11 / 45
Burst11. グレース・キュードー
しおりを挟む
「おぉ!ここが『カフェ』か!今まで遠くから見るだけだったが、入るのは初めてだ!」
グレースが興奮しながら言う。
「そ、そうですか...喜んでいただけて私もうれしいです...」
「いや、今時、男の子でもソロで来るよ...」
「ど、ど、どれを頼んだらよいだろうか?どれも美味しそう...」
「よだれ!よだれ!」
オトメに言われ、グレースが慌ててよだれを拭く。
「定番でパフェなどいかがです?お好みの種類を選ばれたらいいと思います」
「パ、パ、パ、パ、パ、パフェか...夢のパフェ...憧れのパフェ...」
「どんだけ、食べたかったの?」
さっきからつっこんでばかりのオトメだった。
「よし!決めたぞ!私はいちごパフェにする!」
グレースは高らかに宣言する。
「女の子らしくていいと思います。私はいちごのショートケーキにしますね!」
「師匠に褒めていただいた...しかも『いちご』がお揃い...」
「『お揃い』って...まあ、本人がうれしいのならいうことないね...私は節約のため、プレーンのパンケーキでいいかな...」
「オトメはいちごじゃないのか?」
「お揃いにして欲しい?」
「別にどうでもいい」
「殺す!」
オトメ16歳。ツッコミへの転身の一場面であった。
「こ、こ、こ、これがいちごパフェ...」
グレースの目がキラキラ輝いている。
「ふふふ。うれしいのは分かるけど、早く食べないとアイス溶けちゃうよ!」
「そ、そうだな!いざ!...う~~~ん!」
グレースが一口食べると、至福の表情になる。
「そんなに美味しそうに食べられるとこちらまでうれしくなりますね。最初はどうしようかと思いましたが、一緒に来て良かったです」
「最初は?」
グレースが不思議そうな顔をする。
「い、いえ、なんでもありません...そ、そういえば、グレースさんは東方の国の方なのですか?」
失言をしたマリアは誤魔化すために話題を変えた。
「いや、私はこの国のものだ」
「では、なぜ『ケンドー』を?」
「あぁ、それは私は武闘家の家に生まれたのだが、そこで東の国の武道について聞いたのだ。そこでは『道を極める』という考え方があり、ある事柄をマスターしたらそれで終わりではなく、どれだけ上達しようとも、更なる高みを目指すという考え方をするそうなのだ」
「まあ、それで東の国へ?」
「そうだ。その考え方にひどく感銘した私は東に旅立ち、そこで剣道に出会った。そこで試合を申し込んだのだが、相手は目をつむったままなのに、私は一太刀も当てることができず、逆に相手は次に当てる場所を指定してきたにも拘らず、私は一つも避けることができなかった...」
「すごい技術です!」
「私はすぐに弟子入りし、何年も腕を磨いた。しかし、どうしても超えられない壁にぶつかったのだ!」
「それは?」
「その頃、私の胸は成長期に入り、急激に大きくなっていた。それが腕の動きを遮り、ほんの少し、コンマ一秒にも満たない時間なのだが、太刀を振るスピードが限界を超えることを拒んだのだ!」
「来た!私のディスりポイント!」
オトメはいじられるのに慣れ始めていた。
「せめて...せめて私がBカップだったなら!」
グレースは目を閉じ、拳を強く握りしめる。
「いや~、アンダーAとかどう?全く邪魔にならないよ!」
オトメはさりげなくアンダーAをプッシュする。しかし、
「失意の私は道場を去り、家へ戻ることにした...」
グレースはスルーし、切なそうに俯いた。
「無視かい!」
「その途中、とある街で私は一人の老婆に出会ったのだ!」
「まさか!」
オトメが自分の誕生日の一日前を思い出す。
「そこで私は『オーパイ』の話を聞いた。どうやらそこへ行けば、胸の大きさを自分の好きなように変えられるそうなのだ」
「やっぱり!私と同じ!」
「それからというもの、私は修行がてらオーパイを探して旅をしている...ふふ、つまらぬ話をしたな...」
「そんなことないよ!私たちもオーパイを目指してるの!よかったら一緒に行かない?」
「師匠もオーパイへ?!」
グレースは驚きの表情を見せる。
「うん。私もいるけどね!」
「これは剣道だけではなく『KAWAII』も極めるチャンス!」
「その前に下着隠そうね!」
そう言って、オトメは興奮で開いてしまった道着の合わせ目を直してあげる。
「師匠!どうか私も連れて行ってください!きっとお役に立って見せます!」
グレースは土下座をして頼み込んだ。
「ちょっと!こんなところで...邪魔だよ!」
オトメが慌てるが、マリアは、
「ダメです!」
「今、何と?」
グレースが驚きの表情を見せる。
「今のあなたでは一緒に連れていくことができません!」
「私に何が足りないのでしょうか?!」
グレースが詰め寄る。
「ご自分で考えてみて下さい。それが分かった時、ご一緒できる時がくるでしょう」
「・・・」
しばしの沈黙の後、
「分かりました。近いうちに必ず、もう一度お願いにまいります!」
そう言うと、残りのパフェを美味しそうに食べ、しばらくガールズトークを堪能した後、二人の元から去っていった。
「本当にあれでよかったの?」
オトメがマリアに尋ねる。
「えぇ、彼女がいると私たちのハネム...ゴホン...夜の営みに影響が出るでしょう...」
「マリアちゃん...」(もしかして、私がお風呂とかでアンダーAだとバレないように...)
「分かっていただけましたか?」
「うん。私はいいけどな!」(グレースちゃんにならアンダーAだとバレても)
「えっ!」
「私はいいって言ったの!」
「いいって...その...それはオッケーだと受け取っても...」
「うん!もちろん、オッケーだよ!」(グレースちゃんと旅をしてもね!)
「し、しかしまだ結婚もしてないのに...」
「そんなの関係ないよ!」(既婚かどうかって何の関係があるのかな?)
「ど、どうしましょう!心の準備が...」
「ゆっくりでいいよ!マリアちゃんの準備ができるまで私、待ってる!」(そっか、さっきああ言って断ったから今更、一緒に行こうって言えないよね...)
「オトメさん...分かりました。どうせいつかは来ることです。私も覚悟を決めないと...でも少し待っていただけますか?」
「もちろん!無理強いはしないよ!」
「オトメさん...」
こうしてグレースの加入とオトメ&マリアの初体験はお預けとなったのだった。
・・・
そして、翌日。
「ついてくるね...」
「えぇ...」
オトメとマリアの20メートル後方には常にグレースの姿があった。
「確かに、一緒に連れていけないとは言いましたが、ついてくるなとは言っていません...」
「でも、普通はついてこないよね...」
「あの方に普通を求めた私がバカでした...」
「そうだよね。ボケをツッコミに変えるほどのスーパーマイペース人間だったよね...声かけた方がいいかな...」
「いえ、とりあえず無視しましょう...」
「そうだよね...私も一緒に行くの心配になってきた...」
「と、ところで、オトメさんはどういうプレイがお好きで...」
マリアは昨日のオトメの発言が気になっていた。
(プレイ?あぁ、遊びね)「やっぱり、水遊びかな?」
「水遊び?」
「二人でびしょびしょになるまでいろんなことをし合うの!」
「びしょびしょに!!」
「とっても気持ちいいんだよ!」(特に夏はね!)
「オ、オトメさんは経験がおありで?」
「実はないんだ。だからマリアちゃんとしたいと思って!」(水は貴重だったからね!子供の頃、さとるんとしようとして怒られたなぁ...)
「そ、それはよかったです...でも私...耐えられるでしょうか...」
「大丈夫!私に任せて!」
「は、はい...」
マリアは頬を赤く染めるのだった。
その20メートル後方では...
早速、戦闘服姿に着替えたグレースが二人を追いかけていた。
(なんとしても、私に足りないものを早く見つけ出さなければ!その為には二人の様子を窺うのが最善!)
グレースは自分のしていることが世間では『ストーカー』として蔑まれていることを知らなかった。
(ふむふむ。マリア師匠はオトメが好きと...)
早速、手帳に書き込む。
そういう所はめっぽう鋭いグレースであった。
グレースが興奮しながら言う。
「そ、そうですか...喜んでいただけて私もうれしいです...」
「いや、今時、男の子でもソロで来るよ...」
「ど、ど、どれを頼んだらよいだろうか?どれも美味しそう...」
「よだれ!よだれ!」
オトメに言われ、グレースが慌ててよだれを拭く。
「定番でパフェなどいかがです?お好みの種類を選ばれたらいいと思います」
「パ、パ、パ、パ、パ、パフェか...夢のパフェ...憧れのパフェ...」
「どんだけ、食べたかったの?」
さっきからつっこんでばかりのオトメだった。
「よし!決めたぞ!私はいちごパフェにする!」
グレースは高らかに宣言する。
「女の子らしくていいと思います。私はいちごのショートケーキにしますね!」
「師匠に褒めていただいた...しかも『いちご』がお揃い...」
「『お揃い』って...まあ、本人がうれしいのならいうことないね...私は節約のため、プレーンのパンケーキでいいかな...」
「オトメはいちごじゃないのか?」
「お揃いにして欲しい?」
「別にどうでもいい」
「殺す!」
オトメ16歳。ツッコミへの転身の一場面であった。
「こ、こ、こ、これがいちごパフェ...」
グレースの目がキラキラ輝いている。
「ふふふ。うれしいのは分かるけど、早く食べないとアイス溶けちゃうよ!」
「そ、そうだな!いざ!...う~~~ん!」
グレースが一口食べると、至福の表情になる。
「そんなに美味しそうに食べられるとこちらまでうれしくなりますね。最初はどうしようかと思いましたが、一緒に来て良かったです」
「最初は?」
グレースが不思議そうな顔をする。
「い、いえ、なんでもありません...そ、そういえば、グレースさんは東方の国の方なのですか?」
失言をしたマリアは誤魔化すために話題を変えた。
「いや、私はこの国のものだ」
「では、なぜ『ケンドー』を?」
「あぁ、それは私は武闘家の家に生まれたのだが、そこで東の国の武道について聞いたのだ。そこでは『道を極める』という考え方があり、ある事柄をマスターしたらそれで終わりではなく、どれだけ上達しようとも、更なる高みを目指すという考え方をするそうなのだ」
「まあ、それで東の国へ?」
「そうだ。その考え方にひどく感銘した私は東に旅立ち、そこで剣道に出会った。そこで試合を申し込んだのだが、相手は目をつむったままなのに、私は一太刀も当てることができず、逆に相手は次に当てる場所を指定してきたにも拘らず、私は一つも避けることができなかった...」
「すごい技術です!」
「私はすぐに弟子入りし、何年も腕を磨いた。しかし、どうしても超えられない壁にぶつかったのだ!」
「それは?」
「その頃、私の胸は成長期に入り、急激に大きくなっていた。それが腕の動きを遮り、ほんの少し、コンマ一秒にも満たない時間なのだが、太刀を振るスピードが限界を超えることを拒んだのだ!」
「来た!私のディスりポイント!」
オトメはいじられるのに慣れ始めていた。
「せめて...せめて私がBカップだったなら!」
グレースは目を閉じ、拳を強く握りしめる。
「いや~、アンダーAとかどう?全く邪魔にならないよ!」
オトメはさりげなくアンダーAをプッシュする。しかし、
「失意の私は道場を去り、家へ戻ることにした...」
グレースはスルーし、切なそうに俯いた。
「無視かい!」
「その途中、とある街で私は一人の老婆に出会ったのだ!」
「まさか!」
オトメが自分の誕生日の一日前を思い出す。
「そこで私は『オーパイ』の話を聞いた。どうやらそこへ行けば、胸の大きさを自分の好きなように変えられるそうなのだ」
「やっぱり!私と同じ!」
「それからというもの、私は修行がてらオーパイを探して旅をしている...ふふ、つまらぬ話をしたな...」
「そんなことないよ!私たちもオーパイを目指してるの!よかったら一緒に行かない?」
「師匠もオーパイへ?!」
グレースは驚きの表情を見せる。
「うん。私もいるけどね!」
「これは剣道だけではなく『KAWAII』も極めるチャンス!」
「その前に下着隠そうね!」
そう言って、オトメは興奮で開いてしまった道着の合わせ目を直してあげる。
「師匠!どうか私も連れて行ってください!きっとお役に立って見せます!」
グレースは土下座をして頼み込んだ。
「ちょっと!こんなところで...邪魔だよ!」
オトメが慌てるが、マリアは、
「ダメです!」
「今、何と?」
グレースが驚きの表情を見せる。
「今のあなたでは一緒に連れていくことができません!」
「私に何が足りないのでしょうか?!」
グレースが詰め寄る。
「ご自分で考えてみて下さい。それが分かった時、ご一緒できる時がくるでしょう」
「・・・」
しばしの沈黙の後、
「分かりました。近いうちに必ず、もう一度お願いにまいります!」
そう言うと、残りのパフェを美味しそうに食べ、しばらくガールズトークを堪能した後、二人の元から去っていった。
「本当にあれでよかったの?」
オトメがマリアに尋ねる。
「えぇ、彼女がいると私たちのハネム...ゴホン...夜の営みに影響が出るでしょう...」
「マリアちゃん...」(もしかして、私がお風呂とかでアンダーAだとバレないように...)
「分かっていただけましたか?」
「うん。私はいいけどな!」(グレースちゃんにならアンダーAだとバレても)
「えっ!」
「私はいいって言ったの!」
「いいって...その...それはオッケーだと受け取っても...」
「うん!もちろん、オッケーだよ!」(グレースちゃんと旅をしてもね!)
「し、しかしまだ結婚もしてないのに...」
「そんなの関係ないよ!」(既婚かどうかって何の関係があるのかな?)
「ど、どうしましょう!心の準備が...」
「ゆっくりでいいよ!マリアちゃんの準備ができるまで私、待ってる!」(そっか、さっきああ言って断ったから今更、一緒に行こうって言えないよね...)
「オトメさん...分かりました。どうせいつかは来ることです。私も覚悟を決めないと...でも少し待っていただけますか?」
「もちろん!無理強いはしないよ!」
「オトメさん...」
こうしてグレースの加入とオトメ&マリアの初体験はお預けとなったのだった。
・・・
そして、翌日。
「ついてくるね...」
「えぇ...」
オトメとマリアの20メートル後方には常にグレースの姿があった。
「確かに、一緒に連れていけないとは言いましたが、ついてくるなとは言っていません...」
「でも、普通はついてこないよね...」
「あの方に普通を求めた私がバカでした...」
「そうだよね。ボケをツッコミに変えるほどのスーパーマイペース人間だったよね...声かけた方がいいかな...」
「いえ、とりあえず無視しましょう...」
「そうだよね...私も一緒に行くの心配になってきた...」
「と、ところで、オトメさんはどういうプレイがお好きで...」
マリアは昨日のオトメの発言が気になっていた。
(プレイ?あぁ、遊びね)「やっぱり、水遊びかな?」
「水遊び?」
「二人でびしょびしょになるまでいろんなことをし合うの!」
「びしょびしょに!!」
「とっても気持ちいいんだよ!」(特に夏はね!)
「オ、オトメさんは経験がおありで?」
「実はないんだ。だからマリアちゃんとしたいと思って!」(水は貴重だったからね!子供の頃、さとるんとしようとして怒られたなぁ...)
「そ、それはよかったです...でも私...耐えられるでしょうか...」
「大丈夫!私に任せて!」
「は、はい...」
マリアは頬を赤く染めるのだった。
その20メートル後方では...
早速、戦闘服姿に着替えたグレースが二人を追いかけていた。
(なんとしても、私に足りないものを早く見つけ出さなければ!その為には二人の様子を窺うのが最善!)
グレースは自分のしていることが世間では『ストーカー』として蔑まれていることを知らなかった。
(ふむふむ。マリア師匠はオトメが好きと...)
早速、手帳に書き込む。
そういう所はめっぽう鋭いグレースであった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる