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性欲ない?
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「また負けた~」
あのネタバラシの後から正真正銘のオセロ対決が始まった。
結果は僚太が負けなしで勝ち続けている。
もう5回ほどしているが毎回危なげなく僚太が勝っている。
これは僚太が強いのではなく凛花が弱すぎるというところからの結果だろう。
証拠に彼女はまだ一度も角を取れていない。
「もう一戦しよ」
そろそろ飽きてきた僚太は自分が負けないと終わらないことを察してわざと負けることにしたのだった。
◆
僚太の手の抜きぐわいは完璧で僅差で負けるという神調整を見せた。
彼はもう少し余裕をもって負けるつもりだったのだが、想定よりも凛花が弱すぎてこの結果となった。
逆にこれくらい僅差の方が手を抜いたことはバレにくいだろう。
「やった~、かった~!ねえ、もう一戦しよ?」
・・・・・・負けた意味がなかっただと?
「まだするの?」
「次にすることの提案が出来るならやめても良いよ?」
やめたいなら代案を出せというわけか。
・・・・・・・・・あ、これならアリだな。
「寝る準備をしておくのは?」
「・・・・・・?こういう時は寝ないものじゃないの?」
なんなんだ?その修学旅行のノリは。
「途中で寝落ちして朝寝坊したらどうするんだよ?」
「もう一泊する?」
「もう一泊したら学校に行けないだろ?」
そこまで言うと凛花は渋々といった感じで頷き布団を出すことになった。
◆
食事をした机(食事後に空になった食器は宿の人に持っていってもらった)を挟んで二つの敷布団が並んでいる。
「私は別に隣でも良かったんだよ?」
この部屋は敷布団を二つ並べられるスペースはあるが僚太があえてこうしたのである。
「普通に高校生の男女が一緒の部屋で寝るのが結構な問題行動だと思うんだけど」
根本的にみればそこからおかしい。
しかも、恋人ではないという点で更におかしくなっている。
「私たちは特別ってことで良いじゃん」
・・・・・・どこが?
ツッコミたいがそれはなんとか抑えた。
「はぁ、とりあえず自分の布団で寝ること。これは絶対な」
「私なんでもお願いできる券があるから・・・・・・」
「こればっかりはダメだ」
「なんか、女子みたいに徹底してるね。もしかして僚太くんって性欲ない?」
あるわ!
恥ずかしくて声には出せないが心の中でそう反論する。
そもそもないならここまで徹底しない。
それに銭湯で聞いたあの言葉が嫌にずっと頭の中で響いている。
変な気を起こさないためにも近くで寝ない方が良い。
そう考えた僚太は用意した布団の上に座るのだった。
あのネタバラシの後から正真正銘のオセロ対決が始まった。
結果は僚太が負けなしで勝ち続けている。
もう5回ほどしているが毎回危なげなく僚太が勝っている。
これは僚太が強いのではなく凛花が弱すぎるというところからの結果だろう。
証拠に彼女はまだ一度も角を取れていない。
「もう一戦しよ」
そろそろ飽きてきた僚太は自分が負けないと終わらないことを察してわざと負けることにしたのだった。
◆
僚太の手の抜きぐわいは完璧で僅差で負けるという神調整を見せた。
彼はもう少し余裕をもって負けるつもりだったのだが、想定よりも凛花が弱すぎてこの結果となった。
逆にこれくらい僅差の方が手を抜いたことはバレにくいだろう。
「やった~、かった~!ねえ、もう一戦しよ?」
・・・・・・負けた意味がなかっただと?
「まだするの?」
「次にすることの提案が出来るならやめても良いよ?」
やめたいなら代案を出せというわけか。
・・・・・・・・・あ、これならアリだな。
「寝る準備をしておくのは?」
「・・・・・・?こういう時は寝ないものじゃないの?」
なんなんだ?その修学旅行のノリは。
「途中で寝落ちして朝寝坊したらどうするんだよ?」
「もう一泊する?」
「もう一泊したら学校に行けないだろ?」
そこまで言うと凛花は渋々といった感じで頷き布団を出すことになった。
◆
食事をした机(食事後に空になった食器は宿の人に持っていってもらった)を挟んで二つの敷布団が並んでいる。
「私は別に隣でも良かったんだよ?」
この部屋は敷布団を二つ並べられるスペースはあるが僚太があえてこうしたのである。
「普通に高校生の男女が一緒の部屋で寝るのが結構な問題行動だと思うんだけど」
根本的にみればそこからおかしい。
しかも、恋人ではないという点で更におかしくなっている。
「私たちは特別ってことで良いじゃん」
・・・・・・どこが?
ツッコミたいがそれはなんとか抑えた。
「はぁ、とりあえず自分の布団で寝ること。これは絶対な」
「私なんでもお願いできる券があるから・・・・・・」
「こればっかりはダメだ」
「なんか、女子みたいに徹底してるね。もしかして僚太くんって性欲ない?」
あるわ!
恥ずかしくて声には出せないが心の中でそう反論する。
そもそもないならここまで徹底しない。
それに銭湯で聞いたあの言葉が嫌にずっと頭の中で響いている。
変な気を起こさないためにも近くで寝ない方が良い。
そう考えた僚太は用意した布団の上に座るのだった。
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