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空高く、天を仰ぐ
第31話 凍てつけ、深く遠くまで - その5
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2017年07月20日(木)11時22分 =呪い屋裏口=
目標物を背負っているのが確か桐藤波留ちゃんで、こっちが狛凪遼太郎。どこかで聞き覚えがあると思っていたけれど、狩助市の災害に巻き込まれた子達ね。
であれば、こっちの子には鳥羽ちゃんが手を加えたはずだけど、まだ起きないわね。まだ、火種が弱いかしら。
「それにしても相変わらず好戦的ね。だから、死んじゃうのよ?」
「は?」
「まあ、あなたは覚えていないかもね。でもね、波留ちゃんは覚えているんじゃない?」
ああそうだ。こいつは狩助の一件で一度命を落とした。私の、盾となって...。クソッ、せっかく忘れられたっていうのに...。
「・・・で、それが一体何だって言うんですか。そうだとしても、今彼は生きているじゃないですか!」
「生かされているの間違いじゃないかしら。ねぇ、波留ちゃん。あなたは憶えているでしょう?」
・・・ああ、憶えている。だとしても、今それを思い出す必要はない。目的は時間稼ぎか、それとも...。
「まさか、朱里さんを起こそうと...?」そう言葉を零すと、彼女は不敵な笑みをこちらへ向ける。背筋が一瞬氷漬けにされたように冷えるが、光ちゃんの体温で一瞬で解凍される。
鳥羽朱里。狩助での一件でお世話になった対神特務課の壱級職員の方だ。そして彼女は今、遼太郎の中で眠っている。
にしてもだ、どうしようかなぁ。まだあいつが気付いていないからマシだけど、もし思い出しでもしたら不味いぞ...。私以外光ちゃんを守るものが無くなってしまう。だからと言って、何か私にできることは...ないのか?
そう脳内で打開策を練っていると、バリィーンと大きな音と共にスーツ姿の女性が出てくる。そして、壁に刀を突き立てたかと思うと遠心力を利用して割れた窓から再び侵入する。
「奈穂ちゃんも無茶するわねぇ。それにしても、周りすら確認しないってことは奈穂ちゃんと戦ってるのは呪い屋の店主さんかしら?」
・・・一向にあっちから仕掛ける気配はない。何かを待っているのか、それとも...。
「さっきからぺちゃくちゃと、五月蠅いぞ。」と、さっきまで口を綴んでいた遼太郎が口を開く。だが、その眼には赤い炎のようなものが垣間見えた。
【狛凪流・陰 朔】
遼太郎が薙いだ刃先から赤い炎が顔を出す。そしてそれは、謎の障壁らしきものを透過して彼女の元へと近づく。しかし、当たる直前に握った拳銃の銃口で弾き距離をとる。流石に舘にそのような仕事をしている分だけあるって感じだろうか。
ただ、これはいったいどうなんだ?彼女が目覚めたのかとも思ったが、それなら彼女の同僚に切っ先を向けるのは合点がいかない。だとしたら...、無意識的に力を解放しているってこと?
「たとえどんな小細工を使おうが、俺は何が何でも光ちゃんを守り切る。」
【狛凪流・陰 奥義 幾望】
私たちと彼らの間を隔てるように炎の壁がそそり立つ。私は光ちゃんを守るように遼太郎の背後へと下がる。そして、いつでも逃げ出せるように後ろを振り向いた瞬間、
「どちらへ行こうとなさるのですか?」と、スーツの男が逃げ道を塞ぐように立っていた。いつの間にか囲まれていたようだ。
「別にその子を殺すつもりはありません。ただ、彼女は特別ですから我々が保護するだけです。我々とあなた方が対立する必要はないように思えますが。」
「あなた達が仮に保護したとして、光ちゃんは今後どうなるのよ。」
「さあ?少なくとも命じられているのは彼女の保護であって、それ以上も以下も存じ上げません。」
「じゃあ光ちゃんの明け渡すことはできないね。」
とは言っても、遼太郎はあっちの二人でいっぱいなわけで...かと言って光ちゃんを背負いながら戦うのは流石に難しいよなぁ。
そう考えていると、光ちゃんに肩をゆすられる。そして、指を指した先の道路に視線をやると、奥から大きめの黒いワゴン車が走って来る。そして、その車が近づいてくると公安の彼ら全員が驚きの目を表す。
彼らが何か行動を起こす前にワゴン車の扉が開き、背丈の高めの女の子が手をこちらへ伸ばしてくるので片手で遼太郎の襟首をつかみ、もう片方の手で彼女の手を取る。爆速で走る車の空気抵抗で腕が持っていかれそうになるが、火事場の馬鹿力というもので耐えきる。何とか私と光ちゃんが入り込んだのち遼太郎を入れようとするが薙刀が上手く入らない。
しかし、そのまま落とすのも良くないため、少し離れた空き地に薙刀を投げ込んで遼太郎を引き込んだ。命辛々、津雲さん以外の3人はあの場から離脱することができた。
何とか乗り込んだ私は光ちゃんを下ろしてから遼太郎の方を確認する。すると、遼太郎はいつの間にか眠りこけていた。揺すっても起きる気配はないため、
「ありがとうございます。助けていただいて。」と一先ず助けてくれた方々に感謝を伝える。
「いえいえ、困ったときはお互い様というものです。あ、自己紹介しておきましょうか。私は星宮桃花って言います。」と、私たちに手を差し伸べてくれた子が自己紹介をしたため私も、
「私は桐藤波留って言います。それでこっちの寝ているのが狛凪遼太郎って言います。そしてこっちの子が...。」と自己紹介をしていると、
「光ちゃん、ですよね?」遮られる。
というか、光ちゃんのことを知っている...?
「な、なんで光ちゃんのことを...?」
「まあいろいろある、最初から話そうじゃないか。私は灰色のあら「レイちゃんです。」...風倉伶だ...。」と、食い気味に星宮ちゃんに遮られる。
「それと私たちが岩崎歩と、「桧だ。」まったく、愛想がないんだからぁ!」と助手席に座っていた歩さんが自己紹介をし、運転席で運転している桧さんが簡素に自己紹介をする。多分恋人...、いや夫婦かな?
「あの...それで、どうして光ちゃんのことを知っているんですか?」
もう一度そう問いかけると風倉ちゃんが話し始める。
「そうだね、大体3時間前のことから順に話そうか。僕たちが烏丸家に行った時の話だ。」
「逃がしてしまいましたけど、追いかけます?」
「いや、いいわ。ここまで情報の開示をして鳥羽ちゃんが起きないどころかあの子の力の一端を使いだしていたってことは変に手を出すと焼き殺されちゃうかもね。」不敵な笑みを狭間君に送ると『そんな縁起の悪いことを言わないでくださいよ。』と言いたげな目で熱い視線を送って来る。
「それじゃあ一旦撤収って感じですか。それじゃあ一旦平凡な見せかけは切ります?」
「そうねぇ、奈穂ちゃん次第かしら。」
「だったらもう解いていいわよ。」背後からスタッと軽快な着地音を鳴らして赤髪の男を小脇に抱えた奈穂ちゃんが現れる。
「それが、呪い屋の店主さん?」
「ああ、古代魔術も使ってきたから多分そう。とりあえず、コレだけ持ち帰って尋問かしらね。」
「そっかぁ。そうだ、鳥羽ちゃんのことだけど...。」
そうして、私たちは情報を共有しながら一旦警察署へと帰還するのだった。
==========
報告書20151003-狩助市の龍 第壱頁
報告担当者 御剣 海斗
事件担当者
公安対神性特務課壱級職員 御剣 海斗
公安対神性特務課壱級職員 鳥羽 朱里
公安対神性特務課弐級職員 霞城 優芽
事件対応総被害
市民 283 名死亡 561 名行方不明
建造物 2394棟 倒壊もしくは沈没
鳥羽朱里 殉職[特性上、休職として扱う]
目標物を背負っているのが確か桐藤波留ちゃんで、こっちが狛凪遼太郎。どこかで聞き覚えがあると思っていたけれど、狩助市の災害に巻き込まれた子達ね。
であれば、こっちの子には鳥羽ちゃんが手を加えたはずだけど、まだ起きないわね。まだ、火種が弱いかしら。
「それにしても相変わらず好戦的ね。だから、死んじゃうのよ?」
「は?」
「まあ、あなたは覚えていないかもね。でもね、波留ちゃんは覚えているんじゃない?」
ああそうだ。こいつは狩助の一件で一度命を落とした。私の、盾となって...。クソッ、せっかく忘れられたっていうのに...。
「・・・で、それが一体何だって言うんですか。そうだとしても、今彼は生きているじゃないですか!」
「生かされているの間違いじゃないかしら。ねぇ、波留ちゃん。あなたは憶えているでしょう?」
・・・ああ、憶えている。だとしても、今それを思い出す必要はない。目的は時間稼ぎか、それとも...。
「まさか、朱里さんを起こそうと...?」そう言葉を零すと、彼女は不敵な笑みをこちらへ向ける。背筋が一瞬氷漬けにされたように冷えるが、光ちゃんの体温で一瞬で解凍される。
鳥羽朱里。狩助での一件でお世話になった対神特務課の壱級職員の方だ。そして彼女は今、遼太郎の中で眠っている。
にしてもだ、どうしようかなぁ。まだあいつが気付いていないからマシだけど、もし思い出しでもしたら不味いぞ...。私以外光ちゃんを守るものが無くなってしまう。だからと言って、何か私にできることは...ないのか?
そう脳内で打開策を練っていると、バリィーンと大きな音と共にスーツ姿の女性が出てくる。そして、壁に刀を突き立てたかと思うと遠心力を利用して割れた窓から再び侵入する。
「奈穂ちゃんも無茶するわねぇ。それにしても、周りすら確認しないってことは奈穂ちゃんと戦ってるのは呪い屋の店主さんかしら?」
・・・一向にあっちから仕掛ける気配はない。何かを待っているのか、それとも...。
「さっきからぺちゃくちゃと、五月蠅いぞ。」と、さっきまで口を綴んでいた遼太郎が口を開く。だが、その眼には赤い炎のようなものが垣間見えた。
【狛凪流・陰 朔】
遼太郎が薙いだ刃先から赤い炎が顔を出す。そしてそれは、謎の障壁らしきものを透過して彼女の元へと近づく。しかし、当たる直前に握った拳銃の銃口で弾き距離をとる。流石に舘にそのような仕事をしている分だけあるって感じだろうか。
ただ、これはいったいどうなんだ?彼女が目覚めたのかとも思ったが、それなら彼女の同僚に切っ先を向けるのは合点がいかない。だとしたら...、無意識的に力を解放しているってこと?
「たとえどんな小細工を使おうが、俺は何が何でも光ちゃんを守り切る。」
【狛凪流・陰 奥義 幾望】
私たちと彼らの間を隔てるように炎の壁がそそり立つ。私は光ちゃんを守るように遼太郎の背後へと下がる。そして、いつでも逃げ出せるように後ろを振り向いた瞬間、
「どちらへ行こうとなさるのですか?」と、スーツの男が逃げ道を塞ぐように立っていた。いつの間にか囲まれていたようだ。
「別にその子を殺すつもりはありません。ただ、彼女は特別ですから我々が保護するだけです。我々とあなた方が対立する必要はないように思えますが。」
「あなた達が仮に保護したとして、光ちゃんは今後どうなるのよ。」
「さあ?少なくとも命じられているのは彼女の保護であって、それ以上も以下も存じ上げません。」
「じゃあ光ちゃんの明け渡すことはできないね。」
とは言っても、遼太郎はあっちの二人でいっぱいなわけで...かと言って光ちゃんを背負いながら戦うのは流石に難しいよなぁ。
そう考えていると、光ちゃんに肩をゆすられる。そして、指を指した先の道路に視線をやると、奥から大きめの黒いワゴン車が走って来る。そして、その車が近づいてくると公安の彼ら全員が驚きの目を表す。
彼らが何か行動を起こす前にワゴン車の扉が開き、背丈の高めの女の子が手をこちらへ伸ばしてくるので片手で遼太郎の襟首をつかみ、もう片方の手で彼女の手を取る。爆速で走る車の空気抵抗で腕が持っていかれそうになるが、火事場の馬鹿力というもので耐えきる。何とか私と光ちゃんが入り込んだのち遼太郎を入れようとするが薙刀が上手く入らない。
しかし、そのまま落とすのも良くないため、少し離れた空き地に薙刀を投げ込んで遼太郎を引き込んだ。命辛々、津雲さん以外の3人はあの場から離脱することができた。
何とか乗り込んだ私は光ちゃんを下ろしてから遼太郎の方を確認する。すると、遼太郎はいつの間にか眠りこけていた。揺すっても起きる気配はないため、
「ありがとうございます。助けていただいて。」と一先ず助けてくれた方々に感謝を伝える。
「いえいえ、困ったときはお互い様というものです。あ、自己紹介しておきましょうか。私は星宮桃花って言います。」と、私たちに手を差し伸べてくれた子が自己紹介をしたため私も、
「私は桐藤波留って言います。それでこっちの寝ているのが狛凪遼太郎って言います。そしてこっちの子が...。」と自己紹介をしていると、
「光ちゃん、ですよね?」遮られる。
というか、光ちゃんのことを知っている...?
「な、なんで光ちゃんのことを...?」
「まあいろいろある、最初から話そうじゃないか。私は灰色のあら「レイちゃんです。」...風倉伶だ...。」と、食い気味に星宮ちゃんに遮られる。
「それと私たちが岩崎歩と、「桧だ。」まったく、愛想がないんだからぁ!」と助手席に座っていた歩さんが自己紹介をし、運転席で運転している桧さんが簡素に自己紹介をする。多分恋人...、いや夫婦かな?
「あの...それで、どうして光ちゃんのことを知っているんですか?」
もう一度そう問いかけると風倉ちゃんが話し始める。
「そうだね、大体3時間前のことから順に話そうか。僕たちが烏丸家に行った時の話だ。」
「逃がしてしまいましたけど、追いかけます?」
「いや、いいわ。ここまで情報の開示をして鳥羽ちゃんが起きないどころかあの子の力の一端を使いだしていたってことは変に手を出すと焼き殺されちゃうかもね。」不敵な笑みを狭間君に送ると『そんな縁起の悪いことを言わないでくださいよ。』と言いたげな目で熱い視線を送って来る。
「それじゃあ一旦撤収って感じですか。それじゃあ一旦平凡な見せかけは切ります?」
「そうねぇ、奈穂ちゃん次第かしら。」
「だったらもう解いていいわよ。」背後からスタッと軽快な着地音を鳴らして赤髪の男を小脇に抱えた奈穂ちゃんが現れる。
「それが、呪い屋の店主さん?」
「ああ、古代魔術も使ってきたから多分そう。とりあえず、コレだけ持ち帰って尋問かしらね。」
「そっかぁ。そうだ、鳥羽ちゃんのことだけど...。」
そうして、私たちは情報を共有しながら一旦警察署へと帰還するのだった。
==========
報告書20151003-狩助市の龍 第壱頁
報告担当者 御剣 海斗
事件担当者
公安対神性特務課壱級職員 御剣 海斗
公安対神性特務課壱級職員 鳥羽 朱里
公安対神性特務課弐級職員 霞城 優芽
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