獣人としてw
旅の途中で商隊の護衛を請け負った虎の団と言うパーティが野盗から商隊を守る為戦闘をしていたんだ、虎の団は全員虎獣人でテンシンの街出身だった、一人深手を負ってしまったのを治したのが縁で旅を同行させてもらっている。
「団長さんや、どうしてテンシンのギルドをめざしているんかいのぅ」
「ああ、妹から手紙を貰ったんだよ、スタンピードで大けがをしたってな」
と虎獣人が言う、
「それでですかいのぅ、っで妹さんの怪我の様子はどうなんですかいのぅ」
「なんでも顔の右半分と左足下腿をやられちまったと書いてあったな」
「それはたいへんですな、でもきっと大丈夫ですじゃ」
この虎獣人はステファニーさんの兄さんだったようだ、
「ああ、俺もそう思ってるよ、それしきの怪我でへこたれるような妹じゃねえからな」
この兄は強がって見せてはいるが心底心配しているらしい、歩く速度が早くなっていくんだよ、
「団長さんはステファニーさんの兄さんでしたか、」
「妹を知っているのか?」
「ええ、儂らが治療を担当しましたですじゃ、今ではギルドの仕事を元気にやっておりますじゃ」
「そうか、もうそんなに良くなったのか、」
「確か新人の冒険者に剣の使い方と格闘術の教官の職に就くときいておりますがのぅ」
「右目と左足が無いのに格闘術の教官か、無茶しやがる、」
「いや、足と目は治りましたぞい」
「いや、爺さんそう言って励ましてくれる気持ちは有難いが、欠損した体は元に戻らないこと位わかるよ。」
「ギルドマスターのデイさんはわかりますじゃろ?、その義姉のママ・モーリヤ先生がおりましてな、欠損部位再生治療を完成させたのじゃよ」
「!!!」
団長さんは絶句した。
「更にステファニーさんは魔法も使えるようになると言うのもあるんですがのぅ」
「本当か?爺さん」
「本当ですじゃ、欠損部位の再生治療と魔法使い養成講座と言うのをテンシンのギルドの商売としてやっておりますのじゃ」
「それじゃあ俺達も魔法が使える様に?」
「勿論出来る様にまりますのじゃ、虎獣人さんならもう先に魔法が使える方が出来るはずですじゃ、確かマレーさんとかいったのぅ」
「義兄のマレーがか?」
「双子の熊さんと狼さんのパーティの人で間違いないのならそうですかのぅ」
「ああ、間違いない、義兄のマレーだ」
「これはテンシンに早く帰らないとな、」
全員の足取りも軽く一行はテンシンを目指した
続く
おっさんから質問を受けている、最中だった。
俺は川田修一、普通の高校に行き普通の大学へ行って農家をやるそして平凡に生きていくのが俺の夢だ、
何故平凡に生きたいかって? 実は俺世界でも20人位しかいないハイパーサイメシア(超記憶症候群)って奴なんだ、サヴァン症候群での記憶能力は限定的なのに対して俺のは今まで見て聞いて来た事象を全て記憶してしまっているんだ。
そんな便利な能力有るなら役に立てよとかよく言われたんだが、一言で言うと、ウザ、これだよ、これって人が思うほど便利なモノじゃないんだ、その部分だけをを思い出そうとすると、関連する記憶が次々と出てきてしまい、結局思い出したい記憶と共にその時の感情まで再現してしまうんだよ、
例えば怒っているときに見聞きした物を思い出す場合、その時の感情まで一緒に再現されちまうんだ、急に怒りだして奇異の目で見られたりとかね、
だから俺はあまり感情的になる様な事はしなくなったんだ、その記憶を思い出す度び感情に揺り動かされるのは御免だからね、っで俺は考えた、平凡に生きて平凡な生活を送るにはどうしたらいいのかを、
なるべく他人と関わらない事、俺はそれを実行していった、結果ボッチにはなったがな、俺は時折奇声を発したり急に暴れたからだな、皆怖がっていじめに来る奴もいなかったんだ、
小学校からの知り合いはその事を知っていたから多分慣れていたんだと思う、5人ほど友人と呼べる奴もいる、まあ普通に生きて農家が目標の俺にはそれで十分だと思うんだよ。
中学の時は病気が発症しちまったんだ、その時に図書館の本殆ど見てきたんだよ、色んな無駄知識もみてきたんだ、未だにその記憶は封印したいと一途に願うんだが、それを許してくれないのが超記憶症候群って奴なんだよ。
考えても見てくれ、あんたが中二病を患って奇異な格好をしていたとしよう、
病気が治って過去の自分を恥じ入る、そんな時、必要な知識を欲した時、その時の【奇異な自分】をも観る事になる、
そしてそれを否定する【正常な自分】が見ているとしたら、悶死してしまうだろ? それがリアルに起こってしまうんだよ。
そんな厄介な病気を抱えた俺は学校に行こうと家を出て、道路を渡る時だった、従妹の涼子がダンプに跳ねられそうになった所、俺が突き飛ばして助けた、その夢のインパクトで俺は夢から覚めた、
「前世の頃の夢か...」俺はポツリと呟き項垂れる。
このカッパボディになってからは必要な事のみを思い出せる便利な物となっているんだが、今現在の俺って美味しいと評判のカッパ食材なんだよね、しかも食欲増進の香り付き美味しさ当社比500%アップ位の良い香りらしいんだよね、
俺はこの香りが収まるまでこの滝の裏から出歩けないでいたんだ、
「ちくしょうあの食材何処へ行ったんだ! 折角昨夜3人で調理法が決まって活け造りにする事になったのに」ドラケンが言う
「早く捕まえて調理しようよ、うう~んたまりませんわ~」
「ぼく、高級食材って初めてなんですよ、早く食べたいです」
3人はカワタの部屋にいた、強烈な食材の香りが彼らを狂わせている様だ、
「こうなったら即追跡だ!のらちゃん、臭いは当然解るわよね」
「はい!もちろん!」
3人はカワタの逃げて行った先を目指す、やがて川に着く、
「ダメだここで匂いが途切れてる、」
「上流と下流どっちに行ったかしらね」
「テンシンに向かって行くことを考えたら下流ね」
「よし!下流に行ってみるぞ」
「はい!」
全員下流に向かって走っていった、
なんとかカワタの思惑通りにいったようだ、
そして一週間後、
「俺達何でカワタさん食べようしてたんだろ、」
「そうですよね」
「何だか操られるように行動してしまいましたね」
「きっとテンシンに行けば会えるでしょ、家が有るんだから、」
「じゃあ、テンシンにいきますか、」
なんだかすっかり憑き物が落ちたように普通に戻っていきましたよ、
その頃カワタは、
今日で10日目、ちょっと出てみようか、
森を散策する、小動物が逃げる音、タヌキがこちらを見て逃げる、熊がいたのでパコ~ンと音を出すと逃げていく、
どうやら臭いは消えたらしい、って事でテンシンに向かいますか、
取り敢えず街道に出たた俺はテンシンに向かって歩く、出で立ちは深緑色のローブに防塵眼鏡、マスクがわりのバンダナ手には藁で編んだ手甲、さすがに草鞋は身体強化した走行に耐えられないので、冒険者が良く履いているブーツだ、いつもの背負子にはすぐに使う鍋とか食器類が収まっている、
そして俺の傍らには今獣人の冒険者がいる、このパーティと一緒に旅をしているんだ、カッパ獣人としてw
旅の途中で商隊の護衛を請け負った虎の団と言うパーティが野盗から商隊を守る為戦闘をしていたんだ、虎の団は全員虎獣人でテンシンの街出身だった、一人深手を負ってしまったのを治したのが縁で旅を同行させてもらっている。
「団長さんや、どうしてテンシンのギルドをめざしているんかいのぅ」
「ああ、妹から手紙を貰ったんだよ、スタンピードで大けがをしたってな」
と虎獣人が言う、
「それでですかいのぅ、っで妹さんの怪我の様子はどうなんですかいのぅ」
「なんでも顔の右半分と左足下腿をやられちまったと書いてあったな」
「それはたいへんですな、でもきっと大丈夫ですじゃ」
この虎獣人はステファニーさんの兄さんだったようだ、
「ああ、俺もそう思ってるよ、それしきの怪我でへこたれるような妹じゃねえからな」
この兄は強がって見せてはいるが心底心配しているらしい、歩く速度が早くなっていくんだよ、
「団長さんはステファニーさんの兄さんでしたか、」
「妹を知っているのか?」
「ええ、儂らが治療を担当しましたですじゃ、今ではギルドの仕事を元気にやっておりますじゃ」
「そうか、もうそんなに良くなったのか、」
「確か新人の冒険者に剣の使い方と格闘術の教官の職に就くときいておりますがのぅ」
「右目と左足が無いのに格闘術の教官か、無茶しやがる、」
「いや、足と目は治りましたぞい」
「いや、爺さんそう言って励ましてくれる気持ちは有難いが、欠損した体は元に戻らないこと位わかるよ。」
「ギルドマスターのデイさんはわかりますじゃろ?、その義姉のママ・モーリヤ先生がおりましてな、欠損部位再生治療を完成させたのじゃよ」
「!!!」
団長さんは絶句した。
「更にステファニーさんは魔法も使えるようになると言うのもあるんですがのぅ」
「本当か?爺さん」
「本当ですじゃ、欠損部位の再生治療と魔法使い養成講座と言うのをテンシンのギルドの商売としてやっておりますのじゃ」
「それじゃあ俺達も魔法が使える様に?」
「勿論出来る様にまりますのじゃ、虎獣人さんならもう先に魔法が使える方が出来るはずですじゃ、確かマレーさんとかいったのぅ」
「義兄のマレーがか?」
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