消滅の宇宙

万世

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惑星エックス

革命 1

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テンゴは敵の軍勢を倒しつつ惑星エックスに向かおうとする。
そこで連絡が入って来たのはネルソンだ。

「周りの雑魚共はルーダス、古木シャク、クックの三人に任せてうちら5人で先に行くでござるよ、あいつらは、雑魚狩り大好きなでござるから・・・」

ネルソンは一言多すぎた。しかし事実であるのは変わりない。

「了解」

「(ギル長とシャク、ルーダスもやはり出撃したか・・・)」

ハンスはどうやら出撃していない所を見るとコロニーに入る様だ。
しかし、これはこれで問題がない。お留守番がいないとコロニーも
ギルド本拠地レグルスも護る人が居なければならないのだ。
本来であればログインしている人の3割は惑星の護り手として欲しい所だ。しかし、今回は惑星の距離も大分近い上に、この異常事態だ。
更に、惑星X(エックス)の上空の宇宙で戦う分、何かあればすぐに戻れる
状況を作っておきたい事も考えているのだ。

「おい、ネルソン聞こえてるぞ・・・」

「けど、事実じゃないか?狩りが大好きなのはお前も変わらんがな」

ネルソンも廃人らしく、狩りもボス戦も大好きで常にモンスターを狩って
行かないと気が済まないのがネルソンなのだ。

「まぁ、良い、ネルソンの言うとおりだ、ここは俺たちに任せて
惑星X(エックス)とやらに向かうと良い、ガーディアンであるテンゴと
ビショップである桃が行かなければ全滅の可能性がある、いつも通りだ
人柱になってくれ・・・」

どうやらコロニーで話をしていたが、一括り話がついたのか出撃をした様だ。調べものと言ってもGMへの連絡やオプションコマンドが開かない事など、こうなると逆に何が使えるのかの調査になって来るだろう。

「はいよ」

「分かったわ」

テンゴ、桃姫は素直に返事をしてネルソンの指示に従う。
暗殺者ピローは不服そうな反応を見せるが指示に従おうとする。

「了解。暗黒フレアをお見舞いさせてやりたいがここは
目的地に向かうとしよう」

黒の機体に赤いファイヤーパターンの入った機体はピローのスペースシップだ。黒い炎で身を纏み、真っ先に惑星エックスに向かって飛んで行く。

「けどさ、惑星X(エックス)って何だろうね、こんな緊急クエスト見た事も聞いたこともないよ・・・って事は運営イベント??・・・」

「チヒロ、そんな事はあり得ないだろう・・・いや、可能性あるか?」

テンゴをはじめ、桃姫、チヒロ、ピロー、ネルソンの5人は惑星エックスの大気圏に突入しようとした。

「これより未知の惑星に突入するけど、お前ら怯むなよ、何かあったら
すぐに連絡頼むぜ」

テンゴの能力からして味方に何かあった際は体を張ってまでして相手の攻撃を防ぐ必要があるのだ。ガーディアンとは自分自身もスペースシップまでもが味方の盾となる必要がある職業だからだ。

「「了解」」

各々が返事をした。
本来のゲームの中の惑星は知っている惑星であったり、他のプレイヤーがいたりして、協力し合って進んでいくのだが、一人だと敵に囲まれたり
進行速度が遅かったりと色々な弊害がある。だが、ここで活躍するのが
ガーディアンとビショップな訳だ。ガーディアンは盾を召喚して仲間を護り、ビショップはダメージを受けたら回復を貰ったりしてサポート役に徹する。その為、他のプレイヤーが戦いやすくなるのだ。

しかし、ネルソンみたいな、高い攻撃力のプレイヤーは一撃でモンスターを殲滅する事が可能なのだ。もちろん、ある程度の攻撃力を持てば他のプレイヤーも突破口が開けたりする。だがこれは、知っている惑星での話だ。未知の、未発見の惑星の場合は一人や二人など少人数だと危険が伴う。その為、ガーディアン、ビショップが必須になって来るのだ。

5人は大気圏を抜けた後壮大な自然を目の当たりにした。
ゲームを行っているのであれば、他の惑星と似ている箇所もある。
そこは、緑があり砂漠があり広大な土地だった
地球の木の二倍はあるだろう木が乱立し川も流れている
奥の方は、緑が少なく峡谷地帯であり、石、岩がたくさん転がっている。



レーダーに反応する赤い丸に向かう、
そこには、先ほどの戦艦と同じ物体が何体もいた。
その数50機。真ん中の黒の渦巻きから何体も黒いゴブリンなのかオーガなのか、分からないモンスターを召喚している。
耳がとんがっている。足は短足で、ふんどしをしている。

テンゴ含め5人は
戦艦をせん滅すべく向かう

「今から戦艦とモンスターを殲滅する、いいか!?お前ら?」

「いいぞ、今回こそ俺の暗黒フレアをお見舞してやる・・・」

「あそこにモンスターに襲われている・・・NPCなの??」

右下の方で三頭身に長い耳にモフモフの触りたい感じの民族が
この惑星を攻撃しているモンスターから攻撃を受けて血を流している。
テンゴがそれを見てほっとけないのかテンゴは感じることがあるようだ。

「チヒロと桃はあそこに行ってくれ、救助を頼む」

やはり救助は必要だろう、何のクエストなのか分からないが
何かしらあるのかもしれない。

「了解」

「分かったよ」

チヒロと桃姫はテンゴの指示に従い降下していく。
NPCと思われる者を救助するために。
テンゴ、ネルソン、ピロー、はそのまま飛び続けている。

「(本当にNPCなら血なんて出ないはずなんだが・・・)」

襲ってくるモンスターへと攻撃をしつつ、モンスターからの攻撃も
交わしつつ敵のせん滅を行っている。

「次から次へと湧いて出来るこいつら、一体なんなんだ?」

「さっきからドロップ品も出ないぞ、湧いて欲しくないわ!!」

攻撃を行いモンスターを倒した場合、80%の確率でドロップ品(戦利品やゲーム内通貨(ルメ))そして5%の確率で装備品を獲得出来る仕様だ。もし、仮にドロップ品がないとすれば運営が行うイベントか、ゲーム内の必須のイベントなのかどっちかしかないはずだ。

「確かに・・・狩りは大好きだがドロップ品がない」

ネルソンの機体から、神の槍(ゴッドランサー)が出現し、モンスターを攻撃した。

「さっきの、NPCの血といい、これってまさか・・・」

ネルソンも、テンゴも何かしらに気が付いていた。血が出ている、そして
妙にリアルである事、サービス終了した日から何かの新しいゲームが始まったのか、若しくはまだゲームから出られないのか・・・

スペースシップは職種固有スキルと職業共通スキルの両方が使える。
例えば戦士なら戦士共通スキル。戦士職業群が使えるスキルだ。
職種とはパラディン固有スキル、ガーディアン固有スキル、サムライ固有スキルなどを意味する。この「神の槍は」戦士共通スキルである。

「よし、これで終わりか??」

敵を殲滅しほっと一息をつくのも束の間、後ろを確認していいないが
為にテンゴは赤いビームの攻撃を受けてしまう。
アシステンツァにダメージが入ってしまう。
だが、防御力が高いアシスに直撃してもダメージはかすり傷程度だ。
これがテンゴ以外だったらスペースシップHPの1割は持って行かれただろう。

「のわ!なんだ?後ろか?」

自分のスペースシップを回転させ後ろに向き直る
黒い形をした三角形の飛んでいるでかい乗り物だ
丸い砲台が先端についており脇には砲台がいくつか装備されている。
真ん中には周りを見渡せる監視台みたいなものがある。
そこから拡声器でこう聞こえてきた

「降伏せよ、こちらは大軍勢だ!数で押せばお前たちは必ず敗北する」

「お前たちのハエの様な宇宙船でこのアストラデルタに勝てると
思っているのか??」

黒い三角形の乗り物がアストラデルタと言う乗り物らしい。
いくつか砲台が装備されている以上ある程度の攻撃力があると思われる。
あとは、どれだけの速度で飛ぶのかが戦略の上でカギとなって来る。

「今すぐに降伏せよ」

ネルソンもピローもテンゴの近くに飛んで来る。
相手の出方を伺うか、若しくは戦略を立てて攻略するか、いずれにせよ
このアストラデルタを破壊するしかないのだろうか
アストラデルタとの会話を回線を開いて試みる。

「お前たちの目的は一体何なんだ!?」

「降伏するのはお前だ、暗黒フレアに抱かれて地獄へ落ちたいか」

テンゴはアストラデルタを動かす連中の正体が知りたいのだ。
そして目的も、これが運営のイベントで無いなら一体何なのか・・・

「我々はダークマターを求めてこの星に来た、邪魔をするなら消す、我がエッジオン帝国の糧となるのだ」

「どこにダークマターを隠したか知らないが、隠しても無駄だ!消されたくなければ、我らリストネア帝国の下に跪け!そうすれば命だけはたすけてやろう」

どこかのアニメや映画に出てくるような悪党のいい文句をそのまましゃべり出す悪党のいい典型例だ。

「ダークマターとは何なのか知らんがいきなり喧嘩売っておいて、気に食わねーな!」

「いきなり拙者らを消すなどと豪語するなよ、痛い目を見るでござるよ」

3人はすぐに戦闘態勢に入りる。
そしてアストラデルタに向かって飛んで行った。
先ほどの赤いビームが何本も出てくる可能性がある。
留意して倒さなくてはならない。
アストラデルタの中の人が言っていた「大群で来ている」とはどう言う事なのだろうかと3人は考えているのだ。もちろん周辺のモンスターを殲滅
しただけであって、他にもこの惑星の上空を飛び、地上にも召喚されているモンスターがいるかもしれない。

「はーーーーーははははははは!!!!」

「我らに敵うと思うのか?」
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