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一章 ナイナイづくしの異世界転生
16. 見たら見ぬふりできナイ
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「いやー!! 離して!」
「父さんっ、父さんーっ!!」
「静かにしろ!」
「誰か! 助けて!!! 父さんを助けて!」
ギルドの奥の応接室らしきところから、助けを呼ぶ少女達の声が聞こえてくる。
中に居る少女がドアを激しく叩いて叫んだからか、隙間が開いて、中の声が筒抜けになったからだ。
「だから助けてやろうと言ってるだろ? ここにある上級回復薬で。お前らがこの書類に署名したらな!」
男は少女達に契約書類を渡そうとする。
「嫌よ! マーダーグリズリーなんて嘘の討伐依頼出して、四つ手熊を討伐させようとしたくせにっ!!」
「そうよ! 卑怯者!!」
「そんなこと言ってる間に、おまえらの親父が死んでもいいのか?」
チャドが言っていたのはこの事だろう。
多分冒険者ギルドとしても良くないと判断することらしく、受付の一人がギルドマスターを呼びに行った。
にわかにギルド内がざわめき始める。
「誰だ?」
「グレイの双子の娘達じゃないか? あの声」
「あー……」
「グレイがやられたのか」
「四つ手熊は無理だろ…」
(薬で脅しているんだ……死にかけている父親を盾にして……)
なんて酷いことを……マグダリーナの脳裏に薬もなく衰弱していく母の最期の姿が浮かんだ。気づいたら、マグダリーナは走り出していた。身体強化魔法を発動させて。
「父さん! 父さん! しっかりして」
「助けて! 女神様!!!」
「ほら、はやく署名しろ! 薬ならあるんだからな!」
思い切り扉をあけると、血塗れで倒れている男性と、彼に縋り付く同じ顔をした双子の少女達が目に入った。
彼女達も怪我をして、血だらけで、ボロボロだった。
「上位回復魔法!」
「上位回復魔法!!」
「……っ回復魔法回復魔法!!!」
(お願い……!!)
「……ィ、回復魔法!!!」
マグダリーナは無我夢中に上位回復魔法を何度も発動させる。
青白い光に包まれ、少女達の傷は綺麗に癒え、男性の軽い傷も癒えた。だが彼は右腕が欠損し、その傷口が塞がらない。
慣れない魔法の連発に、汗が雫になって落ちる。
「何しやがる、てめぇ!」
少女達を脅迫していた男が、マグダリーナに殴りかかったが、魔導具の腕輪が自動展開した防御壁にぶつかった。
「くそっ」
男が剣を抜き振り上げた瞬間。
ゴウと風が吹き、男は壁にぶち当たって、意識を無くした。
「トニー!」
「遅れて申し訳ございません、お姉さま」
振り返って息を切らしている弟の姿を認めたあと、そのさらに後ろを見てマグダリーナは動きを止めた。翠と紫……色違いの美しい瞳と目が合って、息を呑む。
エステラだ。
彼女の周りに、陽炎のように濃く美しい魔力がゆらめいている。決して邪魔をしてはいけないと感じて、息を潜めた。
「我、創世の女神の名において、奇跡を求めん」
ぱちぱちとエステラの周りに星のような光が瞬く。
「彼のもの、あるべき命の姿に疾く戻し給え!」
腕を失った男性の全身が、青白く輝いた。激しく強く。
やがて光が収まると、そこには五体満足の男性が、規則正しい呼吸で横たわっていたのだ。
少女達を脅していた男は警備隊に引渡されて行った。
彼は見目の良い双子の少女に目をつけ、冒険者の父親に怪我をさせて上級回復薬を使わせ、少女達に借金を背負わせるつもりだったらしい。
彼女達を他国の奴隷商に売るために。
◇◇◇
「マーシャと申します」
「メルシャと申します」
「「リーナ様、一生かけてお仕えいたします!!」」
「いえいえいえいえ」
領主館に戻り、マグダリーナはプルプル首を振った。
エステラとニレルが先に転移魔法で、双子の父親グレイを連れて戻ったので、マグダリーナ達はコッコ(オス)で戻った。
そして、これである。
「グレイさんを助けたのは、エステラだから……」
「エステラ様はリーナ様が動かれたからこそ、ご自身もその気になったとおっしゃいましたわ」
「それに私達の傷を癒やして下さったのは、リーナ様ですもの」
「いやでも……」
「私達お役に立ちますわ! 父と一緒に冒険者をしてましたもの、護衛も出来ます!」
「針仕事も得意でしてよ。ドレスも縫えますわ」
「亡き母が教師をしてましたので、作法やダンスの練習にも付き合えますわ」
「うん、マグダリーナの専属メイドも必要だと思っていたし、作法やダンスもできるなら、これから教師を探さなくてもいいし、いいんじゃないかい?」
ハンフリーがコッコ(メス)をもちもちしながら、呑気に言う。
「うう……ハンフリーさんがそう言うなら……」
気持ち的にこそばゆいが、ハンフリーの言うことも一理ある。
流石に王都とかの用事に、堂々とマゴーを連れて歩くわけにはいかないし。
「ああそうだ、君たち歳は幾つなんだい?」
「「十四ですわ」」
「そろそろ縁談があってもいい年頃だね。話しが来たらどうする?」
双子は父親と同じ灰銀色の髪を揺らして首を振った。
「「リーナ様の嫁ぎ先について行く所存ですので、お断り下さいませ」」
(忠義が重い……)
マグダリーナは、ため息をついた。
「お客様が目を覚ましました」
マゴー9号がグレイの意識が戻ったことを伝えにきた。
そしてマゴー9号の背後から、背の高い灰銀色の髪の男性が現れた。
「「父さん!!」」
マーシャとメルシャが近寄る前に、グレイはスッと前へ出て、跪いた。
(跪いた――――ッ??)
嫌な予感がして、マグダリーナは一歩引いた。
「マグダリーナ様、助け「待って、それはエステラだから! 貴方の場合は確実にエステラじゃないとどうにもならなかったから!!!」
グレイは頷いた。
「おっしゃるとおりです。ですが偉大なる魔法使いの御方は、礼の気持ちはだけは受け取るが、他はマグダリーナ様はじめショウネシー子爵家へと。マグダリーナ様とアンソニー様がいなければ、今日あの時、あの場所に居合わすことは決してなかっただろうからと。マグダリーナ様、私と私の娘達を助けていただきありがとうございます。この御恩に報いるため、一生涯かけてお仕えしたく存じます」
マグダリーナは途方にくれて、ハンフリーを見た。親子で同じこと言うなんて。
ハンフリーは肩をすくめる。
「冒険者だったのなら、護衛に丁度いいんじゃないかな」
ところがグレイは荒事だけでなく、文官の仕事も出来た。
元は下級貴族の三男で、継ぐ家も土地もないため平民になって冒険者をしていたそうだ。
亡くなった奥さんも似たような境遇で、二人とも王立学園を卒業していたので、奥さんは家庭教師として仕事をしていた。
ところがその仕事先で、マグダリーナの母と同じ流行病をもらって、亡くなったらしい。
エステラとニレルもやって来る。
人も増えたし色んな意見が聞きたいと、早速ハンフリーは、領地改良計画の図面を見せてグレイ親子にも意見を求める。
グレイ親子のすごいところは、マゴーやコッコ、魔法で領地を作り変えるだのの話に秒で順応したことだった。
実行日は決めてある。後はギリギリまで不備が無いか確認して行くだけ。
ヒラとハラがマゴーに混ざってお茶を給仕してくれた。
マグダリーナはそっとエステラの隣に移動して囁く。
「エステラ、ありがとう」
「どういたしまして」
二人は目を合わせて、微笑みあった。
「ところで、今回の報酬として、君たちには土地を渡したいと思うのだが、どうかな?」
ハンフリーはそう言って、ニレルとエステラを見る。
「自宅や工房、薬草園なんかの土地は貰えるんだよね?」
「そうだが、それだけだと報酬としては不十分だろう」
エステラは住宅地近くの一帯を差した。
「だったら、この一帯が欲しい! 魔導具や生活雑貨や回復薬のお店を作る!」
「それでいいかい?」
ハンフリーはニレルにも確認する。
「医術に詳しい知人を引っ張りだそう。治療院もあった方がいいから、範囲を少し広めてここからここまででいいかい?」
「治療院……それは願ってもないな!」
ハンフリーの言葉に、マグダリーナも頷いた。
「父さんっ、父さんーっ!!」
「静かにしろ!」
「誰か! 助けて!!! 父さんを助けて!」
ギルドの奥の応接室らしきところから、助けを呼ぶ少女達の声が聞こえてくる。
中に居る少女がドアを激しく叩いて叫んだからか、隙間が開いて、中の声が筒抜けになったからだ。
「だから助けてやろうと言ってるだろ? ここにある上級回復薬で。お前らがこの書類に署名したらな!」
男は少女達に契約書類を渡そうとする。
「嫌よ! マーダーグリズリーなんて嘘の討伐依頼出して、四つ手熊を討伐させようとしたくせにっ!!」
「そうよ! 卑怯者!!」
「そんなこと言ってる間に、おまえらの親父が死んでもいいのか?」
チャドが言っていたのはこの事だろう。
多分冒険者ギルドとしても良くないと判断することらしく、受付の一人がギルドマスターを呼びに行った。
にわかにギルド内がざわめき始める。
「誰だ?」
「グレイの双子の娘達じゃないか? あの声」
「あー……」
「グレイがやられたのか」
「四つ手熊は無理だろ…」
(薬で脅しているんだ……死にかけている父親を盾にして……)
なんて酷いことを……マグダリーナの脳裏に薬もなく衰弱していく母の最期の姿が浮かんだ。気づいたら、マグダリーナは走り出していた。身体強化魔法を発動させて。
「父さん! 父さん! しっかりして」
「助けて! 女神様!!!」
「ほら、はやく署名しろ! 薬ならあるんだからな!」
思い切り扉をあけると、血塗れで倒れている男性と、彼に縋り付く同じ顔をした双子の少女達が目に入った。
彼女達も怪我をして、血だらけで、ボロボロだった。
「上位回復魔法!」
「上位回復魔法!!」
「……っ回復魔法回復魔法!!!」
(お願い……!!)
「……ィ、回復魔法!!!」
マグダリーナは無我夢中に上位回復魔法を何度も発動させる。
青白い光に包まれ、少女達の傷は綺麗に癒え、男性の軽い傷も癒えた。だが彼は右腕が欠損し、その傷口が塞がらない。
慣れない魔法の連発に、汗が雫になって落ちる。
「何しやがる、てめぇ!」
少女達を脅迫していた男が、マグダリーナに殴りかかったが、魔導具の腕輪が自動展開した防御壁にぶつかった。
「くそっ」
男が剣を抜き振り上げた瞬間。
ゴウと風が吹き、男は壁にぶち当たって、意識を無くした。
「トニー!」
「遅れて申し訳ございません、お姉さま」
振り返って息を切らしている弟の姿を認めたあと、そのさらに後ろを見てマグダリーナは動きを止めた。翠と紫……色違いの美しい瞳と目が合って、息を呑む。
エステラだ。
彼女の周りに、陽炎のように濃く美しい魔力がゆらめいている。決して邪魔をしてはいけないと感じて、息を潜めた。
「我、創世の女神の名において、奇跡を求めん」
ぱちぱちとエステラの周りに星のような光が瞬く。
「彼のもの、あるべき命の姿に疾く戻し給え!」
腕を失った男性の全身が、青白く輝いた。激しく強く。
やがて光が収まると、そこには五体満足の男性が、規則正しい呼吸で横たわっていたのだ。
少女達を脅していた男は警備隊に引渡されて行った。
彼は見目の良い双子の少女に目をつけ、冒険者の父親に怪我をさせて上級回復薬を使わせ、少女達に借金を背負わせるつもりだったらしい。
彼女達を他国の奴隷商に売るために。
◇◇◇
「マーシャと申します」
「メルシャと申します」
「「リーナ様、一生かけてお仕えいたします!!」」
「いえいえいえいえ」
領主館に戻り、マグダリーナはプルプル首を振った。
エステラとニレルが先に転移魔法で、双子の父親グレイを連れて戻ったので、マグダリーナ達はコッコ(オス)で戻った。
そして、これである。
「グレイさんを助けたのは、エステラだから……」
「エステラ様はリーナ様が動かれたからこそ、ご自身もその気になったとおっしゃいましたわ」
「それに私達の傷を癒やして下さったのは、リーナ様ですもの」
「いやでも……」
「私達お役に立ちますわ! 父と一緒に冒険者をしてましたもの、護衛も出来ます!」
「針仕事も得意でしてよ。ドレスも縫えますわ」
「亡き母が教師をしてましたので、作法やダンスの練習にも付き合えますわ」
「うん、マグダリーナの専属メイドも必要だと思っていたし、作法やダンスもできるなら、これから教師を探さなくてもいいし、いいんじゃないかい?」
ハンフリーがコッコ(メス)をもちもちしながら、呑気に言う。
「うう……ハンフリーさんがそう言うなら……」
気持ち的にこそばゆいが、ハンフリーの言うことも一理ある。
流石に王都とかの用事に、堂々とマゴーを連れて歩くわけにはいかないし。
「ああそうだ、君たち歳は幾つなんだい?」
「「十四ですわ」」
「そろそろ縁談があってもいい年頃だね。話しが来たらどうする?」
双子は父親と同じ灰銀色の髪を揺らして首を振った。
「「リーナ様の嫁ぎ先について行く所存ですので、お断り下さいませ」」
(忠義が重い……)
マグダリーナは、ため息をついた。
「お客様が目を覚ましました」
マゴー9号がグレイの意識が戻ったことを伝えにきた。
そしてマゴー9号の背後から、背の高い灰銀色の髪の男性が現れた。
「「父さん!!」」
マーシャとメルシャが近寄る前に、グレイはスッと前へ出て、跪いた。
(跪いた――――ッ??)
嫌な予感がして、マグダリーナは一歩引いた。
「マグダリーナ様、助け「待って、それはエステラだから! 貴方の場合は確実にエステラじゃないとどうにもならなかったから!!!」
グレイは頷いた。
「おっしゃるとおりです。ですが偉大なる魔法使いの御方は、礼の気持ちはだけは受け取るが、他はマグダリーナ様はじめショウネシー子爵家へと。マグダリーナ様とアンソニー様がいなければ、今日あの時、あの場所に居合わすことは決してなかっただろうからと。マグダリーナ様、私と私の娘達を助けていただきありがとうございます。この御恩に報いるため、一生涯かけてお仕えしたく存じます」
マグダリーナは途方にくれて、ハンフリーを見た。親子で同じこと言うなんて。
ハンフリーは肩をすくめる。
「冒険者だったのなら、護衛に丁度いいんじゃないかな」
ところがグレイは荒事だけでなく、文官の仕事も出来た。
元は下級貴族の三男で、継ぐ家も土地もないため平民になって冒険者をしていたそうだ。
亡くなった奥さんも似たような境遇で、二人とも王立学園を卒業していたので、奥さんは家庭教師として仕事をしていた。
ところがその仕事先で、マグダリーナの母と同じ流行病をもらって、亡くなったらしい。
エステラとニレルもやって来る。
人も増えたし色んな意見が聞きたいと、早速ハンフリーは、領地改良計画の図面を見せてグレイ親子にも意見を求める。
グレイ親子のすごいところは、マゴーやコッコ、魔法で領地を作り変えるだのの話に秒で順応したことだった。
実行日は決めてある。後はギリギリまで不備が無いか確認して行くだけ。
ヒラとハラがマゴーに混ざってお茶を給仕してくれた。
マグダリーナはそっとエステラの隣に移動して囁く。
「エステラ、ありがとう」
「どういたしまして」
二人は目を合わせて、微笑みあった。
「ところで、今回の報酬として、君たちには土地を渡したいと思うのだが、どうかな?」
ハンフリーはそう言って、ニレルとエステラを見る。
「自宅や工房、薬草園なんかの土地は貰えるんだよね?」
「そうだが、それだけだと報酬としては不十分だろう」
エステラは住宅地近くの一帯を差した。
「だったら、この一帯が欲しい! 魔導具や生活雑貨や回復薬のお店を作る!」
「それでいいかい?」
ハンフリーはニレルにも確認する。
「医術に詳しい知人を引っ張りだそう。治療院もあった方がいいから、範囲を少し広めてここからここまででいいかい?」
「治療院……それは願ってもないな!」
ハンフリーの言葉に、マグダリーナも頷いた。
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