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愛撫
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「紘…目が赤くなってる」
そう言って兄は心配そうに俺の顔を覗きこんだ。
兄の目は切れ目っぽくて鋭い。男の俺から見てもかっこいいと思える目だ。
しかし今はその目がとても優しそうに見える。
「やっと両思いになれたから、、早く紘としたい……
いい?」
俺は頷いた。
兄も俺も余裕がない。
兄の部屋に入る。
兄がベッドに座って、俺の方に手を出す。
俺はそのまま兄の前に立つ。
「膝の上に乗って」
いつもは俺の気持ちばかり優先してくれる兄が命令をしてくれる。
緊張する。
(俺は今から……するのか………)
そして二人とも焦っている。
その理由は早くやりたいからとか淫乱なものでなく
…それもあるかもしれないが…
あと少したったら母親が仕事から帰ってくるからだ。
兄が俺の唇に唇を重ねてくる。
最初はそっと。
だんだん押し付けるようになり、そのあと、開かれた口の中に舌が入ってくる。
母が帰ってくるかもしれない今、こんなことをやってしまってはいけないのかもしれない。
しかし、我慢できるほど余裕はなかった。
兄が俺のベルトを素早く外し、俺の性器が起っているのを確認する。
「良かった。キス気持ちよかった?」
兄が自分の性器もズボンから出し、俺のとくっつける。
そして同時に擦った。
「うっ」
気持ちよくて、声が出る。
恥ずかしくて目をつぶってしまう。
兄がどうしてるのか気になって、ふと目を開けてみると、兄は俺の乳首を凝視していた。
兄の顔が近い。
恥ずかしくて赤くなる。そういう行為をしている自覚が芽生えてくる。
兄が背中に手を回して支えてくる。
性器は勃起したままほったらかされた。
兄は舌を出して、俺の乳首にそれをつけた。
ぶるっとする。
乳首をなめられると、自慰して射精するときの気持ちよさとちがって、変な気持ちよさを感じた。
直接的じゃなく、脳に来る感じがする。ぞわぞわした。
「それ、もうやめて…」
「………だめ」
いつもは簡単にいうことを聞いてくれるブラコンの兄が、今日は聞いてくれない。
変な感覚がする。
我慢するように兄の首に手を回してぎゅっとしめる。
体から気持ちよさが、発散されないで蓄積されていく。
どうしよう、どうすれば、、
そして
ほったらかしにされて、先走りが垂れている自分の性器に触れようとする。
(イってしまえばこの変な気分から解放されるだろう…)
擦ろうとし始めた瞬間、兄の手が僕の手をとめる。
驚いた。
「なんで!!」
兄が興奮した表情で、
「我慢している紘の表情をもっと見たい」
と言う。
(へ、変態だ…)
顔を見て興奮する兄は、俺の顔が好きなのだろうか。
兄の方が顔が整ってると思うが、大体は似ていて同じ顔だろうに。
相変わらずキスをたくさんされる。
もう、口の中の感覚が麻痺するぐらいしていると思う。
(時間がないのに…)
長い間焦らされている俺の性器がもう我慢できなくなりそうだ。
そう言って兄は心配そうに俺の顔を覗きこんだ。
兄の目は切れ目っぽくて鋭い。男の俺から見てもかっこいいと思える目だ。
しかし今はその目がとても優しそうに見える。
「やっと両思いになれたから、、早く紘としたい……
いい?」
俺は頷いた。
兄も俺も余裕がない。
兄の部屋に入る。
兄がベッドに座って、俺の方に手を出す。
俺はそのまま兄の前に立つ。
「膝の上に乗って」
いつもは俺の気持ちばかり優先してくれる兄が命令をしてくれる。
緊張する。
(俺は今から……するのか………)
そして二人とも焦っている。
その理由は早くやりたいからとか淫乱なものでなく
…それもあるかもしれないが…
あと少したったら母親が仕事から帰ってくるからだ。
兄が俺の唇に唇を重ねてくる。
最初はそっと。
だんだん押し付けるようになり、そのあと、開かれた口の中に舌が入ってくる。
母が帰ってくるかもしれない今、こんなことをやってしまってはいけないのかもしれない。
しかし、我慢できるほど余裕はなかった。
兄が俺のベルトを素早く外し、俺の性器が起っているのを確認する。
「良かった。キス気持ちよかった?」
兄が自分の性器もズボンから出し、俺のとくっつける。
そして同時に擦った。
「うっ」
気持ちよくて、声が出る。
恥ずかしくて目をつぶってしまう。
兄がどうしてるのか気になって、ふと目を開けてみると、兄は俺の乳首を凝視していた。
兄の顔が近い。
恥ずかしくて赤くなる。そういう行為をしている自覚が芽生えてくる。
兄が背中に手を回して支えてくる。
性器は勃起したままほったらかされた。
兄は舌を出して、俺の乳首にそれをつけた。
ぶるっとする。
乳首をなめられると、自慰して射精するときの気持ちよさとちがって、変な気持ちよさを感じた。
直接的じゃなく、脳に来る感じがする。ぞわぞわした。
「それ、もうやめて…」
「………だめ」
いつもは簡単にいうことを聞いてくれるブラコンの兄が、今日は聞いてくれない。
変な感覚がする。
我慢するように兄の首に手を回してぎゅっとしめる。
体から気持ちよさが、発散されないで蓄積されていく。
どうしよう、どうすれば、、
そして
ほったらかしにされて、先走りが垂れている自分の性器に触れようとする。
(イってしまえばこの変な気分から解放されるだろう…)
擦ろうとし始めた瞬間、兄の手が僕の手をとめる。
驚いた。
「なんで!!」
兄が興奮した表情で、
「我慢している紘の表情をもっと見たい」
と言う。
(へ、変態だ…)
顔を見て興奮する兄は、俺の顔が好きなのだろうか。
兄の方が顔が整ってると思うが、大体は似ていて同じ顔だろうに。
相変わらずキスをたくさんされる。
もう、口の中の感覚が麻痺するぐらいしていると思う。
(時間がないのに…)
長い間焦らされている俺の性器がもう我慢できなくなりそうだ。
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