四季姫Biography~陰陽師少女転生譚~

幹谷セイ

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第三部 四季姫革命の巻

第二十四章 春姫革命 6

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 六
 屋内に戻った椿は、立壺と板取に捕獲され、再び一から詳しい事情を話す羽目になった。
 千年後の世界で、四季姫が覚醒した出来事から、鬼閻の封印を解いたり、伝師の厄介な事件に巻き込まれた話まで、椿が知っている内容をかいつまんで話した。
「――なるほど。其方は、未来の世を救うために、紬姫と接触を試みようと、時を渡って来たのですね」
 立壺はもう慣れたもので、椿がどんな突拍子な話をしても動じず、黙々と受け入れて頭の中で処理していた。
「はい。だから、紬姫が時を渡って未来に来た後に生まれた子供が、この時代の紬姫を殺そうと、この時代に来ているんです。それを食い止めなくちゃ、歴史が変わって大変なことになってしまうの」
「左様な話。全て自分で蒔いた種ではないか。身内の後始末も己でできぬとは。どこまで姫様たちを振り回せば気が済むのじゃ、あの女狐は!」
 板取は立壺とは違い、脳内処理が追い付かず頭から煙でも吹き出しそうな体たらくだったが、何とか話についてきていた。今は話の流れを理解した上で、紬姫に対して怒りを露にしている。
 紬姫は同じ一族の者たちにとっても、憎い存在らしい。まあ、この人たちにとっての主は春姫であり、その主の命を狙っているのだから、憎くて当然だろうが。
「話は分かりました。紬姫は陰陽寮の一角に屋敷を設け、そこで暮らしておられます。ですが、多くの妖怪や悪鬼たちに恨まれ、命を狙われておる身。強力な陰陽師たちや式神によって周囲を警備させ、危害を加えようとする者を寄せ付けません。接触するのは、かなり難関かと」
「そうね。でも、もしそうなら、逆に語くんだって、そう簡単に紬姫には近付けないはずだから、しばらくは安全よね」
 紬姫のいる環境が、誰も寄せ付けないものであるならば、みんなの進展も、五十歩百歩といったところだろう。椿一人が慌てたところで、状況はひっくり返りそうにもない。まだ、時間に余裕があるはずだ。
「我らも、伝師一族の言動に関しては逐一、目を光らせておる。怪しげな動きでも見せようものなら、すぐに分かる。いち早く、其方たちにも知らせてやれるであろう」
「ありがとうございます」
 事情を知った上で、こんな怪しい身の上の椿にも、この屋敷の人たちは親切にしてくれる。
 椿は心から感謝して、深く頭を下げた。
 だが、話が終盤に差し掛かった頃から、椿は心ここにあらずで、しきりに屋敷の奥に視線を送っていた。
 御簾で覆われた奥の部屋。その先では、春姫と朝が二人っきりで籠っている。
 中の様子だけではなく、声さえも聞こえてこない。
 妙に、胸騒ぎがして落ち着かなかった。
「姫様と、あの半妖が気になりますか?」
 椿の動作に気付き、立壺が口を挟んできた。
「あの二人は、以前からどういう関係なの……?」
「我々も、詳しくは存じません。陰陽寮に奉公しておられた間の出来事は、知る余地さえありませんでしたので」
「だが、四季姫様たちが幼い半妖の子を殺さず、匿い育てておるとは、周囲でも噂されておった。半妖たちと春姫様は歳も近いし、親しい間柄になっておったのかもしれぬ」
 やっぱり、どんな形であれ、互いに思いを告げ合い、愛し合う仲なのだろうか。
 少なくとも、春姫の言動は、そんな憶測が正しいと思えるものだった。
 だとしたら、朝のあの態度はどう解釈すればいいのだろう。
 よく分からない。だから余計に、気になる。
「ともかく、突然式神を操れなくなった紬姫は、この屋敷に疑いを向けるでしょう。再び襲われるのも、時間の問題。隠れ場所を移るべきかもしれません」
「あれほどたくさんの式神を操っておったのです、かなりの力を浪費しておるでしょう。そうすぐに動くとは思えませぬが、念を入れねばなりませぬな」
 立壺と板取は、屋敷を離れて別の場所に身を隠そうと段取りを進めた。女中たちに指示を送り、屋敷内の荷造りを始めた。
 その間、椿は徐々に御簾の側に近付いて、奥の様子を探ろうと試みた。
 流石に、御簾を捲って中を覗く勇気はない。周囲は真っ暗だし、風の流れが変われば、明かりが揺らめいて、気付かれてしまう。
 だが、大好きな人が暗闇の中で、別の少女と二人っきりでいるなんて、気が気でない。
 何か、いかがわしい展開にでもなっていなければいいけど。
 ハラハラしながら耳を澄ませていると、微かな話声や、着物の擦れる音が聞こえてくるが、どれも微かな雑音程度にしか聞き取れず、会話の内容を把握するなんて不可能だった。
「ああ、じれったいわ、もう……」
「盗み聞きとは、また野暮な真似を……」
 苛立ちながら必死で柱にしがみつく椿に、板取が呆れた視線を向けてきた。そういう板取も、奥の部屋の様子は気になるらしく、椿を茶化しつつも常に神経を研ぎ澄ませている。
「何よ、小母さんこそ、聞き耳を立ててるじゃないのよ」
「誰が小母さんじゃい!」
「静かにして! だって気になるんだもの、ずっと二人っきりで、部屋に籠りっきりなんて」
「中の様子は、少しでも分かったのか?」
「時々、物音と、小声で話す声がするくらいで、よく分からないわ……」
 埒が明かず、途方に暮れていると、突然、御簾が捲れて中から人が出てきた。
「朝ちゃん!」
 疲れ切った表情の朝が、ふらつきながら歩いてくる。椿と板取に気付き、不思議そうに首を傾けた。
「お二人とも、こんな寒い場所で何を……?」
「そ、掃除じゃ、掃除!」
 板取は慌ててはぐらかし、床を拭く真似事をしてみせた。
 椿は言い訳の言葉も思いつかず、困り果てていたが、朝の酷い姿を見て、思考を切り替えた。
「朝ちゃん、酷い傷よ……?」
 朝の頬や額、腕には、いくつもの裂傷が走っていた。鋭い細い傷が、何本も並んで走り、蚯蚓腫れになっているところもある。
 猫に引っかかれた傷に似ている。大きさは比にもならないが。
 春姫の仕業だろうか。また、心が不安定になって、目の前の者を傷付けにかかったのか。
 それにしても、容赦がない。酷すぎる。
 椿が心配して近寄ると、朝は控えめに微笑んだ。
「いつものことです。すぐに治りますよ」
 いかにも慣れた様子で軽い物言いだが、とても平気そうには思えない。
 半妖の朝は治癒力が高いから、体の傷は言葉通り、治りも早いだろう。
 でも、それだけで済む問題ではない気がした。
「春ちゃんは、どうしたの?」
「いつまでも暴れるので、無理矢理寝かしつけました。しばらくは、大人しくしているでしょう」
 そう告げた朝の表情は、疲労困憊といった感じで、深い息を吐いた。
「あの、朝ちゃんは、その、昔、春ちゃんと……」
 椿は思い切って、訊ねた。
 外野から見ているだけでは、二人の中にどんな感情が湧き上がっているのか、互いが互いをどう思っているのか、よく分からない。
 他人の恋愛沙汰に首を突っ込むなんて、お節介かもしれないが、朝が絡んでいる以上、椿はいつまでも蚊帳の外にいたくない。
 朝は複雑な表情で、椿を見返していた。しばらく黙り込んでいたが、やがてゆっくりと口を開き始めた。
「誤解のないようにだけ、言っておきます。僕は春姫にとって、ただの奴隷でしかない」
「それは逆に、誤解を生みそうな話ね……?」
「そうですか? すみません、何から説明していいのか、分からなくて」
 朝は本当に困っていた。朝は話をする時に、言葉を選ぶタイプだ。不必要なこと、話したくない内容は排除して、絶対に口に出そうとしない。
 だからよく、思い違いやすれ違いも起こるのだが。
 春姫に関しても、朝には椿に話したくないことがたくさんあるのだろう。だから、言葉を選ぼうとしても、話せる内容が少なすぎて混乱しているのかもしれない。
「要は、其方と姫様が相愛の間柄ではないと、申したいわけだな」
 掃除をするフリをしながら話を聞いていた板取が、さり気なく割り込んできた。板取も、春姫と朝が伝師の屋敷で過ごしていた時の状況を、少しでも詳しく知っておきたいのだろう。
 その割込みが良い機転になったらしく、朝は少し安堵の表情を浮かべ頷いた。
「はい、そういう意味です。椿さんに誤解されるのは、嫌なので」
 朝は、ばつが悪そうに横目で椿を見て、目を伏せた。
 掻い摘んで言えば、偶然再会した元カノと寄りを戻しそうになっていると、今の彼女に勘違いされたくない、といった心境だろうか。
 朝は椿が心変わりして、身を引こうとするかもしれないと警戒しているのかもしれない。
 それはつまり、朝が椿を一番に考えてくれているという意味になるわけで。
 そう考えると、椿は顔に熱を帯びた。
「じゃあ、春ちゃんの朝ちゃんへの想いは、片思いってこと?」
 ただ、椿も一途に朝を思い返せるかというとそうではなく、どうしても脳裏に、春姫の姿がちらついて離れない。
「春姫様は、僕が初めて出会った時から、突然癇癪を起して暴れ出したり、凶暴化することが度々ありました。悪鬼の血の影響か、まるで人格が二つあるかのように、別人になってしまわれるのです」
「二重人格……みたいなもの?」
「そうです。なぜか、僕が側にいると、その癇癪が早く治まるので、僕は姫様付きの従者となり、ずっとお側に仕えてきました」
「互いの持つ悪鬼の血が何らかの共鳴を起こし、邪気を鎮めることがあると、噂に訊いたが」
「恐らく、そんなところでしょう。でも、そんなに簡単に鎮まるものでもありません。暴れ出した春姫様によって、僕は幾度も身の危険に晒されてきました」
 こんな傷を、朝は幼い頃からずっと負ってきたのか。椿はいたたまれなくなる。
「そんな。嫌って、言えなかったの? 誰か他の人に、代わってもらうとか」
「手に負えないと分かっている仕事を買って出る者など、いません。それに、僕が逃げ出せば、次に差し出されるのは、間違いなく宵です。宵に、あんな思いを、させるわけにはいかなかった」
 朝は、歯を食いしばる。
 宵が春姫に対して嫌悪感を抱き続ける理由が、分かった気がした。
 きっと宵も、朝が春姫にどんな扱いを受けているか、知っていたはずだ。それが宵を守るためなのだとしたら、尚更に、春姫の存在を憎んだだろう。
「この時代に戻ると決めた時、僕は前世の春姫様のためではなく、椿さんを守るために戻るのだと、きちんと割り切っていたつもりでした。でも、春姫様と会うと、身が竦んで、この様でして」
 確かに、さっきの春姫の様子は尋常ではなかった。
 朝は、春姫に脅されているのだろうか。心も支配されてしまうほどの、強い力で。
 でも、椿には春姫が根っからの悪だとは、どうしても思えなかった。
 だから朝の話を聞き入れて納得し、理不尽さに憤りを感じても、その諸悪の根源を春姫だと断言できる自信は持てない。
 椿は、朝に何と声を掛けていいか分からず、黙り込んでしまった。嫌な沈黙が続き、板取もこれ以上の話は聞けないと判断したか、また掃除に戻っていった。
 何とか、この不穏な空気を吹き飛ばそうと、椿は話を逸らす。
「朝ちゃんは、誰か他の人に出会った? 椿のところには、宵ちゃんが一度来たんだけれど……。しゅーちゃんが大変みたいだから、すぐに行っちゃって。椿たちみんな、変身ができないのよね?」
 宵は朝がそう示唆していたと話していたから、朝はそれなりに確固たる根拠を持っているのだろう。複雑な表情で、頷いた。
「楸さんは、宵が見つけているでしょうから、大丈夫のはずです。榎さんと柊さんは、ここに来る前に無事を確認してきました。柊さんは変身できない様子でしたが、逆に気配が消えているため、伝師の刺客に襲われる危険はないと思います。榎さんは、なぜか変身できていました。夏姫様とご一緒でしたので、心配ないとは思いますが」
 朝も、少し気を楽にした様子で、みんなについて話す口ぶりは軽かった。
「そう、とりあえず無事なのね。良かった」
「椿は、しばらく残るけれど、朝ちゃんはいつでも、この屋敷を出て行っていいんだからね。苦しい思いをしてまで、いる必要はないと思うわ」
「あなたを置いては、行けませんよ。椿さんを見つけたら、一緒に榎さんたちと合流するつもりでしたから。なぜ、この呪われた屋敷に執着されるのです?」
「春ちゃんを助けてあげるって、約束したから。もう少し、この屋敷にいたいの。どうせ、椿も変身できないから、みんなと合流しても足手纏いだし」
 眉を顰める朝を真っ直ぐ見つめ、椿は笑いかけた。
「椿には、二人が過ごしてきた時間がどんなものだったのか分からないから、軽々しく意見なんてできないわ。でも、朝ちゃんが辛いなら、無理しないでね」
「ありがとう、ございます。僕も、心配要りません。最後まで、あなたと一緒にいます」
 朝は椿に、穏やかな微笑みを向けてきた。今までとは違う、少し弱気な雰囲気を湛えて。
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