平凡な高校生活を送る予定だったのに

空里

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マジック? 2

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またもや僚太(CPU)の番が回ってきたため今度は先程よりも高い所に手を出しタイミングを合わせて人差し指を動かす。
凛花はまだトリックが分かっていないようで不思議な顔をしながら僕とスマホの画面を交互に見ている。
「どうやってるの?」
「マジックだって」
どこまでこれ通じるのか試してみたくなりその設定を貫き通すことにする。
「トリック教えてよ~」
そうねだってくる凛花により一層僚太のイタズラ心は大きくなっていく。
「じゃあ次の僕のターンで僕の声に合わせて人指し指を動かしてみて」
「このターンじゃダメなの?」
やっぱりそこを指摘するよな。でも、それを見越してこの提案をしている。
「それだと僕が思いどおりの所に置けちゃうよ?」
嘘である。だが、今までの状況を僚太側がCPUだと知らない状態で見た場合それで納得してしまう。
「それはダメだね」
このように。
思いどおりの回答に笑いそうになるのを堪えて凛花の手を待つ。
話している間にある程度は考えていたようですんなり僕のターンが回ってきた。
何も言わずに手を出している凛花を見てその指示をするのを忘れていたなと思いつつ言わずともそうしてくれた凛花に感謝する。
3、2、
「はい」
指が動くまでのタイムラグを考慮し少し早めに合図を出す。
すると指が動いた瞬間画面も動き出す。
本当のベストタイミングだったようだ。まるでリズムゲームでフルコンボを達成したような達成感と高揚感が自分の中で渦巻くのを必死に隠す。
「凄いね」
それを知らない凛花はキラキラとした眼差しで僚太を見つめていた。
それに今度はイタズラ心がすんとなくなり罪悪感が大きくなってくる僚太。
その罪悪感に耐えられなくなった僚太は次のターンでネタバラシをしようと心に決めた。



凛花のターンが異様に長く感じたが、ようやく僕のターンが来た。
僕は手もなにも出さずにただ3秒を待った。
「え?どうやったの?」
どうやら凛花はこれでも気がつかないらしい。
しょうがないため画面の端に書かれているCPUの所を指で指す。
「CPUって何?」
CPUを知らなかったのか。そりゃ気づかないわけだ。
最近パズレンをしてるからゲームをしてなさそうというイメージが消えていたが元々そういうイメージを持っていた。それはほぼ確実だったようだが、それにより更に罪悪感が増していく。
「コンピューターが操作するってこと」
「そんなのがあるんだ。いつからそうなってたの?」
「初めから」
「もう、言ってくれたら良いのに!これはあれだね」
何だ・・・・・・?
・・・・・・・・・まさか・・・
「なんでもお願いできる券をもらわないといけないね」
やっぱり・・・・・・
避けようとしていたのにイタズラ心のせいでまた与えてしまった。
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