200 / 285
十章 マグダリーナとエリック
200. スライムは秋の海水浴ざぶーん
しおりを挟む
世の中には、敵に回してはいけない人種がいる。
マグダリーナは目の前で起こったことを理解するのに、ちょっぴり時間がかかった。
そしてもし、もしもオーブリー家が健在で、ショウネシーとオーブリーが敵対していたとしたら、あの簀巻きはマグダリーナだったかもしれない……
とてもとても不謹慎だが、ライアンとレベッカが捨てられて、ショウネシーへ辿りついたことに、心から女神に感謝した。
「リーナ、レベッカ、ヴェリタス」
何事もなかったかのように、ライアンは物陰にいた三人に声をかける。
「そろそろ次の授業が始まるから、急いで戻ろう」
「気づいてたのかよ……」
歩きながらヴェリタスが言う。
「そんな派手な髪色が三人揃ってたら、流石にわかるさ」
マグダリーナは一番気になることを聞いた。
「まさかあの公爵令嬢を、ドミニクさんの所に転移させた……の……?」
「いいや、ダーモット父さんもダメだって言ってたし、魔獣が一緒だからヒラのところに行くようにした」
「じゃあ、いいかな」
と言うことは、エステラが善きに計らってくれることだろう。マグダリーナは安心した。
「いや、よくねーよ」
ヴェリタスが間髪入れずにツッコミする。
「一応公爵家の令嬢が居なくなったんだぞ。公爵家から何言ってくるかわかんないじゃん」
「え? 本当の領地戦になったりする?」
マグダリーナは一気に不安になった。
だが次の瞬間、勝手に脳内に三色スライムがイケスラパウダーを撒き散らしながらが飛び回り、ゼラとササミ(オス)が暴れて、黒マゴー部隊が見たことのない仮想公爵邸を制圧したところで、あれ? となる。
「もしかして、うち、領地戦になっても勝てちゃう?」
「エルロンド王国制圧してますものね」
レベッカも頷いた。
「心配すんのはそこじゃねーよ。あのご令嬢を、責任取ってライアンかハンフリーさんの嫁にしろって言ってきたら、どーすんだよ」
レベッカの目がすっと座った。
「いくら喉から手が出るほど、ハンフリーさんのお嫁さんが欲しくても、あの人は嫌ですわ。ドミニクさんに責任を取らせましょう」
「いや、あの人(ドミニク)今回、なんの関わりも責任もないだろう」
ヴェリタスが呆れて言ったが、レベッカはふっと薄く笑った。
「そんなの、ショウネシーにいる間に、関わらせてしまえば良いのですわ」
――ここにも、敵に回してはいけない人種がいた。
◇◇◇
そしてその頃、件のヴィヴィアン・オーズリー公爵令嬢は、今まさに海中に沈まんとしていた。
ヒラ達が丁度、秋の海水浴を楽しんでいるところだったからだ。
三匹のスライムと浮き輪をつけたゼラとササミ(メス)がズラリと簀巻き令嬢を取り囲む。
「たす……っ、がぼ……」
「知らない人なの」
ハラが言った。
「領民カード持ってないのぉ。でもこのマットぉ、スラゴーが作ったものだよぉ」
ヒラも困ったお顔になる。
『む、では主がこの娘を始末しようと……!』
ヒラとハラは揃って首を振った。
「ここの海はぁ、タラのお気にぃいりぃだからぁ、ゴミは捨てないのぉ。海も街もぉ綺麗に大切にぃだよぉ」
「つまり間違えて、落ちてきたなの?」
その時、魔魚マグロンが波間から現れ、ヴィヴィアンとスライム達をご飯にしようと、大きなお口を開けて、突進してきた。
キラン、と、ヒラ、ハラ、モモの目が光り、三匹は海中を超高速で泳ぎ、三匹同時に、マグロンにスライムボディアタックを打つける。
魔魚マグロンは空高く舞い、浜辺に打ち上げられ、そのままスラゴーに解体、加工されていった。
そして三色スライム達によって、海面で支えられていた簀巻きは、そのまますーっと沈んでいくのだった。
ぶくぶくぶくぶく。
◇◇◇
「ひどいのですわぁぁぁ」
マグダリーナの予想通り、無事ヴィヴィアンはエステラに回収された。その頃には、もちろん全身ずぶ濡れで海藻だらけだったが……
「これに懲りたら、誰かを陥れようとかしたらダメだよ。おねーさん」
エステラは魔法でヴィヴィアンと眠り妖精を綺麗に整える。海藻もちゃんと回収する。事情もマグダリーナから魔導具を使って聞いていた。
「すごい魔法ですわ!!」
ヴィヴィアンは学園にいた時よりも、美しく整えられて、上機嫌にくるりと回る。
そしてすぐ近くから、ヴィヴィアンの嗅いだことのない、香ばしい良い匂いが漂ってきた。
三色スライムと白色竜種コンビが、ごま油醤油ベースの特製ダレで味付けされた、マグロンと白ねぎの串焼きを作って焼いていた。
モモもヒラとハラに習って、いつのまにか錬成空間を操るようになっていて、器用に白米を炊いて塩で味付け、おにぎりを生産していく。そこにササミ(メス)が恭しく、パリパリの焼き海苔を巻いていった。
らめぇぇ
ヴィヴィアンの眠り妖精が、涎を垂らしながらそれを見ていた。
浜辺に日除をたてて、テーブルと椅子も準備する。
森の方向から吹いてくる風が、森林の香りを薄っすら運んできた。
エステラとヴィヴィアンは、テーブルの椅子に並んで座り、美しいショウネシーの海を眺める。
「海の水、しょっぱかったでしょう?」
「塩辛かったですわぁ」
「おねーさんの眠り妖精、角ちっちゃいね。ちゃんと魔力のあるもの食べさせてる?」
「普通のお食事じゃダメですの?」
エステラは頷いた。
「あの子特殊個体でしょ? 通常より魔力量が豊富なものを食べさせた方がいいわ。まだ眠りの魔法もうまく使えないんじゃない?」
「そうなんですの……代わりにちょっと人がお願いを聞いてくれやすくなる魔法が使えるんですけど、特殊個体だったからですのね……」
「魅了の魔法かぁ……人に使ったら怒られるから、おねーさんの将来は冒険者か冒険者か冒険者かな」
「三回言いましたのぉぉぉぉ」
メソメソと項垂れるヴィヴィアンの背中を、エステラはぽんぽん優しく叩いた。
ヒラがテーブルの上に、串焼きとおにぎりがたっぷりと乗った、大きなお皿を置く。
「召し上がれぇ」
「わーい、皆んなご飯の準備ありがとう! モモちゃんも、ずいぶんお料理出来るようになったね」
エステラがモモから順番に従魔を撫でていく。
「はい! おねーさんもどうぞ!」
エステラに串焼きを差し出され、ヴィヴィアンは素直に受け取って、食べた。
「んんんぅぅ、こんな美味しいもの初めてですわ。この白いのも外はパリっと中はとろりとして甘味がありますの」
眠り妖精の方も、らんめぇぇぇ らんめぇぇと夢中で食べていた。
ゼラがぽぽーんと、小さな花火のようなブレスを空に放つと、ニレルとエデンがやってくる。
耳の長い、顔も姿も良い男達を見て、ヴィヴィアンは目を丸くした。そしてもう一度エステラをみると、エステラは長い耳をぴこぴこ動かした。
「……ところでここ、何処ですのぉぉぉ!? そして、あなたはどなたでしたのっ」
今更かという叫びが、砂浜に響いた。
マグダリーナは目の前で起こったことを理解するのに、ちょっぴり時間がかかった。
そしてもし、もしもオーブリー家が健在で、ショウネシーとオーブリーが敵対していたとしたら、あの簀巻きはマグダリーナだったかもしれない……
とてもとても不謹慎だが、ライアンとレベッカが捨てられて、ショウネシーへ辿りついたことに、心から女神に感謝した。
「リーナ、レベッカ、ヴェリタス」
何事もなかったかのように、ライアンは物陰にいた三人に声をかける。
「そろそろ次の授業が始まるから、急いで戻ろう」
「気づいてたのかよ……」
歩きながらヴェリタスが言う。
「そんな派手な髪色が三人揃ってたら、流石にわかるさ」
マグダリーナは一番気になることを聞いた。
「まさかあの公爵令嬢を、ドミニクさんの所に転移させた……の……?」
「いいや、ダーモット父さんもダメだって言ってたし、魔獣が一緒だからヒラのところに行くようにした」
「じゃあ、いいかな」
と言うことは、エステラが善きに計らってくれることだろう。マグダリーナは安心した。
「いや、よくねーよ」
ヴェリタスが間髪入れずにツッコミする。
「一応公爵家の令嬢が居なくなったんだぞ。公爵家から何言ってくるかわかんないじゃん」
「え? 本当の領地戦になったりする?」
マグダリーナは一気に不安になった。
だが次の瞬間、勝手に脳内に三色スライムがイケスラパウダーを撒き散らしながらが飛び回り、ゼラとササミ(オス)が暴れて、黒マゴー部隊が見たことのない仮想公爵邸を制圧したところで、あれ? となる。
「もしかして、うち、領地戦になっても勝てちゃう?」
「エルロンド王国制圧してますものね」
レベッカも頷いた。
「心配すんのはそこじゃねーよ。あのご令嬢を、責任取ってライアンかハンフリーさんの嫁にしろって言ってきたら、どーすんだよ」
レベッカの目がすっと座った。
「いくら喉から手が出るほど、ハンフリーさんのお嫁さんが欲しくても、あの人は嫌ですわ。ドミニクさんに責任を取らせましょう」
「いや、あの人(ドミニク)今回、なんの関わりも責任もないだろう」
ヴェリタスが呆れて言ったが、レベッカはふっと薄く笑った。
「そんなの、ショウネシーにいる間に、関わらせてしまえば良いのですわ」
――ここにも、敵に回してはいけない人種がいた。
◇◇◇
そしてその頃、件のヴィヴィアン・オーズリー公爵令嬢は、今まさに海中に沈まんとしていた。
ヒラ達が丁度、秋の海水浴を楽しんでいるところだったからだ。
三匹のスライムと浮き輪をつけたゼラとササミ(メス)がズラリと簀巻き令嬢を取り囲む。
「たす……っ、がぼ……」
「知らない人なの」
ハラが言った。
「領民カード持ってないのぉ。でもこのマットぉ、スラゴーが作ったものだよぉ」
ヒラも困ったお顔になる。
『む、では主がこの娘を始末しようと……!』
ヒラとハラは揃って首を振った。
「ここの海はぁ、タラのお気にぃいりぃだからぁ、ゴミは捨てないのぉ。海も街もぉ綺麗に大切にぃだよぉ」
「つまり間違えて、落ちてきたなの?」
その時、魔魚マグロンが波間から現れ、ヴィヴィアンとスライム達をご飯にしようと、大きなお口を開けて、突進してきた。
キラン、と、ヒラ、ハラ、モモの目が光り、三匹は海中を超高速で泳ぎ、三匹同時に、マグロンにスライムボディアタックを打つける。
魔魚マグロンは空高く舞い、浜辺に打ち上げられ、そのままスラゴーに解体、加工されていった。
そして三色スライム達によって、海面で支えられていた簀巻きは、そのまますーっと沈んでいくのだった。
ぶくぶくぶくぶく。
◇◇◇
「ひどいのですわぁぁぁ」
マグダリーナの予想通り、無事ヴィヴィアンはエステラに回収された。その頃には、もちろん全身ずぶ濡れで海藻だらけだったが……
「これに懲りたら、誰かを陥れようとかしたらダメだよ。おねーさん」
エステラは魔法でヴィヴィアンと眠り妖精を綺麗に整える。海藻もちゃんと回収する。事情もマグダリーナから魔導具を使って聞いていた。
「すごい魔法ですわ!!」
ヴィヴィアンは学園にいた時よりも、美しく整えられて、上機嫌にくるりと回る。
そしてすぐ近くから、ヴィヴィアンの嗅いだことのない、香ばしい良い匂いが漂ってきた。
三色スライムと白色竜種コンビが、ごま油醤油ベースの特製ダレで味付けされた、マグロンと白ねぎの串焼きを作って焼いていた。
モモもヒラとハラに習って、いつのまにか錬成空間を操るようになっていて、器用に白米を炊いて塩で味付け、おにぎりを生産していく。そこにササミ(メス)が恭しく、パリパリの焼き海苔を巻いていった。
らめぇぇ
ヴィヴィアンの眠り妖精が、涎を垂らしながらそれを見ていた。
浜辺に日除をたてて、テーブルと椅子も準備する。
森の方向から吹いてくる風が、森林の香りを薄っすら運んできた。
エステラとヴィヴィアンは、テーブルの椅子に並んで座り、美しいショウネシーの海を眺める。
「海の水、しょっぱかったでしょう?」
「塩辛かったですわぁ」
「おねーさんの眠り妖精、角ちっちゃいね。ちゃんと魔力のあるもの食べさせてる?」
「普通のお食事じゃダメですの?」
エステラは頷いた。
「あの子特殊個体でしょ? 通常より魔力量が豊富なものを食べさせた方がいいわ。まだ眠りの魔法もうまく使えないんじゃない?」
「そうなんですの……代わりにちょっと人がお願いを聞いてくれやすくなる魔法が使えるんですけど、特殊個体だったからですのね……」
「魅了の魔法かぁ……人に使ったら怒られるから、おねーさんの将来は冒険者か冒険者か冒険者かな」
「三回言いましたのぉぉぉぉ」
メソメソと項垂れるヴィヴィアンの背中を、エステラはぽんぽん優しく叩いた。
ヒラがテーブルの上に、串焼きとおにぎりがたっぷりと乗った、大きなお皿を置く。
「召し上がれぇ」
「わーい、皆んなご飯の準備ありがとう! モモちゃんも、ずいぶんお料理出来るようになったね」
エステラがモモから順番に従魔を撫でていく。
「はい! おねーさんもどうぞ!」
エステラに串焼きを差し出され、ヴィヴィアンは素直に受け取って、食べた。
「んんんぅぅ、こんな美味しいもの初めてですわ。この白いのも外はパリっと中はとろりとして甘味がありますの」
眠り妖精の方も、らんめぇぇぇ らんめぇぇと夢中で食べていた。
ゼラがぽぽーんと、小さな花火のようなブレスを空に放つと、ニレルとエデンがやってくる。
耳の長い、顔も姿も良い男達を見て、ヴィヴィアンは目を丸くした。そしてもう一度エステラをみると、エステラは長い耳をぴこぴこ動かした。
「……ところでここ、何処ですのぉぉぉ!? そして、あなたはどなたでしたのっ」
今更かという叫びが、砂浜に響いた。
121
あなたにおすすめの小説
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!
yoshikazu
ファンタジー
橘 涼太。高校1年生。突然の交通事故で命を落としてしまう。
しかしそれは神のミスによるものだった。
神は橘 涼太の魂を神界に呼び謝罪する。その時、神は橘 涼太を気に入ってしまう。
そして橘 涼太に提案をする。
『魔法と剣の世界に転生してみないか?』と。
橘 涼太は快く承諾して記憶を消されて転生先へと旅立ちミハエルとなる。
しかし神は転生先のステータスの平均設定を勘違いして気付いた時には100倍の設定になっていた。
さらにミハエルは〈光の加護〉を受けておりステータスが合わせて1000倍になりスキルも数と質がパワーアップしていたのだ。
これは神の手違いでミハエルがとてつもないステータスとスキルを提げて世の中の悪と理不尽と運命に立ち向かう物語である。
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる