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第1章 神隠しの行く末
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「ん……っ、……!?」
少女は反射的にそれを押し留めようと男の胸に手をやる。しかし男はまるで意に介さず、角度を変えながら触れるだけのくちづけを重ねてきた。
男はもう少女を惑わす甘やかな態度を持たず、あの人ならざる者の空気をまとっている。ゆえに拒絶の言葉すら吐かせてはもらえない強引さと物足りなさに、少女の思考は混線し体は硬直してしまった。だがそれに反し、内側ではたまらなくむず痒いような感覚がわき起こる。
(わたし――わたし、どうして)
なぜこれほど立て続けに、目的もわからぬ欲に求められているのか……考えようとしても男の唇に阻まれそれすら立ち行かない。
やがて舌が割り入れられるようになると、少女は自然と目を閉じ体の力を抜いた。
自分の中を――体でも心でもないもっと深くを男に探られているような気がして、またそれが心地よい。獣に踏み荒らされ、めちゃくちゃにされてしまった自身の中の大地が少しずつ均され、小さな緑が息吹を始める。そんなやわらかくて、あたたかいもの。
男も少女の様子が変わったのを感じてさらにその舌を絡めては、まるで砂糖菓子を崩すように唾液を交わす。
「……ん……っ、ふ……ぁ」
呼吸の仕方がわからず男に訴えるようにわずかに腕に力を込めれば、ほんの少しの猶予を与えられ息継ぎを許される。
交わす視線は自身のものが一方的に熱っぽいだけだったが、耳や肌に伝わる吐息や水音は同じ。それが少女にはとてもくすぐったい。
そうして完全になすがままになった少女は、男に支えられその背を守られるように羽織ごと砂に寝かされた。
男は表情を動かさぬまま、少女に囁く。
「……お前が俺を求めたら、放っておくつもりだった」
「……え?」
「その膿み切った熱の発散と、肩の“朱印”だけは抑えてやる。それである程度は収まるはずだ」
「しゅ……いん?」
「ああ。……お前は余計なことを考えず、そのまま寝ていろ。守った操までは奪わぬ」
「……」
何をされるのかわからないまま怖々と、それでも素直に頷いた少女を見て、男は障りにならぬよう腰元の剣を外し、傍らに置く。
男の一挙手一投足が気になり目で追えば、その鞘も美しく金糸や銀糸が散りばめられ、地の青と相まって水の様を現していた。剣を結っていた腰紐の先にも、魚の形をした対の飾りが下がっている。地面と触れる間際、柄と鍔を結ぶ輪飾り――これも金だった――に並ぶ小さな鈴がしゃららと鳴り、その波間にも紛れぬ澄んだ音に、少女の意識が揺さぶられた。
(……綺麗)
男の衣が、飾りが、髪が、肌が、唇が。そのすべてが奏でる音までも。何もかもが綺麗すぎて、体を伝う粘液に汚されてしまうのが嫌だったが、そのすべてに体をなでられるたび、ふわふわとした甘やかな、不思議な感覚が内から呼び起こされる。
まるで、自分が……この男に、こうされるために存在しているような気にさえなる。
「何を見ている」
「――…あ」
ぼうっと鈴の列を眺めていると、上から降ってきた男の声に現実に呼び戻される。声の方を向けば、先とは真逆に、自分に覆いかぶさる男と視線が交わった。
何をされるか、本能的に感じ取った体がきゅうっと萎縮する。自分にも聞こえるくらい鼓動が大きくなって、なにかを告げようと弱々しく開いた唇に、無言のまま男のものが重ねられた。そのまま耳元や首筋を唇でなぞられ、固く大きな手に乳房と頂のつぼみをすくわれれば、甘く痺れる快感が体に広がる。ぬめりを帯びた液が潤滑油となり、先に蛇に弄ばれたそこは、少女の意思を通り越して、男の指先に過敏に反応を返してしまった。
「……痛むか」
「い……いえ。でも――ひぁっ」
「……」
言い終わる前に、今度は舌を這わされて少女はびくんと背を仰け反らせた。
「――あ、……っ、は……」
やわらかく生暖かい感触がその小さな粒を執拗に構う。蛇の冷たい皮膚や舌とは違う、人の感触。無理矢理引き上げられるような強制的なやり方ではなく、じわじわと自ら昂っていく快感。尊厳を侵される羞恥心ではなく、ただ……異性を意識するだけの、狂おしい羞恥心。
全部混ざると声すらも出せないのだと、少女は頭の片隅で思う。まどろみのような、とろけた心地。それはただ身の内にこもらせて、長く長く味わっていたい。
やがてもう片方の乳房をやわらかく湛えていた手も、腰をなぞり下腹部をなで、徐々に少女の一番大切な部分に向かっていく。
気付けば少女は何かに耐えるように背に敷かれた男の羽織を握りしめ、太ももをこすり合わせてしまっていた。
「あぁ……、はぁ……っ……んんっ……」
そこに男の手が入り、淡い茂みと円やかな肉の丘をつつみこむ。その谷間で花色に色付く二枚の薄いひれは、もうしっとりと透明な露にまみれていた。それをすくい、なぞるように焦れったく男の指が上下に動く。
波音の狭間に微かに聞こえる淫靡な音。
(なにか……、なにか変……)
胸の先と秘裂を舌と指とですくい取られ、そのたびに体は火照り高まる熱で意識がどんどんうかされていく。
少し怖い。でも気持ちいい。けれども――そこじゃない。まだ気持ちよくなれる、もっと、もっと好いところがあったはずだと腰と足が本能的に訴えた。
「は……あ、あの。あ……ッ」
もうどうにかして欲しいという意を含ませた少女の呼び掛けに、男はチュ、と最後に強く胸の先を吸い顔を上げ、少女の耳元で囁く。
「……日嗣、だ」
「ひ、……つぎ。ひつぎ、様?」
「ああ。……わかるな?」
一度男に額をなでられると、脳裏に“日嗣”の二文字が浮かぶ。そしてその単語が何かを理解した少女は、なぜかそれが当然のことであるかのように敬称を添え、その名を口にする。
……名を明かしてくれたのは、求めてもいい、ということなのだろうか?
抱いてほしいなんて言わない、言えない。だけれどこの――燻る欲気を払い去ってほしい。
その思いに応えるかのように秘裂の奥がすぼまり、それだけで全身が糖蜜に浸されたような甘ったるい心地になる。
反面いまだ男の指が触れてくれない核心の、荒びた欲求を抑えることもできず、少女は男に拒まれる恐怖に苛まれながらも、たどたどしく慈悲を乞う文言を発した。
「日嗣……様。お願い……します……、もう……」
「……」
男はわずかにその陶器のような表情を変え、皮肉めいた笑みを口元に浮かべる。しかし言葉を発することなく、
「――あぁッ!」
不意討ちのように少女の中で最も敏感な、秘裂の上でふくらむ肉のつぼみを擦り上げた。
「あっ……、ぁあ」
「どうした。触れて欲しかったのだろう?」
「それは、でも……っ、んんっ」
男は再び体を倒すと、少女の潤んだ視線と言葉を遮るように唇を重ね、指先で感じるしこりを優しくなでさする。
「――んっ、ん、ぅぅ……っ」
痺れるような快感が肌の裏側で走り少女はたまらず身をよじるが、男の指はその小さなつぼみを決して逃がしてくれなかった。さらにまた胸先の方まで責め上げられ、捕らえられた花芽たちはその優しい蹂躙を悦び、媚びるようにその姿を主張し男の指にまとわりつく。
男の動きはどこか機械的で、感情を伴わないものであることも頭のどこかでは察していた。それでも純な少女の面影を残す理性は、その体の反逆に簡単に攻め崩されていく。
他人から与えられる、予測できない快感の美味さと、自身の思考が塗り替えられていく怖さ。自分から求めたにも関わらず、その両方をどうしたらいいのかわからない。
「だめ……っ、も……ダメぇ……ッ!」
もはや身の内だけでは収め切れない何かが体の中に渦巻いている。快感と恐怖と、そのどちらもが男の手に撹拌されて、少女はついに、わけもわからず男にすがりついた。
「ごめ……なさい、日嗣……様っ、日嗣様っ……、でも……怖くて……っ」
「構わぬ――そのまま達せよ」
少女の絶頂が近いことを察した男は、ゆっくりと少女の右肩に舌を這わせる。牙の痕から走るいくつもの赤い筋。それが途端に脈動を始め、少女は一気に体が熱くなるのを感じた。
「あぁぁっ……!」
甘美な悪戯に晒されていた肉粒が、男の指に吸いつくように震える。その下の花弁も糸を引き、自身と男を縫いつけている。
男は決して逸らず、少女が自ら達するのを待ち、優しく指を添え撫で続けた。そうして与えられる快感は恐怖まで呑み込み、その速度を増し脳天までせり上がってくる。
――自分の中に、鮮烈な何かが刻まれていく。
本能よりも奥深い場所へ、男の名と存在が刻みこまれていく。
そして次の瞬間、その感覚は巨大な濤波となって快楽の渦を巻き上げ、一気に少女の中で弾けた。
「――…だ、め……っ、日嗣様……っ! ――あぁぁ……ッ!!」
「……」
その渦に男を引きずり込むように、あるいは引きずり込まれないよう救いを求め、少女は男の背に腕を回しその衣をぎゅっとつかむ。
男はそれを許し、身の内の衝撃にびくびくと震える小さな体からあふれる余波を受け入れた。そして、少女の四肢でなされる緩い拘束――その縮められた距離の中で、ただ静かに少女の右肩に唇を落とした。
少女は反射的にそれを押し留めようと男の胸に手をやる。しかし男はまるで意に介さず、角度を変えながら触れるだけのくちづけを重ねてきた。
男はもう少女を惑わす甘やかな態度を持たず、あの人ならざる者の空気をまとっている。ゆえに拒絶の言葉すら吐かせてはもらえない強引さと物足りなさに、少女の思考は混線し体は硬直してしまった。だがそれに反し、内側ではたまらなくむず痒いような感覚がわき起こる。
(わたし――わたし、どうして)
なぜこれほど立て続けに、目的もわからぬ欲に求められているのか……考えようとしても男の唇に阻まれそれすら立ち行かない。
やがて舌が割り入れられるようになると、少女は自然と目を閉じ体の力を抜いた。
自分の中を――体でも心でもないもっと深くを男に探られているような気がして、またそれが心地よい。獣に踏み荒らされ、めちゃくちゃにされてしまった自身の中の大地が少しずつ均され、小さな緑が息吹を始める。そんなやわらかくて、あたたかいもの。
男も少女の様子が変わったのを感じてさらにその舌を絡めては、まるで砂糖菓子を崩すように唾液を交わす。
「……ん……っ、ふ……ぁ」
呼吸の仕方がわからず男に訴えるようにわずかに腕に力を込めれば、ほんの少しの猶予を与えられ息継ぎを許される。
交わす視線は自身のものが一方的に熱っぽいだけだったが、耳や肌に伝わる吐息や水音は同じ。それが少女にはとてもくすぐったい。
そうして完全になすがままになった少女は、男に支えられその背を守られるように羽織ごと砂に寝かされた。
男は表情を動かさぬまま、少女に囁く。
「……お前が俺を求めたら、放っておくつもりだった」
「……え?」
「その膿み切った熱の発散と、肩の“朱印”だけは抑えてやる。それである程度は収まるはずだ」
「しゅ……いん?」
「ああ。……お前は余計なことを考えず、そのまま寝ていろ。守った操までは奪わぬ」
「……」
何をされるのかわからないまま怖々と、それでも素直に頷いた少女を見て、男は障りにならぬよう腰元の剣を外し、傍らに置く。
男の一挙手一投足が気になり目で追えば、その鞘も美しく金糸や銀糸が散りばめられ、地の青と相まって水の様を現していた。剣を結っていた腰紐の先にも、魚の形をした対の飾りが下がっている。地面と触れる間際、柄と鍔を結ぶ輪飾り――これも金だった――に並ぶ小さな鈴がしゃららと鳴り、その波間にも紛れぬ澄んだ音に、少女の意識が揺さぶられた。
(……綺麗)
男の衣が、飾りが、髪が、肌が、唇が。そのすべてが奏でる音までも。何もかもが綺麗すぎて、体を伝う粘液に汚されてしまうのが嫌だったが、そのすべてに体をなでられるたび、ふわふわとした甘やかな、不思議な感覚が内から呼び起こされる。
まるで、自分が……この男に、こうされるために存在しているような気にさえなる。
「何を見ている」
「――…あ」
ぼうっと鈴の列を眺めていると、上から降ってきた男の声に現実に呼び戻される。声の方を向けば、先とは真逆に、自分に覆いかぶさる男と視線が交わった。
何をされるか、本能的に感じ取った体がきゅうっと萎縮する。自分にも聞こえるくらい鼓動が大きくなって、なにかを告げようと弱々しく開いた唇に、無言のまま男のものが重ねられた。そのまま耳元や首筋を唇でなぞられ、固く大きな手に乳房と頂のつぼみをすくわれれば、甘く痺れる快感が体に広がる。ぬめりを帯びた液が潤滑油となり、先に蛇に弄ばれたそこは、少女の意思を通り越して、男の指先に過敏に反応を返してしまった。
「……痛むか」
「い……いえ。でも――ひぁっ」
「……」
言い終わる前に、今度は舌を這わされて少女はびくんと背を仰け反らせた。
「――あ、……っ、は……」
やわらかく生暖かい感触がその小さな粒を執拗に構う。蛇の冷たい皮膚や舌とは違う、人の感触。無理矢理引き上げられるような強制的なやり方ではなく、じわじわと自ら昂っていく快感。尊厳を侵される羞恥心ではなく、ただ……異性を意識するだけの、狂おしい羞恥心。
全部混ざると声すらも出せないのだと、少女は頭の片隅で思う。まどろみのような、とろけた心地。それはただ身の内にこもらせて、長く長く味わっていたい。
やがてもう片方の乳房をやわらかく湛えていた手も、腰をなぞり下腹部をなで、徐々に少女の一番大切な部分に向かっていく。
気付けば少女は何かに耐えるように背に敷かれた男の羽織を握りしめ、太ももをこすり合わせてしまっていた。
「あぁ……、はぁ……っ……んんっ……」
そこに男の手が入り、淡い茂みと円やかな肉の丘をつつみこむ。その谷間で花色に色付く二枚の薄いひれは、もうしっとりと透明な露にまみれていた。それをすくい、なぞるように焦れったく男の指が上下に動く。
波音の狭間に微かに聞こえる淫靡な音。
(なにか……、なにか変……)
胸の先と秘裂を舌と指とですくい取られ、そのたびに体は火照り高まる熱で意識がどんどんうかされていく。
少し怖い。でも気持ちいい。けれども――そこじゃない。まだ気持ちよくなれる、もっと、もっと好いところがあったはずだと腰と足が本能的に訴えた。
「は……あ、あの。あ……ッ」
もうどうにかして欲しいという意を含ませた少女の呼び掛けに、男はチュ、と最後に強く胸の先を吸い顔を上げ、少女の耳元で囁く。
「……日嗣、だ」
「ひ、……つぎ。ひつぎ、様?」
「ああ。……わかるな?」
一度男に額をなでられると、脳裏に“日嗣”の二文字が浮かぶ。そしてその単語が何かを理解した少女は、なぜかそれが当然のことであるかのように敬称を添え、その名を口にする。
……名を明かしてくれたのは、求めてもいい、ということなのだろうか?
抱いてほしいなんて言わない、言えない。だけれどこの――燻る欲気を払い去ってほしい。
その思いに応えるかのように秘裂の奥がすぼまり、それだけで全身が糖蜜に浸されたような甘ったるい心地になる。
反面いまだ男の指が触れてくれない核心の、荒びた欲求を抑えることもできず、少女は男に拒まれる恐怖に苛まれながらも、たどたどしく慈悲を乞う文言を発した。
「日嗣……様。お願い……します……、もう……」
「……」
男はわずかにその陶器のような表情を変え、皮肉めいた笑みを口元に浮かべる。しかし言葉を発することなく、
「――あぁッ!」
不意討ちのように少女の中で最も敏感な、秘裂の上でふくらむ肉のつぼみを擦り上げた。
「あっ……、ぁあ」
「どうした。触れて欲しかったのだろう?」
「それは、でも……っ、んんっ」
男は再び体を倒すと、少女の潤んだ視線と言葉を遮るように唇を重ね、指先で感じるしこりを優しくなでさする。
「――んっ、ん、ぅぅ……っ」
痺れるような快感が肌の裏側で走り少女はたまらず身をよじるが、男の指はその小さなつぼみを決して逃がしてくれなかった。さらにまた胸先の方まで責め上げられ、捕らえられた花芽たちはその優しい蹂躙を悦び、媚びるようにその姿を主張し男の指にまとわりつく。
男の動きはどこか機械的で、感情を伴わないものであることも頭のどこかでは察していた。それでも純な少女の面影を残す理性は、その体の反逆に簡単に攻め崩されていく。
他人から与えられる、予測できない快感の美味さと、自身の思考が塗り替えられていく怖さ。自分から求めたにも関わらず、その両方をどうしたらいいのかわからない。
「だめ……っ、も……ダメぇ……ッ!」
もはや身の内だけでは収め切れない何かが体の中に渦巻いている。快感と恐怖と、そのどちらもが男の手に撹拌されて、少女はついに、わけもわからず男にすがりついた。
「ごめ……なさい、日嗣……様っ、日嗣様っ……、でも……怖くて……っ」
「構わぬ――そのまま達せよ」
少女の絶頂が近いことを察した男は、ゆっくりと少女の右肩に舌を這わせる。牙の痕から走るいくつもの赤い筋。それが途端に脈動を始め、少女は一気に体が熱くなるのを感じた。
「あぁぁっ……!」
甘美な悪戯に晒されていた肉粒が、男の指に吸いつくように震える。その下の花弁も糸を引き、自身と男を縫いつけている。
男は決して逸らず、少女が自ら達するのを待ち、優しく指を添え撫で続けた。そうして与えられる快感は恐怖まで呑み込み、その速度を増し脳天までせり上がってくる。
――自分の中に、鮮烈な何かが刻まれていく。
本能よりも奥深い場所へ、男の名と存在が刻みこまれていく。
そして次の瞬間、その感覚は巨大な濤波となって快楽の渦を巻き上げ、一気に少女の中で弾けた。
「――…だ、め……っ、日嗣様……っ! ――あぁぁ……ッ!!」
「……」
その渦に男を引きずり込むように、あるいは引きずり込まれないよう救いを求め、少女は男の背に腕を回しその衣をぎゅっとつかむ。
男はそれを許し、身の内の衝撃にびくびくと震える小さな体からあふれる余波を受け入れた。そして、少女の四肢でなされる緩い拘束――その縮められた距離の中で、ただ静かに少女の右肩に唇を落とした。
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