恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~

嘉月まり

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第11章 天津水

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 ――それはそんな巫女のすべてを知り、知りながらもすべてを寄り添うもの。
 時を経て、やがては神に飽きられ捨て置かれる巫女たちの背と……夫となるのが、禊の本来の役割だった。
「……だから、俺最初に言ったろ。男には女の、女には男の禊が付くって。……そういうことなんだ」
「童……でもそんな……」
それはまるで、針のむしろを行くような生活。
 〝禊〟たちは神に逆らうことすら許されない。愛情もなきままに身をゆだね神に酔う巫女を……想う女の身と心が別の男たちに食い荒らされていく様を見せつけられ、止めることもできず、挙げ句にその後始末をさせられる。その心境は、きっと神依が思う何倍もの悲哀と苦痛に満ちているに違いなかった。
 それを何十年、何百年と重ねて、それでも巫女が神に召し上げられてしまえば叶わない。禊が大切に思う何もかもが神に奪われ、その気まぐれで無責任な慈悲が巡ってきたときにのみ、ようやく望む幸せを得ることができる。
 そしてその幸せはただ一つ、自身が慈しんできた巫女……否、女性と、神によって削り取られなかった時間を、静かに添い遂げることだけだった。
「それが……それが禊本来の役目? ……その幸せだって言うの?」
「……はい。それでようやく、私たち〝禊〟は〝人〟になれるのです。妹背いもせとともに野にくだり……どこかの村に混じるのも、ひっそりと庵を結び過ごすのも、良いでしょう。田畑を耕し、あるいは童や禊の間に培った技術があれば、食べていくには事欠かない」
「……それで?」
「……それだけです。仕事を終えて家に帰れば、ずっとずっと、自らが慈しみ愛してきた者が迎えてくれる。やがてその手には、見たこともない小さな命が増えるかもしれない。贅沢はもう、稼いだぶんだけしかできませんが……寒ければ身を寄せ合って、ものがなければあるものを分け合って。……それの何が不幸だと言うのでしょう」
「……ばか……ばかじゃないの」
「……神依様」
 その、人を罵ることに慣れていないあまりに幼稚な物言いに、禊は場違いだと思えど浮かぶ笑みを隠せなかった。
 言葉が進むに連れて仏頂面になり、あんなに泣いたというのにまた目を赤く腫らせて。
 その涙が、それを浮かべさせた心の動きが、禊に取っては何よりの……幸せの片鱗だった。
「――だから、わたし最初に聞いたじゃない。どうしてそんなにわたしに尽くしてくれるのって、わたしちゃんと聞いたじゃない……!! 禊はなんて答えたか覚えてる? 禊は、わたしが巫女だから……巫女だから、禊だからって言った。そういうものだからって。――全然違うじゃない、ばか、嘘つき」
「……申し訳ありません」
せっかく新調した厚い打ち掛けは、もうその袖を涙に濡らして色を変えてしまっていた。
 神依は悲しんでいるのか怒っているのか自分でもわからない涙をこぼし、禊と、ずっとその傍らにあって支えてきた童を問い詰める。
 それはもう、本当に手遅れだとわかってはいたが……そうせずにはいられなかった。
「童も知ってたんだよね?」
「うん。……特に一ノ兄は、今まで付いてた巫女さんが全部高天原に召し上げられてるから……もう何度もそれを繰り返してて、可哀想なんだよ。だから俺は、神依様だったらいいなって」
「……なんで……」
「……」
もはやぬぐうことすら放棄された顔に、禊は小さく息を吐き手拭いを取り出し神依に差し出す。
 しかしそれで余計に涙を増やした神依は、そのままの顔で禊を責めた。
「……どうして、最初に言ってくれなかったの。そしたら、わたしだって――」
「……」
それだけ言うと神依は涙をぬぐい、鼻をすすり、それでも真っ赤な目をしながら睨むように禊を見上げる。
 知らないところで、本当に自身の人生を懸けて生きていた名すら持たない青年。それが神依には痛々しくて、たまらなかった。けれどもだからこそ、受け止めなければならなかった。
 反面、禊の方はもう憑き物が取れたようにすっきりとした顔をして……そのぶんを神依に背負わせてしまったことは否めないが、それも含めて支えていけばいいとさえ思っていた。
 そしてかすかに笑みを浮かべると、その心に違わぬ穏やかな声で、ゆっくりと神依の問いに答えた。
「……あの日貴女が、御令孫の羽織に包まれていたのを見た瞬間、理解したからです。今度もまた、この巫女は神に拐われていくのだろうと。そして今度の神は、もはや私が抗えるようなお方ではないと」
「それ……最初から」
「はい。そしてその予想どおり……あの神は貴女を求め、貴女もその度に見事、神に応えてみせました。巫女としても、一人の女としても、貴女は御令孫の御心を惹きつけ、依せてしまわれた。……そうして貴女という原石が少しずつ磨かれていく様は……私には本当に、喜ばしくも、腹立たしくもありました」
「……」
「そして貴女はお気付きではなかったかもしれませんが……そうやって彼に応えていくたびに貴女もまた、御令孫を神として、そして一人の男として見出だし、その淡いお気持ちを寄せていかれた。ならばまず巫女の幸せを願うのは、禊として当然の心の働きでしたので。それに何より……貴女はひどく不器用で、お優しい方でした。私のことを気になさりながら御令孫の御心を開くような立ち回りなど、とてもできなかったでしょう。伍名様の酒を飲むこともためらったはずです。ならば私は最初から……ひねくれ者の従者でいた方が、気が楽だったのですよ」
「……っ」
ぬぐったはずの涙があふれて、また止まらなくなる。
 この青年は、一体どこまであまのじゃくだったのだろう。そして平気そうな顔をして日々神依の世話をし、舞の稽古を見て、飴を包んで、日嗣に傘を差し出して、櫛を掛けていた。
「ばか……ばかじゃないの、ばかじゃないの……そんな……っ」
「ゆえに、私は一の位を戴いているのです。すぐに諦め、心を閉ざし、何も変わろうとしない。それに私には……一ノ弟のような特別な才もありませんでした。だからずっと自信もなくて、溜めた想いを吐き出す勇気すら持てなかった。そんな馬鹿な禊だったから、巫女は皆愛想を尽かせて離れていってしまうのです」
 一ノ兄、と小さく呟く童の声に、神依は今度こそ立ち上がり禊の体に抱きついた。
「――ばかぁ……っ!」
「……神依様」
相変わらず幼い罵り言葉しか知らないまま抱きついてくる主に、禊は御霊祭の後のように優しくその背をなでる。
 膝立ちで、母親が子供を抱くように胸元に抱き寄せられて、その高みにあって無条件に涙をこぼしてくれることが……愛情の欠片を見せてくれることが、今の禊にはこの上ない……極上の喜びだった。
「……一時は神々を恨みました。ですが、伍名様はそんな私にも慈悲を与えてくださいました。あのお方が大地の神と言うなら、私はこれから先も貴女のために、その土に額を擦り唇を触れさせましょう。
……ですからどうぞ、貴女は貴女の想う方の元へ、秋津のように駆けていって下さい。私はあの稲穂の神がいてくれるまで、何百年何千年でも貴女を待ち続けます。……そしてここまで申し上げたのですから、駄目だったときは責任を取って潔く、私の伴侶となって下さい」
「……ばか……」
不意に口調がいつもと同じ皮肉めいた物言いに変わって、神依は思わず笑ってしまった。それでも涙はこぼれてきて、背の手に甘えてこぼせるだけの涙をこぼす。まぶたが熱くて、じんじんとする。
 本当は自分が抱きしめていたはずだったのに、それはいつしか逆転して、いつもと変わらぬ位置になっていた。
「……そしたらさ、神依様……俺もついてって、いいかな」
「童――いいに決まってるでしょう。おいで」
 不意に、遠慮がちに挟まれた幼い声に、神依は泣き笑いのおかしな顔をして、その小さな体も抱き寄せた。童は照れ笑いを浮かべながらも、神依と禊の間に入って嬉しそうに頷く。
「一ノ兄の稼ぎだけじゃ、不安だもんな」
「……お前の食いぶちの方が高くつく」
「ふふ。――そうだ、ちょっと待ってて」
 神依は今度こそぐっと涙を拭うと、満面の笑みを浮かべて部屋の隅に置かれた小さなひつへと向かった。
「神依様?」
それは禊や童も手を触れない、神依だけの宝物入れ。とはいえ、時折あの子龍がその回りをちょろちょろ走り何とか開けようと試みているので、ばらけた玉飾りや御霊祭の日に拾い集めた水晶が入っているのだろうと禊は思っていた。それこそきっと、その子龍が産み出した輝石もあるに違いない。
 神依はさらにそこから小さな小さな紙の箱を取り出し、禊と童の前に持ってきた。禊にも見覚えのある、少し前に空けた菓子の箱。
「二人とも、手を出して」
「姉ちゃん――できたの?」
「まだ途中。でも、もう結んじゃうね」
「……」
何か訳知り顔な弟分に禊が怪訝そうな顔を作れば、主はその箱の中から隅に寄せられた一本の紐飾りを摘まみ取り上げた。その傍らには真新しい糸の房や、穴の開いた水晶のさざれが散らばっている。
「それは――あの龍神の?」
「そう。童に頼んで穴を開けてもらったの。糸も、ちゃんとみんなで紡いだんだよ。鼠軼様と鼠英様が手伝ってくださって、千切れちゃったときは蜘蛛の女神様が繋いでくれたの。だから、すごく丈夫な糸ができたんだよ。それで、紐に編んだのはわたし」
「教えたの俺だけどな」
「いいの! ……きつくない?」」
「……はい」
禊は左手首に結ばれたその紐飾りをじっと見つめる。
 角が落とされ、玉水のようにふっくらとした水晶が編み込まれた……ただそれだけの、素朴な細い紐飾り。
「童も」
「なんか短くない? 俺すぐでかくなるよ」
「そしたら作り直してあげる」
そして嬉々として童の手にもそれを結ぶ主を見て、禊はようやく理解した。
 箱の中にはもう一本、きっと一番はじめに作ったのだろう――自身の手首にあるものより見栄えのよろしくないものが残されている。
 禊がそれを取れば、神依は打ち掛けと寝着の袖を捲りずいっと自らの手を伸ばして見せた。
「おそろいなの。結んで」
「……はい」
禊は頷くと、一度自らの手首にあるものをほどき、それを神依の手首に結ぶ。そして残った下手くそな飾りを、再び神依に差し出した。
「禊――」
「貴女にこのような無様なものを身に着けさせるわけにはまいりません。……どうぞ、貴女様がもう一度」
「一ノ兄は、姉ちゃんが一番最初に作ったのがいいって」
「……本当、ばか」
 せっかく綺麗にできたのを選んだのに、と文句を言いながら神依は再び禊の手を取る。
 細く小さな、それでも……断ち切り難い、手枷。賢い従者は、きっとそれももうわかってくれているのだろう。
「……これを作るのに、夜更かししていらっしゃったのですね」
「うん。……日嗣様や猿彦さんが来るようになってから、禊がわたしから離れていたの、知ってる。それが……本当はすごく嫌だったの。本当は……わたしは禊とか巫女とか、神様とか関係なく、みんなで一緒にいたかったから。だからこれはそうなれるように、みんなで作ったお守り。仕事には邪魔かもしれないけど……大事にしてね」
「……」
それに答える代わりに、禊はもう一度だけ優しく神依を抱きしめる。
 これで最後だと、そのやわらかさを身体全体で感じて。
 神依もまた、無償の愛情を忘れないようにその温もりを頬に感じて。
「……進貢には、やっぱり一緒に行って。わたし……もう、自分が変だなんて思わない。人の目なんて気にしない。あなたや童が、それでもわたしを大事にしてくれたから。……今度は、わたしがあなたたちを護れるくらい強くなる。悲しい思いをさせないくらい、ちゃんと生きてみせるから」
「はい」
その短く力強い返事に、神依は一つ頷くと顔を上げ……禊の傍らに座り直すと、神々にするように深く深く頭を下げた。
「……本当にありがとう、禊。それから……ごめんなさい」
「……いいえ。私は本当に、最後に良き主に巡り会えました。それはきっと、伍名様でさえ語りおおせない、奇跡に恵まれたえにしだったのでしょう。……それから最後ついでに一つ、よろしいでしょうか」
「なに?」
「禊はそういう役目ゆえ、実は奥社にいる間に私にも選ぶ権利がございました。ですが私はそれをしなかった。……それが私の黙っていたことすべてです」
「うん……嬉しい」
神依はにこりと笑う。

***

 そうしてようやく、その長い長い夜は明けていった。
 深夜からの薄い雨は明け方まで続き、また少しずつ季節の色を変えていく。
「…………」
そして新たに増えた小さな小さな兎の神は、その雨を避けるように縁側の下に潜り込み、ずっとずっと、新たな家族となる人間たちの話に耳をそばだてていた。
 その隣には、何も言わずただ嬉しそうに笑む鼠軼がいて――兎神も、聞こえてきたたくさんの優しい言葉に、仲間たちからいじめられてついた傷が少しずつ痛くなくなっていくような気がした。
 伍名様の言うとおり、ここにきて良かったかもしれないと思った。
 やがて、静かに家の灯が消える。
「…………」
空が明るくなったら、あの巫女は自分にも優しい言葉をかけてくれるだろうか。この傷を、労ってくれるだろうか。
 小さな兎は寒さに負けないようあの取れたての綿のように丸く身を縮め、そんなことを思いながら目を閉じた。本当はちょっと眠かった。
「……」
目を閉じればそこは暗闇で、長い長い夜がまた来たような気がした。
 そういえば、月の世界にも兎がいるという。さっきの空はそんな月と雨と、怖いのと優しいのが混ざったような、変な天気をしていた。
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