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第ニ章 シエルとの結婚撤回に全力を尽くします!!
20 色仕掛け作戦
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「ふぇっ?な、何でこんな事に???」
目を覚ますと、天井にはまあまあ見慣れたクリスタルでできた豪華なシャンデリア。
オレンジの淡い光を放っている。
この光景は知ってるも何も、シエルの部屋????
と言うことは私が寝てるのは・・・。
それにさっきから、誰かが私の手を握ってくれている。恐る恐る視線を横にずらすと、椅子に座ったシエルが、ベッドに体を預け私の手を握ったまま寝ていた。しかも上半身裸で!?
(はっ?えっ?? どういう状況???)
手を繋がれた先のシエルのたくましい肩を見て、なぜかドキドキしてしまう。鍛えた筋肉に引き締まった肉体は、シエルが騎士なんだということを否が応でも感じさせた。
そうだわっ、 スパルナを倒した後、シエルが私をお姫様抱っこしてくれてたんだ!! 私、途中で寝ちゃったのね。
(私を抱き抱える時に、壊れ物を扱うようにそっと大切そうに触れてくれた。)
この間までシエルの裸なんて何とも思わなかったのに。普段の乱暴な口調とのあまりのギャップに驚いてしまっただけよ。きっとそうよ!
窓の外を見る。
薄暗いけど、夜明け前??
どうして手を繋いでいるのか、シエルがここで寝ているのかは分からないけど、とりあえずシエルを起こしましょう。
「シッ・・・!?」
私は声をかけようとして、思いとどまった。
(待って。これは、チャンスじゃないかしら??)
シエルとの結婚を撤回しようとして、いろいろ試したけど、どれもイマイチだった。だったら次は『色仕掛け作戦』で、シエルに直接嫌がられるような女性になればいいのでは?
ゲームの世界で私が背中から刺され殺されるまで、シナリオ通りなら、多分もうそんなに時間はないはず。
シエルが犯人とは思えないけど、誰が犯人か分からない以上、直接シエルに結婚撤回を頼むのはためらってしまう。だってたとえシエルが殺したくなくても、ゲームの強制力で殺すとかあり得そうじゃない?
でも、色仕掛けって、私にとって難易度高いのよね。王子とキスさえしたことないし。
どうしよう・・・。
「リーチェ? 起きてたのか?」
!?
長いまつ毛とサラサラの紺碧の髪を揺らしながら、シエルがゆっくり上体を起こした。
「ごめんっ、オレもついうたた寝しちまった! その、、、手を離すタイミングが・・・。」
そう言って繋いでいた手を離し、色気の塊のようなうっすらと赤く染まった顔で視線を彷徨わせる。
「えっ?」
「いや、何でもねぇ。今、侍女を呼んでくるから着替え手伝ってもらえ。」
シエルが椅子から立ち上がり、今にも部屋を出ていきそうになった。
迷ってるヒマなんてない。やるしかないわ!
「待って、シエル! お願いがあるの。」
「何だ? 着替えより食事がいいか?」
えっ、うんっ!お願い!
と、つい頷きそうになってしまったけど、ここは心を鬼にしなくちゃ!
「もうっ!違うわよっ、着替えはシエルが手伝って!」
「は?寝ぼけてンのか?」
目をパチクリさせて、意味がわからないと言った様子で、私を見る。「もしかしてハラが空きすぎて寝ぼけてンのか?」とぶつぶつ失礼なことを呟きながら、困惑した様子でシエルが椅子に座り直した。
「寝ぼけてなんかないわよ、失礼ねっ。シエルが私のドレスを脱がせて!」
目を覚ますと、天井にはまあまあ見慣れたクリスタルでできた豪華なシャンデリア。
オレンジの淡い光を放っている。
この光景は知ってるも何も、シエルの部屋????
と言うことは私が寝てるのは・・・。
それにさっきから、誰かが私の手を握ってくれている。恐る恐る視線を横にずらすと、椅子に座ったシエルが、ベッドに体を預け私の手を握ったまま寝ていた。しかも上半身裸で!?
(はっ?えっ?? どういう状況???)
手を繋がれた先のシエルのたくましい肩を見て、なぜかドキドキしてしまう。鍛えた筋肉に引き締まった肉体は、シエルが騎士なんだということを否が応でも感じさせた。
そうだわっ、 スパルナを倒した後、シエルが私をお姫様抱っこしてくれてたんだ!! 私、途中で寝ちゃったのね。
(私を抱き抱える時に、壊れ物を扱うようにそっと大切そうに触れてくれた。)
この間までシエルの裸なんて何とも思わなかったのに。普段の乱暴な口調とのあまりのギャップに驚いてしまっただけよ。きっとそうよ!
窓の外を見る。
薄暗いけど、夜明け前??
どうして手を繋いでいるのか、シエルがここで寝ているのかは分からないけど、とりあえずシエルを起こしましょう。
「シッ・・・!?」
私は声をかけようとして、思いとどまった。
(待って。これは、チャンスじゃないかしら??)
シエルとの結婚を撤回しようとして、いろいろ試したけど、どれもイマイチだった。だったら次は『色仕掛け作戦』で、シエルに直接嫌がられるような女性になればいいのでは?
ゲームの世界で私が背中から刺され殺されるまで、シナリオ通りなら、多分もうそんなに時間はないはず。
シエルが犯人とは思えないけど、誰が犯人か分からない以上、直接シエルに結婚撤回を頼むのはためらってしまう。だってたとえシエルが殺したくなくても、ゲームの強制力で殺すとかあり得そうじゃない?
でも、色仕掛けって、私にとって難易度高いのよね。王子とキスさえしたことないし。
どうしよう・・・。
「リーチェ? 起きてたのか?」
!?
長いまつ毛とサラサラの紺碧の髪を揺らしながら、シエルがゆっくり上体を起こした。
「ごめんっ、オレもついうたた寝しちまった! その、、、手を離すタイミングが・・・。」
そう言って繋いでいた手を離し、色気の塊のようなうっすらと赤く染まった顔で視線を彷徨わせる。
「えっ?」
「いや、何でもねぇ。今、侍女を呼んでくるから着替え手伝ってもらえ。」
シエルが椅子から立ち上がり、今にも部屋を出ていきそうになった。
迷ってるヒマなんてない。やるしかないわ!
「待って、シエル! お願いがあるの。」
「何だ? 着替えより食事がいいか?」
えっ、うんっ!お願い!
と、つい頷きそうになってしまったけど、ここは心を鬼にしなくちゃ!
「もうっ!違うわよっ、着替えはシエルが手伝って!」
「は?寝ぼけてンのか?」
目をパチクリさせて、意味がわからないと言った様子で、私を見る。「もしかしてハラが空きすぎて寝ぼけてンのか?」とぶつぶつ失礼なことを呟きながら、困惑した様子でシエルが椅子に座り直した。
「寝ぼけてなんかないわよ、失礼ねっ。シエルが私のドレスを脱がせて!」
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