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195 オトメがすやすやとはなんぞや

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 はいどもども~。
 新学期が始まってばたばたしていたら、もう天気予報で梅雨入りの話が出始める、そんな時期ですねえ。
 みなさまはどんな4月をお過ごしでしょう?

 さてさて。
 今回はまたもやワンアイデア!

 わが家では大抵、夜、ダンナが最も早く寝床に入ります。
 っていうかお風呂も自分で準備してさっさと入る。ただし「お風呂。おふろ入るよ!」って一生けんめい私を誘いますが(笑)。
 いっしょに入ってあげないと寂しんじゃう(訳・寂しくて死んじゃう)イキモノなので、録画を消化したり小説を書いたりスマホでゲームしてたりで(オイ)忙しい私ですが、遅ればせながらついていって一緒に入ります。

 就寝時も同様で、私とムスメがわりとのんびりしてて、ちゃっちゃかやることを済ませ──おもに台所の片付けね──ベッドへ。
 それもまたいちいち「おとうさんは寝ます」と宣言して!

 これに関しては寂しんでる間もなくすぐに眠っちゃうみたいなんで、あまり同じ時間にベッドに入ることはない私。

 んで。
 その日もわたくし、ダンナがベッドに入ってからもあれこれ遊んでて少し遅れました。
 ムスメはめっちゃ宵っ張りというか下手すると昼夜逆転野郎になる人なので、当然起きております。

「ほな、寝るね~」と寝室に入ってダンナの隣にすべりこもうとして、なんとなしに隣を見てぎょっとした。

「なっ……なんなんや、その寝方は!」

 あ、心の声です。口には出してません、起こしたらかわいそうやもんね。
 ほんでもすすっとスマホを出すわたくし。フラッシュがぴかっと光って撮影終了。
 そのまま家族のLI○Eに流す。

「めっちゃかわいい寝かたの○さん」とコメントつき。

 そう、そのときダンナはこちらに背を向け、上になった左手の先をそっと自分の頬に当てていたのですッッ!
 絵を描いたら一目瞭然なんやけど、まあみなさんちょっと想像しておくんなまし。

 ……想像できましたか?
 小柄なかわゆいぽっちゃりが、そっと自分の頬に手を当ててすやすや眠ってる姿を!!

 翌朝になって、ダンナぽそっと言いました。

「寝てるの写真に撮るのんやめて」
「せやかて! 乙女やねんもん! なんなんもう、あの乙女な寝かた~! 撮らんわけないや──ん! なんなんあれは、なにごとなん??」
「……オトメやもん」

 はい終了。かいさーん(笑)。
 まったくもう。
 もはや恥ずかしげもなく自分を乙女認定しているもうすぐ還暦なぽっちゃりめ!

 ちゃんちゃん。
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