114 / 285
六章 金の神殿
114. りーんりーんぷるぷるすーん
しおりを挟む
新年二日目のスラ競も、無事アンソニーの二連覇で終わり、ショウネシー領は穏やかな冬の日常に戻った。
マハラの孫娘のカレンは、その器量の良さだけでなく、素晴らしいコミュニケーション能力を発揮して、あっという間に領民達と親しくなっていた。
しかも人見知りなデボラと仲良くなり、積極的に魔法を習って練習している。
スラ競では見事に上位に食い込み、新製品の「コッコと仲良くなる魔法の巻物」をゲットして、早速コッコ(オス)を乗りこなして領内を移動している行動派だった。
◇◇◇
「おいしぃぃぃい! ニィありがとう。この桃ぉ、前に女神の森で食べたのより、とってもあまぁくて、美味しぃい」
「どう致しまして」
うまうまと、ニレルが剥いて切った桃を食べているヒラの横で、お口を開けてモモが待機している。ニレルは次の一切れを、モモの口に放り込む。
ピュィィ ピィルゥ ピルゥゥ !!!
モモも自分の名前になったその果実を初めて口にして、その美味しさに喜びの声を上げた。
その横でゼラがお口を開けて待ってるので、ニレルはそこにも放り込んだ。
『美味いのぉ、美味いのぉ! 精素がたっぷり詰まってなんとも美味じゃ。ここに来てからすっかり食の楽しみに目覚めてしまったではないかー』
他にもリンゴ、梨、マンゴーが並んでいる。
これらはエステラが苺のように品種改良したり、ハイエルフ化した事でやれる事が増えて作った果実達だった。
金の神殿の敷地の果樹園に試しに植えて、スラゴー達が世話していた。
ニレルは金の神殿に通って、少しずつ自分自身の力の一部と向き合い始めたが、そこでスラゴー達に果実を持たされて帰ってきたのだ。
とりあえず種の採取を兼ねて味見をする。
「美味すぎだぞ、これ。金の神殿は神域化してるようなもんだから、そこで育てるとこんな味も姿も美しく、透き通るような輝きの果実になるんだ。これで酒を作ろう! んははは」
「えー、そのまま食べてこんなに美味しいのに、わざわざお酒になんてしないよ、勿体無い……あ、でもお菓子作り用に少し……リンゴで蒸留酒とかなら……」
ルシンは梨が気に入ったらしく、和梨に似て水分たっぷりのさっぱりした甘味の梨と、エステラが洋梨のルレクチェを食べたくて創った、芳醇な香りと糖度の高い梨を真剣に食べ比べている。
「ショウネシーでも、美味しく出来るといいの」
ハラがマンゴーをもぐもぐしながら、言うと、ササミ(メス)ももぐもぐしながら頷く。
一息つくと早速これらの果実を、ショウネシー邸に持って行くことにした。
◇◇◇
「え?! 何? この果物の山、今冬よね? でも嬉しい!! 梨にマンゴーもある! どの果物も大好きよ」
マグダリーナは驚きと喜びで、エステラに抱きついた。寒いのでこのくらいのスキンシップは許される。
早速サロンに運び、自然と集まって雑談していたいつものメンバーと試食する事にする。
「ヒラとハラとモモでぇ、切ったりしてあげるぅ。マーとメーとケーとフェリも、お座りしててぇ」
ヒラ達は使用人達もソファに座らせ、ハラが果実の皮を剥いて切り分けると、モモが上手に器に盛り付け、テーブルに置いて行く。
「りーんりーんぷるぷるすーん りーんりーんぷるぷるすーん」
ヒラが楽しそうに歌いながら、皮を使って紅茶を淹れていく。
「りーんりーんぷるぷるすーん」
ハラも一緒に歌って、ティーカップを用意していた。
そういえば、ヒラとハラはよくこの不思議な呪文みたいな歌を歌っているのを見かける。マグダリーナは気になって、エステラに聞いてみた。
「あの呪文は、どんな意味があるの?」
「うーん、今は美味しくなーれ、かしら」
「今は?」
「意味のある言葉じゃないのよ。ランランランみたいに、一つの言葉を繰り返すだけじゃ物足りないから、適当な言葉を合わせて歌ってるだけよ。ヒラが小さい時に、まだ言葉が上手く云えなくて、上手くお歌が歌えないって落ち込んでたから、意味のある言葉じゃなくても、自分の中心から気持ちよく声が出せればそれで良いって云ったの。その時歌ったのがあの歌で……あんまり可愛かったから、私や母さんも一緒に歌うようになったら、ハラも歌うようになって、定着しちゃったのよ。あとお師匠も歌ってた。凄いのよ、帰りが遅れて暗くなった時とか、少し怖い感じにあの歌うたって、迎えに来てくれたわ」
想像すると、どれも可愛いくて、話しを聞いていた皆んなが微笑んでいた。
「これは……想像以上に美味だな!」
ハンフリーの呟きに、皆同意しかなかった。
「この紅茶も! 果物の香りがして美味しい……」
レベッカがうっとりと、紅茶から香るリンゴの香りに頬を緩める。
「これはぁ、生の皮を使って淹れたけど、皮を乾燥させてお茶っ葉と混ぜておいてもぉ美味しいよぉ!」
ハンフリーはヒラの解説を、真剣にメモしている。
『しかし、これらのどれも、我らの口に合う。となると、他にも好む魔獣達もいるだろうな。我はともかく、空中戦になると、メス任せになってしまうからな』
「そうなのか?!」
ハンフリーは心配そうに、コッコ(メス)達を見つめた。
コッコ(メス)達は、任せてとばかりに胸の羽毛を膨らませた。
「スライムも飛べるから、何体かスラゴーを警備に回すわ」
「いや、普通は飛行しないよな、スライム。スラゴーになったらそういう風に造るから飛べるんだろうけど」
冷静なヴェリタスの言葉に、エステラとアンソニーが、真剣に驚いた顔で、ヴェリタスを見た。
「え? なんで? 俺、間違ってないよな、ニレル」
二人の視線が、今度はニレルに注がれた。
「……すまない、エステラ。自分で気づくまで黙ってろって云うのが叔母上の遺言だったんだ。それから、君は叔母上の事は何でも信じてしまうから、少しは疑えって伝えろと」
「えっ?! 今云う? 今この時に云っちゃう? その後半の遺言!」
「先に云うと、何を疑うのか悩みすぎて、君が困ると思ったんだ」
ぷしゅ~と、エステラは机に突っ伏した。
「他は何もない……?」
「無いよ。安心して」
「はーずーかーしーぃー!!! 弟子に間違った知識を教えたぁぁぁぁ!!! トニーごめんねぇっ」
顔を真っ赤にして、半べそ状態のエステラに、アンソニーは優しく言った。
「普通のスライムは飛べなくても、僕が目指す先は普通じゃないスライムを育てる事なので、大した事じゃありません!!」
「トニー!!!」
二人を見たヴェリタスが、ポツリと言った。
「エステラでも、こんな常識みたいなことで勘違いしてるし、ブレアじいちゃんみたいなすごい人でも後継者選びに失敗する……何でも完璧にって、いかないもんなんだなぁ」
「そうよね、全部が全部上手くことばかりじゃないわよね……」
マグダリーナが同感を示すと、意外な所から指摘が来た。
「そうだな。マグダリーナ、気をつけていても仕方ないから、星だけ見失わないようにしていろ」
「星? エステラのこと? それとも別のもの? 一体何のことなの? ルシン」
「星は星。八条の創生の女神の輝きだ」
ルシンはそう言って、一瞬マグダリーナと視線を交わすと、それきり黙って紅茶を飲んでいる。
訳がわからなくて、マグダリーナとヴェリタスは顔を見合わせた。
「考え過ぎるなって事か?」
「そうかも……」
マグダリーナの名指しだったのが気になったが、内容が抽象的過ぎて、ヴェリタスの言う通り具体的な危機の警告ではないのかも知れない……
春に向けての果樹園計画について、何を決めて何を用意するか話し合って、その日は終わった。
その夜、なんとなくルシンの言葉が気になって、マグダリーナは窓から空を眺める。
今日は雪が降っておらず、綺麗な星々が瞬いていた。
「りーんりーんぷるぷるすーん」
星を眺めて、なんとなく歌って見る。
自分の中心から声を出すと、エステラは言ってたっけ。
「りーんりーんぷるぷるすーん」
囁くような、祈りのような歌声だったが、確かに自分の中のふるえと、世界のふるえが響き合うような気がした。その時。
マグダリーナは、自分の周りに新年の女神の奇跡の花が舞うのを見た気がした。
同じ日に一時触れ合い、離れた手のひらの感覚と共に――――
エリック王子とは、確かに何かしらの縁があるのかも知れない……りーんりーんぷるぷるすーんと、自分の中心が、何故かあの王子のイメージを伝えて来るのだ。
でも多分、甘い予感では決してないし、王太子相手にそれだけは困る。
困るのだけど……
マハラの孫娘のカレンは、その器量の良さだけでなく、素晴らしいコミュニケーション能力を発揮して、あっという間に領民達と親しくなっていた。
しかも人見知りなデボラと仲良くなり、積極的に魔法を習って練習している。
スラ競では見事に上位に食い込み、新製品の「コッコと仲良くなる魔法の巻物」をゲットして、早速コッコ(オス)を乗りこなして領内を移動している行動派だった。
◇◇◇
「おいしぃぃぃい! ニィありがとう。この桃ぉ、前に女神の森で食べたのより、とってもあまぁくて、美味しぃい」
「どう致しまして」
うまうまと、ニレルが剥いて切った桃を食べているヒラの横で、お口を開けてモモが待機している。ニレルは次の一切れを、モモの口に放り込む。
ピュィィ ピィルゥ ピルゥゥ !!!
モモも自分の名前になったその果実を初めて口にして、その美味しさに喜びの声を上げた。
その横でゼラがお口を開けて待ってるので、ニレルはそこにも放り込んだ。
『美味いのぉ、美味いのぉ! 精素がたっぷり詰まってなんとも美味じゃ。ここに来てからすっかり食の楽しみに目覚めてしまったではないかー』
他にもリンゴ、梨、マンゴーが並んでいる。
これらはエステラが苺のように品種改良したり、ハイエルフ化した事でやれる事が増えて作った果実達だった。
金の神殿の敷地の果樹園に試しに植えて、スラゴー達が世話していた。
ニレルは金の神殿に通って、少しずつ自分自身の力の一部と向き合い始めたが、そこでスラゴー達に果実を持たされて帰ってきたのだ。
とりあえず種の採取を兼ねて味見をする。
「美味すぎだぞ、これ。金の神殿は神域化してるようなもんだから、そこで育てるとこんな味も姿も美しく、透き通るような輝きの果実になるんだ。これで酒を作ろう! んははは」
「えー、そのまま食べてこんなに美味しいのに、わざわざお酒になんてしないよ、勿体無い……あ、でもお菓子作り用に少し……リンゴで蒸留酒とかなら……」
ルシンは梨が気に入ったらしく、和梨に似て水分たっぷりのさっぱりした甘味の梨と、エステラが洋梨のルレクチェを食べたくて創った、芳醇な香りと糖度の高い梨を真剣に食べ比べている。
「ショウネシーでも、美味しく出来るといいの」
ハラがマンゴーをもぐもぐしながら、言うと、ササミ(メス)ももぐもぐしながら頷く。
一息つくと早速これらの果実を、ショウネシー邸に持って行くことにした。
◇◇◇
「え?! 何? この果物の山、今冬よね? でも嬉しい!! 梨にマンゴーもある! どの果物も大好きよ」
マグダリーナは驚きと喜びで、エステラに抱きついた。寒いのでこのくらいのスキンシップは許される。
早速サロンに運び、自然と集まって雑談していたいつものメンバーと試食する事にする。
「ヒラとハラとモモでぇ、切ったりしてあげるぅ。マーとメーとケーとフェリも、お座りしててぇ」
ヒラ達は使用人達もソファに座らせ、ハラが果実の皮を剥いて切り分けると、モモが上手に器に盛り付け、テーブルに置いて行く。
「りーんりーんぷるぷるすーん りーんりーんぷるぷるすーん」
ヒラが楽しそうに歌いながら、皮を使って紅茶を淹れていく。
「りーんりーんぷるぷるすーん」
ハラも一緒に歌って、ティーカップを用意していた。
そういえば、ヒラとハラはよくこの不思議な呪文みたいな歌を歌っているのを見かける。マグダリーナは気になって、エステラに聞いてみた。
「あの呪文は、どんな意味があるの?」
「うーん、今は美味しくなーれ、かしら」
「今は?」
「意味のある言葉じゃないのよ。ランランランみたいに、一つの言葉を繰り返すだけじゃ物足りないから、適当な言葉を合わせて歌ってるだけよ。ヒラが小さい時に、まだ言葉が上手く云えなくて、上手くお歌が歌えないって落ち込んでたから、意味のある言葉じゃなくても、自分の中心から気持ちよく声が出せればそれで良いって云ったの。その時歌ったのがあの歌で……あんまり可愛かったから、私や母さんも一緒に歌うようになったら、ハラも歌うようになって、定着しちゃったのよ。あとお師匠も歌ってた。凄いのよ、帰りが遅れて暗くなった時とか、少し怖い感じにあの歌うたって、迎えに来てくれたわ」
想像すると、どれも可愛いくて、話しを聞いていた皆んなが微笑んでいた。
「これは……想像以上に美味だな!」
ハンフリーの呟きに、皆同意しかなかった。
「この紅茶も! 果物の香りがして美味しい……」
レベッカがうっとりと、紅茶から香るリンゴの香りに頬を緩める。
「これはぁ、生の皮を使って淹れたけど、皮を乾燥させてお茶っ葉と混ぜておいてもぉ美味しいよぉ!」
ハンフリーはヒラの解説を、真剣にメモしている。
『しかし、これらのどれも、我らの口に合う。となると、他にも好む魔獣達もいるだろうな。我はともかく、空中戦になると、メス任せになってしまうからな』
「そうなのか?!」
ハンフリーは心配そうに、コッコ(メス)達を見つめた。
コッコ(メス)達は、任せてとばかりに胸の羽毛を膨らませた。
「スライムも飛べるから、何体かスラゴーを警備に回すわ」
「いや、普通は飛行しないよな、スライム。スラゴーになったらそういう風に造るから飛べるんだろうけど」
冷静なヴェリタスの言葉に、エステラとアンソニーが、真剣に驚いた顔で、ヴェリタスを見た。
「え? なんで? 俺、間違ってないよな、ニレル」
二人の視線が、今度はニレルに注がれた。
「……すまない、エステラ。自分で気づくまで黙ってろって云うのが叔母上の遺言だったんだ。それから、君は叔母上の事は何でも信じてしまうから、少しは疑えって伝えろと」
「えっ?! 今云う? 今この時に云っちゃう? その後半の遺言!」
「先に云うと、何を疑うのか悩みすぎて、君が困ると思ったんだ」
ぷしゅ~と、エステラは机に突っ伏した。
「他は何もない……?」
「無いよ。安心して」
「はーずーかーしーぃー!!! 弟子に間違った知識を教えたぁぁぁぁ!!! トニーごめんねぇっ」
顔を真っ赤にして、半べそ状態のエステラに、アンソニーは優しく言った。
「普通のスライムは飛べなくても、僕が目指す先は普通じゃないスライムを育てる事なので、大した事じゃありません!!」
「トニー!!!」
二人を見たヴェリタスが、ポツリと言った。
「エステラでも、こんな常識みたいなことで勘違いしてるし、ブレアじいちゃんみたいなすごい人でも後継者選びに失敗する……何でも完璧にって、いかないもんなんだなぁ」
「そうよね、全部が全部上手くことばかりじゃないわよね……」
マグダリーナが同感を示すと、意外な所から指摘が来た。
「そうだな。マグダリーナ、気をつけていても仕方ないから、星だけ見失わないようにしていろ」
「星? エステラのこと? それとも別のもの? 一体何のことなの? ルシン」
「星は星。八条の創生の女神の輝きだ」
ルシンはそう言って、一瞬マグダリーナと視線を交わすと、それきり黙って紅茶を飲んでいる。
訳がわからなくて、マグダリーナとヴェリタスは顔を見合わせた。
「考え過ぎるなって事か?」
「そうかも……」
マグダリーナの名指しだったのが気になったが、内容が抽象的過ぎて、ヴェリタスの言う通り具体的な危機の警告ではないのかも知れない……
春に向けての果樹園計画について、何を決めて何を用意するか話し合って、その日は終わった。
その夜、なんとなくルシンの言葉が気になって、マグダリーナは窓から空を眺める。
今日は雪が降っておらず、綺麗な星々が瞬いていた。
「りーんりーんぷるぷるすーん」
星を眺めて、なんとなく歌って見る。
自分の中心から声を出すと、エステラは言ってたっけ。
「りーんりーんぷるぷるすーん」
囁くような、祈りのような歌声だったが、確かに自分の中のふるえと、世界のふるえが響き合うような気がした。その時。
マグダリーナは、自分の周りに新年の女神の奇跡の花が舞うのを見た気がした。
同じ日に一時触れ合い、離れた手のひらの感覚と共に――――
エリック王子とは、確かに何かしらの縁があるのかも知れない……りーんりーんぷるぷるすーんと、自分の中心が、何故かあの王子のイメージを伝えて来るのだ。
でも多分、甘い予感では決してないし、王太子相手にそれだけは困る。
困るのだけど……
163
あなたにおすすめの小説
小さな貴族は色々最強!?
谷 優
ファンタジー
神様の手違いによって、別の世界の人間として生まれた清水 尊。
本来存在しない世界の異物を排除しようと見えざる者の手が働き、不運にも9歳という若さで息を引き取った。
神様はお詫びとして、記憶を持ったままの転生、そして加護を授けることを約束した。
その結果、異世界の貴族、侯爵家ウィリアム・ヴェスターとして生まれ変ることに。
転生先は優しい両親と、ちょっぴり愛の強い兄のいるとっても幸せな家庭であった。
魔法属性検査の日、ウィリアムは自分の属性に驚愕して__。
ウィリアムは、もふもふな友達と共に神様から貰った加護で皆を癒していく。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる