私に恋の仕方を教えて

nono

文字の大きさ
1 / 8

まさかの出会い

しおりを挟む
私は恋愛ドラマや漫画のような恋を夢みる女の子、川口ゆき。
でも現実はそう簡単に恋など訪れない…

ー登校中ー

ゆき 「うわぁー!また寝坊したぁ!」

今日もいつもと変わらない朝。寝坊して急いで学校に向かう日々。
朝の青空を見てそう思っていると…

ドンッ
よそ見をしていたせいで男の子の人とぶつかってしまった。

T 「おい気をつけろよ」

ゆき 「す、すみません💦」

私は顔を上げるとその人は私を睨みつけていた。よく見るとその人は格好良くつい見とれてしまった。

T 「何見てんだよ」

ゆき 「あ、す、すみません💦」

意識を取り戻し、私は寝坊した事を思い出す。
私は落とした鞄を広い急いで学校へ向かった。

ー学校ー

ゆき 「ふぅー、ぎりぎりセーフ!」

M 「ゆき、今日も寝坊したの?よくやるね(笑)」

彼女は私の親友、舞。いつも一緒にいる大の仲良し。

ゆき 「朝から大変だったよー。寝坊するわ人とぶつかるわ」

舞 「今日は人とぶつかったのか(笑)」

私は昔からドジっ子で、よくやらかしてしまう。

舞 「ほんと、よくやるわ(笑)」

ゆき 「笑わないでよー」

そう言えば、今日道端でぶつかった人同じ制服着てた。同じ学校の人だったんだなぁ。
でもあんな怖い顔してる人なんて見たことないよ。

ー昼休みー

ゆき 「わーい!昼だぁー!」

舞 「ゆき、購買行こっ!」

ゆき 「うん!」

今日は購買の日。私と舞は週に2~3回購買でパンを買って食べている。
購買へ行ってみるとやはり混んでいた。私と舞はパンを買うためにその中へ入り、見事にはぐれてしまった。
私は一旦混雑している中から抜け出した。
すると、廊下の1番奥にある扉から猫が横切るのが見えた。

ゆき 「あっ!猫だ!」

私は猫を近くで見たいと思い後をつけて行った。
扉を開けると猫が校舎の裏側に曲がったのが見えた。曲がった先を見てみると、誰かが猫に餌をあげていた。

T 「上手いか?」

猫 「ニャー」

T 「そっか」

男の人だ。優しい人なんだなぁと思いながら少しの間その光景を見ていた。
その時、壁で何かが動いたのが見えた。
壁を見てみるとそこにはクモがいた。

ゆき 「わぁっ!」

クモに驚いて声が出てしまった。

T 「誰?」

私の驚いた声に彼が気付いた。
私はそっと彼の方へ近づいていった。

ゆき 「ご、ごめんなさい💦猫を追っかけてきたらここで餌あげてるのが見えて…」

T 「…。」

私は突っ立ったまんま暫く沈黙が続いた。

T 「…あげてみる?餌」

彼は小さく呟いた。

ゆき 「う、うん」

私は彼から餌を貰い、猫にあげたり触ったりした。

ゆき 「か、可愛いね」

T 「こいつ人にあんま懐かない方だけど、あんたは平気みたいだな」

私は嬉しくて微笑んだ。

ゆき 「あっ!わ、私、川口ゆき!です…」

T 「たくみ…北条匠…」

ゆき 「北条君か…よ、よろしく」

匠 「匠でいいよ。北条君とか気持ち悪ぃし」

ゆき 「わ、わかった…匠…」

匠がずっと伏せていた顔を上げると、朝ぶつかった男の子だった。

ゆき 「あっ!朝ぶつかった人!」 

匠 「あ、お前…」

ゆき 「朝はごめん💦寝坊して急いでたから…」

匠 「別にいいよ」

グゥーッ
突然私のお腹がなった。そう言えば朝寝坊したから何も食べてなかった。
私のお腹の音を聞いた匠は買ったパンを1つ分けてくれた。

匠 「食う?」

ゆき 「いいの!?ありがとー!」

匠は見かけは怖いけど、普通に優しい人だった。
私は匠の隣に座り、猫とじゃれ合いながら匠とパンを食べた。

ゆき 「匠…またここに来てもいい…?」

匠 「…好きにすれば。」

私は好きにすればと言われ、また嬉しくて微笑んだ。
教室に戻った後、舞に連絡するのを忘れ、探したんだからと怒られた。
それからというもの、私は暇さえあればその場所へ向かった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ある辺境伯の後悔

だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。 父親似だが目元が妻によく似た長女と 目元は自分譲りだが母親似の長男。 愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。 愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。

壊れていく音を聞きながら

夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。 妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪 何気ない日常のひと幕が、 思いもよらない“ひび”を生んでいく。 母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。 誰も気づきがないまま、 家族のかたちが静かに崩れていく――。 壊れていく音を聞きながら、 それでも誰かを思うことはできるのか。

10年前に戻れたら…

かのん
恋愛
10年前にあなたから大切な人を奪った

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

心から信頼していた婚約者と幼馴染の親友に裏切られて失望する〜令嬢はあの世に旅立ち王太子殿下は罪の意識に悩まされる

佐藤 美奈
恋愛
公爵令嬢アイラ・ミローレンス・ファンタナルは虚弱な体質で幼い頃から体調を崩しやすく常に病室のベットの上にいる生活だった。 学園に入学してもアイラ令嬢の体は病気がちで異性とも深く付き合うことはなく寂しい思いで日々を過ごす。 そんな時、王太子ガブリエル・アレクフィナール・ワークス殿下と運命的な出会いをして一目惚れして恋に落ちる。 しかし自分の体のことを気にして後ろめたさを感じているアイラ令嬢は告白できずにいた。 出会ってから数ヶ月後、二人は付き合うことになったが、信頼していたガブリエル殿下と親友の裏切りを知って絶望する―― その後アイラ令嬢は命の炎が燃え尽きる。

友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった

海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····? 友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))

婚約者を寝取った妹に……

tartan321
恋愛
タイトル通りです。復讐劇です。明日完結します。

不倫の味

麻実
恋愛
夫に裏切られた妻。彼女は家族を大事にしていて見失っていたものに気付く・・・。

処理中です...