恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~

嘉月まり

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第10章 連理

5※

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 それはさながら、眠りから覚めた獣だった。餓えて餓えて、その灼けつくような腹の痛みに唸る獣。
「い……いや……」
神依は本能的に、隠れるように神の衣に身を寄せ、すがるようにその衣をつかむ。
 それが無意味だともわかっていた。この神の存在は、今や神依に取って自らを囲う檻。この腕と膝に抱かれている限り逃げられない。元より薬を含まされ、もう体も言うことを聞かないけれど。けれども、そうせずにはいられなかった。
 今日まで自分を救い、護ってくれていた青年はもうここにはいないのだ。神依にも、それだけは理解できた。
 青年の纏う空気は神依を威圧するものに変わり、灯の色を宿し温かだった眼差しも、同じ色をしているのに今は氷のように鋭利だった。ただただ――怖かった。
「……神依様」
「……」
その呼びかけに神依は答えず、ただ神の胸に顔をうずめ頭を横に振る。それに対して禊も何も言わず、ただ腰を上げると伍名と神依の前にひざまずき、怯える神依にゆっくりと手を伸ばした。
「……っ」
「……」
 その気配を感じて、神依は恐怖に短く息を呑む。しかしその手は、子供のように伍名の衣をつかむ神依の指先に向かい、その指を丁寧にほどいていった。
 小指、薬指、中指、人差し指。
「ぅ……」
 だが神依にはそれが、食らわれるために解体されていく家畜のように思えた。代わりに、櫛を握らせてくれた優しい指先が思い浮かんでじわじわと涙がにじみ、視界が揺らぐ。
 親指をほどくと禊はそのまま手首をつかみ、神依が逆らえないほどの力で神から引き剥がした。
「あっ!?」
その一瞬の出来事に神依は何もできず、打ち捨てられた寝着を巻き込み酒や杯を散らして畳の上に投げ出される。
 大して痛みはなかったが、涙だけが頬をつたった。もうどんな感情より、悲しみの度合いが大きくなっていた。
 神依は両手に精一杯の力をこめ体を起こそうとするが、それも上手くいかない。ただかつての従者を見つめ、止められない涙をまつ毛と頬に感じる。
「み……そぎ。どうして……?」
震える声――もはや禊と呼んでもいいのかすらためらっているような声音で自身を見上げる少女に、反面、禊の想いと欲は鎌首をもたげ、獲物を窺う蛇のようにゆらりと持ち上がる。
 隠すことすら忘れたやわらかな二つのふくらみに、なめらかな曲線を描く腰や腹は年頃の娘らしく、普段は隠されている脚も……きっと今もその間で息づく桃色の秘裂から、太もも、膝、ふくらはぎ、そして指先、かかとに至るまで……そのすべてに唇を落とし、舌を這わせ、むしゃぶりつきたくなるような心地に陥った。
 この体には自分のものとは違う、何か美しかったり愛らしかったり、そういうものが詰まっているんだろうなと思った。
 だからか、何だかとても甘い匂いまでする。寝着にくゆらせた香と、風呂で使う石鹸と、酒と媚薬に火照った肌を湿らす汗の匂い。女の匂い。
 潮と砂と、妖しい粘液にまみれていたあの頃とはもう違う。
 禊としてずっとともにあり、今となっては従者としての理性が揺らぐほど……少女は無自覚に、その瑞々しさと清らかさを誇る宝玉となっていた。それはもうこのさまを目にすれば、一ノ弟にもわかるだろう。
 だがそうしたのは、きっと自分ではない。きっともう最初から――またそれも無自覚に――少女を磨いてきたのは、あの居丈高いたけだかな男神に違いなかった。それは例えば、試練であったり――恋であったり。そういう名の、特別な砥石で。
 けれど。
「……神依様。本当は貴女には……神の側にあって欲しくなかった。たとえそれが、今、伍名様であっても」
「……禊……、わたし、あなたや伍名様が何を言ってるか……本当にわからないの。わたしは……」
「わからなくても結構です、私にはわかりますから」
「禊……」
「神依様……あの砂浜で、初めてお会いしたときのことを覚えていますか?」
「……?」
「あの日もあなたは神の……御令孫のお召し物を握りしめていた。まだ中身の出来上がっていない、殻や房ばかり立派で、そのくせで、爪先で裂けば白い汁しか出さないような、何にもならない無価値な穂の色をした羽織を握りしめて、小さくうずくまっていた」
「――禊……」
それを聞いた神依は恐怖と驚愕に瞳を震わせる。
 それは明らかに、日嗣を侮辱する言葉だった。神依が日嗣を稲穂の神として見出だしたことに対する、底知れぬ嫌悪や憎悪の言葉だった。
 この青年は……もう神など信じていない。
 「……貴女は、私がどんな思いでそれに触れたか知らない。私がどんな思いで、それにくるまった貴女を抱いたか知らない」
「ち、違う――日嗣様はただ」
「貴女がその名を口にするのも耐えられない。……貴女が求めるのはいつだって、私ではなくあの神々だった」
「ひ……」
 禊は身を屈め、投げ出された神依の足をゆっくりとなでる。何かを確かめるように、何度も、何度も。
 いつも風呂で見られていたはずなのに、今ばかりは神依も――羞恥と恐怖と快楽と、いろんな感情が混ざり合い、どうしていいのか、それを考えることすら叶わなかった。ただ指が這うたびに体の芯が痺れて、まるでその指を誘うように太ももを擦り合わせてしまう。
「お……お願い、やめて」
「なぜです? ……今までだって、私はこうして貴女に触れてきたでしょう」
神依の恥じらいを揶揄するように、禊はその手を腹に滑らす。ここに宿る赤子は、世に生まれ出るまでさぞや極上のまどろみを味わうことだろう。ふっくらとして、温かくて。
 けれども自分はもう赤子ではない。だから時折、指先で淡い茂みを弄んで。
 唯一彼女に残された絹の下着は、その指先を阻むものにはなり得なかった。割れ目の方まで少し指を下げれば、そこは雨後の葉のように――さらりとした露が絡んでいた。
「い――嫌っ……!」
「無駄です」
拒絶の言葉を吐き、逃げる仕草を見せる少女の肩をつかみ、無理矢理に組みしだく。
 体をかぶせ、今度は自らが檻となって。顔の横に手をつけば、泣きながらもまだ何かを諦めていないような、哀れな眼差しが向けられた。
 そのまま思い出したように秘裂をなぞった指先を舐めれば、少女は嘆息して目を背ける。
「貴女はこんなものまで良い香りがする。それに……甘い」
「いや……禊……」
少女はもう、名を発するのが精一杯のようだった。しかし禊にはそれでも良かった。もうそれだけで、彼女が何を訴えたいのか理解できる。
 けれど、彼女にはわからない。
「……貴女は、私がどんな思いで神楽殿まで通っていたか知らない。あの雨の日に……私がどんな思いで、あの神に傘を差し出したか知らない」
「……っ」
「でも、私は知っています。御霊祭の日、あの神が貴女を求め……貴女もそれに応えたことを。誰にも預かり知れぬところで何事かを語り合い、心を交わし、その温もりを分かち合ったことも」
「……ご……ごめんなさい……」
「貴女が謝ることはありません。……何に対して謝っているのか、御自分でもわかっていらっしゃらないでしょう。ですが私は、それを責めたりはしません。貴女の無知は……何も話さなかった私のせいですから」
「あ……っ」
耳の横に流れていた髪が一房すくわれ、そのわずかな刺激にぴくりと体が反応する。
 睦み合う夫婦や恋人達のそれとも違う。ただ猫が、食うわけでもなく捉えた鼠に爪をかけ遊ぶのと似たような感覚なのだと神依は思った。
 大好きな――そう、多分大好きなおもちゃ。
 だから禊は、本当にいとおしむように手にした髪を頬に寄せ、くちづけする。
「禊……」
「ただ貴女には、私がどんな思いでこの髪をといていたか……知って欲しい。……ここでは巫女も禊も関係ない。一組の男女であることが許されるというなら、私が今まで貴女に何を依せていたか……語り尽くしたい。けれどそれには、言葉では足りないのです」
「んんっ……」
手にした髪を巻き込みながら、乱雑に頬が男の手に包まれる。すぐさま唇を落とされ、神依はそれを拒もうと必死に男の体を押し返すのだが敵わない。
 この拘束から脱け出そうと身をよじっても、それは男の目と体には扇情的なものに見えたし、感じられた。力なく衣を握りしめる手も、何かを堪えるように突っ張る足も。結局は、どちらも自身を捉えて離さない。
「ん……、ぁあっ……。……はぁ……っ」
神依は身動きの取れないまま何度も口内を侵され、やがて室内には互いの唇と唾液の交わる音、衣や畳を擦る音だけが漂うようになった。
 そして神依自身の意思に反しその喉は甘ったるい声を混ぜた吐息を重ね、体は溶けかけの氷のようにくたりとして……なのに熱くて熱くてたまらなくて、その焦燥を自ら癒すように男にまとわりつく。
 そして男の手はそれに応え、まるでとろ火のような愛撫でじわじわと神依の弱い部分を炙っていった。
 脇から乳房の線をなぞり、紙風船を受け止めるように優しく手のひらで抱いて。けれど上擦る尖りには触れてやらない。白と薄紅の境をくるくるとなでれば、与えてもらえない快感に女は体をびくつかせた。
「あぁっ……、いや……、意地悪しないで……」
「私の意地が悪いのは、貴女も御存知でしょう?」
「そんな……っ、でも……」
 切ない。
 ねだるように蠢く細い腰に、禊は薄く笑む。そこから伸びる太ももの間に自らの足を割り入れほんの少し体重を掛けてやれば、それだけで今の神依の体はその意図を理解し、なお艶かしくその身をくねらせた。
 いつまでも満たされない思いを癒すように、疼く秘部を何度も何度も男の腿に擦りつける。気持ちいい。一番外側しか許していないはずなのに、お腹の奥まで痺れるような気持ちよさが広がる。下着はもうその役目を果たさず、禊の外衣を濡らしていった。
「あっ、……あんっ、ンンッ」
「神依様……」
 その一人遊びに当てられたのか、禊の手遊びもその質を変えていく。先程まで無関心のように放置していた頂を優しく指先で転がし、弄ぶ。それと同時に、禊は首にも肩にも、痛みを帯びるほどの赤い印を神依に刻みつけていった。それはもう、日嗣の神紋を喰らい尽くさんばかりに……何度も何度も薄い肌を吸って。
「ああっ……、禊……禊っ」
「……」
心も体も、その痛みを名にこめて切々と神依が訴えれば、何かくらいものを宿した加虐的な男の瞳が、色に乱れた自身の姿を映す。
(もういっそ……心まで壊す薬を飲ませてくれればよかったのに)
それを自らの瞳に映した神依は、泥沼に一滴の白露を落とすようにそう思ってしまった。そう思うほどちぐはぐな、体の快感と心の痛み。思えばまた、涙がにじんだ。
(……)
 ……自分が何をしたというのだろう。
 神依は快楽に埋もれながら、その反面いやに冷めきった理性の端で考える。
 ふと、可愛らしい桃色の飴がその片隅に思い浮かんだ。
(……禊)
あんなにも優しく――時には厳しくもあったけれど――尽くしてくれていた禊を変えてしまうほどの何かを、自分は何も知らずにしてしまった。
 その無知が罪だというなら、これがその罰なのだろうか。けれどこれでは、あまりに酷い仕打ちではないか。
 だって自分は、禊にも童にもちゃんと聞いた。
 禊が何を思って自分や神々と距離を置いたのか、けれど何も教えてくれなくて――ああ、だけど教えてもらえなかったのは、自分がみんなとは違う、おかしな巫女だったからだとそこに戻る。
(……わたしのせい? だから禊も……、ずっとこんなふうだったのかな……)
胸が痛くて、悲しくて。でもそれを言えない。伝えられない。時折、意識がくらむような快感でそれをごまかして……仮初めの幸せを得て、何度も遣り過ごす。
 伍名の言葉を借りるなら、こんなになるまで心を滞らせて。
(それでも何か……言ってくれればよかったのに……)
 言ってくれれば、きっと、私だって――。
(……、……私だって? ……)
そう思えば、不意にそれがどんな気持ちかわかって、余計に涙があふれた。
(禊……)
 ……言えるはずなどなかった。自分だって、日嗣にそれを言えなかった。ただいつか、日嗣がそれを優しく暴いてくれると信じてそっと心にしまいこんだ。
 誰にも祝福されない……自分たちだけが幸せな時間。自分たちだけが幸せならそれで良かった時間。
 それを壊してしまうのが嫌で、神依はその甘酸っぱい感情の欠片を大事に心の中に包んだ。いつか、自信を持って差し出せるときが来たら……いつか、見つけて開いてくれるときが来たら。そう思って。
 でももしかしたら、禊もそうだったのかもしれない。
 けれども神依は自分の、自分のものだけを特別なものだと思って、他のものを見ようとしなかった。
 あの水晶のように、あの日は他にもいくつもの想いの欠片が散らばっていたのに、神依には見えなかった。
 一番近いそれはずっと神依の心にあって、美しい水を湛えその水面できらきらと真白の光を反射させては、底にこずんだ汚いものを隠してくれていたのに。
 そのあまりに純度の高すぎる水は、あの星空の中では見えなかった。空気と同じようにあるのが当たり前で、空気と同じように透過されて、いつの間にか神依の目には映らないものになってしまっていた。
(わたし……禊にいっぱい優しくしてもらったのに。……わたしは本当は、禊に少しも優しくなんてなかったんだね……)
 いつだってその……多分、愛という優しさに甘えて、もらうばかりで。
 それだけならまだしも、もらっていたことにさえ気付かない。気付かなければ、ないものと同じ。道端の石ころのように貶めて。
 そのくせ自分は野良猫のように、あちこちから別に上等な肉をもらって見せびらかすように口いっぱいに頬張って、幸せそうに味わって。石ころの間のわずかな食い残ししかもらえない獣は餓えて餓えて、……どれだけ、その腹を灼いたことだろう。
 それを差し出すことができたのは自分だけだったのに。何も気付かず、何も知らず、何もしなかった。
 もし一度でも、禊を〝禊〟としてではなく一人の青年として見て、接することができていたら……。
(……こんなふうに、ならなかったのかもしれない……)
 それを問うように、ただ黙するだけの神の姿を見ても視界がにじんで表情までは窺い知れない。ただわかるのは、もう……安易に手を差し伸べてはくれないということだけだった。でもそれはそれで神様らしいな、とどうでもいいことを考えて逃避し、心の安定を謀る。
「よそ見をしないでください」
「――ひっ!?」
しかし瞬間的に右肩に走った痛みに、神依は鋭く声にならない声を上げた。
「痛い……っ! 痛い、禊っ!!」
ぐち、と耳に残る嫌な音がして、それまで快楽の蜜に浸されていたぶん余計に強く苦痛が神依の意識に襲いかかる。
 何が起きたかわからなくて、ただ目の前にあった男の頭や背にすがればそれはようやく薄れていった。代わりに痛みを癒すように舌が這わされ、そのわずかにでこぼことした皮膚の感触に、跡がつくほど噛まれたのだとわかった。
「い……痛いよ、禊……。なんで……」
「先程申し上げたでしょう。貴女の目が神に向かうのは耐えられない。もしも許されるなら……私はこのまま食い千切りたいくらい、その朱印が憎いのです」
「禊……」
禊は涙と拒絶とでぐしゃぐしゃになった神依の頬をなでそれをぬぐい、張り付いた髪を直すと、何かを思い直すように笑った。
 今まで見たことのない妖しい笑顔で、そして自らの体で成していた檻からようやく神依を解放すると、代わりにその腰を持ち上げ唯一残された下着に手をかける。
「――あ……ぁ」
恐怖に震える意思をしぼり、ようやく神依が出せたのはあまりに細く意味のない声。するりと絹を足から抜かれ、本当に生まれたままの姿になった神依の頭には、過去の陵辱の光景が広がっていた。
(あのときと、同じ……)
 そう、禊のそれはあのときと同じだった。
 禍津霊に肩を咬まれて、痛みに体を跳ねさせて。その後は神依には何もできなかった。
 ただ足を広げられて……女が一番秘めるべき場所を晒されて。
 けれどそこは快楽の暴虐を受け入れるため、十分過ぎるほどの蜜餌みつえさを垂らして異形のモノを誘う。
 そしてついにそこを目の当たりにした禊はすうっと目を細めると、
「貴女は本当に……男を惑わす、どうしようもなく淫らな花だ」
「違う……違うの。……もう許して……」
自らが散らすことを許された花園にゆっくりと手を伸ばした。
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