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6話

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 兄の怪我は幸いな事に大した事は無く次の日にはギブスはしていたものの退院して、松葉杖をして歩けるくらいだった。

 ほっと一安心したので、ハジメ連絡した。その日は日曜日でしたので、待合わせをして、デートする事になった。

 近所の公園に行くだけだったが、ワクワクしながら出掛けた。適当な芝生に背中を付けて座り暖かな日差しの元で他愛ない話をした。それでも、すごく楽しくて笑顔が溢れた。

 ハジメがトイレに行くというのでついて行った、周りをキョロキョロと見回して、障害者用トイレに入ると鍵を閉めて抱き合った。

 お互い息を荒くしてお互いの唇を貪った。舌を絡めて、糸を引きながら口を離すと首を舐めはじめた、声を押し殺し自分の声を両手で押さえた。

 いつの間にかシャツを脱がされて乳輪を回す用に舐められて、甘噛みされるとビリビリと全身に電流が流れた様になる。

 暫く舐め回したあと僕のベルトを外した、ゆっくりとズボンを降ろし始めた。

 焦らすようにゆっくりと、僕の膨らみを撫でるハジメ。ゾクゾクとする快感を抑えるのに苦労した。

 いよいよ、パンツが降ろされるその時
!外から声が聞こえた。

ピタッと動きが止まり、外の声に聞き耳を立てる。外から聞こえる声は次第に多くなり、流石にこのままでは不味いと思った僕達は、服をちゃんと整えてさも僕が気分を害したような演技をしながら外に出て、公園を後にした。

 公園から離れた所で演技を辞めて二人で笑いながら駆けていった

 また最後まで出来なかったけど
まだまだ僕達には時間がある

 焦るな焦るなと、お互い笑いながらチャンスを待つ二人だった
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